【レビュー】無料でリアルタイム翻訳!韓国ドラマに日本語字幕を表示させてみた(LiveCaptions-Translator)【Windows】Real-Time AI Translation for Foreign TV & Live Streams (Free Tool)

Windowsライブキャプションと無料アプリ「LiveCaptions-Translator」を使えば、海外テレビ番組をリアルタイムで日本語字幕表示できます。本記事では、韓国テレビを例に設定方法・翻訳精度・必要スペックまで詳しく解説します。

レビューの王子さまでも何度か紹介してきた世界中のテレビ番組を視聴できるUBOXSVI Cloud / EVPADですが、海外のライブTVや最新ドラマなどは日本語字幕が表示されないため内容がほとんどわかりません。ということで、今回は最新のAI技術を駆使してのリアルタイム日本語字幕表示にチャレンジしてみることに。

若葉の頃(台湾)

Windowsの字幕機能とGithubで公開されている無料翻訳ツール LiveCaptions-Translator を使って韓国のテレビ番組に日本語字幕を表示させてみました。アプリ導入でニュースやドラマで流れている外国語の音声をほぼリアルタイムで画面下に日本語字幕表示できるようになります。すべて無料で利用できるので海外ドラマやニュース番組の視聴&語学学習に興味のある人はチャレンジしてください。

機器構成

SVI Cloudをビデオキャプチャーカード経由でWindows PCのOBS画面に表示

今回使用する機器構成はこんな感じ。フリーTV BOXのSVI Cloudをビデオキャプチャーカード経由でWindows PCのOBS画面に表示させています。各機器やOBSの使い方については過去記事を参照ください。

UBOX / EVPAD / SVI Cloud

OBSで4K高画質録画する方法はこちら

OBSの音ズレ対策はこちら

OBSでFullHD録画する方法はこちら

特別な機器なしで、アプリのインストールだけで使えます

なお、YouTubeのようなWebサイトやTVチューナーのようなアプリなら特別な機器なしで、アプリのインストールだけで使えます。

Tiktokも字幕付きで視聴できます。

Tiktokも字幕付きで視聴できます。

検証に使ったPCは古めのCore i7 4790K

検証に使ったPCは古めのCore i7 4790Kですが、このスペックでも問題なくない動作します。CPUの使用率は40%前後。ただ、メモリは8〜10GB近く使うので他のアプリも動かすなら16GB以上推奨

LiveCaptions-Translator導入の手順

日本語字幕表示の手順は以下のようになります。

  1. Windows言語パックの追加
  2. Windows字幕表示設定
  3. LiveCaptions-Translatorインストール
  4. LiveCaptions-Translator設定

Windowsライブキャプションで韓国語を翻訳する準備(言語パック追加方法)

Windowsに翻訳元の言語パックをインストール

はじめにWindowsに翻訳元の言語パックをインストールします。設定→時刻と言語→言語を追加をクリックします。

韓国語を翻訳

今回は韓国語を翻訳するので韓国語を選択して次へを押します。

①言語パック②音声合成③強化された音声認識④手書き入力をインストール

①言語パック②音声合成③強化された音声認識④手書き入力をインストールします(※④手書き入力は字幕には必要ないです)。

言語パックのダウンロード

言語パックのダウンロードがスタートします。

インストール済みになったら準備完了

すべての機能がインストール済みになったら準備完了です。

音声認識ファイルのダウンロードが途中で止まる

なお、英語(米国)の言語パックなど、古い言語パックがインストールされたケースでは、強化された音声認識ファイルのダウンロードが途中で止まりインストールできないことがあるので、その場合は該当の言語パックを削除してゼロから入れ直すとうまくインストールできます。

ライブキャプション 対応言語

翻訳できる言語はWindowsライブキャプションに対応した20言語程度です。

タイ語は音声認識機能が提供されていない

タイ語などは現時点(※2026年1月)では音声認識機能が提供されていないので翻訳できません。

Windowsライブキャプションの設定方法(字幕を画面に重ねて表示)

