【新製品】赤外線サーマルカメラ搭載スマホBlackview BV8900

Blackviewより赤外線サーマルセンサーを搭載した新型スマホがリリースされました。その名もBlackview BV8900です。販売価格はAliexpressのプレミアセールで約3.8万円です。それでは詳しく見ていきましょう。

商品概要

Aliexpressで6月12日から発売開始されたBV8900Blackviewのフラッグシップモデルスマホです。64MP画素メインカメラをはじめ、サーマルカメラなどを搭載します。SoCはMedia Tek Helio P90で、RAM 8GB(+拡張8GB)、ストレージ256GB(UFS 2.2)など。ディスプレイは6.5インチIPSパネル、OSはAndroid 13となっています。タフネススマホのため重量は398グラムと重めです。

4G LTEの対応バンドは、Band 1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,18,19,20,25,26,28A,28B,34,38,39,40,41,66で、ソフトバンク(Band 8)はもちろん、中華スマホでは珍しくドコモ(Band 19)、au(Band 18,26)のプラチナバンドにも対応しています。

防水規格等はIP68、IP69K、MIL-STD-810Hをクリア、最深1.5mの水中でも30分使用可能ということです。バッテリーは、全固体電池が採用されています。大容量10,380mAhで、33W高速充電に対応し、30分で30%の容量まで、217分でフル充電できます。

そのほか、気になる点としては、AirTagのようなトラッキングデバイス使用時に使うUWB(ウルトラワイドバンド)に対応しているとこでしょうか。この技術を使うことでトラッキングを10cmの精度まで近づけることができるようです。GoogleからもAirTagのようなトラッキングデバイスが近々登場するということで、気になるところです。

カメラ性能

メインカメラのセンサーは、SAMSUNGISOCELL GW3です。ミドルレンジ向けの1/1.97インチ64MPセンサー(6400万画素、9,280×6,944ピクセル)で、4 in 1ピクセルビニングで、通常撮影時は4つの画素を1つにまとめることで1600万画素での撮影となります。これにより受光面積が確保でき、暗所にも強いのが特徴です。タフネススマホ(Rugged Phone)のメインカメラとしてはハイクラスの性能になっています。フロントカメラ(インカメラ)は16MPです。

サーマルカメラは、FLIR Lepton80×60センサーを採用し、-10〜140℃の温度を測定できます。サーマルカメラ補助用の5MPカメラも搭載されています。USB Cポート外付けのサーマルカメラが3万円以上するので、スマートフォンに搭載されているのはお得感がありますね。サーマルカメラ目当てにこのスマホを買っても良いかと。

IIIF150 Raptorと比較

ほぼ同時期にOUKITELのサブブランドIIIF150からもサーマルカメラ搭載スマホRaptorが発売されているので比較してみましょう。価格はほぼ同じですが、スペック的にはRaptorのほうがSoC(Helio G99)メインカメラ(108MP)、サーマルカメラ、ディスプレイ(120Hz)、急速充電(65W)など多くの面でリードしています。RaptorBV8900には搭載していないナイトビジョンカメラを搭載しているのもメリットですね。スペックだけ見た感じではRaptorをチョイスするのが正解かな。ということで、今回はIIIF150 Raptorを注文しました。自腹レビューはこちらに掲載しています。


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