【レビュー】Blueendless のM.2 SSD内蔵USBハブアダプターを買ってみた

DELL XPS13のSSD換装で余った256GB M.2 SSDの再利用方法を考えていたところ、M.2クローナーのメーカーからM.2 SSD内蔵USBハブアダプターが出ていたので買ってみることにしました。レビューです。

商品概要

前回紹介したBlueendlessのUSBハブです。この手のUSBハブでは珍しくM.2 SSDが内蔵できるのが特徴で、そのほかSD & Micro SDカードスロット、HDMI、USB3.0 x 2ポートが利用できます。Amazonで4,980円なり(SATA版)。

同梱品は、本体、USB Type Cケーブル、取付用ネジ、プラスドライバーです。

使い方は簡単。余った256GB M.2 SSDをスロットに挿し込んで、付属のネジで固定するだけ。あとはカバー取り付けて完了です。

ポート類は左から、USB PDチャージ、SDカード+マイクロSDカード、HDMIポート、USB3.0  x 2です。さらに、左側にUSB Type Cポートがあります。

スマホに繋げてみた

この手のSSDケースで、SDカードスロットがあるのはうれしいです。本来はノートPCの拡張用として使われるものだと思いますが、これなら写真撮影時のバックアップ用にスマホとセットで使えそう。

ということで、スマホでも使えるか試してみることに。ハブに1TBのSSDを取り付けた上でUSB Cポートに接続すると外部ドライブとして認識されるので大丈夫そうです。SSD、SDカードともに表示されます。

USBドライブが128GBのSDカード、JMicron製USBドライブが1TBのSSDドライブです。

スマホのファイル管理ソフトからSDカード内のデータをSSDへコピーするだけ。手軽にデータをバックアップできるのはうれしい。SSDも安くなってきているので1GBのをセットしとけば長期の旅行でもオッケーです。

旅行中の暇な時間にSSDにバックアップ撮っておけば、帰宅後の編集もPCに繋げて高速のSSDから読み込みできるのではかどりますね。

総合評価☆☆☆☆☆

お手頃価格で使い勝手もいいです。少しでも機材を減らしたいので、スマホで簡単にSDカードのバックアップ取れるのはうれしいですね。星5つ。

【レビュー】Xiaomiカメラ対決 RN10P vs POCO F3 vs POCO X2(その3)

Xiaomiの新スマホRedmi Note 10 Pro(RN10P)POCO F3(※Redmi K40)の購入に合わせて、せっかくなので手元のPOCO X2(※Redmi K30)と合わせて新旧写真対決をしてみることにの第3弾※第1弾はこちら)。今回は動画を比較です。

シーン① 1080P 30fps EISあり

まずは、1080P 30fpsの動画から見ていきます。動画はYou Tubeのリンク貼ってます。夜9時ぐらいの近所の緑道公園です。街灯があり比較的明るい場所です。

Redmi Note 10 Pro(ISOCELL HM2)

POCO F3(IMX582)

POCO X2(IMX686 )

30fpsだとシャッタースピード稼げるのでどの機種もまずまずの出来栄え。ただ、RN10Pは樹木のあたりがちょっと暗いですかね。

シーン① 1080P 60fps EISなし

Redmi Note 10 Pro(ISOCELL HM2)

POCO F3(IMX582)

POCO X2(IMX686 )

フレームレートを60fpsに上げると、シャッタースピードが下がらないため、どの機種も画質がかなり暗くなります。特にRN10Pは厳しい印象です。


動画を切り抜いてみました。POCO F3と比べるとRN10Pは奥のマンションの壁や川の水面などガッツリ黒潰れしてますね。どちらも1200万画素センサーですが、RN10PISOCELL HM2は1/1.52インチで、1/2インチのIMX582より受光面積が広く、暗所性能は高くなるはずですが、そうでもないみたいです。写真と同じで期待ハズレな結果になりましたね。

シーン② 1080P 30fps EISあり

続いては店舗の明かりが差し込む比較的明るい場所から暗い場所へ、RN10PPOCO F3で歩きながら撮影してみました。30fpsではどちらも電子手ブレ補正(EIS)が効きます。

