【レビュー】AndroidでキャプチャーできるUSB2.0接続HDMIキャプチャーカードを買ってみた


Android TV BOXでの動画キャプチャー用にUSB2.0接続タイプのHDMIキャプチャーカードを買ってみたのでレビューします。


商品概要
商品はAmazonで入手したHDMI キャプチャーカードで、PCのUSBポートに繋げることでHDMIソースの動画がキャプチャーできるというもの。以前USB 3.0&4K 60fps(HDCP2.2)対応のHDMIキャプチャーカードを紹介しましたが、こちらはその下位グレードに相当するものです。USB2.0接続で、4K 30fps(HDCP 1.4)対応の商品です。

下位グレードとはいえ、HDMI出力ポートを備えているのでループアウトにも対応しています。HDMI入出力USBポート電源用のマイクロUSBポートがついています。マイクラインアウト端子はなし。同梱品は写真のとおり。



使っててみた
ということで、さっそく試してみましょう。USB3.0版ではHDCP解除できましたが、USB2.0版でも期待に答えてくれるのか。

使うのは以前紹介したBeelinkのAndroid TVボックスGT-KINGです。この手の製品の中ではハードウェアのスペックも高いので動画キャプチャーでもスペック的に問題ないかと。映像ソースはAmazon Fire TV スティックを使ってみました。


まずは、Fire TVスティックをキャプチャーカードのHDMI Inputに接続。あとはUSBをGT-KINGに繋げれば完了です。


全体像はこんな感じです。ケーブルごちゃごちゃしてますが、キャプチャーカード自体はかなりコンパクトです。


あとはGT-KINGUSB Cameraというアプリを入れれば準備完了です。


HDCP解除できた
アプリを立ち上げるとキャプチャーカードをUSBカメラとして認識してくれます。初回起動時は解像度が低いので、1080Pに変更。Fire TVの画面が表示されました。おー、HDCP解除できてるし。

あとは、右下のメニューをクリックしてレコードボタンを押せばキャプチャーを開始しますが、例によってHDCP解除はセーフですがキャプチャーは違法なので動画はアップしません。解除できているとこだけアップしておきます。


ちなみに、アプリのUSB Cameraはフリーソフトですが、アプリ画面上部に広告が表示されます。キャプチャーした動画には表示されないので特に困ることはないですが、気になる場合は600円でプロ版を購入すれば広告消えます。


キャプチャーした動画サイズは1080P 30fpsが30分で2.3GB程度でした。



総合評価☆☆☆☆☆
てな感じで、難しい設定無しで楽ちんにキャプチャーできてしまいます。Androidで使えるのはうれしいですね。スマホでも試してみましたが付属のUSB OTGアダプター経由で接続できてきれいにキャプチャーできました。スナドラ700番台でメモリ4ギガ程度あれば問題ないようです。

難点としては、Androidだとフレームレートが30fpsになるとこ。まあ、アプリ側の問題なのでどーしょうもないですが。ゲームキャプチャーならWindowsでキャプチャーするのがよいかと。ちなみに、マイクロUSBケーブルが付属していますが使わなくてもUSBからの給電で大丈夫でした(→MicroUSBのスマホでは電源取るのに必要になるみたいです)。期待に応えてくれたので、評価は文句なしの星5つ。


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【レビュー】POT PLAYERでHDMIキャプチャーしてみた

【レビュー】Holy Stoneのドローンがクソだった件


以前レビューしたHoly StoneのトイドローンHS720について、レビュー後にいろいろトラブルに見舞われたので報告しておきます。ほんとロクでもない会社。


レビュー操作
まずお伝えしたいのは、購入当初、商品そのものにはさほど悪い印象はもっていませんでした。カメラ機能は使い物になりませんが、ラジコンドローンとしてはそこそこ遊べるので、当ブログでも評価はドローン星4つカメラ星2つをつけてます。

同様のレビューをAmazonにも投稿しました。ところが、Amazonへのレビュー投稿後数日経って、当方のFacebook宛に見知らぬ中国人からダイレクトメールが届きます。内容はAmazonのレビューを見て連絡したとのこと。

SNSにDMが…

はっ?

Amazonのレビューって匿名ですよね?

なぜ私の名前がわかるのかしら?そして、どーやってFacebookのアドレス調べたの?さらに、数時間後、Facebookのメッセンジャー宛に通話が入る。さらにさらにAmazon担当を名乗る別の中国人からもメッセージが。商品に対してネガティブなレビューを書くと、関係者から付きまとわれるとかもう怖すぎです。この時点でHoly Stoneというメーカーに対する印象がかなり悪くなりました。


中古出品にクレーム
購入から1ヶ月が経過。ぶっちゃけカメラの画質がクソすぎる&新型コロナで外出の機会も無くなったので、Aliexpressで買ったHS120Dと併せて、HS720を売却することに。HS720は2回しか使ってませんが。。。

で、Amazonに中古商品として出品。すると翌日にHoly Stoneから商標権侵害の連絡が!


