世界中のテレビ番組や映画、ドラマ、アダルトビデオを視聴できるロケーションフリーTV BOXの最新モデルUBOX 11を入手したのでレビューです。以前レビューしたのがUBOX 4(2018年6月)ということで7世代新しいモデルになります。基本的な仕様は同じなので、最新モデルでどのような変更点があるかなど、EVPAD 6Pとも比べながら見ていきたいと思います。
なお、レビューにあたって、放送局のリストなどYouTube規約的に微妙な内容や画像については別途ブログにて紹介しておきますので、詳しく知りたい方は、動画概要欄のリンクからそちらも参照いただければ幸いです。それではレビュースタートです。
【商品概要】
商品はAndroid TV Boxと呼ばれるもので、系統的にはAmazon Fire TVと似たような感じのガジェットです。テレビのHDMI端子に繋げることでYouTubeをはじめ各種アプリを大画面で楽しむことができます。UBOXの最大の特徴はオリジナルの視聴アプリをインストールすることで、世界中のテレビ番組を見たりビデオオンデマンド(VOD)を楽しめる点でしょう。
今回入手したのは2024年発売の最新モデルUBOX 11です。主なスペックは、SoCがH618で、RAM 4GB、ストレージ64GB、Androidのバージョンが12となっています。今どきのスマホと比べると低スペックですが、UBOX 4の1GB / 16GBと比べるとスペックアップしていますね。EVPADの最新版10Pとは同程度のスペックです。
【購入方法】
商品の入手方法について簡単に説明しておきます。UBOXはAmazonなどでも取り扱いがありますが、商品の性質上、販売に制限がかかるためか、時期によってはなかなか入手できないようです。
なお、一部で製造元のUnblochtechのライセンスを無視して不正に販売している商品もあるようで、そのような経路で入手した商品では、認証が弾かれて視聴不可になることもあるようなので、正規代理店からの購入をおすすめします。
今回は、レビュー用に商品提供いただいたUnblocktechの公式認定オンラインショップZTD Techを紹介しておきます。
プラグタイプは、日本国内で使用する場合はUSを選択してください。
住所・氏名は日本語で大丈夫です。
支払いはクレジットカードです。DHLによる国際配送で注文から1週間程度で手元に届きました。
なお、他の通販サイトをご利用する際は、Unblocktechの認定店舗かを確認したうえでの購入をおすすめします。
非正規店から購入した場合、不正商品と見なされ機器認証できず視聴できなくなる可能性があります。正規販売店舗の確認は、Unblocktech HPでできます。
【開封してみた】
それではさっそく開封していきましょう。同梱品はリモコン、ACアダプター、HDMIケーブルなど。電源は5V 2Aなので、外径5.5mm、内径2.1mmのUSB A→DC変換アダプターを別途用意すればUSBから電源供給することもできそうです。
さらに、ミニキーボードとUSBドライブがオマケで付いてきます(※ZTD TECHで購入の特典です)。
本体は、向かって左側面にTFカードスロットとUSBポートが。
背面には、左から3.5mmオーディオ、HDMI、有線LAN、USB、ACアダプターが並んでいます。
底面はこのようになっています。
接続は簡単です。HDMIケーブルでテレビに繋げて、ACアダプターをコンセントに差し込めば起動します。電源ボタンはありません。
起動画面が表示されたら。
付属のリモコンで初期設定をしていきます。初回起動時はブルートゥース無線で繋がっていないので、赤外線リモコンでの操作になります。リモコンを本体に向けて、▼+OKで下一歩(NEXT)を選択します。
OKキーとメニューキーを同時に5秒長押しすると、ブルートゥースでペアリングされます。
なお、付属のリモコンはマウス操作がテンキーでの移動になるため操作性にやや難ありです。マウスカーソルを動かす場面では使い勝手が悪いので、別途、MX3のようなジャイロセンサーを搭載したエアマウスを用意することをおすすめします。
設定を進めていきます。日本語を選んで、下一歩を選択するとネットワークの設定へ移ります。
