【レビュー】星野リゾート OMO5 東京大塚に泊まってみた


東京に行ってきたのでホテルのレビュー記事を。星野リゾートの都市観光ホテル「OMO5 東京大塚」です。岡山から楽天トラベルのJAL宿泊パック。1泊2日で27,000円は安いですね。ちなみに宿泊だけだと1人利用で10,500円です。


立地☆☆☆☆☆
場所は池袋駅から1つ向こうの「大塚駅」。駅から北へ徒歩5分程度で、周辺には飲食店も多数あり、なかなか便利な立地です。ただ、大塚駅北は風俗店もあるような歓楽街なので、このあたりをどう評価するか。


徒歩15分程度のとこには、ミシュラン1つ星の担々麺店「鳴龍」てのがあったので覗いてみましたが、この日は臨時閉店。。。


ということで、ホテルから徒歩3分の回転寿司屋さん「天下寿司」で夕食。一皿125円から。ネタも新鮮で安くてうまかったです。2,000円で腹いっぱいに。ホテル隣にあるおにぎり屋さん「ぼんご」も評判よいですが、おなかいっぱいになったので今回はパス。そのほか、大塚駅ビル(アトレ)内には成城石井などスーパーや惣菜屋さんもあるので、食事に困ることはないです。便利な立地は満足の星5つ。



エントランス☆☆☆★★
ホテル入り口はわかりづらいですね。ビルの隅っこにOMO5の表示とカフェのメニュー看板は出ているのですが、ホテルの案内がないため戸惑ってしまいました。おしゃれ感を出したいのはわかりますが、はじめての利用者には正直わかりづらかったので星3つ。



フロント☆☆☆★★
4階フロントにスタッフは常駐しておらず、自動チェックイン機が2台置いてあるだけ。QRコード、予約番号、名前のいずれかを入力するとチェックインできますが、楽天トラベルで予約したので、QRコードや予約番号が不明…。名前を入力するも「予約がありません」と画面に表示されます。


カフェのスタッフが来て確認してくれましたが、どうやら名字だけでなくフルネームを入力しないといけなかったみたいです。そんぐらい画面で案内してくれればいいのにね。なんかセブンイレブンの佐藤可士和謹製コーヒーマシンを思い出したわ。ミニマムなデザインとかアホかと。小さなイライラが溜まっていく。っつーことで、星3つ。なお、エレベーターはカードキーが無いと動きません。派遣的なお客さんを呼ぶときはフロントまで降りていく必要ありです。



部屋☆☆☆☆★
今回泊まったのは、「YAGURA」と呼ばれる靴を脱いで入るタタミスタイル。ロフトベッド付きの部屋で、1階が広めのソファになっています。ロフト部にシングルベッド✕2で、ソファでも寝れて、計3人まで泊まれます。ロフトへ登る階段下が収納になっており、冷蔵庫など備え付けています。


広めのソファはのんびりできていいですね。ただ、ロフトのせいで天井は低いので、身長170cm程度の私でも立ち上がるときなど3度頭をぶつけました。フレームは木材なのでかなり痛いです。一部クッションを貼ってますが、そこじゃない。内側に貼れよと。。。楽天のレビューでも頭をぶつけたという書き込み多数。これ、放置してたら訴えられてもいいレベル。


ロフトベッド部も当然に天井低いですが、まあこちらは寝るだけなので許容範囲。ただ、カップルだと騎乗位とか後背位とかムリぽい…。えっ?下のソファでやってんの?それはそれでソファ使うの躊躇うな。。。


テレビはソファ前の壁に。32インチぐらいでサイズ小さめ。微妙に左に傾いてるのが気になる。こんなとこにも小さなイライラ。ケーブル見えてるのもダサい。あと、液晶タイプの時計をテレビの上に置かれると、夜はテレビの明るさで時間が見づらいんですよね。イライラ。


マンションが建ち並ぶ街なので、外の景色は良くないです。向かいのマンションから室内丸見えです。目隠しはロールカーテンがついてます。


ソファより、窓枠んとこに座ったほうが気持ちがいいです。ここで本読んだり、スマホイジったりして時間つぶしできます。ソファ、なんか気持ち悪いし…。


一般的なビジネスホテルと比べるとお風呂は広め。花マル。ゆったり入浴できます。木桶と木椅子で「ジャパン」を表現してますが、なんか空回りしてるよな。ちなみにバス・トイレ別。バスタブの外は洗い場になっているので床を濡らしてもオッケーなのはマル。


ただし、いわゆる洗面所はお風呂の外の廊下の部分で、玄関の前。着替えとかはこのスペースですることになります。バスタオル置くスペースないし。当然部屋から着替えてるとこ丸見え。こんな見た目だけで使い勝手の悪い、はっきり言ってくそダサいデザイン考えたやつの顔を見てみたい。


その他、気になった点としては、デスクがないとこかな。ビジネス利用のお客さんは窓際にノートPC置いて、体を拗じらせて作業することになるのか。ホテルで仕事するタイプの人の出張には向いてない。あっ、「都市観光ホテル」でしたっけ。まあ家族連れで泊まるなら、ロフトベッドなどそこそこ楽しめると思います。てなわけで、いろいろ不満はありますがお部屋の評価は星4つ。


アメニティ☆☆★★★
アメニティは最低限です。フェイスタオルとバスタオル、あとハブラシ。こんだけ。パジャマとか部屋着が置いてない。どうやら部屋着はレンタル(有料200円)で、フロントに借りに行かないとダメぽい。そのことに気づかず風呂に入ったワタクシは…。着替えとか最低限しか持参してなかったので、パンイチで夜を過ごすことに。こういうのも事前にわかるようにしておいてほしいですよね。確かにフロント階のエレベーター前にTシャツが置いてましたが、てっきりお土産用の販売Tシャツかと思ってたわ。こういうのがイケてると思う感覚がダサい。ハブラシ別売りで部屋着は用意してほしかった…。つことで星2つ。



総合評価☆☆☆★★
かなり酷評しましたが、総合評価はムズかしい…。今まで、星野リゾートはリゾナーレ熱海、八ヶ岳、青森屋、奥入瀬など宿泊したことがありますが、質的にはOMO5は最低ですね。星野リゾート的な細かい配慮がまったく感じられない。期待はずれ。とにかくホテル側の押し付け強いドヤ感が不快です。「星野リゾートは他とは違うよ」って主張はけっこうなのですが、OMO5は星野リゾートがこれまで大切にしてきたベースの部分のホスピタリティがまったくもって欠けてしまってる。ニセモノ。星野リゾートのホテルの中で相対評価すれば星2つが妥当です。

では、他のビジネスホテルと比較したらどーなのかと問われると、小ギレイでスペース広めで評価できる点もあるんだけど、この部屋で仕事できるかって言われるとムリなレベル。部屋着とか自動チェックインとか合理主義でコストを削ってる割に、デザインの面で合理性を犠牲にしまくりなのは意味不明。統一感なし。部屋着有料とか合理的にやりたいならいっそのことブホみたいに部屋備え付けの自販機で販売すればいいのに。機能性を追求するなら評価は低くなるよなあ。でも、家族連れなら子供はよろこぶかもねといった感じです。

長々と書きましたが、詰まるところ一番納得いかなかったのは「OMO」という「オ・モ・テ・ナ・シ」を連想させるその名前と、部屋着有料など「合理主義」なコンセプトとがまったく相反するとこなんですよ。ということで、わたし的評価は星3つ。

 

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