【レビュー】「Xiaomi Redme K30」を買ってみた(IMX686カメラ編)

Xiaomiの64MP IMX686センサー搭載スマートフォン「Redmi K30」レビューの続きです。ここからはカメラの性能を中心に見ていきたいと思います。カメラ以外のレビューについてはこちらの記事をご覧下さい。

IMX686カメラ
まずはカメラについて。GSMARENAのサイトに詳細が載ってました。64MPのメインカメラは1/1.7インチセンサーでレンズの画角は35mm換算で26mm相当、f1.9となっています。超広角は8MPの13mm相当でf2.2ですが、センサーサイズが1/4インチとかなりちいさいですね。


ちなみに、5Gモデルのカメラはマクロカメラが2MP→5MPと少しグレードが上がってます。




カメラアプリ
カメラアプリの撮影モードは、①スローモーション②ショートビデオ③ビデオ④写真⑤64MP⑥ポートレート⑦夜景⑧パノラマ⑨プローと別れています。

ノーマルの写真モードでは、HDR、AI、マクロ、フィルターなどの選択が可能。チルトシフト(ジオラマ効果)なども加えることができます。プロモードでは、①WB②フォーカス③シャッタースピード④ISO⑤露出補正⑥使用するカメラ(マクロ、超広角、広角)ーなどが選択可能です。RAW撮影は18MPモードのみで、64MPモードではRAW撮影はできないようです。


ビデオについては、4K 30FPSまで。720P、960FPSのスローモーション撮影やタイムラプス撮影(0.06-60秒間隔)もできます。

夜景撮影
さっそく仕事終わりに撮影してきました。夜間(午後8:30頃)ですが、岡山駅前の桃太郎像を被写体に。やや不安定なスマホ用の一脚(自撮り棒)に固定して、リモコン使って撮影してます。まずはIMX686の16MPモードから。26mm相当、画角は約80度になります。


続いて64MPモードだとこんな感じ。64MPということで、夜だと盛大にノイズ乗るのかなと思ってましたが、そんなに気になりませんね。ファイルサイズは22MBで16MPモードの2倍になります。

 

解像度が高いので、桃太郎像をトリミングしても違和感無いですね。ノイズも気になりません。


桃太郎像後方の駅入り口にズームイン。しっかり解像してますね。


8MPの超広角で撮るとこうなります。35mm換算で12mm相当、画角は120度です。レンズが暗くなる(f1.9→f2.2)ためISO感度が上がるので、64MPモードよりこっちのほうがノイズが目立つような感じ。センサー変わるからか、色合いも超広角のほうが冷たい感じになりますね。



昼間にも撮影
日中にも撮影してみました。64MPモードです。今回はカメラ用の中型三脚に固定してです。画面中央奥の「東横イン」の看板をトリミング。文字が判別できるぐらいに解像してます。「横」の文字がやや怪しい。


超広角だと画角はこんな感じ。センサー違うからか若干色味も異なります。



ちなみに、α7RII(4,240万画素)にCONTAXの25mmをつけて撮るとこんな感じ。さすがのフルサイズ。しっかり解像してるし、ノイズも気になりません。「横」の文字もきれいにくっきりです。


HUAWEIのnova 3はこちら。1600万画素です。頑張ってますが、補正かけてる感が強いですね。「横」の文字も「toyoko-inn.com」も潰れてます。Redmi K30と比べるとやや見劣りしますかね。



マクロ撮影
マクロ撮影は、カメラアプリのマクロボタンをタッチすると2MPのマクロカメラに切り替わります。1000円札を撮影してみました。まずは通常モードでパシャ。


マクロモードに切り替えて、お札右下の花の模様に寄っていきます。「NIPPON GINKO」のマイクロ文字がはっきり判別できるほど近くに寄れます。距離にして数センチです。これは驚いた。



総合評価☆☆☆☆☆
ということで、カメラの評価は十分満足の星5つ。1年前モデルのnova 3と比べるとずいぶん進化している感。①メインカメラのSONY IMX686は文句なしの性能です。ズームについても画素数多いので2-3倍なら影響ほぼなし。nova 3のカメラでも満足していた身としては、さらなる進化でうれしいですね。②意外とよかったのがマクロ撮影。nova 3はマクロ撮影がイマイチでしたが、K30は恐ろしいほど寄れます。③超広角も便利ですね。120度の画角は撮影の幅が広がりますよ。これまで、スマホカメラはHUAWEI一択だよなと思ってましたが、Xiaomi侮り難しでした。

【レビュー】「Xiaomi Redme K30」を買ってみた(Antutuベンチ結果)

「Xiaomi Redmi K30」のAntutuベンチマーク結果は次のとおりです。レビューはこちらです。












【レビュー】SONY 64MP IMX686搭載、「Xiaomi Redme K30」を買ってみた


Aliexpressの新春セールでlenovoのZ6 Proが安売りされていたことに端を発し、カメラ性能に惹かれて、まったく値引きされていないシャオミの最新機種「Redmi K30」を買ってしまったのでレビューしときます。Redmi K30のスペックなど概要についてはこちらをご覧ください。


