【レビュー】昭和精機工業 パネルヒーター SP200 を買ってみた


ウズラ飼育用に園芸用のパネルヒーターを買ってみたのでレビューです。昭和精機工業のSP200という製品で、Amazonで6,600円(税込)です。

商品概要
仕組みは簡単です。電気ヒーターで暖めアルミパネルから放熱し、ケース内の温度を上昇させます。ファンなどは搭載されていないので音も静かです。自然対流で空気は循環します。構造的にはオイルヒーターとかと同じですね。

電気代はフル稼働で1時間4.8円(メーカー公表値)で、別途、温度制御用のサーモスタットを併用すればさらに安くなります。今回購入したのは200ワットのモデルですが、150ワットや250ワットもラインナップされています。

なお、園芸用なので、建前上はペット飼育の用途では使えないことになっていますが、実際のとこは特に問題はありません。

使用方法
今回は生まれたばかりのウズラのヒナを保温する用途で購入しました。ウズラのヒナ飼育は38度と室温をかなり高めにしなければいけません。よって、大きめの育雛箱で飼育する際は、そこそこパワーのあるヒーターが必要になってきます。

使い方は簡単です。スイッチ類はありませんから、コンセントにつなげて本体をセットするだけ。60センチ水槽にセットしてみましたが、デカいだけあってどんどん温度上がっていきます。あっという間に40度オーバーで50度近くにまで上がります。

さすがに、これでは温度が高すぎるということでマルカンのサーモスタット ミニマルサーモ 鳥用 HD-1 を取りつけ。温度を38度にセットすればオッケーです。

マルカンのサーモスタット HD-1

放熱板(アルミのパネル)自体は結構な高温になるので、直に床面に置くと暖を取りに寄ってきたヒナが放熱板の中に首を突っ込みそうになります。ヒナが触れないように設置方法を工夫しないといけません。缶の上に置くことで解決しました。

やけど防止のためフルーツ缶の上に設置

ヒヨコ電球との比較
ペット用のヒーターとしては、ヒヨコ電球が有名です。ヒヨコ電球のメリットとしてはオンオフで加熱を制御しやすいので、サーモスタットとの相性がいいところです。

ヒヨコ電球であればスイッチオフで発熱はすぐに止まりますが、パネルヒーターではスイッチオフになってもしばらくはアルミパネルからの発熱が継続し、温度が上昇を続けます。よって、温度が上がりすぎないようヒーターとサーモスタットの温度設定、通気口の配置など、全体的な温度制御が面倒です。


一方、ヒヨコ電球のデメリットとしては、一般的な電球同様に寿命があり、突然玉が切れます。そうなると育雛箱のヒナが全滅する可能性もあるのがデメリットです。この点はパネルヒーターのほうが構造が簡単で故障率が低く、長く使えるというメリットがあります。電気代についてもパネルヒーターのほうが安いですね。

総合評価☆☆☆☆☆
大きめの育雛箱でも使えるパワーがあって、電気代も安く済むので気に入っています。成鳥になれば必要なくなるので、そのまま園芸用のヒーターに転用できるのもいいですね。文句なしの星5つ。

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