Redmi Note 10 Pro(ISOCELL HM2)

POCO F3(IMX582)

RN10Pは照明のあたりがブレるというかなんか変な写り方をするのが気になります。手ブレ補正がうまく作用してない感じかな。POCO F3ではそんな症状はなく、手ブレ補正も適度に効いてるような感じですね。

シーン② 1080P 60fps EISなし

同じ場所を60fpsで撮影です。60fpsではどちらも電子手ブレ補正(EIS)が効かなくなります。

Redmi Note 10 Pro(ISOCELL HM2)

POCO F3(IMX582)

どちらも手ブレがかなり目立ちますね。加えてシャッタースピードが下がらないため画面がかなり暗くなってます。POCO F3では薄っすらと路面が写っていますが、RN10Pは照明以外はほぼ真っ暗です。

【レビュー】Xiaomiカメラ対決 RN10P vs POCO F3 vs POCO X2(その2)

Xiaomiの新スマホRedmi Note 10 Pro(RN10P)POCO F3(※Redmi K40)の購入に合わせて、せっかくなので手元のPOCO X2(※Redmi K30)と合わせて新旧写真対決をしてみることにの第2弾※第1弾はこちら)。今回も条件を固定。あくまでセンサー性能の比較なので、夜景モードとかは使わないです。プロモードの標準画質(12MP or 16MP)でシャッタースピードをギリギリ手持ちで撮れるかなの15分の1秒、ISOをPOCO X2の最高感度ISO3200に固定して撮影してみました。そのほかの設定はオート。

比較その1

場所は近所の公園です。夜8時ぐらい。イメージがわからないと困るので、まずはgcamの夜景モードで撮影。カメラはPOCO X2です。さすがIMX686、きれいに撮れますね。これでシャッタースピード1/4秒ISO4015です。それでは各スマホで撮影した画像を並べてみましょう。

どうでしょうか。これを見た感じではRN10Pはやはり感度性能がイマイチ…というか明らかに低いですね。両POCOでは写ってる後ろの建物の白い外壁が見えません。HM2は1画素あたりの受光面積が一番広いので高感度には強いはずですが。。。

比較その2

もう1枚。こちらは街灯があるのでさっきの場所より少し明るさがあります。POCO F3 + gcamの夜景モードでこんな感じの場所です。これで1/8秒、ISO3206

やはりRN10Pだけ極端に写りが悪いですね。光源周辺が僅かに写ってる感じ。もう少しわかりやすくするため、同じ量だけ明るさ補正をかけてみます。

うーん、やはりRN10Pは暗部がほとんど写ってないです。レベル補正かけるも暗所の情報がないので何も出てこない。HM2はセンサーサイズ大きい割に光が取り込めないようですね。ザンネン。POCO X2F3との比較では、画像をタップして拡大してみるとわかりますが、照明手前の石畳あたりの描写がX2ののほうがしっかりした印象です。F3はぼやけたというか塗り絵ぽい感じですね。やはりIMX686 が一番きれいかな。しかし、POCO F3も1/2センサーのIMX582で健闘しています。

総合評価

  • Redmi Note 10 ProISOCELL HM2) ☆☆★★★
  • POCO F3IMX582) ☆☆☆☆★
  • POCO X2IMX686) ☆☆☆☆☆

評価は1回目と同じですね。①IMX686=よくできました②IMX582=大健闘③ISOCELL HM2=期待ハズレーてな感じでした。ここまで高感度耐性に差があると動画にもセンサーの影響がかなり出るのではないでしょうか。ということで、次回は夜間の動画撮影にチャレンジです。

【レビュー】DELL XPS13の内蔵SSDを換装してみた(256GB→1TB)

2016年に購入してカレコレ5年ほど使っているDELLのB5サイズノートPC XPS13です。そろそろ買いかえたいのですが、スマホへの比重が多くなり、PC使う頻度がかなり少なく、買いかえモチベーションがない。XPS13で特に困ることもないのでダラダラと使い続けています。とはいえ、内蔵SSDの容量が256GBで9割以上使ってる状態なので、1TBに換装してみることにしました。

