【レビュー】赤外線カメラ搭載薄型タフネススマホIIIF150 Air1 Ultra買ってみた

Aliexpressの春セールでIIIF150 Air1 Ultraを購入したのでさっそくレビューです。当初はAir2 Ultraを買うつもりでしたが、3月末になっても発表されず。Air1 Ultraが割引&クーポンで安く買えたので、1年前発売のモデルですが、思わずポチってしまいました。赤外線カメラ機能を中心に、すでに所有しているフラッグシップモデルのIIIF150 Raptorと比較しながらレビューしていきましょう。SONYIMXセンサー搭載のナイトビジョンカメラを使っての、赤外線透け透け撮影の性能もテストしてみます。まずは基本性能から検証スタートです。

商品概要

商品はOUKITELのサブブランドIIIF150から発売されているタフネススマホIIIF150 Air1 Ultraです。ちなみに、このAir 1ですが、①Air1Air1 ProAir1 UltraAir1 Ultra+の4種類があって、①ノーマル版と②プロ版は、ナイトビジョンカメラなし、③ウルトラは、SONY製20MPナイトビジョンカメラが、④ウルトラプラスは、Omnivision製24MPナイトビジョンカメラが搭載されています。そのほかにもRAMや重量など微妙にスペックが違うので、購入の際はご注意ください。

今回購入したのは、SONY製20MPナイトビジョンカメラを搭載したAir1 Ultraです。

Air1 Ultraの主なスペックは、SoCがHelio G99で、RAM 8GB、ストレージ256GB、6.8インチディスプレイ、5000mAhバッテリーなど。

カメラは、メインが64MP(IMX686、1/1.73インチ)+ナイトビジョン20MP(IMX350、1/2.78インチ)、セルフィーが32MP(IMX616、1/2.8インチ)で、いずれもSONY製センサーを搭載しているのが大きな特長です。

そのほか、本体サイズは、176.3×81.8×9.55mmで259gと、タフネススマホとしてはかなりの薄型軽量モデルとなっています。

なお、上位モデルAir1 Ultra+は、RAMが12GB、バッテリーが7,000mAhとスペックアップしていますが、一方で重量が289g(+30g)、厚さ11.8mmとサイズも大きくなっています。ナイトビジョンカメラも24MPですが、こちらはおそらくOmnivision製なので、このあたりも含めて微妙かな。

ちなみに、間もなく登場予定のAir2 UltraはカメラセンサーがRaptorと同じで、メインがサムスンの108MP、ナイトビジョンがOmnivisionの64MPセンサーになるようです。

Raptor

IIIF150フラッグシップモデルのRaptorとも簡単に比較しておきましょう。

Air1 Ultraとの大きな違いは、①サーマルカメラ搭載②カメラセンサー(メイン108MP+ナイトビジョン64MP)③10,000mAhバッテリー④重量359g、厚さ15.3mmーといったあたり。

Air1 Ultraと比べると、100g重く、5mmほど厚くなっています。カメラセンサーは解像度が高いですが、そのぶん高感度耐性が低いです。

ということで、Air1 Ultraのメリットは、軽量SONYセンサー搭載ってとこですね。メイン機で使っているPOCO F3と比べても50gほど重いだけなので、メイン機として使えるかなとも思いつつ、このあたりが今回買い足した理由です。

開封してみた

商品はAliexpressで購入。春セールで28,917円に値下げされた上に、クーポン等利用で22,030円で購入できました。ちなみに、通常は3.1万円程度で売っています。商品は、3月27日注文で4月9日到着です。