Aliexpressで購入
購入は毎度おなじみAliexpressです。今回購入したのはシャオミのグローバルストアで販売されていたCNバージョンのGlobal ROM。メモリ8GB、ストレージ128GBのモデルを選択。本体価格33,547円+DHL便送料2,283円ークーポン等の値引550円=35,280円です。1月8日の注文で、11日に発送、連休挟んでの税関後、14日に到着です。関税等の追加手数料は不要でした。



開封してみた
ということで、さっそく開封です。梱包はけっこう厳重ですね。


スクリーンプロテクターとTPUケース付きのモデルを購入したので、本体とは別にケース等が梱包されてます。


同梱品はこんな感じです。本体+充電ケーブル+TPUケースと至ってシンプル…。って、TPUケース同梱されとるんかーい!


中華スマホははじめからフィルム貼ってること多いですが、K30は本体開封時にフィルムは貼られていません。


オプションのTPUケースはストラップホールあるので、こっちを使うことに。若干安っぽいが、別注ケースが来るまでの我慢です。ちなみに、スクリーンプロテクターは3Dではないので端のほうは覆えません。



外観チェック
HUAWEIのnova 3(写真上)と比較するとこんな感じ。横幅はほぼ同じですが、K30は少し縦長です。第一印象はけっこうデカくて重いです。


測ってみると、nova 3の166グラムに対してRedmi K30は219グラム。持つとズッシリ。バッテリー容量がnova 3の3,750mAhに対して、K30は4,500mAhなので、そのあたりが影響してますかね。



ハード周り
前面は、フロントカメラ×2がパンチホールから覗いています。上部にスピーカーがありますが、通話専用で、音楽再生のときは音出ません。


背面は4眼カメラ&LED×2です。カメラ部はけっこう出っ張りありますね。上から2MPマクロ、8MP超広角、2MPポートレート(被写界深度測定用)、64MP広角です。


側面を見ていきましょう。右側から。音量上下と、指紋センサーを兼ねた電源ボタン。指紋センサーの感度は良好です。



左側にはSIMカードスロットが。2スロットですが、SIM 2はマイクロSDと排他利用になります。


底面には、USB Type-Cポートと3.5mmオーディオジャック、スピーカー用、マイクの穴らしきものが開いてます。音楽再生時はこちらのスピーカーから音が出ます。モノラルですが音質はnova 3よりいいです。


上部はXiaomiスマホの特徴でもある赤外線ポートが搭載されています。付属のMiRemoteというアプリからテレビやエアコン、デジカメなど赤外線リモコンで操作できて便利です。大手メーカーのコードはプリセットで入ってます。学習リモコン機能はないようです。



起動してみた
今回購入したのは中華ROMのグローバルバージョンです。日本でちゃんと使えるのかが気になるところ。はじめて起動すると言語選択画面で日本語を選択。あとは特に問題もなく普通に使えます。ちなみに起動時は「POCO」のロゴが表示されます。モデル名も「POCO X2」です。


開封時のMIUIバージョンはMIUI Grobal 11.0.2.0(安定版)、Androidは10 QKQ1.190825.002です。ストレージは128GB中、108GBほど空きがあります。

IIJのデータSIM(docomo)を挿れると自動で認識されました。APNもプリセットでIIJが入ってるので設定も簡単。特に困ることはないですね。


まずは、antutuベンチマークを測定。スコアは27万点台。700番台ということで性能低いのかと思ったら意外とイケてます。nova 3が20万点台だったので満足。詳しい結果はこちらに貼っておきます。



120Hzディスプレイ
Redmi K30の特徴のひとつに、120Hzのディスプレイが挙げられます。ただ、ざっくり使ってみた感じではnova 3と比べてそんなにスゴさは感じない。アクション系のゲームするときに効果を感じられるのかもしれません。

「荒野行動」やってみたけどなんとなく滑らかになったかなぐらい。ま、荒野は最大60fpsなのでたんまり関係ないのかもしれませんが。ちなみにSoC的には問題なくプレイできます。

総合評価☆☆☆☆★
ここまでの評価は星4つ。全体的にコスパ良くて印象よしですが、いかんせん重い…。これを長時間持ち続けるのは厳しい。ってことで星ひとつマイナスします。スマホゲームは引き続きmoto z2 forceを使います。

その他は問題なし。バッテリーの持ちもnova 3よりいいし、メモリ増えたからかブラウザのタブ広げまくっても問題なし。進化を実感できます。これだけの性能で3万円台前半とかうれしいですね。10万円台のスマホとか買う必要ナシです。3万円台のスマホを毎年買い替えたほうがしあわせ。

ということで、長くなったのでとりあえずこのあたりで一旦休憩。次回は、カメラやディスプレイのデキを見ていきたいと思います。