【レビュー】うずらの卵用に自動孵化器を買ってみた(3ヶ月経過編)


孵化から3ヶ月が経過しました。ウズラたちもみな大人になり、それぞれの個性もわかるようになってきました。主に鳴き声対策についての話です。

鳴き声対策
並ウズラのオス2匹の鳴き声がかなりうるさいです。朝から晩まで「ゴゲギョー」「ゲギョー」と泣き続けます。隣近所には迷惑のかからない場所で飼育してはいるものの、流石にうるさすぎだろうということで対策を講じます。いろいろ試してみたので結果報告します。

隔離政策
まずは隔離です。一番鳴き声の大きなオス1匹(仮称・サンシャイン鶉崎)を室内で単独飼育してみます。コイツが鳴くと他の個体も釣られて鳴くので、鳴き声の届かない風呂場に置いてみました。サンシャインは鳴き止みません。しかも、大声がベランダのオスたちにも届くようで他の子の釣られ鳴きも止む気配なしです。この作戦は失敗です。

サンシャイン鶉崎さん

1人が寂しいなら、もう1匹のうるさいオス(仮称・鶉澤富美男)を入れてみるとどうでしょうか。2匹でケンカになるかと思いましたが意外と仲良くしています。ただし、鳴き声はうるさいです。仲間がいることで鳴く回数は減りましたが、効果は60点ぐらい。何もしないよりはマシかな程度です。
 
ペアリング
続けてオス+メスの組み合わせ。サンシャインとメス1匹(仮称・ブルゾンうずら)を番(つがい)にしてみましす。なんと、ブルゾンの魅力でサンシャインはまったく鳴かなくなりました。2人仲良く水槽の中で寄り添っています。100点満点。しかし、あぶれた富美男がまだ鳴いてる。60cm水槽が1つしかないので富美男の居場所がない。

ハゲ頭なブルゾンうずらちゃん

ということで、60cm水槽にサンシャインとブルゾンを入れ、隣に30cm水槽を置いてそこに富美男を入れてみました。ガラス越しではありますが、富美男はブルゾンの姿が見えるようになりました。ガラス越しでもメスの姿が視界に入ればオスは鳴かないようで、サンシャインも富美男も鳴き止み、ついに平和な日々が訪れた。オスとメス、あやつりつられ。

サンシャインとブルゾンは仲良しに

おかげさまでベランダにいる他のオスたちはほとんど鳴かなくなりました。ウズラにも個性があって、サンシャインや富美男みたいに1日中鳴き続けるやつらもいれば、ほとんど鳴かないおとなしいやつらもいるみたいです。鳴かないオスは群れの中でメスとのペアリングがうまくいっているのでしょうか。

選手交代
毎日サンシャインと富美男の相手をさせるのもかわいそうなので、ちょっとパートナーを変えてみることにしました。元気そうなやつをってことで、珍しく頭がハゲていないメス(仮称・アキ子)がいたのでチョイスです。

頭フサフサのメスウズラ・アキ子

集団飼育しているときは気づきませんでしたが、このアキ子ってやつが、メスのくせに縄張り意識が強い上に、かなり凶暴。サンシャインがエサ場に近づこうものならツ突く、、、と言うかド突く。こんだけたくましければ頭もハゲんわな。

おもしろそうなので、アキ子のいる水槽にサンシャインと富美男の2匹を入れてみた。当然ヌシはアキ子。サンシャインと富美男は仲良く端の方でおとなしくしています。かなりビビってるのか、まったく鳴かなくなりました。

鳴き癖おさまる
さすがに60cm水槽に並ウズラ3匹はかわいそうなので、日光浴を兼ねて富美男をベランダに戻してみることに。すると、富美男の鳴き癖が止まったではありませんか。アキ子恐るべし。完全に鳴き止むまでは至りませんが、以前に比べると随分とマシになりました。

鳴き癖が落ち着いた鶉沢富美男

これなら、サンシャインもイケるのではと思ってベランダに放してみるも、こちらは残念ながら鳴き止みません。同じ並ウズラでも個性あるなあと感じたのです。しばらくはサンシャインとアキ子のペアで暮らしてもらいますが、一応鳴き声問題については解決しました。

弱い鶉ほどよく吠える
今さらですが、並ウズラたちを観察していて気づかされたのが、オスもメスも頭のハゲたやつとハゲてないやつがいて、強い個体は頭がフサフサ。弱い個体はハゲ具合が激しい。そこにはヒエラルキーがあって、強いオスたちはそれぞれの縄張りを持ち、そこに入ってくるオスには容赦なく攻撃するっていうウズラ社会の厳しさ。

そして、縄張りを持てないオスは隅っこで大声で鳴いているという現実。群れに戻った富美男は他のオスたちに追い回される毎日。一方、サンシャインはといえば、狭いながらも、乱暴者のアキ子が相手ながらも、一国一城の主として独り立ちしたわけです。果たしてどちらのウズラがしあわせなのか。生きていくってタイヘンです。

体重測定
恒例の体重測定です。3ヶ月。並ウズラメスが125〜135gで、オスが110g前後。ヒメウズラのメスが60〜65g、オスが47〜50gということで合格点ですが、鳴き声対策で室内飼いしているメスが140g、オスも120gあたりでこれでは体重オーバーです。60cm水槽ではどうしても運動量が少なくなるため、食餌量を減らすようコントロールしていく必要が出てきました。


◯心構え編
◯孵化編
◯ヒナ飼育編
◯エサ編
◯エサ編(ウソホント)
〇グッズ編
◯いろいろ編
◯1ヶ月経過編
◯2ヶ月経過編

1 件のコメント:

  1. オスうずらの鳴き声を探していてこちらに辿り着きました。文章力とかネーミングとか全てがツボでとても楽しく拝見させていただきました

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