【新製品】4,800万画素ソニーIMX586センサー搭載スマホが中国メーカーから


今年7月に発表のあったソニーの4,800万画素カメラセンサーIMX586搭載の第1号機が中国のUMIDIGIというメーカーから発売されるようです。発売が計画されているのは、同社のフラッグシップモデルとなるスマホ「UMIDIGI S3 PRO」です。


ソニーIMX586センサーは、業界最多となる4,800万画素のスマートフォン向け積層型CMOSイメージセンサーです。センサーサイズは1/2型。世界初0.8μmの微細画素サイズを実現。夜景など低照度で撮影する時は、隣接する4画素の信号で画素サイズ1.6μm(1,200万画素)相当で感度を高めノイズを低減する仕組みです。日中屋外ではイメージセンサーの独自の信号処理機能で配列変換して4,800万画素相当に。これで日中の高解像度と、低照度時の性能の両方を実現するという仕組みです。



Umidigiは中国の新興スマホメーカーで、ハイスペックで安価なスマホを販売していることで注目を集めています。S3 PROはIMX586を搭載する初のスマホになります。


S3 PROでは、4,800万画素の静止画撮影をはじめ、4K 90fps、最大250fpsのフルHD、480fpsの720pの動画を記録できます。発売されれば、Huawei P20 Proなどの4,000万画素を超え、スマホのカメラセンサーとしては最高画素です。


アウトカメラには、メインのIMX586センサーと、サブの1,200万画素センサーを搭載しています。おそらく2台目は望遠レンズになるでしょう。SoCには台湾Mediatek Helio P70が採用されています。メモリ8GB、ストレージ128GBで、バッテリーは5,150mAhとかなり大きな容量です。指紋認証は背面にあります。




ディスプレイは水滴型ノッチで、6.3インチ2,340×1,080のIPSパネルを採用。2,000万画素インカメラを備えます。デュアルナノSIM対応で、マイクロSDカードスロット、3.5mmオーディオジャック、USBタイプCなどとなっています。

現時点では価格は不明ですが、安価なIPS液晶やMediatek製SoCを採用していること、旧モデルのS2 PROが299.99ドルで販売されていることを考慮すると、500ドルを超えることはないでしょう。300ドル代になるかもしれません。発売は2019年第1四半期の予定です。

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