【レビュー】Moto Z 用車載スタンド ビークルドック (Moto Mods) を買ってみた

モトローラのスマートフォン Moto Z に対応したMoto Modsとして新たに車載スタンド「ビークルドック」が登場しました。価格はAmazonで10,583円。今回は、ヨドバシのポイントがあったのでそちらで購入。当初は4月中旬お届け予定でしたが、5月12日にやっと到着です。

ビークルドックの概要
とりあえず商品の概要から。クルマのエアコン吹き出し口に装着するタイプのスタンドですが、Moto Mods対応ということで、磁石で簡単に着脱できるのが最大の特徴でしょう。ドックに装着するだけで充電できます。googleのカーナビアプリAndroid Autoに対応しているのも注目点か。

さっそく開封
では開封してみましょう。箱の中にはドック本体とエアコン口に取り付ける用のアダプターが入っています。ケーブルなどの同梱品は特になし。ということで別途、USB3.0ケーブルと、車にUSBポートが付いてなければシガープラグあたりが必要になります。



ビークルドック取付
ドックは車のエアコン吹き出し口に装着します。洗濯ばさみみたいに板を挟むような構造になっているので、変わった形状の吹き出し口だと装着できない恐れあり。最大で8mm程度まで開く&内側にギザギザのゴムが貼ってあるので大体のものは取り付けできます。

ドック背面には、充電用のUSB3.0とカーナビ、オーディオへの出力用に3.5mmプラグ端子が付いています。ケーブルは別売りです。

USB3.0とオーディオ端子が背面に

使い勝手は
スマホの着脱は簡単です。取り付けはマグネットでペタ。外すときは背面のレバーを押せばオッケーです。装着するとAndroidオートが自動で起動し、ナビモードになります(設定で自動起動オフにもできます)。

エアコン吹き出し口に取り付け


マグネットで引っ付くので、一般的なホルダーより着脱かんたんで、かさばらないのはいいですね。装着しておけば自動で充電されるのもいい。急速充電には対応していませんが、ワンタッチでケーブル繋ぐ手間が省けます。

Googleナビを起動

難点としては、パワーパック使っていると、それを外して取り付けするようになる点です。当然、パワーパックには充電できないので不便かも。Modsスピーカーみたいにパワーパック単体で充電できればいいのですがそれはムリなのです。

総合評価☆☆☆☆★
これまでは車載するときは大型のスマホホルダーに装着していましたが、ビークルドックは専用ホルダーだけあってスッキリ取り付けできるのがいいですね。ただ、バッテリーパック外すのは面倒くさいし、充電できないのがちょっと残念ということで、総合評価は星ひとつマイナスの星4つ。

【レビュー】MOENのシャワーヘッド付き浴室混合栓を買ってみた

我が家は築年数が20年以上という古い賃貸マンションなのですが、風呂のシャワーが今どき赤と青の蛇口ハンドルをひねってお湯を調整するタイプのやつです。お湯出すたびに調整がめんどくさいよということで、ホームセンターでみつけたサーモスタット付きの混合栓に交換してみることに。

購入したのは近所のコーナンで売られていたMOENJP58232CKというシャワー付き混合栓。すべてのパーツが金属製で高級感あふれる出で立ちで13,800円と安い。どうやらこのMOENというのはアメリカのメーカーらしくて、日本法人が閉鎖されたということで処分価格で販売されていたらしい。

余談ですが、実家の風呂には湯量を指定しておけば勝手に止まる定量止水という便利な機能がついていたので、当初は同じ機能がついたものをホームセンターで探したけど見つからなかった。リクシル(LIXIL)が出しているらしいけどちょっと高い。


浴室混合栓の交換
ということでDIY。手順としては、水道元栓を閉める→混合栓の交換→元栓を開けるということ。マンション廊下の扉を開けるとそれらしきハンドルがあったので締めてみると水道止まった。