パスワードを入力すれば初期設定完了です。
ホーム画面が表示され、準備完了です。
【アプリインストール】
初期状態では、動画視聴用のアプリはインストールされていないので、まずは各種視聴アプリをインストールしていきます。ビデオオンデマンドを選択してOKを押し、免責声明に同意すると。
各種アプリのアイコンが表示されます。アイコンを選択してOKでアプリのインストールが始まります。各アプリの内容は次のようになっています。
テレビやビデオなど一部重複するものがありますが、アプリのデザインが異なるだけで、内容はほぼ同じです。
UP Live 各国テレビ放送のライブ視聴アプリ
UP影視 ビデオオンデマンドアプリ(映画・ドラマなど)
UPTV 各国テレビ放送のライブ視聴アプリ
UP回看 テレビ番組プレイバック再生(過去5日)
高清影院 ビデオオンデマンドアプリ(映画・ドラマなど)
Smart You Tube Youtube視聴アプリ
酷狗音楽 カラオケ
Youtube Youtube視聴アプリ
youtube語音修復 Google検索
UPTunnel VPNアプリ
さらに、APP市場からアダルトビデオ視聴アプリなどを追加でインストールできます。
GoogleプレイストアからもAndroidアプリをインストールすることができます。ただし、インストールされるのはスマホ用アプリなので正常に動作しないものもあります。
APP市場には各種アプリがラインナップされています。ファイルマネージャーやChromeブラウザも用意されています。
UB DolphinやUB Strawberryはアダルト動画視聴アプリです。
小鳩模擬器(Happy Chick)はEVPADにも搭載されているゲームエミュレーターです。別途、対応のゲームコントローラーを用意することで、ファミコンなどレトロゲームを楽しめます。詳しくはEVPADの記事を参照ください。
【UP Live / UPTV】
それでは、UBOX専用アプリを詳しく見ていきましょう。テレビ視聴アプリのUP Live / UPTVから。TV視聴アプリは2種類ありますが、内容はほぼ同じです。視聴可能な番組は公式発表では、日本81チャンネルをはじめ、台湾208、香港マカオ44、中国55、韓国56、アメリカ149、カナダ44、イギリス67、フランス17など。
日本チャンネルでは東京キー局に加えて、関西ローカル各局を視聴できます。
確認したところ、遅延はNHK総合で1-2分程度でした。
北海道や福岡などローカル局のチャンネルがありますが、こちらはYoutubeのニュースチャンネルを取り込んでいるようで、本放送が見れるわけではありません。
そのほか、スターチャンネルやGAORA、フジテレビONE/TWO/NEXT、テレ朝1/2、日テレG+など、CS系のチャンネルも充実しています。ライブチャンネル数はUBOXのほうがEVPADより多いようです。
チャンネル一覧はブログに掲載しておきますのでそちらを参照ください。
2025年1月現在のチャンネルリストはこんな感じです。一部重複していますが、合計で76チャンネルを視聴できます。
【UP衛視】
ビデオオンデマンドのアプリUP衛視では、映画、テレビドラマ、アニメ、バラエティ、ドキュメンタリーなど視聴できます。
テレビドラマのラインナップです。
日本のテレビドラマは放送から1週間程度でアップロードされているようです。
国、年代、ジャンルなどで検索できます。
アニメも放映中の最新作がでてきます。
こちらも1週間程度でアップロードされています。
海外の作品については、EVPADのように音声や字幕の選択には対応しません。中国字幕が表示されるのみです。
イカゲームなども視聴できますが、日本語字幕が無いので内容がわかりません。このあたりは字幕や音声の切り替えに対応したEVPADのほうが使いやすいですね。
設定画面からは、画質、再生速度、スキップ秒数など選択できます。
映画は上映中の最新作はありません。ネット配信のものをアップロードしているようです。
シークレットシネマではアダルト動画の視聴ができます。パスワード1818で視聴画面へ入れます。
