【レビュー】瀬戸内国際芸術祭2022に行ってみた(小豆島)

春会期終了間際の平日5月17〜18日に瀬戸内国際芸術祭2022開催中の香川県小豆島&豊島に行ってきました。1日目は小豆島会場です。なお、瀬戸芸パスポート等の情報は直島編を参照ください。

瀬戸内国際芸術祭2022全体のざっくり解説はこちら。

大島・女木島・男木島編

与島・沙弥島編

豊島編 直島編

アクセス

岡山市内から小豆島へは、新岡山港からのルートと、宇野港からのルートがあります。今回は乗り換えが便利そうな宇野港ルートをチョイス。7:40岡山駅発のJR宇野線で8:25宇野駅着。海路は8:40宇野港発、豊島経由で9:40土庄港着のルートです。

8:40発の便は、小豆島豊島フェリー小型旅客船です。フェリーとは乗り場が異なるのでご注意を。駅から旅客船乗り場までは徒歩5〜7分程度です。

船内は窓際にコンセントとUSB端子があるのはうれしいですね。この日はガラ空きでした。

setowaパス

ちなみに、岡山駅から小豆島、香川を旅行するならJR西日本setowa岡山香川ワイドパスという周遊パスもあります。3日間有効で3,500円。新岡山港発の両備フェリー限定ですが小豆島へのフェリーも使えます。岡山駅〜小豆島へのバス・フェリー料金が片道1,400円、池田港〜高松港へのフェリー料金が700円、高松駅〜岡山駅のJR料金1,550円で計3,650円なので1泊2日で使うには微妙かな。2泊3日でどこか寄るところがあるなら少しお得かも。

移動手段

小豆島はそこそこ大きな島で、関東だと川崎市、関西だと堺市よりちょい大きいぐらいの広さです。起伏もあるので島内移動は車がおすすめ。今回はオリックスレンタカーでコンパクトカーを借りました。前日予約でしたが、残り1台しかなかったです。小豆島にはレンタカー会社は複数ありますが、ネット予約に対応しているお店が少ない。大半が電話予約になります。ただ、地元レンタカー会社のほうがガソリン代込みでオトクみたい。

瀬戸芸観光するなら、フェリーのりばとかに置いてる無料冊子がおすすめです。瀬戸芸の展示が島ごとにコンパクトにまとまってます。地図も詳しい。公式ガイドブックやアプリより見やすいです。PDFでダウンロードできるとうれしいですが、見つからなかった。

昼食

朝抜きでお腹減ってたのでまずは昼食を取ることに。11時の開店に合わせて、目指す三都半島手前の池田麺食堂さんへ。小豆島といえば手延素麺が名物ですが、こちらのお店は手延素麺の製法で作ったこびきうどんを提供しています。

お店はセルフ形式。台上の天ぷらなどをお盆に乗せて、レジでうどんを注文してお会計します。うどんは出来上がったらテーブルまで持ってきてくれるスタイル。

肉ぶっかけうどん(冷)を注文。讃岐うどんとは違った細麺のつるつるしたのどごしが特徴です。おいしかった。

三都半島

では、アートめぐりスタート。まずは三都半島から。ダイダラウルトラボウ。流木で制作した巨大なウルトラマンぽいオブジェ。高松港に着いたときは曇り空でしたが、天気も良くなってきました。ツーショットが映えますね。

ヒトクサヤドカリ。空き家にヤドカリが住み着いてしまったようです。こちらもインパクトあります。

潮耳荘。潮の音を建物内で聴くことができます。三都半島は作品が点在しているので、車+徒歩での移動になります。写真撮りながらのんびり回っていたのでトータルで2時間半ぐらいかかりましたかね。

