【レビュー】忍者スリング(一脚・三脚ホルスター)を買ってみた


Amazonの新春売り出しで、一脚・三脚の携行に便利そうな「忍者スリング」なるものを買ってみたのでレビューします。


商品概要
商品は、一脚や三脚を携行するための三脚バッグです。「忍者スリング」という名前でわかりますが、ショルダーバッグのように肩から下げることができます。すっぽり包んで完全に収納する三脚バッグや、ポールに取り付けるハンドル、ショルダーストラップのような製品はよく見かけますが、この手の携行用品ははじめて目にしました。


写真のとおり、一脚を背中に背負って持ち運びできます。おもしろいのは、一脚ホルダーとしても利用できるとこ。前側に下げて、一脚をポケットに突っ込むと肩とお腹で一脚を固定した状態で一脚&カメラを固定することができます。



使ってみた
ということで、さっそく撮影に持参してみました。使ったのは中国製の中型カーボントラベル三脚(全長45cm)です。写真のとおり三脚部と首(エレベーター)の部分の2点をバックルで固定できます。


ストラップは伸び縮みが簡単に調整できます。マチ(12×9.5cm)に余裕があるので、中型三脚でもすっぽり収納できます。ホルスターは全長70cmで、底面から17cmと53cmのあたりにバックルがあります。三脚の全長が45cmなので、エレベーター部を少し伸ばした状態で収納するようになります。


2箇所のバックルを外すだけで簡単に三脚を取り出せるので、一般的な三脚ケースより取り回しはいいです。スリングは肩から背負った状態なので、三脚外したらそのままでも邪魔になりません。


一脚にした状態で収納するとこんな感じ(下写真)です。これだとサイズ感(長さ)はちょうどいいですね。この状態で上のバックルを外すと、撮影時の手ぶれ防止用一脚ホルダーとしても使えます。もちろん、三脚のままの状態でも同じように使えます。


ホルスターはコンパクトに折りたたむこともできます。このままカメラバッグにぶら下げるても問題なし。


未使用時は、小〜中タイプの望遠レンズを収納して、レンズホルダーとして使うこともできます。これが意外と便利でした。この日はキヤノンのEOS 70Dに、タムロンの70-200 f2.8と、SIGMAの8-16 f4.5-5.6を持参しましたがどちらもサイズ的には大丈夫でした。写真のレンズはタムロンの70-200です。


上下のバックルはけっこうしっかりしています。緩み防止のロック機構がついてるのも安心。


底部の裏面はベルトなどにもにとおせます。そのほかショルダーベルトに小物入れなど取り付けるホルダーが付いてます。



使用感
まずは三脚・一脚ケースとしての使用感から。一般的な三脚バッグより簡単に出し入れできるのが秀逸ですね。商品ページの写真では背負って使うような感じになってますが、個人的には、胸側に取り付ける(前掛け)ほうが着脱ラクで、リュックサックも併用できるのでオススメです。


このスリングひとつで三脚、一脚、サイズを問わず使えるのもうれしい。一般的な三脚バッグだと、取り出したあと持て余してたのですが、そのまま背負っておけるので邪魔にならないとこもポイント高いです。

手ブレ防止の一脚ホルダーとしても効果バツグンです。室内など一脚を使うのを躊躇うような場面でも、ホルスターに入れて撮影することでかなりしっかり固定して撮影できます。手ブレ軽減効果を実感できます。ベルトに固定するタイプの安価な一脚ホルダーでは若干不安定でしたが、このスリングなら肩と腰の2点で固定できるので安定性が増します。なにより、三脚のままでもウエストで固定して撮影できるのはいい。



総合評価☆☆☆☆☆
ありそでなかった便利な逸品です。文句無しで星5つ。日帰り撮影に持参しましたが、なんといっても、撮影時の三脚着脱がかなりスムーズになりました。出し入れが多い場所では時間を節約できます。石突きの部分が覆えるので室内に持ち込むときなど汚れも気になりません。手ブレ防止の一脚ホルダーとしての使い勝手もいいです。


難点を上げるとすれば肩の部分にパッドがあってもよかったかなというぐらい。カーボン三脚だったので重さはさほど気になりませんでしたが、アルミ三脚だとパッドがあったほうがラクかも。あと、スリングの全長が70cmなので、そのままでは飛行機内に持ち込めないあたりがどうかなといった感じ。完成度はかなり高い製品だと思います。

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