【赤外線写真】RawTherapeeとは?無料で使える高機能RAW現像ソフトの基本操作を初心者向けに解説

RAW現像ソフトといえばAdobe Lightroomが定番ですが、継続的なサブスクリプション費用がかかります。一方、今回紹介するRawTherapeeは無料で利用できるオープンソースのRAW現像ソフトでありながら、非常に高度な画質調整機能を備えています。

特にオールドレンズやテレコンバーターを使用した写真、赤外線写真など、細かな画質調整を行いたいユーザーには魅力的な選択肢です。しかし、機能が豊富な反面、初めて起動するとどこから操作すればよいのか戸惑うかもしれません。そこで今回は、RawTherapeeのインストールから基本画面の見方、RAW現像の基本操作、書き出し方法、そして初心者がつまずきやすいプロファイルの仕組みまでわかりやすく解説します。

▶赤外線撮影のホワイトバランス完全ガイド|RawTherapeeでの設定方法とカラースワップまで徹底解説

RawTherapeeの概要

フリーで高機能なRAW現像を

オールドレンズやテレコンを使って撮影した写真の現像に有効な「にじみ除去」について、現在使っているPhotoshop CS6のRAW現像ソフトCamera Rawには機能が搭載されていないため、新たに現像ソフトを導入することに。Lightroomは便利ですが、継続的なサブスクリプション費用がかかり、たまにしか使わない自分にとってはややコスパが悪いです。そこで今回は無料で利用できるRawTherapeeを試してみることにしました。

オープンソース・完全無料のRAW現像ソフト

RawTherapeeはオープンソースのRAW現像ソフトです。今回使用するのはWindows版ですが、MacやLinuxでも使えます。Lightroomが写真を効率よく仕上げるソフトとすれば、RawTherapeeは画質を追い込むソフトです。

RawTherapeeのWebサイトからダウンロードしてインストールするだけで使えます。2026年6月現在の最新版はv5.12です。OSやバージョンによってメニュー項目など若干異なるのでご注意ください。

▶RawTherapeeダウンロードサイト

▶RawTherapeeマニュアル(PDF)

Adobe Lightroomと比較

比較項目Adobe LightroomRawTherapee
価格有料(月額または年額)無料(オープンソース)
操作性初心者でも扱いやすいやや上級者向け
処理速度比較的高速やや重め
写真管理機能非常に充実簡易的
AI機能AIノイズ除去・マスク機能ありなし
かすみ除去搭載搭載
ノイズ除去AI処理が強力手動調整中心
シャープネス調整シンプルで扱いやすい複数方式から選択可能
デコンボリューション本格的なRL Deconvolutionは非搭載RL Deconvolution搭載
細部コントラスト調整テクスチャ・明瞭度中心MicrocontrastやLocal Contrastなど豊富
赤外線写真との相性良好非常に良好
大量写真の管理得意苦手
向いているユーザー効率よく写真を仕上げたい人画質を徹底的に追い込みたい人

比較表を作ってみました。Lightroomは効率重視の現像ソフトRawTherapeeは画質を追い込みやすい現像ソフトです。LightroomはAI処理が優れており、簡単に補正できるのが特長。一方、RawTherapeeは細かなパラメータ調整ができるのがメリットです。

デメリットは、Lightroomが要課金(月1,480円)なところです。一方、RawTherapeeは設定項目が多岐にわたる上、自動処理が少ないので最初は戸惑うかもしれません。とはいえ、基本的な操作方法は似ているので、LightroomやCamera Rawを使ったことがある人ならすぐ慣れると思います。赤外線撮影や古い望遠レンズの画像を細かく追い込みたい場合は、無料ながら、かゆいところに手が届くRawTherapeeが非常に強力な選択肢となります。

今回はこのRawTherapeeの操作方法を簡単に紹介し、次回以降、オールドレンズを使っての赤外線撮影での現像方法などを解説します。

STEP1|RawTherapeeの画面構成

RawTherapeeは高機能なRAW現像ソフトですが、初めて起動するとボタンやアイコンが多く、どこから操作すればよいのかわかりにくいかもしれません。しかし、実際の基本操作はシンプルです。ここでは画面の構成と最低限覚えておきたい操作を解説します。