NHK高松放送局の瀬戸内国際芸術祭番組でののんちゃんの写真が印象的ですね。こんなポーズで写真撮ればよかった…。

醤の郷

草壁港へ移動。港近くのジェラート屋さんMINOLI GERATOで休憩です。

ジェラート3種盛。しょうゆクランブル、柑橘ヨーグルト、レモンジンジャー。どれもうま。

醤の郷へ。この地域は醤油蔵がたくさんあり、醤油会社の社長さんがアート作品の制作現場を提供しています。駐車場に車を止めて徒歩での移動。まずはオリーブのリーゼントへ。写真の建物が制作現場です。

リーゼントのカツラを貸してもらえます。5つぐらい置いてたかな。道をはさんだオリーブ畑に作品が。

駐車場方面に戻って、ジョルズ・ギャラリーへ。こちらは入場料が別途500円必要です。瀬戸芸パスポートは使えません。裏手の醤の郷現代美術館も別途1500円が必要です。ご注意を。

カメラの位置をうまく合わせると真円になります。ちょっとズレてますね…。現代美術館は飛ばしましたが、それでも指定駐車場からの徒歩移動になるので1時間ちょいぐらいはかかりました。

田浦

二十四の瞳ゆかりの田浦港は、映画村の近くに愛のボラードが。オリーブのリーゼントと同じ作家さんです。

ちょっと曇ってきましたが、記念撮影を。

坂手港

坂手港にはヤノベケンジの作品が2点。倉敷の大原美術館・児島館にもヤノベ作品が展示されているので、岡山県民には馴染み深い。

美井戸神社ビートたけしとの共作で、美井戸(びいと)のダジャレです。後から知りましたが20分おきに口から水が吹き出すらしい。見逃した…。

時刻は16:30、レンタカーが18時返却なのでこのあたりが限界かな。ということで土庄港へ。30分弱ぐらいの道のりです。のんびりスタートでしたが、やはり1日で小豆島はきついですね。寒霞渓も含めた全作品見て、オリーブ公園エンジェルロードも回るなら1泊2日がよいかな。まあ、急いで回れば1日でも回れます。

宿泊

この日の宿泊は、土庄港から車で10分ぐらいの西浦地区にあるペンション、サンセットコーストへ。電話するとおばちゃんが車で迎えに来てくれます。食事なしの素泊まりで5,000円。

ツインのお部屋。ユニットバス付です。シングルの部屋は廊下にあるバス・トイレ共用みたい。タオルと歯ブラシは置いてますが、パジャマ、その他アメニティ類は無いのでご注意を。テレビも無いです。WiFiは階段のあたりまで行けばつながる。携帯の電波は届くのでご安心を。

この絶景があれば何も要らない。

屋上に出てお酒飲みながら夕日見れます。アルコールとつまみ、あと5月はまだ肌寒いので上着持参がおすすめ。

総合評価☆☆☆☆☆

小豆島は子供の頃、海水浴で何度か連れてきてもらってましたが、港から民宿直行だったので、こんな広くて、そこそこ街だとは知らなかった。コンビニはもちろん、飲食店などお店は普通にあるので他の離島みたいな不便さは感じないです。

今回は寒霞渓とかまで行けなかったので、1泊2日でのんびり回るのがおすすめですかね。もしくは、1.5日を小豆島、半日を豊島とか。瀬戸芸では、北部の福田や北浦、山の上にあってアクセスに手こずる寒霞渓を入れるかどうかがポイントになるでしょう。

朝イチで土庄港から北部の肥土山中山北浦福田岩谷とめぐり、醤の郷坂手田浦寒霞渓三都半島と回れば1日でも見れるかな。小豆島観光はエンジェルロードの干潮時間に縛られるのでなかなか旅程組むのが難しいです。1日で回るにしても、小豆島への前泊か後泊を組み込んでおいたほうがいい。

あと、展示は屋外作品がメインで2022限定の作品も少ないので、ゆっくり見るなら瀬戸芸期間を避けるのも手かなと。秋になったらまた来たい。

大島・女木島・男木島編

与島・沙弥島編

豊島編 直島編

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