【レビュー】中華版 MS Surface「PiPo W12」を買ってみた

あー、また買っちゃったよ。Macbook AirLenovo Ideapad Slim 350に続いて、今年3台目のノートPCは中華製ウルトラブックPiPo W12です。Surface Cloneとも呼ばれるとおりMicrosoft Surfaceをまんまコピーしたような製品です。

商品概要

製品は中国・深センにあるPiPoというメーカーのもの。Microsoft Surfaceライクな薄型ウルトラブックです。写真のとおり着脱式のキーボードとスタイラスペンが付属して、まんまSurfaceですね。ArmWindowsを搭載しております。 

主なスペックは、CPUというかSoCがSnapdragon 850で、ARMWindowsが搭載されています。メモリ8GBで、ストレージが256GBのSSD、ディスプレイは2880 x 1920のIPS液晶パネルです。

本体サイズは292 x 208mmで、ほぼA4サイズぐらい。厚さ9mm、重量は807g(キーボード除く)とかなり軽量です。これが購入の決め手。さすがに毎日カバンにMacbook Airを入れて持ち歩くのはしんどい。1キロ未満の小型PCが欲しかったとこにいいの見つけた感じです。

液晶はタッチ操作可で、1024段階筆圧感知のスタイラスペンも付属してます。インターフェイスは、DCポート(12v)、USB C x 1、3.5mmオーディオ、さらにSIM x 2 / micro SDスロットまで。これでお値段53,171円(送料込み、6/4 Banggood)でございます。同じArmWindows載せた8GB / 256GBのSurface Pro Xが133,000円 + キーボード21,400円ですから、半値以下。安いんです。

Arm版Windows

PiPo W12ですが、Snapdragon 850を搭載していることからもわかるとおり、OSにはArm版のWindowsが搭載されています。こいつが曲者で、現時点では、①Arm版専用アプリもしくは②32bit版Windowsアプリしか動かない模様。ワード、エクセルなどMSのアプリは専用のものが用意されていますが、他社製品はPhotoshopなど一部を除いて32bit版Windowsアプリが必要。将来的には64bit版Winアプリにも対応予定ですが、エミュレーションのため動作はかなり遅くなるようです。大学によってはArm版Win載せたはSurface Pro X買うなと注意喚起出してるとこもあるようです。Winアプリがすべて使えるわけではないので、このあたりがビミョーですね。

一方で、SnapDragonを搭載しているので、LTEモデムなんかは標準で搭載されています。SIM差し込めば簡単にネットに繋がるのはうれしい。スマホのように未使用時でもデータやり取りするのでメールなんかも受信してくれるようです。

また、Androidとの相性が良いようで、BlueStacksのようなエミュレーター入れれば、Androidアプリが楽しめます。Googleプレイストアからゲームダウンロードして遊ぶことも可能。

Banggood配送

商品は、Banggoodで6月3日夜に注文です。Banggoodは初めての利用なので配送について少しメモしときます。今回の配送はJapan Direct Mail便です。OCSという全日空系の会社が輸送を引き受けます。

商品は、6月5日にBanggoodの中国広州倉庫を出て、8日に広州白雲国際空港OCS施設に到着し、その日のうちに航空便で発送。翌9日には羽田空港に到着です。通関手続き等を経て、12日に佐川急便で配達されました。

Banggoodの注文履歴に追跡番号が記載されているので、OCSのHPから配送の詳細を追跡できます。AliexpressStandard便より早くていいですね。

開封してみた

ということで、早速開封です。外箱はこんな感じです。

本体はMacbook Airより気持ち小さいぐらい。

同梱品は、キーボード、スタイラスペン、USB Type Cケーブル、ACアダプターです。単4電池はスタイラスペン用のもの。

電源はUSB Type CではなくACアダプターです。見た感じでは、3.0 x 1.1mmぽいですね。

本体重量は805グラム。キーボード込みだと1,130グラムです。

本体はアルミ合金製。キーボードはファブリック調で安っぽい感じはないです。

起動しない

ということで、早速起動してみましたが…。起動しない。PiPoのロゴは表示されるがすぐ電源が落ちる…。

何度かトライし、ようやくWindowsが起動したものの。

  • 再起動かけるとまた同じ症状で起動しない
  • スリープモードに入ると電源落ちてはじめからやり直し
  • 画面タッチが反応しない
  • スタイラスペンも使えない

てな感じです。起動できるのは5~6回に1回。これでは使い物にならないですね。初期不良品を掴まされたようです。こりゃ返品だな…。

ちなみに、Windows起動したときにざっくり操作したらいい感じで動いてるので、不具合治るなら使い続けたいんですがねえ。

総合評価☆☆☆★★

初期不良を除いた評価はこんな感じ。IPS液晶のクオリティは高いです。操作感はARM版のためかややもっさりしてますが、値段を考えれば許容範囲。軽くて持ち運びもしやすいので使い勝手はかなりよいです。

ちなみに、SIMスロットについては、LINE Mobile SIMで試したところ、Docomo SIMは3G接続になりますが、ソフトバンクSIMなら問題なく4G接続できました。Band 8は使えるぽい。

難点としては、バッテリー容量が怪しいですね。普通にオフィスソフト使うだけでも3時間ぐらいしか持たなさそうな感じです。まともに動作したとてさすがに3時間しか持たないのはキツイな。あと、スピーカーがショボすぎです。音量最大にしてもまともに音が出ない。うーん、素直にSurface買ったほうが良かったですね。

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