1. ファイルブラウザ

初回起動時の画面です。画面左側にはフォルダ一覧が表示されます。Windowsのエクスプローラーのようなもので、写真が保存されているフォルダを選択すると、中央にサムネイルが表示されます。まずはRAWファイルが保存されているフォルダを選択しましょう。RAW画像のほかにJPEG画像なども調整できるので、RAW現像用途であればPhotoshopを使う機会は大幅に減るかもしれません。

2. キュー

キューは、現像処理の予約リストです。左端のタブで切り替えできます。RawTherapeeでは編集内容を保存しただけではJPEGやTIFFは作成されません。「この画像を現像して書き出してください」という指示をキューに登録し、後からまとめて処理する仕組みになっています(※編集画面で1枚ごとに書き出すこともできます)。

3. 編集

ブラウザで画像をダブルクリックすると編集画面が開きます。ここがRAW現像の中心となる編集画面です。編集画面は大きく4つのエリアに分かれています。

STEP2|RawTherapeeの編集画面

①プレビュー

編集画面では中央に大きな写真が表示されます。ここで現像結果を確認します。マウスホイールで拡大縮小できます。ウィンドウの上下には各種アイコンが配置されています。

②調整パネル

画面右側には調整項目が並んでいます。露出補正やホワイトバランス、シャープネスなどの設定はすべてここで行います。 

③サイドパネル

画面左側のサイドパネルには、ヒストグラム、ナビゲーター、履歴などの補助機能がまとめられています。これらは写真を直接編集するための機能ではなく、画像の確認や現像作業の管理を行うためのツールです。

④サムネイル

画面中央上部にフォルダ内の写真一覧がサムネイルで表示されます。非表示にすることもできます。

ツールバーの主なアイコン

編集画面上下にはよく使うアイコンが並んでいます。よく使うものを紹介します。

手のひら

画像をドラッグして移動できます。拡大表示時によく使います。

回転アイコン

写真を90度単位で回転、上下左右に反転できます。縦位置写真の修正に便利です。

比較表示

補正前と補正後を比較できます。編集しすぎていないか確認するときに役立ちます。

虫眼鏡

画像の拡大・縮小に使用します。シャープネスやノイズ低減を確認するときは100%表示がおすすめです。

編集パネルのタブ構成

RawTherapeeの編集機能はタブごとに分類されています。初心者が最初に覚えておくと便利なのは次の4つです。

露光

露出補正、コントラスト、シャドウ・ハイライトなどを調整します。

ディテール

シャープネス、ノイズ低減、ローカルコントラストなど写真の解像感や質感を調整します。

カラー

ホワイトバランス、彩度、色相など、色に関する設定を行います。

変形

トリミング、回転、パース補正など構図や傾きを修正します。

STEP3|RAW画像の調整方法

RawTherapeeの現像機能は多岐にわたるので、一度にすべての機能を理解するのは大変です。よく使う機能から習得して、徐々に覚えていくのがおすすめです。ここでは操作方法を理解するため、代表的な処理をいくつか解説します。

① 露出オーバーを調整する

症状:撮影時の露出オーバーで全体的に明るい写真になってしまった。

使用する機能=露光タブ → 露光補正

ヒストグラムを見ると右上に赤色の小さな四角が表示されています。 この四角は、白飛びしている画素が存在することを示しています。

露光タブを選択し、露光補正のスライダーを左(マイナス補正側)へ移動し、左上のヒストグラムを見ながら適正な明るさに調整します。画面左がオリジナルの画像、右側が補正した画像です。重要な被写体部分のヒストグラムが右端に大きく張り付かないように調整します。-1.0補正しました。

② ぼんやりした写真をシャープにする

症状:写真全体が少し甘く、解像感が足りない。

使用する機能=ディテールタブ → シャープニング→アンシャープマスク(ドロップダウンリスト内)

表示倍率を拡大し、ディテールタブを開きます。シャープニングをクリックしサブメニューを表示、ドロップダウンリストからアンシャープマスクを選択します。補正前・補正後アイコンをクリックし、2枚の画像を並べます。シャープネスは100%表示で確認するのが基本です。

半径、しきい値、適用量の値を入力します。今回は効果がわかりやすくなるよう半径1.0、適用量300と強めにアンシャープマスクをかけています。注意点として、数値を入力しただけでは画像は変わりません。

【重要】シャープニング項目の横にある電源マークをクリックすると効果がオンになり、編集処理が画像に反映されます。

  • 露光補正、レンズ/ジオメトリ以外のすべての項目は効果をオンにしないと編集処理は画像に反映されません。
  • ホワイトバランスは初回起動時に効果がオンになっています。

