ルノーの折りたたみ自転車「RENAULT ULTRA LIGHT 7 ホワイト AL-FDB140」を買ってみました。使い勝手などご報告。
きっかけは、JALの機内誌で見かけたことなんですが、目を引いたのがその重量。ナント7.5キロとな。ふつう、この手の折りたたみ自転車は12キロ超えが標準で、例えばカーボン製の軽量スポーツサイクルでも10キロ切れば優秀って感じなんですが、なんとアルミ合金製で7.5キロ。「絶対、この機内誌誤植だよ」とか思いつつも、Amazonで確認してみるとやはり7.5キロです。
マジかよ。と思いながらポチってしまった。お値段、50,127円と今日びの折りたたみ自転車としてはやや高級路線です。しかし、マンション6階の玄関前に置いとける小型&軽量自転車を探していた私にとっては、本当にそんだけ軽いならこの価格は許容範囲。
Amazon注文の翌日には商品到着です。以前、某自転車店でスポーツサイクル買ったときは現品のくせに調整に2週間かかりますとかだったことをちょっと思い出した。
商品は段ボール箱に梱包されて到着です。箱を持ち上げた時点ですでにカルい!自転車は折りたたまれた状態で、なぜか右側のべダルだけ外した状態。付属の六角レンチで簡単に取付できます。組み立ては簡単。フレーム真ん中を拡げて、レバーで固定。ハンドルとサドルを伸ばしてロックで完成っす。
軽さはどの程度?
いや~、ちょー軽いです。ここまで軽くなるもんなんですね。極限までムダを省いたフレーム構造。小型のタイヤ、サドルとハンドルも軽量パーツを使うことで、明らかに別次元いや異次元の軽さです。草食系男子でも片手で楽に持ち上げられるでしょう。肉食女子でも大丈夫です。
軽いということは、どれだけ便利なのか。まず、エレベーターやマンションでの取り回しが楽ちん。段差などでもヒョイって持ち上げられるのはいいですね。
このサイズならマンション廊下に置いても邪魔にならない
そして、乗車時もメリットがあります。車体が軽いと漕ぐのがラクですね。一般的な折りたたみ自転車と比べると5キロ、ママチャリと比べると10キロぐらいの重量差がありますがこれは大きい。爽快な漕ぎ心地です。
クルマのおともに
折りたたみは、フレーム中央のレバーロックを解除して車体を半分にして、ハンドル・サドルを下げるだけ。3分あればできます。完全に折りたたむとかなりコンパクトで、イケアのブルーバッグ(L)にスッポリおさまる。輪行バッグみたいな感じで、肩から下げて電車内に持ち込むこともできます。飛行機の手荷物で預けることもできそうなサイズ。
イケアのショッピングバッグに収まる
クルマに載せるのも簡単です。スポーツサイクルでは、前輪を外した上で、後部座席をフラットにして詰め込むか、もしくはルーフキャリアのような機材が必要でしたが、ULTRA LIGHT 7なら折りたたまずともコンパクトな車体をそのままトランクに載せられる。
助手席でもオッケー
ハンドルとサドルを収納するだけでもかなりコンパクトになります。後部トランクに常駐せておいてもいいぐらい邪魔にならない。もちろん軽いんだから載せ降ろしもラクチンです。
たたまなくてもトランクにすっぽり収納できる
マイナス点は?
「すげーや、私も買う」と衝動に駆られたあなたに知っておいてもらいたいこと。それは、この自転車が軽さを追及したスペシャルモデルだということ。弱点も多々あるのでご注意を。
ひとつめ。上り坂は厳しいです。一般的なママチャリ同様、一枚ギアでギアチェンジができません。そして平地でスイスイ進めるようなギア比になってるので、変速機付きの自転車みたいに上り坂は軽いギアになんてことは無理っす。坂道の多い地域にお住まいの方は要注意。なお車体は軽いんで歩いて押すのはそんなに苦になりません。
つぎ。タイヤのサイズは14インチと、子供用自転車なみの大きさ。凸凹道や悪路走行には向きません。雨の日なんかはスリップしやすそうなんで気を付けましょう。泥よけついてないので、水たまりで水跳ねて服も汚れるし。それから、マウンテンバイクみたいにサスペンションないし、サドルも堅いのでちょっとした段差も厳しい。長時間の乗車はお尻へのダメージ大です。基本、街中の平らな舗装された道を走るための自転車と考えてください。あと、タイヤが小さすぎてイオンの駐輪場でタイヤロックができないなんてことも。
そのほか、気を付ける点としては、折りたたみ自転車全般に言えることですが、軽量化のため余分なパーツを省いているので、追加でいろいろ必要になります。ライトはなし、前後とも反射板のみ。追加で前照灯は必須です。カゴもないので、取り付けるかリュックにするか。軽いということは盗むのも簡単、カギも用意しておきたいです。そんなとこかな。
総合評価(☆☆☆☆☆)
いろいろとマイナスポイントはありますが、そんなことは気にならないほどの軽さ。超軽さ。軽い。軽いんです。軽さは正義。街乗り中心のあなたや、車に載せておきたいあなたにはオススメの一品です。
改造編はこちら。
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