【レビュー】Huawei MediaPad M3を買ってみた


Huawei(ファーウェイ)の8.4インチタブレット「メディアパッド3」を買ってみました。中国の独身の日セール(11月11日)で買ったものがようやく到着したので、さっそくレビュー。

購入の動機は、格安SIM導入に合わせてIIJのSIMカード3枚入手したので1枚をタブレット用に割り当て。XperiaタブレットZからの買い替えになります。当初はiPad mini、iPad proあたりを検討しておりましたが、Moto Z(スマホ)購入で、中華タブもありかなということでMediaPad3に決定。

購入したのはLTEモデルでIIJのSIMカードが挿せるやつ。CPUはKirin950のオクタコアで、4GB RAM搭載、ストレージは32GBです。ディスプレイは8.4インチ(2,560x1,600)のIPSパネルで、5,100mAhのバッテリー搭載。Aliexpressにて送料込みで43,916円。

主な用途は、自宅でのWeb閲覧、Amazonキンドルでの電子書籍閲覧、クルマの中での動画視聴などです。

kindleと比較するとこんな感じ

開封してみた
さっそく開封。同梱品はハードタイプの液晶保護フィルムとUSB充電器のみ。必要最低限といった感じです。ちなみにUSBはmicroUSBです。バッテリー容量が大きいんで充電にけっこう時間がかかります。Type Cで急速充電対応とかだとよかったんですが。

本体は、軽量薄型のXperia Z Tabletと比べるとやや重みがあるかなといった感じ。Xperiaの液晶画面が樹脂?なのに対し、M3は硬質ガラスなあたりが影響しているのか。長時間片手で持ってると疲れますが、まあ許容範囲かな。

サイズは、片手にすっぽりおさまる横幅で使い勝手はよさそうです。電子ブックリーダーのkindleと比較してみると、サイズ的には横幅はkindleより気持ち大きく、縦は5cmほど長い。kindleを縦長にした感じですが、とはいえ、フチの小さいMediaPad M3の液晶はkindleの液晶2枚分ぐらいあります。

液晶サイズはkindle2つぶんぐらい

スイッチ類は横に音量上下と電源ボタン。上部中央にインカメラ、ホームボタンは指紋認証機能付き。本体下部に充電用のマイクロUSB端子、上部にイヤホンジャックがついています。背面は左上にアウトカメラが1つ。SIMとSDカード共用のスロットが下部にあり、スピーカーは上下に配置されています。

起動してみた
さっそく起動してみましょう。初回起動時は言語が中国語になっているので、システム設定から日本語に変更。WI-FIに繋げるとシステムアップデートがはじまります。購入時のAndroidのバージョンは6.0で、7.0(ヌガー)はまだの模様です(後日7.0にアップデートされました)。

SIMスロットにSDカードとIIJのSIMカード(nano SIM)をセットして挿入。中華版ですが日本国内のメジャーどころの設定はプリセットされているので難しい設定は不要。設定→モバイルネットワーク→アクセスポイント名でIIJを選択するだけ。これで画面左上にNTT DOCOMOと表示され4G LTEに繋がります。

メジャーどころの通信事業者は細かい設定不要

アプリ関係は
プリインストールアプリは、Huawei関係のものが数種類入っていて、これらについては削除不可ですが、その他余計なアプリはほとんど入っていません。とりあえずHuawei関係のアプリを無効・停止、規定に設定を外した上で、Google関係のアプリをひと通り入れます。この時点でメモリは4GB中2.1GBぐらい占有しています。中華アプリを外すのがちょいウザいですが、そこさえ乗り越えればあとは国産タブレットみたいに余計なアプリがそんなに入っていないのはいいですね。

中国版と国際版の違い
今回購入したのは中国国内で販売されている中国モデルです。購入時、Googleプレイストアはインストールされていましたが、入ってない場合はプレイストアのapkファイルを別途ダウンロードしてインストールする必要があります。

また、中国版はカレンダーなどシステム関係のアプリが中国語のものになっています。中国語アプリが優先され、Google HomeなどGoogle関係のアプリは自動で起動しない(例えば、OKグーグルと呼びかけても反応しない)ので注意してください。インターナショナル版や日本で正規品が手に入るのであればそちらを購入しておくほうがよいと思います。