ライブキャプションをオン

翻訳する言語の言語パックがインストールできたら、Windowsの字幕機能を使って韓国語字幕を表示する準備です。Windowsの設定→アクセシビリティ→字幕(キャプション)→ライブキャプションをオンにします。

日本語キャプションの準備が完了

画面上部に字幕表示ウィンドウが現れ、日本語キャプションの準備が完了しました。

日本語の音声が字幕に

テレビ番組を表示すると日本語の音声が字幕になって表示されます。ニュース番組などライブ放送ではテレビの字幕より情報量が多く精度もかなり高い。

韓国語が表示されるよう設定変更

続いて、韓国語が表示されるよう設定変更します。字幕ウィンドウ右上の歯車アイコン(設定)をクリックして字幕言語→韓国語を指定すると、ウィンドウに韓国語の準備が完了と表示されます。

設定→位置→画面に重ねて表示を選択

さらに、設定→位置→画面に重ねて表示を選択します。これでWindows側の設定は完了です。

LiveCaptions-Translatorのダウンロードとインストール方法

LiveCaptions-Translatorをインストール

続いて、翻訳字幕表示アプリのLiveCaptions-Translatorをインストールします。

LiveCaptions-TranslatorはWindowsライブキャプションの外国語字幕を日本語に翻訳&表示するアプリです。GithubのLiveCaptionsページにアクセスして。

LiveCaptions Translator-win-x64.exe

LiveCaptions Translator-win-x64.exe(※Arm版Windowsを使っている人はwin-arm64.exe)を適当な場所にダウンロードします。同一ファイル内に設定ファイルなどが保存されるので、適当な場所に専用フォルダを作るのがおすすめです。

ダウンロードしたファイルをクリック

ダウンロードしたファイルをクリックするとアプリが起動します(※初回起動時は不明なアプリとして警告が表示されます)。半分隠れていますが、ウィンドウ下の同意ボタンを押すとアプリを使えるようになります。

LiveCaptions-Translatorの設定方法

左の歯車マークをクリックすると設定画面

左の歯車マークをクリックすると設定画面が現れます。

翻訳の設定

翻訳の設定

翻訳の設定をします。とりあえず使ってみたいという人は画像のとおり設定してください。

①LiveCaptions

詳しい設定内容は以下のとおりです。

①LiveCaptions

①LiveCaptions:Windows側の字幕オンオフです。通常はHideです。

②Translation API

②Translation API:翻訳エンジンの選択です。通常はGoogle/Google2です。Google2のほうが翻訳精度が高いようです。OpenAIやDeepLなども使えます。また、OpenRouterを使えばGeminiなどLLM系の翻訳機能も使えるみたいです。

③API Setting

③API Setting:APIのセッティングです。Googleの場合は設定不要です。GeminiなどLLMを使う際はここにAPIキーを登録します。

④Contexts

④Contexts:翻訳時にどれだけ前の文脈を考慮するか(文脈保持数)の設定です。少ないと翻訳精度が低く、多いとラグが発生しやすくなります。2〜4がバランスがよいです。

⑤Context Aware

⑤Context Aware:コンテキスト(文脈)を意識した翻訳をON/OFFできます。ONが推奨(主にLLM系で効果大)です。

⑥API Interval

⑥API Interval:翻訳リクエストを何秒おきに送るかの設定です。1.5〜3.0秒がおすすめ。短すぎるとAPI制限にかかり、長すぎると遅延が増します。ネットワーク次第で調整してください。

⑦Target Language

⑦Target Language:翻訳先言語。ja-JP(日本語)固定でOKです。

⑧Show Latency

⑧Show Latency:翻訳にかかった時間を表示するかどうか。通常はオフにしておきます。です。

⑨Overlay Sentences

⑨Overlay Sentences:オーバーレイ表示で同時に表示する文の数。1〜3(テレビ視聴なら2が自然)でOKです。

設定が完了したら、画面右上のOverlay Windowアイコンをクリックすると翻訳ウィンドウが表示されます。

LiveCaptions-Translatorの翻訳字幕表示テスト

SVI Cloudで韓国のテレビ番組を視聴

それではテレビ番組で字幕を表示してみましょう。SVI Cloudで韓国のテレビ番組を視聴です。画面中央上のウィンドウがWindowsの韓国語字幕、下がLiveCaptionsの韓国語字幕&日本語翻訳です。

