【レビュー】ウナギの飼育方法まとめ|最大サイズは80cm?稚魚の育て方・水槽サイズ・餌・脱走対策を解説(2026更新版)

ウナギは家庭で飼育できるのか?そして最終的にどれくらい大きくなるのか?実はニホンウナギは最大で60〜80cmほどに成長し、寿命も10年以上といわれる長寿な魚です。

「稚魚はかわいいけど、成魚はどのくらいになる?」「水槽サイズは?」「餌は何を与える?」「脱走しやすいって本当?」——こうした疑問を持つ方も多いはずです。

本記事では、ウナギの稚魚の育て方から成魚になるまでの成長過程、必要な水槽サイズ、水温管理、餌の選び方、そして最重要ポイントである脱走対策まで、実体験をもとに詳しく解説します。これからウナギを飼育してみたい方が失敗しないためのポイントをまとめました。

ウナギは家庭で飼育できる?基本情報まとめ

ベランダビオトープなるものをはじめました。ホームセンターでプラ舟(トロ箱)と呼ばれる1m程度の容器を買って、そこに赤土やら水草やらを入れて金魚メダカを飼うというもの。生態系ができるので、自然発生する微生物や小さな生き物を食べるのでエサやりや水換えが最小限で済むうえ、エアポンプなどが基本的には不要。ずぼらな人間でも無理なく続けられるのが魅力です。

ベランダビオトープで魚を飼育する
今回はプラ舟でメダカと一緒に飼育

プラ舟は2種類を用意。ひとつは金魚用、もうひとつはメダカ用として飼育しているのですが、少し変わったものを飼ってみたいなということで、かつて飼育していたウナギを探してみることに。

ペット用としてウナギの飼育をはじめたのはかれこれ15年前のこと。神戸のペットショップで見つけて1年ほど飼育していました。当時で1匹200円ミドリフグと混泳させていましたが、飼育に手間がかからず、餌やりもほぼ不要なので気に入っていました。

最近、また飼いたくなってアチコチとペットショップを探しましたが、なかなか扱っているお店がない。と思ったら、意外なことにAmazonで扱っている業者を発見。ペットも通販で買える便利な世の中になったのですね。名生園というショップで、1匹698円+送料700円と若干高めですが、シラスウナギ漁が不作の昨今仕方がないのか。

ウナギの稚魚は2021年現在送料込みで1匹1500円に

Amazonでは通年で20cmクラスのウナギ生体は販売されているようですが、ウナギ感が強いので稚魚がおすすめです。ちなみにウナギの稚魚は季節商品なので、おおむね3-6月あたりに出品を見かけます。Amazonで扱いがない場合は楽天やヤフオク・メルカリあたりを探せば見つかることがあります。

Amazonで購入したウナギの稚魚、サイズは10円玉大
10円玉と比較してこのサイズ

ウナギの稚魚を水槽に投入

Amazonで購入したウナギの稚魚が到着しました。ビニール袋に入って届くので袋を水槽に浸けて2-3時間ほど放置。温度調整できたら放流です。このあたりは一般的な熱帯魚と扱いは同じ。にょろにょろと泳ぐ姿を見せたかと思うとあっという間に底に消えていきました。

ウナギの飼育方法【初心者向け完全ガイド】

飼育の専門家ではないので正しいかどうかはわかりませんが、ウナギ飼育の情報はネットでもあまり見かけないので、かつて飼っていた経験からウナギについて少し書いておきましょう。

必要な水槽サイズと設備

ウナギの幼魚は30cm水槽で十分

ウナギといっても稚魚なのでサイズ感は、つまようじぐらい。見た目も成魚のウナギほどグロテスクではなく、にょろにょろと泳ぐ姿はとってもキュートです。飼育も簡単。30cm程度の小型水槽にブクブクをセットしておけばよし。水が汚れてきたなと思ったら水替えする。環境にもよりますが、夏場であれば目安は月1ぐらいです。