Google Homeの代わりにこんな画面が

使い勝手は
まずは性能面から。CPUの処理能力的には問題なし。Moto ZのSnapdragon820と比べると若干もたつきを感じますが、ブラウジングもストレスなくサクサク動きます。普通に使うぶんには特に問題はなさそうです。ゲームなどあまり重たいアプリは使うことないので性能的にどれぐらい優れているかは不明。YouTubeの4K動画あたりは問題なく再生できています。

操作については、ホームボタンの使い方が慣れるまではちょい戸惑いますが、慣れてしまえばかなり便利。初期設定では、1回タッチで戻るボタン、スライドでアプリ切り替え、長押しでホーム画面に戻るみたいな感じになっています。設定変更で仮想ナビゲーションバーを画面下部に表示することができます。あと、サイドの音量、電源ボタンは本体から飛び出た感じになっているので誤操作しやすいのが残念な点か。

ナビゲーションキーの設定画面


電子書籍は
画面サイズは8.4インチです。Amazon kindleを入れて何種類か読んでみましたが、コミックなら左右見開きでも問題なし、週刊現代や週刊文春のようなサイズの週刊誌なら1ページ表示で拡大なしでぎり読めるかなといった感じです。電子書籍読むのであれば、持ち運び安さも考えるとこのサイズがベストかなという感じではあります。

コミックなら見開きでも大丈夫

週刊現代はギリ読めるかな

動画視聴は
動画視聴については、Amazonプライム・ビデオを使っています。サイズ的には問題なし。車載してみるには大きいかなと思うぐらいです。特に問題はなさそう。ただし、ソニーのレコーダーは対応していないみたいで、おでかけ転送できないのは要注意です。(→※サードパーティ製アプリで解決しました

意外だったのがスピーカー。背面にHARMANのロゴが刻印されていますが、タブレットなのに、なかなか音質は素晴らしいです。これは拾いもんです。動画視聴にはいい感じ。

テレビ番組をみるにはちょうどいいタテヨコ比

ちなみに車載時は、コストコで買ったUNIQのファンタスティック アームという商品を使用しています。横向き状態での取付が可能で、スマホの装着もできるので使い勝手はいいです。吸盤2個でかさばりますが、アームはアルミ合金製のしっかりしたつくりなので走行中でも振動少なくていいです。


おでかけ転送できない
ソニーのHDDレコーダー(EW500 & EW1100)を使っているのでおでかけ転送できれば録画した番組を持ち出せて便利かなとTV SideView と有料のプレーヤープラグインを入れてみましたが、どこでも視聴やワイヤレスおでかけ転送などの機能は使えませんでした。「転送できません。しばらくしてからもう一度お試しください。」「視聴できません。しばらくしてからもう一度お試しください。」とメッセージが出ます。M3は対応していないみたいです。※解決策が見つかりました。



総合評価】☆☆☆☆★
約1か月の使用ですが、いまのところ特に不満に感じることはありません。UK版のスマホMoto Zと比較すると、中華版なのでアプリ関係の整理が面倒だったかなといったところ。一足先に中華版を入手しましたが、すでに国内正規品の取り扱いがはじまっており、値段もほとんど変わらないのでそちらを買うのが吉でしょう。

全体的によくまとまったデキ具合で、ハイスペックタブレットとしては特に不満もないですが、これといった尖った部分もないし、値段の割にはちょっと退屈な感じもするので、評価としては星4つぐらいかな。10インチ版のLite 10 WPも買ったのでそっちのレビューも参考にしてください。

Huawei MediaPad関連記事一覧
【レビュー】防水タブレット Huawei MediaPad M3 Lite 10 WPを買ってみた

不具合情報
不具合というほどのものでもありませんが、あれこれいじっていたときにChromeのタブ切り替えができなくなりましたが、どうやら画面サイズを”小”にするとこの症状が発生します。Chromeのタブ切り替えボタンを押しても、反応せず、切り替えや新規追加ができなくなります。現時点での解決策としては、表示モードを”中”以上にするしかありません。ご注意を。

【レビュー】座れるひつじのショーンを買ってみた


座れるひつじのショーンを買ってみました。その名のとおり、背中に座れます。耐荷重70kg。4本の足は1cmほどの太さの鉄骨(ステンレス?)にウレタン+布巻いています。成人男子は腰掛ける程度なら大丈夫ですがガッツリ座るのはキケンな感じ。子供や女性なら足浮かせても大丈夫です。