元画像と比較しながら調整します。設定値の目安を表にしたので参考にしてください。気に入った仕上がりになったら調整完了です。

RawTherapee アンシャープマスク おすすめ設定値 早見表
用途・シーン 半径 (Radius) 適用量 (Amount) エッジだけをシャープ 備考・ポイント
低ISO・風景・ディテール重視 0.5 ~ 0.7 200 ~ 350 オン推奨 最も標準的・自然で高品質
標準・万能スタート値 0.6 ~ 0.8 180 ~ 280 オン 初心者おすすめ。まずはここから
高ISO・ノイズ多め 0.5 ~ 0.7 150 ~ 250 必ずオン ノイズを抑えつつシャープ
ポートレート(肌重視) 0.4 ~ 0.6 100 ~ 200 オン 肌を荒らさない控えめ設定
ウェブ・SNS用(軽め) 0.5 ~ 0.7 120 ~ 220 オン やりすぎ防止
印刷用・強め 0.7 ~ 1.0 300 ~ 500 状況による 紙に印刷すると柔らかく見えるため強め
最大強度(限界近く) 0.5 ~ 0.8 600 ~ 1000 オン + ハロ抑制 ハロが出やすいので注意

現像結果を書き出す方法


編集が終わったらJPEG画像を書き出します。画面左下の保存アイコンをクリックします。JPEGやTIFFなどの形式で出力できます。一括で処理するときは、歯車マーク付きのアイコンをクリックすると処理キューへ登録されます。複数の写真をまとめて現像したい場合はこちらがおすすめです。

STEP4|プロファイルについて

これで現像からJPEG出力までの簡単な作業は行えるようになりました。ここからは、RawTherapeeを使う上で、Photoshopのような写真編集ソフトと比較してわかりにくい「プロファイル」の概念を解説します。

非破壊編集とプロファイル

RawTherapeeは「非破壊編集」方式を採用しています。簡単に言うと、元のRAWファイルを一切書き換えずに編集を行う仕組みです。例えば露出を明るくしたり、ホワイトバランスを変更したりしても、実際のRAWファイルの中身は変化しません。編集内容は別途プロファイル(.pp3)として保存され、RawTherapeeがその情報を読み込んで画面に反映しています。

RAWファイルはそのまま残る

例えばPhoto.ARWというRAWファイルをRawTherapeeで編集すると、通常は同じフォルダにPhoto.ARW.pp3というファイルが自動保存されます。ARWファイルは撮影したままの元画像です。一方、PP3ファイルには

  • 露出補正
  • ホワイトバランス
  • シャープネス
  • ノイズ低減

などの編集内容が記録されています。

RawTherapeeは写真のRAWファイルとPP3ファイルの編集情報を参照しながら画像を表示・編集します。

プロファイルの種類

①デフォルトプロファイル

RawTherapeeでRAWを開くと「撮って出しのRAW」ではなく、初期設定としてデフォルトプロファイルの「Auto-Matched Tone Curve」が適用された画像が表示されます。これはカメラJPEGに近い見た目を再現するための補正であり、完全なニュートラル状態ではありません。デフォルトプロファイルはホワイトバランスなどのカメラ設定を使用した上で、トーンカーブを調整してRAWを見やすくした簡易な現像処理を行います。

デフォルトプロファイルで現像した画像は簡易処理のため、撮って出しのJPEGと比べるとノイズの乗ったザラザラの画像になることがあります。RAW現像ソフトでは、カメラ内JPEGで自動的に行われていたノイズ低減やシャープネス処理が無効になっているためです。

②処理プロファイル


処理プロファイル(更新済)とは、現在の写真に適用されている現像設定のことです。露出補正やホワイトバランス、シャープネスなどの調整内容が含まれており、PP3ファイルとして保存することで他のRAW画像にも適用できます。お気に入りの現像設定をテンプレートとして再利用できます。

編集内容はRawTherapeeによって自動的に管理され、画像を閉じたり別の画像を開いたりしたタイミングでPP3ファイルとして保存されます。そのため、再度RAWファイルを開くと前回の編集状態が復元されます。

作成された処理プロファイル(pp3)は、プロファイルフォルダー(C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\RawTherapee\profiles)に保存することで、自分のプロファイルとして呼び出して使うこともできます。

