【レビュー】レノボのスマートウォッチHW01を買ってみた


LenovoのスマートウォッチHW01を買ってみたのでレビューします。

製品概要
製品は中国Lenovo製のスマートウォッチです。といってもAliexpressで送料込み2,498円の激安品。ですが、スマホとブルートゥースでペアリングできて、心拍数や歩数計測、睡眠測定など必要最低限の機能はついています。バイブ機能で着信通知等も教えてくれます。

基本スペックは、0.91インチ、128 x 32 モノクロ液晶を搭載。IP65等級の防水性能がついているので、ちょっとした水濡れなら大丈夫。シャワー程度なら問題なく使えますが、湯船に浸けたり、水泳時に装着したりは無理です。本体裏側のゴムキャップを外すとマイクロUSB端子があるので、そこに付属のケーブルを挿し込んで充電します。バッテリーは公称値で5−8日ということですが、満充電から1週間経過しても半分以上残ってる状態で、予想していたよりもちは良さそうです。

充電は背面のUSB端子から

使ってみた
商品が届いたのでさっそく使ってみました。同梱品は本体とマイクロUSBケーブルのみ。必要最低限ですね。説明書も最低限ですが日本語の記載もあります。


まずは、スマホにレノボ・ヘルシー(Lenovo Healthy)と呼ばれるアプリをインストールします。アプリを起動したらメールアドレスとパスワードを登録してログイン。


アプリを立ち上げるとスマホの通知アクセスをオンにするよう指示がでます。「No Notification Access」をタップすればスマホの設定画面に移るので、Lenovo Healthyの通知をオンにします。


No Notification Accessをタップ

通知アクセスをオン

続いて、HW01をスマホに認識させます。「バインディング設備」をタップするとスマホとのペアリングがはじまります。スマホのブルートゥース設定からペアリングさせると正しく認識されないので必ずアプリから認識させてください。

バインディング設備をタップ


バインディング確認と表示されたら設定完了です。HW01の液晶画面上に表示される時刻もスマホと同期されます。



機能一覧
主な機能を紹介します。アプリは日本語対応していますが、ところどころヘンな日本語です。

運動 歩数計ですね。歩数、歩行距離、消費カロリーが表示されます。ランニングマークをタップすると、ジョギングモードになります。


睡眠 睡眠中の状態を記録します。浅い眠り、深い眠り、起床時間を計測します。ベルのマークをタップするとアラーム設定もできます。


心拍数 本体裏面のセンサーで心拍数を測定できます。ハートマークをタップすると自動検出の設定ができます。HW01を装着している間は15分ごとに自動的に計測します。計測の間隔は15分固定で変更できません。



各種通知機能
画面右上のメニューマークをタップすると各種機能を呼び出せます。ブルートゥースでペアリングされているときでないと通知は受け取れないので注意してください。


「名前」をタップすると、身長、体重、目標体重などが登録できます。
「HW01」をタップすると、HW01の通知機能の設定画面が表示されます。そのほか、スマホカメラのリモートシャッター、アラームなどの機能も設定・使用できます。

全体的にヘンな日本語です

「知能注意」をタップするとスマホアプリとの連携一覧が表示されます。連携させるとSNSやLINE、Twitterの新着通知がHW01に表示されます。


「Bind Scale」は、別売りのスマート体重計HS10(46ドル)をアプリに認識させるためのメニューです。HS10は、体重や体脂肪率、体内水分量、筋肉量、骨量、BMI、BMRなどの各種データを測定できます。


ちなみに、lenovoのスマートウォッチは、HW01のほかにHW01+HW02HW02+の計4種類があります(※Caldio Plus HX03Wが新発売されました)。ざっと見た感じでは、HW02はバッテリーが10日ほどもつようです。+モデルはベルトからの着脱可能で、パソコンのUSB端子に挿し込みできるようです。

Cardio Plus HX03W】
2018年3月に新機種のCardio Plus HX03Wが新発売されました。画面は表示が大きくなるなど外観に大きな変化がありますが、機能的にはほぼ同じです。最大の特徴は、IP68防水に対応したことで、入浴や水泳時も装着したままでオッケーです。ただし、バッテリー寿命がメーカー公表値で7日というのが微妙なとこ。Lenovoの公表値は実際の使用可能時間より短めになっているので、実際はもう少し長いこと使えると思います。


充電はUSB直挿しに


総合評価☆☆☆☆★
ひと通り使ってみての評価は星4つ。小型でシリコン製のベルトは装着感もよく使い勝手はいいですね。Apple WatchやGARMINあたりと比べると機能は少ないですが、そのぶんコンパクトでとにかく電池のもちがいいです。満充電から3週間程度は余裕でいけます。難点を上げるとすれば、スマホアプリの日本語がヘンテコなとこ。あと、アプリの電池消費が多い点。カラーバリエーションはブラックとレッドだけなので、ホワイトとかほかの色があってもいいのになぐらい。


GPSなど搭載されていないので、アスリート系の人には機能的にモノ足りないかもしれませんが、ダイエットのために散歩でも始めてみるかぐらいのライトユーザーにはオススメです。特に、心拍数は基準値より高いと心臓疾患など死に至る病気の可能性もあります。1日通しで測定できるのはうれしい。安価なので中高齢者やメタボ気味な人へのプレゼントにも適していると思います。


ただ、防水性能は生活防水程度なのでお風呂のたびに外すのが面倒だという人は、上位機種でIP68防水のCardia Plus HX03W(約3,000円)や、GPS機能付で5,000円台のHUAWEI BAND 2あたりが選択肢に入ると思います。日本国内ではHW01が3千円台半ば〜4千円で売られていることを考えると、常時装着できるHUAWEIバンドを買ったほうがいいかもしれませんね。

5気圧防水のHUAWEI BAND 2

余談ですが、この手の心拍や血圧測定機能がついたスマートウォッチは法律上は「医療機器」に該当するので、大量に個人輸入しようとすると税関で引っかかる可能性があります。プレゼント用に5個購入とかだと日本の税関で引っかかって最悪出荷元に送り返されることもあるので注意してください。

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