コストコ岡山で新たな動きがありました。コストコ進出が噂されている赤磐市の議会で、コストコ出店に伴う地元業者への影響回避を要請する請願について議論されました。議会の中で具体的にコストコの名前が議題に上がるのは初めてです。
さらに議会の中では、友實市長の身内が進出企業はコストコに決まったと地元で触れ回っているとの情報も出てきており、コストコの赤磐出店はかなり信憑性が高まってきているようです。それでは詳しく見ていきましょう。
【産業建設常任委員会】
コストコについて取り上げられたのは6月20日の赤磐市産業建設常任委員会です。この中で、岡山県石油商業組合赤磐支部という団体から出された「大型商業施設コストコの出店に係る地域密着型商業者への影響回避についての請願」について意見が交わされました。石油商業組合は、赤磐市のガソリンスタンド事業者らで構成する団体です。コストコ出店に合わせて、廉価なガソリンスタンドが併設されることを懸念して請願が出されたようです。
コストコは、国内33店舗のうち22店舗にガソリンスタンドを併設しており、レギュラーガソリンが平均より1リットル当たり15-20円程度安く販売されています。
委員会では、「赤磐市内で営業しているガソリンスタンドが、コストコ出店について懸念しており、対応について議会で検討し、地区密着業者の負担、心配のかからない施策を進めてほしい」とする岡山県石油商業組合赤磐支部からの要請が紹介されました。
請願の紹介議員によると、新拠点の産業振興・賑わいゾーンにコストコ進出の噂がたくさん流れているということです。仮にコストコが進出した場合、ガソリン販売事業者など地域密着業者の雇用や時間給への影響を懸念しており、地元密着業者を休業、廃業、倒産させることの無いよう配慮した施策を実行するよう申し入れてほしいと訴えました。
コストコの賃金は地域を問わず、パートでも最低時給1500円からスタートします。これに対して赤磐市の最低賃金は932円で、平均時給も1000円と、コストコとは1.5倍の差があります。2023年4月にコストコが進出した群馬県の明和町では、飲食店のパート時給が3割アップしたとの報道もありました。地元の中小企業の雇用環境へ大きく影響することを懸念しています。
【市長の身内も】
委員会審議の中では、佐藤武文委員から、「多くの市民がコストコが来るという話を聞かされている」と赤磐市内でコストコ進出の噂が広く伝わっていることに触れました。中でも、「友實市長の孫が中学校でコストコが来ると言っていたということを聞いた。市長の家族の中でそういう話が出ている」と指摘。新拠点へのコストコ進出が既成事実と化していると主張し、「コストコ進出についてどこかの時点で執行部が議会で詳細な説明をして欲しい」と求めました。請願は継続審議となりました。
【その他】
新拠点づくり関連では、この4月から都市計画変更の手続きが始められ、今後、岡山県で都市計画審議会が開催される予定です。そのほか、商業施設と山陽インターとを結ぶ市道岩田長尾線の道路整備(詳細設計)がスタートしています。大型商業施設開業で予想される渋滞を避けるために、新拠点と山陽自動車道山陽インターを結ぶバイパス道路です。完成すれば、山陽インターからインター西の高速高架下を抜けて新拠点へアクセスできるようになります。
【まとめ】
地元赤磐市でもコストコ出店は確実という噂がかなり広がっているようです。議会の場でも市長の身内からコストコで決定したという話が伝わっていることからも、コストコ出店の可能性はかなり高くなってきたといえます。計画が順調に進めば、今年度中にもなんらかの発表がある見通しで赤磐市から目が離せまさんね。コストコ岡山計画の詳細については別動画で詳しくまとめているので、合わせてそちらもご覧ください。コストコ岡山出店について新情報やご意見ありましたらコメントいただけるとうれしいです。