はっ?Holy Stoneで買った商品を中古で出品する行為が商標権侵害や知的財産権侵害とか意味不明です。Holy Stone以外は中古も出品まかりならんってことです。これ、明らかに独禁法違反でしょ。こんな主張を受け入れるAmazonもア●です。

断言します。Holy Stoneは自社商品の中古出品も認めないクソ企業です。購入した商品が気に入らなくても再販できないとかアタマおかしい。


総合評価☆★★★★
昨今、Amazonにおける中国系製品のレビュー操作が問題になっていますが、かなり酷い状況であることの一端を垣間見ることができました。レビュー投稿の個人情報抜き取りの件はAmazonに報告しましたが、まともな回答は得られませんでした。

中古出品に件についても、Amazonからは商標権侵害しているの一点張り。へえー、中古出品させないんだ。ここの会社の商品は買ったあと商品が気に入らなくても中古で再販できないんだあ。サイアクだあ。

【レビュー】荒野行動用にトラックボールマウスを買ってみた


Android TV BOXで荒野行動を楽しむ実験。とりあえず、マウスとキーボードをつなげればテレビで荒野行動が楽しめそうということで、マウスで試してみたものの、ちょっと操作しづらい。ので、トラックボールマウスを買ってみることに。


商品概要
ということでチョイスしたのはKensington(ケンジントン)のトラックボールマウスOrbitTrackball with Scroll Ring 72337JPです。有線タイプでAmazonで3,894円なり。


トラックボールについて簡単に解説。写真のボール部分を前後左右に動かすことでマウスポインターを動かすことができます。かつてはノートPCのキーボードにも小型のものが搭載されていましたが、最近は見かけなくなりましたね。


メリットとしては、省スペースで使えるのと、手首を固定して操作できるので疲れにくいとこ。まあ、今どきのタッチパッドと比べるとさほどメリットは感じないかもしれませんが。


GT-KINGにつけてみた
Android TV BOXのGT-KINGで使えるか。とりあえず付けてみました。GT-KINGはUSBポートが3つあるので、ハブなしでも1つをキーボードに、もう1つをトラックボールにつなげられます。


荒野行動を起動。左クリック+トラックボールで視点移動ができるようになりました。移動等の操作はキーボードに割り当てされてます。PC版と同じなのかな。一応、これでひと通り操作できるようになりました。マウスよりは操作しやすくなりましたね。



総合評価☆☆☆☆★
省スペースで使えるので、慣れてしまえばマウスよりは使い勝手はいいですが、タッチパッドと比べるとどうでしょうね。好き嫌いは分かれると思います。製品としての完成度は高いです。

難点としては左右両利きに対応しているため、若干フィット感が悪いのかな。クリックボタンがもう少し手前まであればという感じ。付属のパームレストがイマイチですね。厚手のものを置くとボール操作がし安いです。

【新製品】Mi Pad 5?が出るらしい


8インチタブレットの新製品がXiaomiから発表されるようです。Mi Pad 4の後継でMi Pad 5かなと思ったら、Redme Pad 5Gとな。

ギズモチャイナによりますと、SoCは、QualcommSnapdragon 765G でOSはMIUI For Pad systemとのこと。5Gという名前からもわかるとおり、5G LTE対応で、30W高速充電や90Hzディスプレイ、48MPカメラも搭載しているとな。これでお値段282ドルっつーことなので約3万円。安いな…。グローバル版は4万円程度かな?

5月27日発表予定のようですが、日本でも発売してほしい。iPad mini 5買ったばかりですが、悩ましい…。


【レビュー】24時間連続排水できる小型除湿機を買ってみた


間もなくやってくる梅雨の時期に備えて、24時間連続排水可能な小型除湿機を見つけたので買ってみました。


商品概要
商品はAmazonで見つけたペルチェ式の小型除湿機です。タンク容量は800mlですが、ホースを取り付けることで常時外部に排水できるのが特徴。除湿能力は1日あたり最大220ml、除湿範囲は10平方メートルということですから、√10(3.1m2)で5畳半程度の面積に対応します。



開封してみた
箱の中身は、本体、ACアダプター、取扱説明書です。想像していたより小さい。本体サイズ14*16*23cmで、サイズ感としてはビールの大ジョッキぐらいです。コンパクトですね。


タンクを開けると、排水ドレーンがあるので、そこにホースを別途購入して取り付けると外部排水ができます。



使ってみた
さっそく使ってみましょう。使い方は簡単です。電源コンセントにつなげてスイッチオンするだけ。LEDが青く点灯して動作開始です。湿度設定とかの機能はなく、満水になるとLEDが赤色になって自動で止まる仕組みです。シンプル。