保存した処理プロファイルは編集画面から呼び出して適用できるほか、ファイルブラウザから複数の画像に一括適用することもできるので、大量の写真を効率よく処理する際に便利です。

③付属のプロファイル

付属のプロファイルは、Auto-Matched Tone Curve、Film Negative、Standard Film CurveなどRawTherapeeに最初から入っているサンプルです。初期設定のデフォルトプロファイルは、付属プロファイルのAuto-Matched Tone Curveが適用されますが、他の付属プロファイルや自分で作成した処理プロファイルに変更することも可能です。

Standard Film CurveはRAWデータを一般的なデジカメJPEGのような見た目にする汎用トーンカーブを採用したプロファイルです。一方、Auto-Matched Tone Curveはカメラメーカーごとに最適化されたトーンカーブです。Pixel ShiftはPentaxカメラのピクセルシフト専用プロファイルで、他のカメラでは使いません。

④ニュートラルプロファイル

ニュートラルプロファイルは、デフォルトプロファイルよりさらに前段階の、画像表示に必要な最低限の処理だけを施した画像プロファイルです。RAWにもっとも近い状態の設定になります。デフォルトプロファイルがトーンカーブや明るさ、コントラストなど補正しているのに対し、ニュートラルプロファイルでは、デモザイクやホワイトバランスなど最低限の処理のみになるため、撮って出しJPEGやデフォルトプロファイルと比べると、コントラストが低く眠い画像に見えます。

プロファイルの分類

プロファイルは大きくわけて、RawTherapeeにはじめから用意された「付属のプロファイル」と使用中に作成する「その他のプロファイル」に分類できます。

ニュートラルプロファイルがRAWに最も近いノーメイクの状態とすれば、デフォルトプロファイルがベースメイクを施した状態、処理プロファイルが化粧中、メイクが完了したらJPEGとして出力すると考えるとわかりやすいでしょうか。

STEP5|現像のやりなおし

RawTherapeeに搭載されている非破壊編集の最大のメリットは、失敗しても元画像が壊れないことです。例えば、画像を触りすぎて色がおかしくなったとしても、RAWファイル自体は無傷です。設定をリセットすれば、いつでも撮影直後の状態からやり直せます。ここでは、編集をやりなおす方法を解説します。

修正方法の種類

RawTherapeeには複数のやり直し方法があります。軽微な修正なら履歴から、大きく方向性を変えたいならスナップショットや処理プロファイル、完全に初期状態へ戻したい場合はpp3ファイルの削除を利用します。

  1. 履歴
  2. スナップショット
  3. ツールのリセット
  4. デフォルト値にリセット
  5. 処理プロファイルの再読み込み
  6. ニュートラルプロファイル
  7. pp3ファイルの削除

①履歴

もっとも一般的な「元に戻す」です。画面左の履歴ウインドウから任意のポイントに戻ることができます。基本的にその編集セッション中に行った操作をすべて記録します。注意点として、履歴は画像を閉じたり、RawTherapeeを終了すると消えます。次回同じRAWを開いたとき、編集内容はpp3から復元されますが、「どの順番で編集したか」という履歴は復元されません。

②スナップショット

スナップショットは、任意の現像状態を一時保存する機能です。スナップショットウインドウのプラスボタンをクリックして作成します。複数の現像パターンを保存して切り替えられるため、「どちらの仕上がりが良いだろう?」と比較しながら編集できます。A案B案など、試行錯誤しながら現像したい場合に便利です。こちらも画像やソフトを閉じると消えるので注意してください。

③ツールのリセット

任意の項目だけリセットします。例えば、露出だけ、シャープネスだけを初期値へ戻せます。各ツールのタイトルバー右端にあるアイコンです。

④処理プロファイルの再読み込み

編集途中に手動で現在のプロファイルを保存することで、あとから保存時のプロファイルを読み出すことが可能です。例えばホワイトバランスと露出を調整して、その後、いろんな色調補正を試してみたいときは、露出補正が終わった段階でプロファイルを保存するのがおすすめです。

⑤デフォルトプロファイルにリセット

「デフォルト値にリセット」は、RAW画像を開いた直後の状態に戻す機能です。完全な初期化ではなく、RawTherapeeが最初に適用したデフォルト処理プロファイルの状態へ戻ります。処理プロファイル→付属のプロファイル→Auto-Matched Tone Curveで画像を開いた状態に戻ります。