SSDクローナー

XPS13ですが、以前にバッテリー交換(というか取り外し)したことあるので、換装自体はさほど難易度高くないです。問題はSSD内のデータ引き継ぎ。デスクトップPCからデータ移行ソフトを使って旧SSDから新SSDにデータを移せばいいのですが、デスクトップPCに接続するためのM.2 SSDケースが別途必要になります。と思ったら、1台でハードディスクの中身を移せるHDDデュプリケーターのSSD版を見つけたので、チャレンジしてみることに。

製品は、Blueendlessという聞いたことないメーカーのものですが、値段の安さに釣られてポチ。Amazon4,980円なり。なお、今回購入したのはSATA版のSSD用ですが、高速のNVMe版は倍ぐらいのお値段。結構するんですね。Aliexpressでも探してみましたが、品切れ。値段はさほど変わりませんでした。

Blueendless DB280S

ということで届きました。BlueendlessのSSDクローナー。型番はDB280S。SはSATAのエスみたいで、NVMe用のDB280N(12,800円)という製品もあります。同梱品は、本体、ACアダプター、USB A to Cケーブル、A to C変換アダプター、説明書。

本体は金属製でけっこうしっかりした作りです。背面にDC電源ポートとUSB Type Cポートがあります。PCに接続すればドライブとして認識されるみたいです。

換装作業

ということでXPS13からSSDを取り出します。取り外し方は、m.2 スロットに固定されているプラスネジを外してSSDを引き抜くだけ。簡単ですね。XPS13背面パネルの開き方は過去記事へ。

Amazonから調達したシリコンパワーの1TB SATA SSDです。11,980円。XPS13購入当時は高くて手が出ませんでしたが、ずいぶんと安くなりましたね。

右側にコピー元の256GB SSDを、左側にコピー先の1TB SSDを挿し込みます。オフラインクローンの方法は、COPYボタンを3秒長押し→LED点滅→COPYボタンを短押しでスタートです。

コピーが始まると25%のLEDが点滅します。50%75%と順にLEDが点滅し、100%が点滅したらコピー完了。データ容量230GBのコピーが約8分で終わりました。早っ。

クローンが終わったら、新SSDをXPS13にセットしてできあがり。交換作業は30分程度で完了しました。

領域の割り当て

PC起動して確認してみましょう。旧ドライブの256GBがCドライブとして複製されていますが、残り約700GBは未割り当てのままです。

未割り当ての領域をDドライブとして認識させるため、Windowsスタートボタン右クリック→ディスクの管理を起動します。

ディスクの管理で、未割り当ての領域を新しいシンプルボリュームとして指定しDドライブに割り当てたら、フォーマットされて完了です。

無事、Dドライブ(715GB)が作成され、利用できるようになりました。1TBの単独ドライブにする場合は、EaseUS Partition Masterのような専用ソフトでパーティションを結合します。

SSD交換の効果は

SSD交換で容量問題は解決しましたが、速度は改善されたでしょうか。最新SSDの性能やいかに。

Crystal Disk Markで速度を測定してみました。換装前の256GB SSDはこんな感じ。2015年製造のLITEON(台湾)製品です。

換装したシリコンパワー1TB SSDの結果はこんな感じ。SATAドライブで帯域上限に近いためか、読み込み速度はさほど上がっていませんが、書き込み速度がかなり早くなってますね。

総合評価☆☆☆☆☆

ということで、ここではBlueendlessのSSDクローナーを評価です。想像以上に簡単にクローンできて便利。メーカー品と比べると値段も手頃でオススメです。安価なM.2 SSDリーダー買って、一旦PCハードディスクに移すという方法もありますが、HDD書き込みにけっこう時間かかるので、デュプリケーター使ったほうが手間はかからないですね。まあ、一度使ったらしばらく使うことも無いですが、オークションに出せばいいかな。SSDも昔と比べるとかなり安くなってますし、性能も上がっているので、旧PC持て余している人は交換オススメです。