LiveCaptionsをHideにして隠します

Windowsの字幕は必要ないので設定画面でLiveCaptionsをHideにして隠します。

LiveCaptionsアプリの字幕のみが表示

これでLiveCaptionsアプリの字幕のみが表示されるようになりました。

日本語→韓国語→韓国語&日本語と切替わります

続いて韓国語は必要ないので、翻訳のみを表示するよう切り替えます。字幕ウィンドウの上にマウスカーソルを置くとアイコンが表示されます。右から2番目のアイコンをクリックすると日本語→韓国語→韓国語&日本語と切替わります。

文字サイズや色、背景などを変更

サイズ調整などアイコンも表示されるので、必要に応じて文字サイズや色、背景などを変更します。字幕ウィンドウの位置、大きさはマウス操作で調整できます。

キャプションと翻訳の履歴が表示

アプリ左の時計マークをクリックすると、キャプションと翻訳の履歴が表示されます。あとから内容を確認できるので、語学学習にも使えます。

日本のテレビ番組に韓国語字幕を表示

設定を入れ替えることで、日本のテレビ番組に韓国語字幕を表示させることもできます。

LiveCaptions-Translatorの翻訳画面

KBS NEWS 7

実際の翻訳画面も見ていきましょう。ニュース番組では翻訳の精度はかなり高いです。ところどころ漢字の変換間違いはありますが、内容はわかります。

LOVE ME (韓国ドラマ)
ラブ・ミー(UNEXT)

ドラマは口語会話のためか、おかしな翻訳になる場面が多く、内容がいまひとつ理解できません。精度は6-8割程度でしょうか。

実際のWindowsライブキャプションのリアルタイム翻訳画面はこちらです。

若葉の頃(台湾ドラマ)

一方で、中国語のドラマであれば、口語でもかなりの精度で翻訳され、内容もほぼ理解できます。8-9割の正確さ

中国語ライブ配信

中国人のライブ配信ページを覗いてみました。リアルタイムの会話ですが、こちらも十分内容が理解できるレベルです。

実際のWindowsライブキャプションのリアルタイム翻訳画面はこちらです。

リアルタイム翻訳のまとめ

LOVE ME (韓国ドラマ)
ラブ・ミー(UNEXT)

ということで、まとめです。今回はフリーソフトLiveCaptions-Translatorを使って韓国のテレビ番組をリアルタイムで字幕翻訳してみました。

海外のテレビ番組など音声がほぼリアルタイムで字幕表示されます。初期設定はやや面倒ですが、無料でここまでできるのはうれしい。翻訳元の言語を表示させることもできるので、語学学習にも威力を発揮しそうです。

KBS NEWS 7

翻訳精度については、ニュース番組やドキュメンタリーなどはかなり優秀。ドラマやバラエティなど会話中心のものは6〜8割くらいの理解度でなんとか内容はわかるかな程度です。中国語や英語は口語でもそれなりに翻訳されるので、韓国語がやや苦手なのかなといった印象です。GeminiのようなLLM系のAI翻訳を使えばさらに精度は上がるでしょうか。

TikTok配信(韓国語)

難点としては、音声は1つのウィンドウ内に表示されるため、ドラマなど複数の話者がいる場合、誰が話している内容なのか区別がつかず、認識が難しい場面があります。音声ごとに色分けされたら見やすいですが、Windows側の問題なので対応は難しいかな。

今回は、韓国語でテストしましたが、英語はもちろん、中国語やスペイン語など主要な言語に対応しています。最新の海外ニュースやテレビ番組を視聴するにはおすすめです。オリジナルの言語と翻訳とを並べて表示できるので、語学学習にも使えると思います。海外ドラマなど興味のある人はぜひ試してください。