底砂と隠れ場所の設置を

ウナギ飼育には底砂と隠れ場所の設置を

水槽内は底砂を敷いて飼育しています。日中は砂のなかに潜るので、ある程度厚みを持たせてやるのがよいです。暗いとこを好むので単管パイプなどで隠れ場所を作ってやるとよいでしょう。

水温管理と設置場所の注意点

ウナギは暗くて狭い場所を好む

水槽の設置は直射日光の当たる場所を避けましょう。小型水槽ではすぐに水温が上昇して生体に危険な温度まで上がることがあります。直射日光は藻が大量繁殖する原因にもなります。トイレや洗面所のような温度変化の少ない場所がおすすめです。ウナギは夜行性なので、一日中照明がついている場所も避けたほうがよいかも。

冬眠はする?ヒーターは必要?

秋ごろになって水温が低下するとウナギは活動量が低下し、冬眠期に入ります。ほぼ動かなくなりエサも食べなくなるので、冬に備えて体力をつけさせるため、秋は少し多めにエサを与えています。ヒーターを使えば冬眠は避けられます。

定期的な水換えで水質管理を

ウナギ飼育には定期的に水換えを

ウナギは比較的丈夫ですが、水が汚れやすい魚です。幼魚のうちは水質はそれほど気を遣う必要はありませんが、大きくなると水が汚れやすくなるので定期的な水替えを推奨します。アンモニア蓄積や酸欠が起きると一気に弱るのでご注意を。

将来的には60cm水槽が必要に

飼い始めは小型水槽で大丈夫ですが、3年程度で成魚になるので将来的には60cmクラスの水槽が必要になります。飼育開始から5年ほど経過しましたが、サイズは50cmを超えています。成魚の飼育には最終的に60cmクラスの水槽が最低ラインで、余裕を持たせるなら90cm水槽のほうが理想的です。

ほかの魚と混泳はできる?

混泳させると底砂に潜って姿が見えなくなります

臆病な魚なので、他の魚との混泳はしないほうがいいです。混泳させても問題はありませんが、底砂の中に潜って姿を見せなくなります。ウナギのみの単独飼育がオススメ。ある程度の大きさになればコケ取り用に少量のエビは入れても問題ないでしょう。

ウナギのエサはナニを与える?

稚魚には乾燥アカムシがおすすめ

稚魚のウナギは乾燥アカムシがおすすめ

エサは乾燥アカムシをたまに与えておけば大丈夫です。水槽の中にエサを入れると、底からにょろにょろと水面に上がってきてパクっと食べます。ウナギは生命力があって丈夫な魚なので、水草を入れておけば1週間ほど家を留守にしても問題ありません。

成長後はドジョウ用沈下エサ

ある程度のサイズになると沈下タイプのドジョウエサがおすすめです。我が家はこれだけ与えてかなりの大きさに育っているので栄養的には問題ないでしょう。エサは食べたぶんだけ大きくなるので、与えすぎるとどんどん成長していきます。1日2-3個を目安に与えています。

エサの頻度と与えすぎの注意点


沈下タイプのドジョウエサがおすすめ

以前飼育していたときは1年で10センチぐらいに成長していました。最終的には魚屋で売ってるウナギサイズにまでなります。成魚サイズは見た目にかなり“食材感”が出てくるので、エサの与えすぎには要注意です。

どれくらいのサイズになるの?

ニホンウナギ(ニホンウナギ)は全長60〜80cmほどまで成長します。野生では80cmを超える個体も確認されていますが、家庭飼育では 50〜70cm前後 に落ち着くことが多いです。

成長スピードの目安

  • 1年目:10〜20cm前後
  • 3年目:30〜40cm
  • 5年目以降:50cm超えも珍しくない

※餌の量や水温など飼育環境でかなり差が出ます。

ウナギ飼育で一番重要なのは脱走対策

水槽から飛び出す理由

ウナギ飼育は簡単で、水質も一般的な熱帯魚ほど神経質にならなくていいですが、一点だけ注意する点が。それは脱走対策。鯉の滝のぼりではありませんが、ウナギには上へ上へとのぼっていく習性があるようで、水面から水槽上までの高さが低いとぴょんと飛び出してしまいます。

