【レビュー】過充電を防止するスマートUSBケーブルを買ってみた


新型コロナ騒動で中国からの出荷がしばらくストップ・遅延していましたが、2月末頃から通常どおりに戻りつつあります。ということで、春節後の初荷は過充電防止機能を搭載した「タイマー機能付きスマートUSBケーブル」です。


商品概要
商品はスマホへUSBケーブルを利用して充電する際、過充電を防止するタイマー機能を内蔵した「スマートUSBケーブル」です。「hoco」という中国メーカーの製品。Aliexpressで送料込み1,278円なり。1月末の注文で3月に入ってようやく到着です。



過充電について
まずは「過充電」について解説しておきます。簡単にいえば、100%になっても充電を続けるとバッテリーが劣化すること。スマホ故障の最大の原因はバッテリーの劣化による起動不能です。ヘビーユーザーなら1〜2年もすればバッテリー残量が急激に減ったり、突然電源が落ちたりとトラブルを経験したことあるかと。それには過充電が大きく影響していると言われています。特に並行輸入で購入した海外製スマホは国内での電池交換ができないので大事に使いたい。


今どきのスマホは過充電防止の回路を搭載いるため100%になると電流が低下して充電をストップするようです。しかし、待機電力が消費されることですぐに継ぎ足し充電がはじまり、100%付近で充電が繰り返されることで、これもバッテリーには良くないらしい。とにかく、充電ケーブルをスマホに繋げっぱなしにしておくのはよくないようです。とはいえ、就寝前に充電器につなげて朝までなんてことはよくあることです。100%になってケーブルを抜くとか現実的ではない。


スマートUSBケーブル
ということで登場したのがスマートUSBケーブルです。ケーブル側に電流制御の回路を搭載しており、電流を管理してスマホバッテリーへのダメージを抑えてくれます。

仕組みは簡単。タイマー機能を搭載し、指定の時間がくると給電が止まります。さらに、スマホ側の過充電防止機能が働いて電流が低下すると、それを感知して自動で給電を止めてくれます。




使ってみた
さっそく使ってみました。使い方は簡単です。普通の充電ケーブルと同じようにスマホに繋げるだけ。勝手に充電を開始し、満充電になると給電がストップします。タイマー機能を使う場合は、LCD横のボタンをクリックして時間を調整できます。シングルクリックでプラス1時間、ダブルクリックでマイナス1時間。設定は1時間から10時間まで。


nova 3に接続。給電中は①タイマー設定時間②電圧(ボルト)③電流(ミリアンペア毎時)が交互に表示されます。3.0アンペアの急速充電に対応しています。で、バッテリー残量が100%になってしばらくすると充電が勝手に止まります。これは便利ですね。


ちなみに、hocoのスマートUSBケーブルは、今回購入したようなケーブル中央にLCDがついているタイプとUSB端子側にLCDが付いたものがありますが、タイマー機能を使うならケーブル中央タイプのほうが扱いやすいと思います。


似たような商品としては格安スマホを出しているUMIDIGIの「ULINE」(1,271円)とか、AmazonのIKOTEというメーカーの商品(1,799円)などあるようですが、機能的には大差なさそう。hocoの製品も日本のAmazonで取扱あるようです。


総合評価☆☆☆☆☆
総合評価は星5つ。以前からタイマー機能を搭載したUSB充電器を探していましたが、安価な商品が見つからずでした。ようやく見つけたのがこちらの製品。こいつはタイマー機能に加えて満充電になると勝手に給電を止めてくれるのが「秀逸」です。お値段も普通のUSBケーブルの1.5倍程度とお手軽。今回購入したのはType-Cのものですが、iPhone用のLightningケーブルやマイクロUSBに対応したものもあるようです。便利なのでデジカメの充電器用にマイクロUSBバージョンを追加注文しました。


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