とはいうものの、自宅周辺は飛行禁止区域なので、花見も兼ねて自転車で区域外の旭川河川敷へ行ってみることに。
【準備するもの】
はじめてのドローン飛行。ドローン本体のほかにもいろいろと準備しておくとよいものがあるので紹介しておきます。
①ゴーグル、手袋、ヘルメット
人がいないところで飛ばすこと前提で、他人への配慮はできるのですが、意外と忘れがちなのが自己防衛です。操縦する本人もヒトなのでしっかり対策してください。特にプロペラはプラスチック製とはいえそこそこの強度で激しく回転しています。万が一、顔などに当たると思わぬ大ケガをする可能性もあります。
ということで、最低限の防護策として目を守るゴーグルと手袋ぐらいは身につけておくと安心です。服装もプロペラ当たってケガしないよう肌は露出させず、顔もマスクやヘルメットをつけておいたほうがよいかと。特に小さなお子さんを連れて遊ぶときはしっかりと対策を!
今回購入したHS720は、オモチャとはいえ400グラムの物体。時速35キロでプロペラ回転させながら飛んでくるので、このあたりはしっかり対策してください。でないと、こんな目にあいますよ〜。
②予備バッテリー
HS720は比較的飛行時間長いとはいえ、バッテリー1本で26分ぐらい。満喫しようと思ったら予備バッテリー2本ぐらいは用意しておくといいです。ただ、Amazonに在庫が無いんですよね…。あと、コントローラー用の予備単3電池✕2本も忘れないように。
③マイクロSDカード
動画や写真保存用ですね。特に説明はいらないかと。容量は64〜128GBぐらいが適当です。後述しますが、読み込み不良とかあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
④スマホ
スマホなしでも飛ばすことはできますが、やはりあると便利です。ということで、スマホに「Ophelia GO」というアプリを入れて出発!
【ドローン初飛行】
今回、ドローンの初飛行場所に選んだのは、自宅から一番近い規制区域外の場所。岡山市の旭川河川敷広場です。地図を見たところ御野浄水場の東側が規制区域外ぽい。
ここから北側の河原が規制禁止区域外になります。陸と河川との間に樹木が茂ってるのは想定外。そして、あいにくの天気。
直置きだとプロペラに草が絡まるのでケースを土台にしてみました。
あとは、説明書どおりに①コントローラーの電源オン→②ドローンの電源オン→③スマホペアリングできたら、ロックキー長押しでロック解除。離着陸ボタンを押せば離陸します。結構な迫力。
操縦は思っていたよりは簡単でしたが、前後左右の感覚がいまいち掴みにくいですね。使っていくうちに慣れるのかな?
録画はコントローラーのボタンを押すと、ドローン本体にセットしたMicroSDカードにビデオが録画されるはずですが…、SDカードとの相性問題か、正しく認識されず。スマホ側での録画になりました。よって画質がかなり悪いです。このあたりは後日新品のSDカードで試してみます。
画質はさておき、やはりジンバル非搭載だとブレが目立ちますね。となるとジンバル搭載のOSMOが欲しくなる…。
【SDカード認識されない問題】
さて、初飛行の場では認識されなかったSDカードですが、AmazonでSanDisk microSDXC ULTRA 128GBを注文。届いたので装着してみたところ、こいつも認識されない…。アプリ上では0/0MBと表示され、フォーマットを試みるもウンともスンとも。新品なのに…。
仕方ないので最終手段。ノートPC(Windows)でフォーマットしてみることに。アダプター経由でSDカードスロットに挿入し、exFATでフォーマット後、HS720に挿入すると無事認識しました。これで、録画ボタンを押すとドローン本体のSDカードにきれいな画質で保存できるようになりました。やれやれ。
【SDカード入れて撮影】
SDカードが使えるようになったので、天気の良い日に改めて撮影してみました。動画をYouTubeにアップしたのでご確認ください。画質はかなり期待はずれですね。
【使い勝手は】
使ってみて気づいたことをいくつかメモしておきます。まず、トイドローンということですが、製品の質感は安っぽさを感じませんね。結構しっかりした印象。何度か墜落させましたが、特に不具合は起きていません。
バッテリーのもちもいいです。1本でもそこそこ遊べます。コンパクトに折り畳めて、ショルダーバッグに放り込んでおけるサイズ感はいい。200グラム以下のドローンと比べて重量もあり、ブラシレスモーター搭載で安定度も高いです。少々の風なら気になりません。ドローンとしての完成度は高いと思います。
難点はやはりカメラ周りでしょうか。コストカットの影響がモロ出てます。4Kカメラということですが、センサーはおそらく中国製アクションカムやドライブレコーダーなどにも搭載されているOmnivisionのOV4689かと。2Kセンサーをソフトで補間しているため、リアル4Kカメラと比べると画質は落ちます。PCのモニターで見ても大したことない。
最大の弱点は、やはりジンバル非搭載な点。上の動画を見てわかるとおり画像がけっこうブレるのが気になりますね。あと、カメラが超広角ゆえに、端っこの歪みがかなり目立つのと、プロペラの映り込みが生じる点もザンネンなポイントです。
左端の電柱が曲がってる
プロペラの影も気になります
そのほか、バッテリーの充電にけっこう時間を要するのもバツ。充電器はバッテリー2本セットできますが、1本の充電が終わってから2本目を充電するのでかなり時間かかります。複数バッテリー使うなら充電器2個買うのが正解です。USB Type-C直挿しで充電できると良かったんですけどね。
【評価(ドローン)☆☆☆☆★】
【評価(カメラ)☆☆★★★】
評価は難しいですねえ。Amazonセールで2.2万円で買えたので、お得感を感じてしまいますが、通常価格(2.9万円)だと、もう少しがんばってジンバル搭載したMAVIC mini買ったほうが幸せだと思います。
とはいえ、入門用トイドローンとして、操縦を楽しみたい人なら、ブラシレスモーターやGPSを搭載したHS720は十分満足できる内容です。多少の風が吹いても流されることもなく、ドローンの性能としては星5つ付けていいでしょう。
ただ、写真や動画をバシバシ撮りたいという人は正直物足りなさを感じてしまうと思います。動画や写真をバシバシ撮影したいと言う人であれば、もう少しお金足してMAVIC miniを買ったほうがよいかと。
要望としては、プロペラガードが欲しいかな。後付けオプションでいいので発売してほしい。あと、予備バッテリーがもう少し安くなるとうれしいですね。
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