座面はクッション入っているので座り心地はいい。白い部分は羊毛ぽいフサフサの素材になっています。クオリティはグッドで、再現性高いです。

我が家では玄関においてます。靴履くときに便利。フットレストにしてもよし、横に倒して枕にするのもよし。クリスマスプレゼント、出産祝いによろこばれそうです。

【レビュー】VR用にPENTAX ステレオアダプターを買ってみた

Moto ZとVRグラスでVR視聴環境が整いました。自分でもVR用の画像を撮影してみたいということで、PENTAX ステレオアダプター(Dセット)を買ってみたのでさっそくレビュー。
VR用画像の撮影法
その前に、VR用画像の撮影法についてまとめておきます。VR用の画像には大きくわけて2種類あります。今話題の全周360タイプと、普通の3Dステレオタイプです。

全周360タイプは、リコーTHETAやGoProを複数台使ったケージでの撮影などいろいろタなタイプがありますが、THETAのような安価なタイプは画質が粗い、高価なものも値段の割に画質がイマイチのようです。Youtubeあたりでは8KのVR動画も出ていますが、コスト的に無理なので今回はパス。

一方、3Dステレオタイプは、1方向でしか見れませんが、対応したレンズを使えば安価にシステムが組め、4K収録のできるデジカメならそれなりにきれいな動画が見れるのではないかということで今回はこちらに挑戦です。

3Dステレオ撮影
3D撮影にもいろんなタイプがありますが、スマホVRでは、ステレオ撮影(サイドバイサイド、平行法)という手法で撮影する必要があります。簡単に言えばひとつの画面の左右に動画が並び、左は左眼用、右は右眼用となります。

いろいろ調べて候補に挙がったのが次の2つ。

マイクロフォーサーズ用 12.5mm F12 単焦点 3D対応レンズ G H-FT012

こちらは、デジカメに装着するだけで簡単に3Dステレオ撮影ができるマイクロフォーサーズ用のレンズです。結論から言えばこのレンズはVRに不向き。というのも「交差法」という方法で撮影されるため、生成される画像は左側が右眼用、右側が左眼用と反対になるので、撮影後、VR用に動画編集が必要になります。

加えて、構造上、F値が暗く、左右のレンズが近接しているため立体効果も得られにくいという弱点があるようです。

PENTAX ステレオアダプターDセット

ということで、採用したのはペンタックスから発売されているステレオ写真撮影用のアダプターです。もともとはステレオ写真撮影用につくられたもののようで、10年以上前に発売された製品です。付属のビューワーで撮影した写真を見れば3D画像が見れるというものです。

このアダプターなら平行法で撮影されるので、左の画像は左に、右の画像は右にそのまま表示され、VRグラスでも使えそうです。

アダプターは、52mm径のねじ込み式で装着するようになっており、フィルターなどと同じようにレンズの先に装着して使います。35mm換算の焦点距離50mmで撮影すると3D効果が出るようになっています。ちょっと望遠よりな点が弱点か。

装着してみた
ニコンの50mmレンズ(フィルター径52mm)が手元にあったのでそいつを使用。ニコン→Eマウントレンズアダプター経由でα7II Rに装着して、静止画ならびに4K動画の撮影をしてみました。

ニコン50mmレンズに装着

LCD画面には左右2種類の画像が表示されます。あとは撮影した画像や動画ファイルをMoto Zに移してVRグラスで視聴すれば3Dになっているはず。

できあがったステレオ画像

まずは写真から。普通にgoogleフォトで全画面表示してVRグラスで見れば3Dになります。動画もスマホに写してVLCなどの再生ソフトで視聴すればオッケーです。3Dになっていますね。手前のものが浮き出て見えます。

スマホの画面を虫めがねで見るような形になるので、液晶のドットは見えますが元の画像が精細なので360VRほど粗が目立つこともありません。

撮影時の注意点としては、まず、撮影対象を中央に置くこと。VRグラスの性質上、画面の端は見えづらいです。ポートレートなら顔なりバストなりを画面の中央に置くと立体感得やすいです。次に、絞りについては、絞ったほうが立体感を出しやすいです。

4Kハンディカムに装着
ついでに、手元にあったハンディカムで使えるかも試してみました。4Kハンディカムのフィルター径は55mmなので、55→52mmステップダウンリングを介して装着です。ズームを操作して35mm換算50mmあたりでステレオ画像になります。ハンディカムでも問題なくステレオ撮影できました。

