【レビュー】任天堂スイッチ&小型キャプチャーカードを買ってみた


ヨドバシカメラ任天堂スイッチの抽選販売していたのでなんとなく申し込んだら当たってしまいました。ということでスイッチ購入。まあ、今さらスイッチのレビュー載せてもアレなんで、合わせて買った小型キャプチャーカードでスイッチのプレイ動画キャプチャーにチャレンジしてみることに。詳しく紹介していきます。


海賊王格安キャプチャーカード
購入したのは、地デジやAmazonプライムビデオなどのビデオソースをHDCP解除してキャプチャーできるという、以前紹介した海賊王というメーカーから発売されていたビデオキャプチャーカード。お値段4,800円という激安製品が出ていたので試しにポチってみました。



開封してみた
ということで、さっそく開封。想像していたより小さい。。。大きさは親指大です。片側がHDMIの入力端子で、もう一方がUSBになっています。付属品はUSB OTGケーブルとType-C変換アダプターです。


ほんまにこれでキャプチャーできるんか?と若干不安を感じつつも、さっそくニンテンドースイッチに繋げてみることに。こんな感じ。


スイッチのHDMIケーブルをキャプチャーカードに挿し込んで、キャプチャーカードのUSB端子をOTGケーブルでノートパソコンに。


以前紹介したOBS Studioを起動するとスイッチの画面が表示されました。すでにOBSの設定済んでいたので思ったより簡単に繋がりました。



キャプチャーしてみた
とりあえず世界のアソビ大全しかソフト持ってないので試してみることに。繋げたノートPCは4年前ぐらいに買ったCore i7-5500U メモリ8GBと、今となっては非力なパソコンです。

キャプチャーカードですが、この値段ではさすがにHDMIのパススルー出力は無いので、PCの画面でプレイすることになります。画面の遅延がどうかなと思いましたが、ボードゲームなので特に気になりませんね。

ブラックジャックのプレイ画面をキャプチャーしてみたのでYouTubeにアップしときます。キャプチャーした動画を見ると、画質的には問題なし。フルHDでキャプチャーできてます。4,800円とは思えないデキバエ。YouTubeリンク


動きの早いゲームはどうでしょう。ゴルフや野球盤をやってみましたが、さすがに遅延が影響してプレイに支障をきたしますね。アクションゲームなど楽しむ場合は、HDMIパススルー機能の付いた上位機種にするか、HDMI分配器を用意したほうがよさそうです。YouTubeリンク



HDCP解除できた
せっかくなので、AmazonプライムビデオとかHDCP規制かかってる機器も試してみましょう。Fire TV 4Kを接続してみると、、、あっさり解除できましたね。この値段でここまでできてしまうとは驚き。


ノーブランド品到着
先にAmazonで注文していた同じタイプの格安商品も届いたのでこちらも試してみることに。Allead HDMI キャプチャーボードという製品です。ロゴとか入ってないのでノーブランド品ですかね。価格は海賊王の半分程度ですが、こちらは中国からの発送のようで注文から到着までに2ヶ月程度かかりました。。。


外見ぱっと見た感じはまったく同じ製品です。こちらも任天堂スイッチを繋げてみましたが、PCに認識されたりされなかったりとどうも挙動がおかしい。。。値段の違いも含めて気になったので中身をチェックしてみることに。基盤はプラスドライバーで簡単に開けることができます。
ロゴを除けばガワは同じですが、中身はパッと見ただけで違いがわかりますね。海賊王の基盤にはSFX HDMI VC V1.5 2020.05.20と印字されています。VCはビデオコンバーターで、V1.5はバージョン1.5ですね。基盤の製造年月が今年5月と新しいことがわかります。SFXは何だろ?

一方、ノーブランド品(Allead)のほうは基盤に製造年月など何も記載されていません。ヒートシンクも海賊王版が5枚フィンに対してノーブランド品は4枚です。うーん、この微妙な違いが怪しい。。。
左がノーブランド品。丸で囲んだ箇所など基盤に載っている部品点数が明らかに少ないですね。何のチップを省略してるんだろ。搭載されているチップも型番が違ったり、まったく別物だったり。Alleadのほうが使っている部品は古いようです。ヒートシンクに隠れて確認できませんが、メインのビデオコンバーター回路も型番違う可能性ありますね。ハンダの使い方も量多めで素人目で見てもヘタ。このあたりも気になります。。。

基盤裏面にも大きな違いが。海賊王のは振動防止もしくは固定のためのスポンジが貼ってありますが、ノーブランド品はなし。USB端子を持つと基盤が固定されないからかカタカタ動きます。QC(品質管理)のシール有無も気になるといえば気になる。

ということで、想像するに安価なノーブランド品は基盤の設計や回路が古い(海賊王のバージョン1.5に対してノーブランド品はバージョンゼロ?)とか、細かなパーツを省略しているぶん価格が安いってことですかね。ネット情報では音声がモノラルとか、画像が粗いという話もあるようで、バージョン古いとそのような個体に当たるのかもしれません。見た目は同じでも中身はかなり別物。このあたり、おもしろいというか、奥が深い。


総合評価☆☆☆☆☆
てな感じで評価の方に。対象は海賊王版キャプチャーカードのです。使ってみた感じではキャプチャー機能については特に問題なし。というか、HDCP解除できるし、この値段でここまでできれば不満はないですわ。今回はキャプチャーのみ試してみましたが、OBSを使えば配信も問題なくできてしまいます。

良い点としては、まず安い。そして1080P画質で問題なくキャプチャーできるとこ。ウィークポイントとしてはHDMIパススルーや外部オーディオ端子が付いてないあたりですが、この値段でそこまで求めるのは酷でしょう。とりあえずキャプチャーや配信してみたい人にはオススメです。ということで文句なしの星5つ。

1 件のコメント:

  1. 海賊王の方は音声はステレオで録れるのでしょうか?

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