最後までご視聴いただきありがとうございました。今回の動画で紹介したアプリのダウンロードリンクは動画概要欄に貼っています。追加情報やYouTube規約的に微妙な内容についてはブログに掲載しているので、そちらも参考にしてください。YouTubeに掲載できなかった動画も検証用にアップしています。合わせてチャンネル登録やいいねいただけるとうれしいです。

よくある質問(FAQ)

Q1. Windows10でもLiveCaptions-Translatorは使えますか?

A. Windowsのライブキャプション機能はWindows11で正式対応しています。Windows10では標準機能としては利用できないため、基本的にはWindows11環境が必要です。

Q2. すべて無料で使えますか?

A. Windowsライブキャプション機能とLiveCaptions-Translator自体は無料で利用できます。Google翻訳を選択する場合はAPIキー不要で使えます。ただし、OpenAIやGeminiなどのLLM翻訳を利用する場合はAPIキーと利用料金が発生する場合があります。

Q3. リアルタイム翻訳の遅延はどれくらいですか?

A. 設定にもよりますが、約1.5〜3秒程度の遅延が発生します。API IntervalやContextsの値を調整することで、翻訳精度と遅延のバランスを最適化できます。

Q4. 対応している言語は何ですか?

A. Windowsライブキャプションが対応している約20言語が翻訳対象になります。英語、中国語、韓国語、スペイン語など主要言語には対応していますが、タイ語など一部言語は音声認識機能が提供されていないため利用できません。

Q5. OBSを使わなくても利用できますか?

A. YouTubeやNetflixなどのブラウザ再生、またはTVチューナーアプリなどのPC上で再生できるコンテンツであれば、OBSやキャプチャーカードなしで利用できます。

Q6. 翻訳精度はどのくらいですか?

A. ニュースやドキュメンタリーなどの明瞭な音声では高精度で翻訳されます。一方、ドラマやバラエティ番組など口語表現が多いコンテンツでは精度がやや下がる傾向があります。

Q7. 複数人の会話は正確に翻訳されますか?

A. 音声は1つの字幕ウィンドウにまとめて表示されるため、話者の区別はできません。そのためドラマなどでは誰の発言か判別しにくい場合があります。

Q8. CPUやメモリはどれくらい必要ですか?

A. 古めのCore i7 4790K環境でも動作確認済みです。CPU使用率は約40%前後、メモリは8〜10GB程度使用します。安定運用には16GB以上のメモリを推奨します。

Q9. API制限にかかる場合の対処法は?

A. API Intervalの値を長め(2〜3秒)に設定することで改善する場合があります。LLM系翻訳を利用している場合はAPI使用量の上限にも注意してください。

Q10. 語学学習にも使えますか?

A. 原文と翻訳を同時表示できるため、リスニング学習や語彙確認に活用できます。履歴機能で後から復習することも可能です。

まとめ|Windowsライブキャプションで海外テレビをリアルタイム翻訳

今回は、Windowsライブキャプションと無料アプリ「LiveCaptions-Translator」を使って、海外テレビ番組をリアルタイムで日本語字幕表示する方法を解説しました。

本記事のポイント

  • Windows11のライブキャプション機能を利用
  • LiveCaptions-Translatorで自動翻訳表示
  • 韓国語・中国語・英語など主要言語に対応
  • ニュースは高精度、ドラマは6〜8割程度の翻訳精度
  • すべて無料で導入可能(※LLM利用時はAPI費用あり)

初期設定はやや手間がかかりますが、一度環境を整えれば海外ニュースやドラマをリアルタイムで理解できるようになります。原文と翻訳を同時表示できるため、語学学習ツールとしても非常に有効です。海外テレビや最新ニュースを字幕付きで視聴したい方は、ぜひ一度試してみてください。今後もAI字幕やリアルタイム翻訳に関する検証記事を随時更新していきます。


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