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【購入検討】スナドラ855搭載「lenovo Z6 Pro」について検討してみた
現在メイン機の「Huawei nova 3」が落下で背面ガラスに盛大にヒビが入り、かつブラウザの動きが鈍くなり、電池もヘタってきたなあと思っていたところAliexpressでレノボのフラッグシップ機「lenovo Z6 Pro」がセールで3万円切りで売りに出ていました。これは掘り出し物か?ということで検討してみました。
【スペック】
主なスペックは、SoCが最新のSnapdragon 855、メモリ8GB、ストレージ128GB、6.39インチディスプレイに、バッテリー容量が4000mAh。さらにカメラが48MPなどリア4眼+フロント1眼と十分すぎるハードスペックです。
【カメラ】
カメラのあたりをもう少し詳しく見ていきましょう。
①メインカメラは、48MPのセンサーに、35mm換算28mm相当の広角レンズを搭載しています。
②超広角カメラは、16MPセンサーで、同16mmの画角です。2cmマクロ(近接)撮影にも対応します。
③望遠カメラは、8MPセンサーに2倍(56mm相当)のレンズです。
④動画専用カメラは、暗所に対応できるよう、ピクセルあたりのセンサーサイズが大きな(2.9µmピクセル)2MPセンサーを載せています。8軸ジャイロ搭載で光学手ぶれ補正もついています。
⑤そのほか、LEDの横には、深度測定&オートフォーカスに役立つ3D ToFカメラも搭載されています。
⑥セルフィー用のフロントカメラは、32MPのセンサーが搭載されていますが、ピクセルビニング(隣接画素加算)処理を行うため、生成される画像は8MPになります。
【レビュー検証】
各種レビューを見たところでは、静止画についてはDXOMARKで107ポイントを獲得していることからも、フラッグシップの名に恥じない高画質な撮影ができるようです。ただし、動画撮影については評価が低いようです。
理由としては、メインセンサーで撮影する4K動画&手ぶれ補正がイマイチなことが原因のようです。動画専用カメラで撮影したムービーは1080Pではありますが、暗所に強く、手ぶれ補正も効くようです。ただし、「ナイトモード」に設定しないと動画カメラが使われないことに加え、スポーツモードでは光学手ぶれ補正に加え、電子手ぶれ補正を併用する都合上、解像度が720Pに制限されることなども影響しているようです。このあたりの仕組みがわかっていれば、暗所に強いことなど考慮すればそんなに不満は感じません。ちなみに、DXOMARKのZ6 Pro評価ページはこちら。
【メインセンサー】
今回、購入を見送った最大の理由は48MPのメインセンサーです。当初、この48MPセンサーについてSONYのIMX586だと思っていました。ところが、ネットで調べてみると、SAMSUNGのGM1と記載しているサイトが見つかりました。
まあ、値段も安いし、同じ48MPセンサーなら別にSAMSUNGでも問題ないかなと思っていたのですが、調べてみるとSAMSUNGのGM1は48MPセンサーをピクセルビニング(隣接画素加算)するため、実際には12MPの画像しか生成できないことが判明しました。一応、48MPの画像も生成できるのですが、12MPの画像をソフトウェアで補完して48MPにアップスケールしただけなので、あまり意味がない…(詳しくはこちら)。
ちなみに、SONYのIMX586は48MPのセンサーから48MPの画像を生成できます(GIZMOの説明)。このため、SONYのセンサーは「TRUE 48MP」と呼ばれています。となると、IMX586を搭載したスマホが欲しくなりますよね。てことで、lenovo Z6 Proは見送ることにしました。
【総合評価☆☆☆☆★】
検討段階での評価は星4つ。Z6 Proは、SoCなどハードスペック的には文句なしですが、やはりメインカメラが12MPでは(nova 3が16MPだし)もの足りませんね。SoCでは劣りますが、IMX586を搭載した同価格帯のMi 9Tあたりが候補に入ってきます。ゲーム用途であればスナドラ855を載せたハイスペックなZ6 Proは選択肢に入ると思いますが、カメラ重視なので今回は見送ることにしました。
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