フタ・隙間対策の方法

以前飼育していたときも、引っ越し時に入れていた容器から飛び出して無残な状態になっていたことがあります。水槽でも水面からジャンプして外に出ていたことがあったので、水槽で飼育するときは蓋をするなりの対策が必要になります。ちょっとしたすき間からでも飛び出すのでご注意ください。

フィルターへの巻き込み事故対策

また、狭いところにニョロニョロと入っていくので、特に稚魚のときはフィルターなどの隙間に入り込んでご臨終なんてことも起こりえます。フィルター類はパンストなどでカバーして入り込まないように対策しておきましょう。

ウナギを5年飼ってわかったメリット・デメリット

  • 丈夫で飼いやすい
  • 成長すると想像以上に大きくなる
  • 観賞性はやや低め(夜行性)

ウナギ飼育はこんな人におすすめ

  • 変わった魚を飼いたい人
  • 長期飼育を楽しみたい人

  • ベランダビオトープと組み合わせたい人

まとめ|ウナギ飼育は意外とかんたん、ただし脱走対策は必須

ウナギは一見むずかしそうに思えますが、稚魚のうちは小型水槽でも飼育でき、水質にもそれほど神経質になる必要はありません。餌は乾燥アカムシやドジョウ用沈下エサで十分育ち、丈夫で生命力の強い魚です。

ただし最大の注意点は「脱走対策」。水槽のフタや隙間対策を徹底しないと、思わぬ事故につながります。また、成長すると50cm以上になるため、将来的な水槽サイズの確保も必要です。

ウナギの飼育は、変わった魚を育ててみたい方や長期飼育を楽しみたい方におすすめ。稚魚のかわいらしさから、成魚の迫力ある姿まで成長を見守れるのが最大の魅力です。

ウナギ飼育を検討している方から特に多い質問をまとめました。

❓ FAQ

よくある質問(FAQ)

Q1. ウナギは家庭で本当に飼育できますか?

はい、飼育可能です。稚魚であれば30cm程度の水槽からスタートできます。ただし成長すると50cm以上になるため、最終的には60cm以上の水槽が必要になります。


Q2. ウナギの飼育は難しいですか?

比較的丈夫な魚で、水質にもそこまで神経質になる必要はありません。ただし「脱走対策」と「成長後の水槽サイズ確保」は重要なポイントです。


Q3. ウナギの餌は何を与えればいいですか?

稚魚のうちは乾燥アカムシがおすすめです。成長後は沈下タイプのドジョウ用エサなどが適しています。与えすぎると急激に成長するため量には注意が必要です。


Q4. ウナギは冬眠しますか?

水温が低下すると活動量が減り、餌を食べなくなることがあります。ヒーターを使用すれば冬眠を避けることも可能です。


Q5. ウナギは他の魚と混泳できますか?

可能ではありますが、臆病な性格のため単独飼育がおすすめです。混泳させると底砂に潜って姿を見せなくなることがあります。


Q6. ウナギは通販で購入できますか?

一部のショップでは通販で販売されています。ただし生体販売には季節や在庫の変動があるため、購入前に最新情報を確認することが大切です。

Q7. ウナギはどれくらいの大きさまで成長しますか?

ニホンウナギは最大で60〜80cmほどまで成長します。家庭飼育でも50cm以上になることは珍しくありません。成長に伴い水槽サイズの拡張が必要になるため、長期飼育を前提に環境を整えることが重要です。

Q8. ウナギの寿命はどれくらいですか?

ウナギの寿命は一般的に10〜15年ほどといわれています。飼育環境が安定していれば10年以上生きることも珍しくありません。ただし、水質悪化や脱走事故が起きやすい魚でもあるため、長期飼育には適切な水槽環境と管理が重要です。

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