さっそく開封してみました。カラーは、エピックパープルです。

同梱品は、本体のほか、USB Type Cケーブル、充電器など。

充電器はEUプラグで、PD /  QCともに最大30Wの急速充電に対応します。

ハードタイプの画面保護ガラスが付属します。出荷状態では、ソフトタイプのフィルムが貼られています。

保護シートが貼ってあるのはうれしいけど、ホコリが3箇所ほど入ってました。

外観

外観から見ていきましょう。重量は付属のフィルムを貼った状態での実測値が266グラムです。タフネススマホとしてはかなり軽いです。

Raptorと比べるとタテヨコのサイズ感はほぼ同じです。

厚さは1cmぐらいです。薄いですね。

カメラユニットはコイン1枚(2mm)ぐらいの厚みがあります。

Raptor(15mm)と比べると、かなり薄く感じます。

ディスプレイは6.8インチのIPSパネル、解像度が2460×1080ピクセルで、縦方向に広い画面は視認性が高いです。Raptorと同じものですかね。

 

リフレッシュレートは60 / 90 / 120Hzで可変します。

Xiaomi POCO F3(6.67 inch)と比べると、ひと回り大きいぐらいです。

カメラ部は、左上からメインカメラ赤外線LED2個、サーモセンサーナイトビジョンカメラです。中央にLED4個を配置しているほか、上下にリズムライトと呼ばれる18個のカラーLEDが搭載されています。

側面を見ていきます。本体上部は何もなし。

底面にはキャップレスのUSB Cポートと正体不明の穴が2つ。

左側面には、SIMスロットとプログラムキー。

プログラムキーには、シングルクリック、ダブルクリック、長押しの3種類のアプリを登録できます。

SIMトレイは、2スロットで、うち1つがマイクロSDカード(TFカード)との排他スロットです。マイクロSDカードは最大1TBまで対応します。

右側面はボリュームキーと指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンです。ストラップホール、3.5ミリオーディオ出力端子はないです。

背面パネルはプラスチック製で、側面はアルミ合金製のフレームです。背面左下にスピーカーホールがあります。スピーカーはモノラルです。

バッテリー周り

バッテリーは5000mAhで十分な容量です。Baseusの65Wチャージャーに繋いでみると、27Wあたりで充電されています。

システム関係

システムなど見ていきましょう。Antutuベンチマークのスコアは38万点オーバー。一般的な用途であれば十分な性能です。

ストレージは256GBのうち17GBを使用しています。RAMは8GBです。

アプリケーションは、Google系のものが一通り入っています。余計なものが入っていないシンプルな構成はうれしい。

センサー類は、Raptorには入っていた気圧センサーが無いぐらい。

ツールボックスを開くとLEDライト方位計などアウトドアに便利なアプリが揃っています。気圧センサーがないため、Raptorに付いていた気圧計高度計がありません。




Air1 Ultraは背面のカメラユニットにサーモセンサーを搭載しているので、体温など温度測定することができます。

背面のセンサーに1〜3cm肌を近づけると体温測定ができます。

4G LTE

回線は、5Gには対応していませんが、4G LTEは、Band8 / Band18 / Band19など、各社の主要なプラチナバンドをカバーしています。OSは出荷時Android 12ですが、Android 13にアップデートできます。

総合評価★★★★★

ということで、長くなったのでいったん終了。スマホとしての基本性能の部分を評価しましょう。タフネススマホとしてはSoCのスペックは十分で、メモリ、ストレージともに十分な容量です。バッテリー消費の少ないHelio G99なので、バッテリー容量も5000mAhあれば十分です。ディスプレイの品質も及第点。なんといっても、タフネスで、この軽さと薄さはすばらしいです。画面サイズが大きいし、各社プラチナバンドにも対応しているので、ゲームとかしないならメインスマホとしても使える内容です。

難点を挙げるとすれば、スピーカーがモノラルな点ですかね。Raptorとの比較では、サーマルカメラがサーモセンサーになっているとか、気圧計が付いていないとか、65W充電非対応とかです。いずれも個人的にはそんなに必要ない機能なので、無くても問題なしです。ということで、Air1 Ultraの基本機能評価は、大満足の星5つです。

次回は、ナイトビジョンカメラなど搭載カメラ機能のレビューです。赤外線カメラを使った透け透け撮影もテストしてみます。




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