ストウブのシャロー ラウンド ココットを入手したのでレビューです。話題の無水鍋。コストコで16,980円です。ストウブのお鍋は正規ルートで購入すると結構なお値段。Amazonでも2万円は超えます。それが2万円割れで売ってたということで飛びついてしまいました。
【ストウブとは】
ストウブ(STAUB)はフランスの鍋メーカーです。鋳物鍋が有名で、無水調理ができるのが特徴。無水鍋といえば日本では最近話題の炊飯器を発売したバーミキュラも有名ですね。バーミキュラのお鍋と同じような感じです。どちらも正規ルートで入手すると3~4万円(26cmすき焼き鍋)はしますが、それがコストコだと1万円台で買えてしまうのです。うれしい。
【無水鍋ってなんだ】
よく知らずに買ったものの無水鍋っていったい何だ。ひと言で表すと、鍋の中の蒸気が外に抜けにくい。よって、素材のうまみが鍋の中に閉じ込められておいしく調理できる鍋っぽい。蒸し料理や圧力鍋的な使い方もできるみたいです。
【シャローラウンドココット】
今回購入したのはシャローラウンドココットという、一般的な鍋に比べるとちょっと浅め、高さ9.5cmの鍋です。直径は26cmなのでストウブの鍋の中では大きいほう。すき焼き鍋をイメージしてもらうとわかりやすいです。
詳しい仕様はストウブのHPで確認ください。
さっそく開封。鋳物といえばマンホールの蓋と同じような材質。5.5kg(蓋含む)とかなりの重さ。一般的なアルミの鍋が1kg程度ですから、いかに重いかがわかります。フタの重さを計ってみると1,999gとかなり重い。この重さと、鍋とフタとの密着度とが合わさって、外に蒸気が逃げないようになっているようです。
鍋底はIHに対応していてツルツル。フタは裏面にポツポツと突起があってそこから水滴が落ちるような仕組みになっています。
【豚肉ときのこの鍋】
さっそく調理してみましょう。作ったのは豚肉ときのこと白菜の鍋。材料は白菜4分の1と豚バラ肉、しめじ、えのき、にんじんなどテキトーに。白菜から水分が出るので水は入れなくてもオッケーです。
調理は簡単。材料を鍋に放り込んで弱火で30分ほど煮込む。その後、火を止めて20分蒸らす。これでできあがり。フタを開けると鍋の中には4分の1ほど水分が出ています。あとは取り皿に移してポン酢をかけて食べるだけ。独身男子でも簡単につくれて、かつヘルシーです。
【ごはんも炊ける】
無水鍋を使ってごはんを炊くこともできます。洗米した米と水を鍋にいれ(分量がわからないんで、いったん炊飯器の目盛りに合わせて測量)、蓋をしたら中火で鍋を沸かします。
分量にもよりますが、7~8分(2合の場合)したら鍋とフタの間から泡みたいなのが出てくるのでそしたら弱火に。さらに7~8分ほどすると水蒸気が出なくなるので火を止めて、数分間蒸らしてできあがり。キャンプのときに飯盒(ハンゴウ)でご飯炊いたことがありますが、要領はそれと同じですね。はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子が泣いても蓋とるな。
炊き立てを食べるとなかなかおいしい。2合ぐらいなら炊きあがり時間に大差はないような気もしますが、たくさん炊くならこっちのほうが炊きあがりは速そうです。ま、自分的には鍋洗ったりする手間暇考えると炊飯器でいいかなという気もしますが。
【無水鍋調理のコツ】
野菜から水分が出てと書きましたが、素材によってはたいして水分でなくて焦がしたこともあります。焦げがこびりつくと鍋を洗うのが大変なので、慣れるまではちょっと水を足しておいたほうがいいでしょう。焦がさないためのコツとしては、超弱火でじわじわ長時間煮込むこと。強火~中火にするすぐ焦げます。
カレーやシチューのような煮込み料理には向いていそう。とくにたまねぎやにんじん、じゃがいもなどの野菜類はたいした味付けしなくても、無水鍋で蒸し焼きみたいな感じで煮込むと、だんぜんおいしさが引き立ちます。野菜嫌いの子でも無水調理した野菜なら食べてくれそうな気がする。
【無水鍋のダメな点】
無水鍋の欠点についても書いておきましょう。まず、鋳物鍋は重いので扱いが大変です。取っ手も全部金属なので、鍋つかみも必要。普通の鍋にくらべたら面倒ですね。
そして、重いうえに焦げ付きやすいので、洗うのが面倒です。ごはんはおいしく炊けるのですが、米が鍋にこびりつくので水に浸けて、、、とか、毎回、無水鍋で炊飯するのはムリかなあ。
【総合評価☆☆☆☆☆】
洗うの面倒って部分はありますが、それでも評価は文句なしで星5つ。カレーと白菜鍋ぐらいしかつくりませんが、ふつうの鍋でつくるよりは野菜がおいしく食べられるようになりました。材料放り込んで弱火で煮込むだけでいいってのも独身男子にはありがたい。
そして、最大のメリットは、これ買ってから自宅で料理することが増えたうえに、野菜&きのこをバクバク食べるようになり、結果、ごはんや麺など炭水化物食べる量が減って、ダイエット効果も得られたのです。
野菜がおいしい→野菜をたくさん食べる→ごはんの量が減るって感じの好循環です。量的には毎食、満腹になるぐらい食べているので、苦もなくダイエットできるって感じ。普段、外食や炭水化物の摂取量が多い人にはオススメです。