本数が多く、ジャンルも多岐にわたるので内容はかなり充実しています。配信作品が多いので無修正の素人ものもあります。EVPADは現在アダルト動画がほぼ見れない状況なので、アダルト動画目当てならUBOXがおすすめです。
【UP回看】
UP回看では、過去5日間に遡ってテレビ番組をプレイバック再生できます。日本のチャンネルは、キー局、BS、WOWOWなど。
フジONEが入っているので、プロ野球ニュースも見れます。
プレイバック対応の日本のチャンネルは29局です。
【アダルト動画】
UP衛視のシークレットシネマ以外にもアダルトビデオ視聴アプリがあるので紹介しておきましょう。
1つめはUB Dolphinです。
こちらもパスワード1818で起動できます。
10000本以上のAVが登録されています。
アニメも500本以上あります。
もう1つはUB Strawberryです。
こちらもパスワード1818で起動できます。
こちらのアプリは女優ごとにまとめられており、400人近い人数が登録されています。
【EVPADとの違い】
EVPADとも比較しておきましょう。基本的な機能は似通っていますが、視聴アプリなど異なる部分もあります。
EVPADは世代ごとに視聴アプリが変更になるため、ある程度時間が経過するとアップデートが止まるのがマイナスポイントです。所有しているEVPAD 6Pもテレビ放送やVODは視聴できますが、泥視頻や秘密花園などアダルト動画視聴アプリが使用不可の状態です。
また、EVPADではNHK系列のチャンネルが視聴できないのもマイナスポイントです。
プレイバック再生については、UBOXより長い7日間まで遡ることができますが、時間がズレていたり、途中中身が飛んでいたりと安定性に欠ける印象です。
EVPADの良い点は、VODで字幕や音声の選択ができる点ですね。
英語字幕も選択できるので、語学学習にもおすすめです。
イカゲームのような韓国ドラマも日本語字幕で視聴できるのはUBOXにはないメリットです。
【OBSと連携】
UBOXのHDMIケーブルをビデオキャプチャーカード経由でPCに接続すれば、OBSのようなビデオキャプチャーアプリ上に表示したり、録画することもできます。
タイマー機能があるので、指定した日時に録画することも可能です。なお、日本の法律では、違法に配信された動画等を録画すると著作権法違反になる場合があるのでご留意ください。OBSの使用方法について詳しくは下記の記事を参照ください。
【レビュー】HDCP2.2解除可なRAWキャプチャー対応HDMIビデオキャプチャカードを買ってみた(2023版)
【まとめ】
ということで、まとめです。最新モデルのUBOX 11をざっくりと使ってみましたが、EVPADと比べるとCS系のチャンネルなど放送局数が多い上に、全体的に安定感がありますね。VODのアダルト動画が多いのも高評価ポイントです。加えて、EVPADと比べると、テレビドラマなど作品の更新が早い印象です。
旧バージョンからの買い替えについては、アプリなど基本的な構成は変わっていないので、2、3世代前の機種ならわざわざ買い替える必要はないですかね。私が使っていたUBOX 4と比べるとRAM容量も増加してサクサク動くようになっているので、RAMが1GBや2GBの旧機種であれば、買い替えてもよいでしょう。
UBOXのマイナス点としては、VODで字幕や音声の切り替えに対応していない点でしょうか。海外の作品を視聴するときに、日本語音声や字幕に切り替えできません。海外作品を見るならEVPADがオススメです。
とはいえ、EVPADは世代ごとにアプリが管理されているため、古い世代だと最新アプリが使えなくなり、一部サービスが使えなくなるなど不満点もあります。UBOXは7年前に発売された機種でも問題なく使えているので、サポートの面での安心感は高いかなという印象です。
以上、ざっくりとUBOXをレビューしてみました。レビューでフォローできなかった点については、コメントで質問いただければ回答しますのでお気軽にどうぞ。このチャンネルでは、各種中華ガジェットなどレビューをお届けしています。最新の更新情報をお届けできるのでチャンネル登録をおすすめします。あわせて「いいね」もいただけるとうれしいです。
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