【レビュー】チームラボ岡山福岡醤油に行ってみた



チームラボ☆が岡山に登場しました。自宅から徒歩10分程の場所だったのでオープン翌日に訪問です。

展示概要

おなじみチームラボ☆。岡山版の正式名称は、Teamlab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouseです。会場は後楽園近く、北区弓之町の旧福岡醤油の地下展示スペースです。明治時代から醤油の樽を貯蔵していた地下倉庫で、現在はギャラリーとして使われている空間を利用しておなじみの光のアートを展示しています。

一昨年に石川財団が岡山にチームラボを誘致計画中と発表しており、てっきり、後楽園あたりで高知や高松でやってたような期間限定の屋外展示をするのかと思ったら、醤油蔵跡地を利用するとは目の付け所がアートですね。

会場案内

会場は写真の元醤油醸造所。地下空間は近年、岡山芸術交流などアートイベントで利用されています。石川財団で土地建物を取得したみたいですね。

明治時代からある、岡山市中心部では貴重な建物です。弓之町一帯は岡山空襲の被害を免れたため、このような明治〜大正時代の建築物がいくつか残っています。

裏から見るときれいに改修されていますね。岡山ではよく見かける焼杉(焼板)の外壁です。害虫予防効果があるようです。

後楽園へは徒歩5分程度の場所なので、わかりやすいかと。岡山駅から後楽園行きのバスを使うのが便利。駅から歩けば15分程度の距離です。

入場してみた

入り口はこんな感じ。引き戸を開けて中には入ります。予約とかは特に必要ないです。

窓口でチケットを購入します。時間制なので一番近い15時15分を案内されました。お茶付きで1,000円なり。注意点としては現金は使えませんPAYPAYやクレカ、Suicaなど電子マネーの決済のみです。

1階のスペースは岡山芸術交流のパネル展示が。ミュージアムグッズもエコバッグなど少しだけありました。時間潰すには持て余しますね。

時間が来たらかんたんな説明のあと、地下の展示会場へ案内されます。会場までは暗いので女性は歩きやすい靴のほうがいいかも。小さなお子さんは怖がって泣く可能性ありです。

中はこんな感じ。一面に水が張ってあり、ランプがプカプカ浮いてます。幻想的ですね。写真撮影はオッケーです。

冷たいお茶が出てきます。水割りとか出てきてもよさそうな雰囲気。チームラボお台場EN TEAに似てますね。飲み終わったら適当に出ていく感じになります。

周辺案内

ついでに周辺施設も簡単に紹介しておきます。後楽園から近いのでいろいろあって散歩が楽しい場所です。なぜか岡山にカフェキツネが。そういえばここも現金決済不可でしたね。

後楽園方面へ向かう鶴見橋。映画でーれーガールズのロケ地になってましたね。足立梨花が歩いてたあの橋です。

橋の手前にあるカフェモヤウでお茶。のんびりできるいいお店です。ランチもオススメ。

近隣には県立美術館オリエント美術館(改修中)など文化施設がいくつかあります。最近オープンしたRSKメディアセンター玄関前には岡本太郎さんの陶板作品「躍進」が。山陽新幹線開通を記念して岡山駅構内に設置されたもので、岡山駅橋上化のタイミングで表舞台から姿を消しました。RSKメディアセンター完成のタイミングで修復後、こちらに移設。もともと山陽放送が当時の国鉄に贈呈したものらしいです。どうでもいいことですが、さすがに工事用のコーンはセンス無さすぎ…。

総合評価☆☆☆☆☆

ここではチームラボ☆展示の評価を。展示は1つだけで小ぶりな作品ではありますが、チームラボの雰囲気は十分味わえます。正味30分程度で、期待を膨らませていくとやや物足りなさはありますが、明治時代からある歴史建造物とのコラボレーションです。後楽園観光や周辺散策と合わせればまあ満足できるかな。地元贔屓&開店祝いで星5つ。