と思いきや、マンションがメゾネットタイプで2フロアのため、2階に設置したWI-FIの電波が1階に届かない。鉄筋コンクリート造のため、ある程度は覚悟していたことですが、なんとか解決しなければ。解決策としては、(1)有線LANを1階に引き込む(2)無線LAN中継機を設置して1階に電波を飛ばす-の2通り。
賃貸マンションで有線LANを引く方法
せっかく光が開通したんだから、1階にも有線LANを引きたいと考えたところ、思いついたのは2通り。ひとつめは電話線を通している管にLANケーブルを通す方法。マンションの場合、電話線を通す管が建物内を通っているので、その管を通せば1階にケーブルを渡せるはず。ところが、電話線のモジュラーコンセントカバーをカパっと外してみたところ、1階の管は見つかったものの、2階の管が見当たらない。。。ということで、この方法は保留。
窓枠にLANケーブルを通す専用ケーブル
もう一つは、窓伝いでケーブルを屋外経由で1階に渡す方法。窓枠を通す専用のLANケーブルが売ってるので、それを使えば1階にケーブルを渡せる。これなら、ルーター→2階窓→1階窓→無線LANアクセスポイントでOK。ただ、窓からケーブルが垂れ下がって見た目があれだし、専用ケーブルは結構値が張るし、窓の開け閉めすると断線するようなので一旦保留です。
中継機で無線LANの電波を1階に飛ばす
ということで有線接続は断念して、無線での接続を試みることに。ま、無線でもスピードが出るならいいでしょう。探してみたところ、中継機なるものを設置すれば、WI-FI電波の飛ぶ範囲を伸ばせる。ネットを調べたところ木造2階建てなら問題なく使えるみたいだが、鉄筋コンクリートで飛ぶかが不安なところ。
というのも、ソフトバンク光のWI-FIルーターを2階窓際に置いて、1階の真下で繋げようとしてもほとんど繋がらない状態。ソフトバンクルーターの電波が弱いのか、鉄筋の電波遮蔽率が高いのか、前者なら中継機でどうにかなるが、後者なら無理かもしれない。携帯でも鉄筋コンクリートの建物だと圏外になることあるんで不安だった。
電波が飛びそうな見た目のWEX-1166DHP
バッファロー WEX-1166DHP の実力やいかに?
ということで選んだのがバッファローのWEX-1166DHP。技術的なことはよくわからないので電波の飛びそうな見た目のにしてみた。設置は簡単。本体裏にコンセントの差し込み口に差すだけ。けっこうガッツリした本体なんで、コンセントに差し込むとなかなかの存在感。ということで、直差しがあれなら、コンセントケーブルが付属しているので、それ経由で繋げてもよし。
設定は簡単。電源オンして中継機とルーターのWPSボタンを押せば自動で認識して使えるようになる、、、はずなんだけど、どうにもソフトバンク光のルーターとは相性が悪いのか、何度やっても「WPSランプ」が点滅したままで繋がんね。
ということで、泣く泣く手動設定。手動設定はWI-FIを中継機のSSID(Extender-G-xxxx)に繋げてブラウザ経由で行うのですが、Android端末からだと設定画面が開けない。。。仕方ないのでノートPCから設定。今度は開けた。あとはブラウザ上でルーターのSSIDを選択してルーター接続用のパスワードを入力して設定は完了です。WPSボタンで簡単設定できないと初心者は設定がややこしいかも。
【手動設定】
現在はスマホからの設定もできるようになっているみたいです。設定方法は以下の通り。
まずは、Wi-FiをSSID Extender-G-xxxにつなげます。パスワードはシールが同梱されています。ブラウザを立ち上げ、アドレスに192.168.0.1を入力すると設定画面に入ります。ID adminとパスワード password(初期設定)を入力すると設定画面には入れます。
設定画面に入ったら、無線親機を選択して繋ぐを選択。
親機のソフトバンクルーター(A8A7950CD874-2G)を選択し、暗号化キーを入力すると設定完了です。簡単ですね。
この中継機、説明書どおりのやり方でうまくいかないことが多々ありでちょっとイラっとしました。そもそもソフトバンク光とかメジャーどころのルーターとの接続確認ぐらいしときゃいいのにと愚痴。
設定済んだら接続確認。無事、「親機接続ランプ」が点灯し接続完了です。あとは、中継機をルーターからの電波が届くところに設置するだけ。設置場所からさらに電波が飛ぶので接続範囲が広がるという仕組みです。
中継機は鉄筋コンクリート造でも使えるか?
さあ、中継機は鉄筋コンクリート造でも通用するのか。我が家の場合、一番都合がいいのは階の上下パターン。2階ルーターの真下に中継機を設置です。コンクリの床は難しいが、窓際なんで繋がるか、、、と思ったがまったく繋がらず。どうもコンクリートはほぼ電波を通さないよう。窓経由というのも電波に指向性があるからムリなのか。失敗です。
続いて、階段経由ならどうか。踊り場にコンセントがあったのでそこに直付けで試してみました。2階リビング窓際→ドア→階段踊り場→ドア→1階寝室のルート。距離的には上下パターンよりかなり遠くなりますがどうだろ。
おー、5G(速度が早い帯域)は無理ですが、2G(距離が遠い帯域)なら1階でも電波がしっかり届きます。バリ3(この言い方、古い?)です。2GではありますがAmazonプライムビデオの4K動画もスムーズに再生されてるんで速度的には問題なさそ。中継機の電波はハイパワーで、1階のどの部屋も、そしてトイレの中までしっかり届きます。これなら有線繋げる必要ないね。→とかいいつつ、1年後、窓枠経由で有線+TP-LINKのルーターに。
総合評価(☆☆☆☆★)
ということで総合評価。鉄筋コンクリート造の建物の場合、いくらハイパワー中継機でもコンクリの床は電波を通さないので要注意。階段経由など空間を電波が通るように置き方を工夫すれば大丈夫。性能的には不満はありませんが、設定でイラッとしたので星1つマイナス。手動設定できる人なら買って損はないでしょう。
なお、1年後、TP-LINKの無線ルーターを買い足しました。ソフトバンクのルーターより電波強力なんで、こちらを選択肢に入れていいかもです。レビューはこちら。