夜景などガラス越しに撮影したときの映り込みを防ぐ「【STOK】忍者フード(ラバー製大型フード)」なるものを買ってみたのでレビューします。
【商品概要】
ガラス越しに夜景など撮影すると室内の蛍光灯などの映り込みがおこります。このフードを装着するとその映り込みが防げるということです。商品はAmazonで購入。Lサイズ(1,890円)とMサイズ(1430円)がありましたので、セットで購入してみました。現在はセット販売もされているようです。
映り込みで雰囲気ダウン
製品はラバー製のフードで穴の部分が伸び縮みするのでそこにレンズをスポっと装着します。アコーディオンのようにフードが伸縮する構造になっているので、使用するときは写真のように蛇腹部分を拡げます。
あとはフード先端を窓ガラスに密着させれば、フード内は室内の明かりが入り込まないので映り込みが防げるという理屈です。
【装着してみた】
まずは、FUJIFILMのX20にMサイズの忍者フードを装着してみました。写真のとおり、MサイズはX20のフィルター系40mmレンズにジャストフィットですね。
伸縮するのでフィルター系46mmあたりまでのコンデジなら問題なく装着できると思います。着脱も簡単です。使わないときはコンパクトに折りたたみできます。ストラップ用の穴も付いているのでカメラのストラップにくくりつけておくこともできます。
【フードの効果は】
では、フードの効果はどうでしょう。長船刀剣博物館を訪れた際、X20と忍者フードを持参してみました。刀を研いでいる様子をガラス越しに撮影。まずは1枚目。フードなしでパシャリ。画面左半分に屋外ポスターがかなり映り込みが生じていますね。
続いて忍者フードを装着して撮影です。映り込みがきれいに無くなりました。ガラスの存在を感じさせません。効果はバツグンです。
もうひとつ。空港ですが、忍者フードないとき。施設内の看板やカーペット、照明が派手に映り込んでいます。
忍者フードあるとき。手ブレしてしまいましたが、こちらも映り込みがきれいに消えています。これはいいですね〜。
フードがアコーディオン(蛇腹)形状になっているのでガラスに対して斜めにレンズを向けることもできます。同じ様な商品で「夜景レフ」という黒いレフ板がありますが、夜景レフではガラスに対して斜めに構えると横から光が入り込みうまく撮影できませんでしたが、この忍者フードなら斜めでも映り込みが生じません。
【Lサイズも】
続いてLサイズも試してみましょう。こちらはα7RIIにマウントアダプター経由で装着したCONTAXの18mmです。レンズ筒が62mm程ですが、サイズ感はピッタリです。18mmの超広角のため、フードを全開で繰り出した状態ではケラレが生じますが、一段畳むと問題なく使用できます。
更に大きなサイズのレンズではどうでしょうか。Amazonのレビューでは72mm径ではサイズ的にキツイということでしたが、フィルター径72mmのFE70-200 f4(レンズ径79mm)でも問題なく装着できました。1枚でいろんな径に装着できるのはうれしいですね。
【装着できるレンズ】
手元のレンズをいろいろ試してみたところ、レンズ径50mmまでならMサイズでいけますね。下の写真はレンズ鏡筒の直径50mm(フィルター径49mm)のZUIKO Auto-T 85mmに装着したものです。
径55mmのCONTAX45mm f2.8だとMサイズはハマりません。が、Lサイズ(内径60mm)だと大きすぎでダメです。55-60mmあたりがMでもLでもフィットしません。となると①レンズに何か巻く②忍者フードを加工するーなど対策が必要です。製品はゴム製なのでカッターナイフやハサミで簡単に加工できます。コンパスカッターを使えばきれいにカットできるようです。写真のコンパスカッターはAmazonのものですが、100均のダイソーでも手に入ります。
【総合評価☆☆☆☆☆】
いやあ、これは便利な代物ですわ。評価は文句なしの星5つ。映り込みがきれいに消せます。室内からの夜景撮影はじめ、飛行機内、水族館などなど。折りたためばコンパクトで持ち運びも便利です。よく考えられた商品ですね。今のところ不満点も特になし。ゴム製でホコリが付きやすいぐらいかな。濡れた布巾で拭けば簡単にきれいになります。スマホ用とかも発売してほしい。