【レビュー】LGの49インチ4K液晶テレビを買ってみた


AmazonでLGの49インチ4K液晶テレビ49UH6100が安売りしてたので買ってみました。寝室用に40インチ程度のやつを探していたのですが、49インチ、しかも4Kで10万円以下ってことで飛びついてしまった次第です。


製品仕様
タイトルどおり、49インチの4K液晶テレビです。液晶はIPSパネルで、純粋な4Kではなく廉価タイプのRGBWと呼ばれる疑似4Kです。HDR(ハイダイナミックレンジ)対応で、対応のブルーレイレコーダーを用意すればUltra-HDブルーレイの再生も可能です。HDMI端子が3つというのは残念ですが、いずれも4K(60fps)に対応しているのはよし。USB端子が1つだけなのはちょっと不便。HDDつなげたり、Fire TV用の電源取ったりと2~3つは欲しいとこ。

Amazonで購入
商品はAmazonで購入。セール価格で99,800円也。注文した翌日に到着です。Amazonの場合は、玄関までの配達となるので、設置、取り付けは自分で行う必要ありです。当然、空き箱も自分で処分する必要ありです。箱もさることながら、発泡スチロールがけっこうかさばります。

商品は佐川急便が配達。なんと、佐川女子が一人で持ってきました。設置が大変かなと思いましたが、TV本体は意外と軽いので簡単にできました。SONYのレコーダーに繋いでさっそく視聴開始です。

パナAX800Fと比較
さて、LGさんの激安4Kテレビですが、2年前に買ったPanasonicのAX800F(58インチ)と比較してみましょう。視聴環境としては、普段はSONYのレコーダーのチューナーをHDMI経由で視聴しているので、テレビ本体のチューナーはあまり使ってません。あとは、AmazonのFire TVを繋いでAmazonTVやHulu、Youtubeを見たりといった感じ。


ワイプ部分を拡大すると粗い

まず、肝心の画質について。これは正直期待はずれ。地デジ視聴では、レコーダーからの1080p画像の4Kへのアップスケールがうまく機能していないのか、かなりブロックノイズが目立ちます。ソフト処理がうまくいっていないのか、パナソニックと比べると素人目でもその差は歴然です。パナの場合は、レコーダーで録画した圧縮率の高い動画でもかなりきれいに表示されます。(※画質調整でだいぶマシになりました。HDMI入力の初期設定値がかなり悪さしてる模様。ただ全体的に色みがおかしいので調整が大変かも)

ネット動画の視聴については、Amazon Videoの4K動画あたりは4K的な解像感が出たきれいな映像が表示されます(といってもパナのほうが精細感は高いです)が、YouTubeの4K動画ではビットレートの低い動画でノイズが目立ちます。

映像ソースがそれなりのものであれば、まあきれいに映るかなといった感じ。液晶自体は(値段の割に)優秀ですが、映像処理のソフト関係が日本メーカーのテレビと比べると弱い印象です。レコーダー自体にアップスケール機能がついたものであればきれいに映るかな?

操作性は
操作性については、ちょっともたつき感があるなあです。とりあえず、テレビ本体の番組表はイラっとするぐらい表示が遅い。番組表ボタンを押すと30秒ぐらい経ってから表示される感じ。映像ソースの切り替えも、もたーっとしてます。テレビのチャンネル切り替えもパナや東芝と比べると遅い。。。

ホームボタンから呼び出せる内蔵アプリには、Amazon VideoやNetflixが搭載されています(なぜかHuluは搭載されていない)が、モタつきと操作感の悪さがあるので、Fire TVを繋げたほうがサクサク動きます。全体的にもっさりといった感じ。ま、このあたりはパナのアプリもそんなサクサク動くわけではないし、Fire TV繋げれば解決するので大丈夫かな。(→Fire TV繋げました。サクサク動いて快適です)