コンパクトなだけあって動作音も小さいです。ペルチェ式の除湿機ははじめてですが、コンプレッサー式と比べるとかなり静かですね。耳を近づけると「ウーン」という音がかすかに聞こえるぐらい。湿度設定とかはできないので、満水になるまで運転を続けます。


外部排水機能
この除湿機の最大の特徴が外部排水に対応している点です。ホースをつなげて外部排水することで水捨ての手間が省けて、長時間の連続運転が可能になります。9-10mmのホース対応ということで、近所のホームセンターで9mmのPVCホースを購入。写真のとおり取り付けてみました。


取り付けは簡単。ホースをグリグリと差し込むだけ。あとはタンクをセットして完了。これで外部に排水できるようになりました。



除湿能力は?
ペルチェ式の除湿能力はどんな感じでしょうか。クローゼットで動かしてみるとタンクの中は写真みたいな感じ。部屋の湿度自体50%と低めでしたが、一晩で2cmぐらい溜まってますね。メーカー公称の除湿能力が220ml/日ということですから、まあこんなもんでしょう。


さすがにコンプレッサー式の大型除湿機には敵いませんが、水取りゾウさんとかよりは役に立ちそう。カメラや革製品を保管するクローゼットに置くにはちょうどいい感じです。


総合評価☆☆☆☆☆
カメラ等保管しているクローゼットにはちょうどいい感じのコンパクトな除湿機です。カビ対策にもってこいですね。下駄箱用にもう一台買ってもいいかな。動作音もほとんど気になりませんし、なんといっても、このサイズで外部排水に対応しているのはうれしいですね。てことで星5つ。

【レビュー】HDMI入力ソースのHDCP解除についてまとめ

ここのところHDMIスプリッターの記事へのアクセスが多いようです。新型コロナ自粛の影響で皆さん自宅でAVライフを送っているのでしょうか。ということで、今回はHDMIスプリッター、特にHDCPコピーガードについてまとめてみました。


HDCPとは?
まずはHDCPについて簡単に解説しておきます。ざっくり言えばコピーガードの1つです。一昔前は、ビデオとテレビを繋ぐケーブルといえば赤白黄色のアナログケーブルが主流でしたが、最近はほとんどの機種でHDMIケーブルが使われています。


このケーブルを伝わってデジタルデータが送られるわけですが、生データを送ると簡単にデータがコピーされてしまうということで、データのやりとりを暗号化したのがHDCPです。High-bandwidth Digital Content Protectionの略で、日本語にすると高帯域デジタルコンテンツ保護みたいな感じですかね。策定したのはintelさん。


仕組みとしては、例えば、HDDレコーダーからテレビにデータを送る際に、送信側(レコーダー)と受信側(テレビ)との間で暗号鍵のやり取りを行い、確認できたときだけデータが送信されるというもの。HDCP対応機器同士であればデータのやりとりができますが、非対応機器だと受け取ることができなくなります。


要するに、不正コピー禁止組合(DCP LLC)みたいなものがあって、組合に加盟したメーカーは不正コピーができない機器を販売することが義務付けられる代わりにHDCPの鍵を発行してもらえます。加盟していない野良メーカーの受信機は鍵がないので映像が受信できません(映らない)。


HDCPのキャプチャー
ということで、HDDレコーダーAmazon Fire TVなどHDCP規格の映像ソースをキャプチャーカードに繋げると、①HDCP非対応のキャプチャーカード(野良キャプチャーカード)では、暗号鍵を持たないため画像を表示できない②HDCP対応のキャプチャーカード(DCP LLC加盟)では画像は表示されるがキャプチャーはできない(ハードメーカーが制限をかけている)ーのいずれかになります。

例えば、Fire TVをキャプチャーカードに繋げて録画しようとすると写真のような警告が出ます。HDCPでプロテクトされたビデオはキャプチャーできません。



HDCP1.4のマスターキー漏れる
ところが、2010年にこのHDCP暗号のマスターキーが開発元のintelから流出したことが発表されます。ホテルのマスターキーみたいなもんで、これさえあればどのメーカーのHDCP暗号でもカギを開けることができるみたいです。


マスターキーさえあれば、あとは簡単。テキトーな合鍵を仕込んで、受け取ったデータをHDCPかけずに生データでHDMIに流すようにしてしまえばHDCPをクラックできてしまうのです。これをHDCPクラックとかHDCP解除と呼びます。なお、HDCPパススルーというのはHDCPで暗号化したデータをそのまま他の機種に送る機能です。