ハンディカムにも装着できます

ちなみに、3Dテレビが出始めたころには3D動画撮影用のハンディカムも販売されていたようで、ビクターのTD-1やパナソニックのVW-CLT2などはステレオ撮影(サイドバイサイド3D)ができるようです。これらはズームでも3D対応するようで使い勝手がよさそう。オークションで入手するのもいいかも。
ビクターTD-1はステレオ動画撮影に対応

3DサイドバイサイドDVD
そのほか、VRグラスで視聴できる素材がないかなと探していたところ、Amazonで3Dサイドバイサイド撮影したDVDを発見しました。アダルト動画ですがステレオ撮影した動画がそのまま収録されているので、動画をスマホに移して再生すればVRグラスで堪能できます。2013年の作品ですが、サイドバイサイドで収録されている貴重な作品です。

評価☆☆☆☆☆
ということで、商品評価は星5つ。手ごろな価格で3D撮影が楽しめる点は評価していいでしょう。特に、最近はミラーレスなどでも手軽に4K撮影ができるようになったことも加味すると、なかなか楽しいギミックの商品です。VR環境がある人はためしてみると面白いかも。

【レビュー】LGの49インチ4K液晶テレビを買ってみた


AmazonでLGの49インチ4K液晶テレビ49UH6100が安売りしてたので買ってみました。寝室用に40インチ程度のやつを探していたのですが、49インチ、しかも4Kで10万円以下ってことで飛びついてしまった次第です。


製品仕様
タイトルどおり、49インチの4K液晶テレビです。液晶はIPSパネルで、純粋な4Kではなく廉価タイプのRGBWと呼ばれる疑似4Kです。HDR(ハイダイナミックレンジ)対応で、対応のブルーレイレコーダーを用意すればUltra-HDブルーレイの再生も可能です。HDMI端子が3つというのは残念ですが、いずれも4K(60fps)に対応しているのはよし。USB端子が1つだけなのはちょっと不便。HDDつなげたり、Fire TV用の電源取ったりと2~3つは欲しいとこ。

Amazonで購入
商品はAmazonで購入。セール価格で99,800円也。注文した翌日に到着です。Amazonの場合は、玄関までの配達となるので、設置、取り付けは自分で行う必要ありです。当然、空き箱も自分で処分する必要ありです。箱もさることながら、発泡スチロールがけっこうかさばります。

商品は佐川急便が配達。なんと、佐川女子が一人で持ってきました。設置が大変かなと思いましたが、TV本体は意外と軽いので簡単にできました。SONYのレコーダーに繋いでさっそく視聴開始です。

パナAX800Fと比較
さて、LGさんの激安4Kテレビですが、2年前に買ったPanasonicのAX800F(58インチ)と比較してみましょう。視聴環境としては、普段はSONYのレコーダーのチューナーをHDMI経由で視聴しているので、テレビ本体のチューナーはあまり使ってません。あとは、AmazonのFire TVを繋いでAmazonTVやHulu、Youtubeを見たりといった感じ。


ワイプ部分を拡大すると粗い

まず、肝心の画質について。これは正直期待はずれ。地デジ視聴では、レコーダーからの1080p画像の4Kへのアップスケールがうまく機能していないのか、かなりブロックノイズが目立ちます。ソフト処理がうまくいっていないのか、パナソニックと比べると素人目でもその差は歴然です。パナの場合は、レコーダーで録画した圧縮率の高い動画でもかなりきれいに表示されます。(※画質調整でだいぶマシになりました。HDMI入力の初期設定値がかなり悪さしてる模様。ただ全体的に色みがおかしいので調整が大変かも)

ネット動画の視聴については、Amazon Videoの4K動画あたりは4K的な解像感が出たきれいな映像が表示されます(といってもパナのほうが精細感は高いです)が、YouTubeの4K動画ではビットレートの低い動画でノイズが目立ちます。

映像ソースがそれなりのものであれば、まあきれいに映るかなといった感じ。液晶自体は(値段の割に)優秀ですが、映像処理のソフト関係が日本メーカーのテレビと比べると弱い印象です。レコーダー自体にアップスケール機能がついたものであればきれいに映るかな?