注意点として、同じRAWフォルダに以前の編集内容(PP3)が残っていると、RawTherapeeはそのpp3を優先して読み込みます。その状態でAuto-Matched Curveを読み込んでも、PP3由来の設定とAuto-Matched Curveの設定が混在し、開いた直後と一致しないことがあります。完全に「開いた直後」に戻したい場合は、該当画像のサムネイルを右クリックし、 処理プロファイル操作から デフォルトにリセットします。

⑥ニュートラルプロファイル

さらにRAWに近い状態を確認したい場合は、ニュートラルプロファイルを適用してみましょう。トーンカーブ未調整の素に近い画像を確認できます。

⑦pp3削除

最終手段です。該当のpp3ファイルを削除すると、その画像の編集情報そのものが消えます。復元はできません。

まとめ|高機能なRAW現像ソフト

RawTherapeeは無料とは思えないほど高機能なRAW現像ソフトです。最初は設定項目の多さに圧倒されるかもしれませんが、基本的な流れはLightroomなど他のRAW現像ソフトと大きな違いはありません。まずは露出補正やホワイトバランス、シャープネス調整など基本機能から使い始め、徐々にノイズ低減やデコンボリューション、ローカルコントラストなど高度な機能へ挑戦していくのがおすすめです。

Photoshopのような画像編集ソフトからの移行だと、当初はプロファイルとい概念に戸惑うかもしれませんが、そこを乗り越えればかなり使い勝手のよいソフトです。非破壊編集を採用しているため、元のRAWデータを失う心配なく何度でも調整をやり直せます。無料でここまで細かく画質を追い込めるソフトは多くありません。

次回は、オールドレンズやテレコンバーターを使用した写真、赤外線写真の現像を例に、RawTherapeeならではの画質調整テクニックを詳しく解説していきます。

▶赤外線撮影のホワイトバランス完全ガイド|RawTherapeeでの設定方法とカラースワップまで徹底解説

FAQ|よくある質問

RawTherapeeは無料で使えますか?

はい。RawTherapeeはオープンソースとして開発されている無料のRAW現像ソフトです。利用料金やサブスクリプション契約は不要で、Windows、Mac、Linuxに対応しています。

RawTherapeeは初心者でも使えますか?

使えます。ただし設定項目が多いため、最初は操作に戸惑うかもしれません。まずは露出補正、ホワイトバランス、シャープネスなど基本機能から覚えるのがおすすめです。

RawTherapeeとLightroomの違いは何ですか?

Lightroomは写真管理機能やAI補正機能が充実しており、効率的な現像に向いています。一方、RawTherapeeは細かなパラメータ調整が可能で、画質を追い込みたいユーザーに向いています。

RawTherapeeはJPEG画像も編集できますか?

はい。RAWファイルだけでなくJPEGやTIFF画像の調整にも対応しています。ただしRAWファイルのほうが編集できる範囲は広くなります。

RawTherapeeのプロファイル(PP3)とは何ですか?

PP3はRawTherapeeの編集設定を保存するファイルです。露出補正やホワイトバランス、シャープネスなどの調整内容が記録され、元のRAWファイルは変更されません。

RawTherapeeは非破壊編集に対応していますか?

はい。RawTherapeeは非破壊編集方式を採用しています。編集内容はPP3ファイルに保存されるため、RAWデータを劣化させることなく何度でも調整できます。

RawTherapeeで写真を書き出す方法は?

編集後に保存アイコンをクリックすると、JPEGやTIFF形式で画像を書き出せます。複数の画像をまとめて処理したい場合はキュー機能を利用すると便利です。

RawTherapeeのデフォルトプロファイルとは何ですか?

RawTherapeeでは初期状態でAuto-Matched Tone Curveなどのデフォルトプロファイルが適用される場合があります。そのためRAWファイルを開いた直後でも、カメラJPEGに近い見た目になるよう一定の補正が加えられていることがあります。

RawTherapeeのにじみ除去(RL Deconvolution)とは何ですか?

RL Deconvolution(Richardson-Lucy Deconvolution)は、レンズの収差やわずかなピンボケによって失われた細部を復元するための高度なシャープニング機能です。一般的なアンシャープマスクよりも自然な解像感を得やすく、オールドレンズやテレコンバーターを使用した写真、赤外線写真などの画質改善に効果を発揮する場合があります。ただし設定を強くしすぎるとノイズや不自然な輪郭が発生するため、拡大表示で確認しながら調整することが重要です。

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