HDCP1.4解除スプリッター
ということで、上記の仕組みを利用してHDCPをクラックしたHDMI1.4スプリッター(分配器)キャプチャーカードが中国で出回るようになりました。それがこのブログで紹介しているHDMIスプリッターキャプチャーカードです。


ややこしいのが、同じ外観のHDMIスプリッターでもHDCPを解除できるものとできないものがあるところ。下の2つの写真を見ると外観は同じ商品に見えますが、STOKのスプリッターはHDCP1.4に対応(最大4K 30fpsまでキャプチャ可)し、コピーガードも解除できましたが、ハル電子のはHDCP1.4には対応しておらず、キャプチャもできませんでした。同一商品に見えますが、中身が微妙に違うようです。



ラジオライフで紹介されていたKanaanのスプリッターについても、HDCP解除できるものとできないものが混在して販売されているようです。解除できるものはデコードチップみたいなものが載せてあるのかな?いずれにせよ、見た目だけでは判断できないのでご注意ください。



HDCP2.2クラック
ここまでは最大4K 30fpsのHDCP1.4の話ですが、さらに上位規格のHDCP2.2についても最近クラックされたようです。中国国内を中心にHDCP2.2を解除できるキャプチャカードが出回っているようです。これを使えば4K UHD(4K 60fps)ソースの動画もキャプチャできます。


日本でも一部のお店が取り扱っているようで、Amazonで入手した海賊王というメーカーのキャプチャカードがHDCP2.2ソースの動画も取り込めました。ただし、出力は1080Pに制限される(最大1080P  60fpsでしかキャプチャできない)ため、どの程度のメリットがあるのかは不明です。HDCP2.2対応キャプチャカードについてはこちらでレビューしています。

【レビュー】中華製lightning→HDMI出力端子を買ったら大ハズレだった


iPad mini 5購入に合わせていくつかアクセサリー類を購入してみましたが、久しぶりに大ハズレな地雷製品を掴んだのでご紹介です。


商品概要
商品はAliexpressで売ってたlightning→HDMI変換ケーブルです。テレビのHDMI端子に挿すことでiPad miniの画面が出力できるというとても便利なグッズ。お値段1,019円と純正品(6,380円)と比べるとだいぶお安いです。



繋げてみた
使い方は簡単。電源をUSBケーブルから取って、lightningをiPad miniへ、HDMI端子をテレビへ繋げるだけです。テレビにiPhoneの画面が大きく表示される。便利ですねえ。


今回の目的は、PUBG荒野行動などのゲームを大画面テレビに映して遊びたい。っつーことで、さっそくPUBGを起動。んっ…、なんかおかしい。音が、遅れて、聞こえて、くるよ。。。



地雷踏んだ
銃を撃つと、コンマ5秒ほど遅れて銃声が聞こえてきます。どうして?こだまでしょうか???いいえ、地雷です。


テレビの設定変えないといけないんか?とか、いろいろ調べてみましたが、どーやら、サードパーティー製の安物HDMI変換ケーブルではよく起こる現象のようです。


音声遅延以外にも
ゲームだけの問題かと、別アプリも試してみることに。Amazonプライムビデオの動画ならどうだろう?こちらは動画が再生できません。ネットの接続状態が悪いですと表示が。


動画が再生できない。回線の調子悪いのかと思ったけど、ケーブルを外すと正常に視聴できます。変換ケーブル挿すとWIFIの調子悪くなるとか理解不能。。。


TVerについては表示すらできない。まあ、HDMIを外部出力できないのはAndroidでもよくあることなのですが。


さらにイミフなのが、通知バーの時刻表示までおかしくなるあたり。本日5月1日にも関わらず、1月9日の9時41分に???これはさすがに常用するのは怖い。下手したらiPad mini本体に影響出そう。



サクラレビュー問題
同様のHDMI変換ケーブルをAmazonでも探してみたところ、純正品によく似た星5つの商品を発見。評価も星5つでいい感じ。


念のため偽装レビューをチェックするサクラチェッカーというサイトで調べてみたところ。案の定、サクラ評価まみれ。確かに好評価レビューの日本語がヘンなんだよなあ。最近はニュースなんかでも取り上げられること増えてますが、Amazonのレビューも信頼できなくなってきてます。困ったもんですねえ。。。



総合評価☆★★★★
てな感じで、久しぶりに粗悪品を掴んだなあ。アルミ外装で見た目はいいし、パワポとか静止画系なら使えるかもしれません。しかし、音声の遅延だけならまだしも、WIFIや通知バーに訳のわからない影響を与えるのが怖すぎます。久しぶりの星1つ。

iPhoneやiPad用にHDMI出力ケーブルの購入検討している人は中華製の廉価品は避けたほうがいいです。高いですがApple純正品しか選択肢なし。Amazonで売られている同種商品もほとんど不具合ある&レビューもサクラが多いようなのでご注意ください。