操作性は
操作性については、ちょっともたつき感があるなあです。とりあえず、テレビ本体の番組表はイラっとするぐらい表示が遅い。番組表ボタンを押すと30秒ぐらい経ってから表示される感じ。映像ソースの切り替えも、もたーっとしてます。テレビのチャンネル切り替えもパナや東芝と比べると遅い。。。

ホームボタンから呼び出せる内蔵アプリには、Amazon VideoやNetflixが搭載されています(なぜかHuluは搭載されていない)が、モタつきと操作感の悪さがあるので、Fire TVを繋げたほうがサクサク動きます。全体的にもっさりといった感じ。ま、このあたりはパナのアプリもそんなサクサク動くわけではないし、Fire TV繋げれば解決するので大丈夫かな。(→Fire TV繋げました。サクサク動いて快適です)

なお、初期設定では、HDMI接続機器の電源オンしてもテレビ側の電源が連動しないような設定になっているので、設定を変える必要ありです(設定→詳細設定→機器設定→SIMPLINK→オン)。設定を変えればレコーダーの電源オンでテレビの電源もオンになりますが、なぜかオフは効かない。Fire TVは電源オフでテレビもオフになるのですが。。。

LGテレビの長所
気になるとこばかり書いてきましたが、いいところもあります。音はパナよりいいかな。好みもあるかと思いますが、クリアでいい音質です。私はこっちのほうが好きかも。狭い部屋で聴いているのでいいだけかもしれませんが。。。

PCとの相性はいいような気がします。パナではPCの外部モニタとして接続してもどうも色がうまい具合に調整できませんでしたが、LGのほうはそんなに手間取ることがなかった感じ。テレビとしてみると映像ソフト関係がいまいちですが、モニターと割り切ればそんなに気にはなりません。あと、HDMIの外部入力端子が3つとも4Kに対応しているのはいいですね。

ライブズーム機能
個人的に気に入ってるのがライブズーム機能。リモコンボタンを押すと画面の一部分が拡大されて表示されます。最大倍率は映像ソースによって異なりますが、動画の場合は500%まで拡大できます。

ライブズームで200%表示に

400%ズームでもきれい

上の写真はAmazonビデオの4K動画を200%と400%に拡大したもの。サブウインドウが元のサイズです(サブウインドウ表示はリモコン操作で消せます)。4K動画を拡大しているのでズームしてもキレイに表示されますね。

このライブズームは、TV番組、HDMI入力、ディスク内保存画像などで使えます。テレビ本体のアプリを使ってYoutubeを視聴した場合はライブズーム機能は使えませんが、FireTVなどHDMI経由なら使えるので問題なし。

ちなみに、ライブズーム中は赤ボタンで画面キャプチャができます。テレビ番組は不可ですがレコーダー経由なら問題なくキャプチャできるので意外と便利です。日本メーカーのテレビは著作権がらみか映像の二次利用対策が厳しいですが、LGは緩め?

そして、やはり価格面のメリットは大きいですね。パナは58インチとはいえ20万円超えでしたから、それを考えると、10万円以下でこのサイズ、4K、HDR対応、録画機能付きというのは他の欠点を補いうる長所かも。

4Kからの買い足しだと画質の粗が気になるかもしれませんが、フルHDからの買い替えなら4Kの高精細感ははっきりと実感できるかな。

アプリ
アプリ関係は、Amazonプライムビデオ、Netflix、YouTube、DAZNなど主だったところはありますが、huluが入ってないのが不便ですね。パナソニックに比べると海外ゲームがたくさん入っていますが、まあ、あまりメリットは感じません。別途、Fire TVなりセットトップボックスを買ったほうが幸せになれるでしょう。

マジックリモコン
付属のリモコンは正直ちゃっちいです。赤外線の飛びが悪いのか反応も鈍い。基本的な機能はこのリモコンで使えますが、細かい設定しようと思ったら別売りのマジックリモコンが必要になります。

付属リモコンは必要最小限

ちなみに別売りのマジックリモコンはけっこう高い。リモコン1つで5000円オーバー。これは買わんわなと思っていたら、AndroidのアプリにLG TV Plusなるものを発見。このアプリを入れればWI-FI経由でマジックリモコンと同じような機能がまるまる使えます(マジックサウンドの設定はできません)。アプリは無料です。

総合評価】☆☆☆☆★
ということで、総合評価は、、、難しいですね。2年前のパナと比べても全体的にパナの勝ち。あとは予算とどのように折り合わせるか。予算があるならパナなど国内メーカーのほうがいいでしょうが、なんといっても5万円近い価格差ですからねえ。個人的には操作感のもたつきが気になるところ。手元にレコーダーがあるならLGも選択肢に入れていいでしょう。お値段考慮して星4つかな。