Aliexpressでパルスオキシメーターを買ってみたのでレビューします。血中酸素濃度(SpO2)を測定するだけの安価なパルスオキシメーターは送料込み800円ぐらいで入手できますが、こちらの商品は2,246円とちょっと高め。そのかわり、Bluetooth経由でスマホと連携したり、心拍変動(HRV)を測定することができるのが特長です。
【血中酸素濃度とは】
血中酸素濃度(SpO2)は、その名のとおり、肺から取り込んだ酸素が血液中にどの程度あるかを示す数値です。正常値は100-96%ですが、肺炎になると、この数値が96%を切るため、新型コロナの診断基準として注目を集めています(※なお、SpO2の数値が96%を切った段階で中等症=肺炎が進行している状態の可能性が高いです。新型コロナは早期に薬を投与することで重症化を防ぐことができるので、SpO2の値に関わらず症状が出たら早めに検査を受けることをオススメします)。
【商品概要】
今回購入したのはX88-PROというモデルのパルスオキシメーターです。廉価なパルスオキシメーターとの違いとしては、①Bluetoothでスマホと連携できる②心拍変動(HRV)を測定できるーといったあたり。
HRVは最近フィットネスの分野でも注目を集めている数値基準の1つで、心拍と心拍との間隔を計測する数値。緊張状態かリラックスした状態かを診断できます。数値が低いと緊張状態で、高いほうが落ち着いた状態になります。
【開封してみた】
商品は、本体とストラップ、英文マニュアルが同梱しています。
単4電池✕2本体(別売)をセットしたら準備完了。指を差し込むと自動で計測がはじまります。指先に赤外線を透過させることで酸素濃度を測定できます。パルスオキシメーターの詳しい仕組みはコニカミノルタのWEBサイトがオススメ。
表示される数値は上から、①血中酸素濃度(SpO2)②心拍数(PR)③還流指標(PI)④心拍変動(HRV)ーの4つ。PIは指先を流れる動脈量です。冬場など寒いと指先の血流が少なくなることがあり、この数値が低いと測定精度が低くなります。1%より上なら大丈夫らしいです。写真の数値だと、SpO2は正常、脈拍が少し早いですが、HRVを見ると210msでリラックスした状態だということがわかります。
【スマホと連携】
スマホ連携も試してみましょう。GoogleプレイストアからOximeter-Hというアプリをインストール。
年齢、身長等基礎データを登録し、Setting → Deviceから機器をペアリングしたら準備完了です。S89というデバイスが認識されました。
スマホ画面上に写真のとおり計測データが表示されます。
【就寝中測定】
このアプリのいいとこは継続的にデータのログを記録できるとこです。パルスオキシメーターを指先に着けた状態で就寝すると、睡眠中の各データを記録できます。途中、急にSpO2や心拍数が低下している時間帯が確認できます。睡眠時無呼吸症候群の可能性が…。機器がずれただけかもしれませんが、要観察かな。
【総合評価☆☆☆☆☆】
正直、一般的なパルスオキシメーターは一度使ったらそんな使うことないですが、こちらの商品は睡眠時無呼吸症候群のテストもできて便利です。低価格な上、スマホとも連携できて、HRVも測定でき、ここまでの機能がついているのはうれしいです。評価は、文句無しで星5つ。
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