なお、初期設定では、HDMI接続機器の電源オンしてもテレビ側の電源が連動しないような設定になっているので、設定を変える必要ありです(設定→詳細設定→機器設定→SIMPLINK→オン)。設定を変えればレコーダーの電源オンでテレビの電源もオンになりますが、なぜかオフは効かない。Fire TVは電源オフでテレビもオフになるのですが。。。

LGテレビの長所
気になるとこばかり書いてきましたが、いいところもあります。音はパナよりいいかな。好みもあるかと思いますが、クリアでいい音質です。私はこっちのほうが好きかも。狭い部屋で聴いているのでいいだけかもしれませんが。。。

PCとの相性はいいような気がします。パナではPCの外部モニタとして接続してもどうも色がうまい具合に調整できませんでしたが、LGのほうはそんなに手間取ることがなかった感じ。テレビとしてみると映像ソフト関係がいまいちですが、モニターと割り切ればそんなに気にはなりません。あと、HDMIの外部入力端子が3つとも4Kに対応しているのはいいですね。

ライブズーム機能
個人的に気に入ってるのがライブズーム機能。リモコンボタンを押すと画面の一部分が拡大されて表示されます。最大倍率は映像ソースによって異なりますが、動画の場合は500%まで拡大できます。

ライブズームで200%表示に

400%ズームでもきれい

上の写真はAmazonビデオの4K動画を200%と400%に拡大したもの。サブウインドウが元のサイズです(サブウインドウ表示はリモコン操作で消せます)。4K動画を拡大しているのでズームしてもキレイに表示されますね。

このライブズームは、TV番組、HDMI入力、ディスク内保存画像などで使えます。テレビ本体のアプリを使ってYoutubeを視聴した場合はライブズーム機能は使えませんが、FireTVなどHDMI経由なら使えるので問題なし。

ちなみに、ライブズーム中は赤ボタンで画面キャプチャができます。テレビ番組は不可ですがレコーダー経由なら問題なくキャプチャできるので意外と便利です。日本メーカーのテレビは著作権がらみか映像の二次利用対策が厳しいですが、LGは緩め?

そして、やはり価格面のメリットは大きいですね。パナは58インチとはいえ20万円超えでしたから、それを考えると、10万円以下でこのサイズ、4K、HDR対応、録画機能付きというのは他の欠点を補いうる長所かも。

4Kからの買い足しだと画質の粗が気になるかもしれませんが、フルHDからの買い替えなら4Kの高精細感ははっきりと実感できるかな。

アプリ
アプリ関係は、Amazonプライムビデオ、Netflix、YouTube、DAZNなど主だったところはありますが、huluが入ってないのが不便ですね。パナソニックに比べると海外ゲームがたくさん入っていますが、まあ、あまりメリットは感じません。別途、Fire TVなりセットトップボックスを買ったほうが幸せになれるでしょう。

マジックリモコン
付属のリモコンは正直ちゃっちいです。赤外線の飛びが悪いのか反応も鈍い。基本的な機能はこのリモコンで使えますが、細かい設定しようと思ったら別売りのマジックリモコンが必要になります。

付属リモコンは必要最小限

ちなみに別売りのマジックリモコンはけっこう高い。リモコン1つで5000円オーバー。これは買わんわなと思っていたら、AndroidのアプリにLG TV Plusなるものを発見。このアプリを入れればWI-FI経由でマジックリモコンと同じような機能がまるまる使えます(マジックサウンドの設定はできません)。アプリは無料です。

総合評価】☆☆☆☆★
ということで、総合評価は、、、難しいですね。2年前のパナと比べても全体的にパナの勝ち。あとは予算とどのように折り合わせるか。予算があるならパナなど国内メーカーのほうがいいでしょうが、なんといっても5万円近い価格差ですからねえ。個人的には操作感のもたつきが気になるところ。手元にレコーダーがあるならLGも選択肢に入れていいでしょう。お値段考慮して星4つかな。

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