まずは、古い混合栓を交換。モンキーレンチでナットを回せば簡単に外れます。腐食したゴムだかが手について真っ黒に。。。交換の際は手袋をしておいたほうがいいですね。

で、MOENを取り付け。作業自体は10分もあればできます。三栄のHPに交換方法が詳しくのっているので参考にするといいでしょう。

偏心管を取り付け

シャワーの水圧が低い問題
交換自体は簡単にできたのですが、ここからが紆余曲折。シャワーの水圧がかなり低い。。。どうやら、もともとついていたシャワーは低水圧用といって集合住宅などで水道の圧が低い水道用のシャワーが使われていた模様。MOENに付属のシャワーは普通の水圧で使う用のため低水圧用よりシャワーの穴が大きく、数も多いので、結果チョロチョロとしかシャワーがでない。

解決策としては、低水圧用のシャワーヘッドに交換すればよいとのことで、別途低水圧用のシャワーヘッドに交換。MOENヘッドよりはまともになったのだが、それでも以前に比べると圧が弱い。。。

逆止弁を取り付け
どうやら、サーモスタット水栓というのは、水道水と給湯器の温水とが水栓のなかで混ざるため、温水側に逆止弁という水道水が逆流するのを防ぐ器具をつけないといけない模様。また、手元で一時止水するタイプのシャワーの場合も、逆流を防ぐために逆止弁が必要になるということで、さらにホームセンターで三栄水栓の逆止弁を買い足し。偏心管と水栓の間に混合栓を設置してみた。結果、なんとか満足するレベルに。

三栄の逆止弁を追加

シャワー水圧低下の原因
水圧はなんとか我慢できるレベルにまで回復したが、それでも元々あった赤青蛇口のシャワーに比べると水圧は低い感じ。で、いろいろ調べたところたどり着いた結論としては。

給湯器の能力不足。我が家の場合、水圧よりも給湯器の能力に問題がある模様。取り付けられているのはリンナイのユッコ20というもので、これが毎分20リットルのお湯を出せるらしいが、この数字が24というのが一般的らしい。16や20あたりは単身向けの能力が低い機器のよう。主原因はこれ。この問題はガス給湯器をエコキュートに交換したときなどにも発生しているようです。

給湯器の容量が少なかった

もうひとつ。もともとついてた赤青蛇口の水圧はそんなに気になってなかったのが、混合栓に変えたとたんに水圧が落ちたと感じるようになったわけです。シャワーヘッドに問題があるのであれば、赤青蛇口についてたシャワーヘッドをMOENに装着すれば解決するはず。ところがそれでも水圧は上がらない。

結論としては、サーモスタット式の混合栓自体が水圧低下を招く原因になっているってことです。
赤青蛇口のほうが水圧高い

シャワー水圧低下の解消法
ということで、シャワー水圧解消のためのチェックリストはこんな感じ。

ガス給湯器=能力が低い機器はそもそも水圧が低くなる。自宅なら大容量給湯器に交換するのが一番効果あり。
給水設備=集合住宅など給水設備が貧弱なところは水圧が低くなる。これは個人では解決不能か。
止水栓=偏心管に水量を調整する栓がついているので、これをマイナスドライバーで回して調整すると水量を調整でき、水量が上がる可能性あり。
シャワーヘッド=標準水圧タイプのものは低水圧タイプに交換すると効果あり。シャワーヘッドの穴の数が少なく、小さいほど高水圧になる。
逆止弁=混合栓の場合は逆止弁がついていないと水道水が給湯器側に流れ込んで水圧が低下する可能性があるので、逆止弁を付けたほうがいい。一時止水機能のついたシャワーヘッドを取り付ける際にも逆止弁は必要。
混合栓=混合栓が水圧低下の原因になっている。2ハンドルタイプの水栓に交換すると水圧が上がる可能性ありだが、お湯出しは面倒になるデメリットも。

ざっと上げると上記のような感じですが、あくまで素人の意見です。DIYするときの参考程度に。

総合評価☆☆☆☆☆
紆余曲折はありましたが、製品自体は安価に入手できたこともあり評価は星5つ。海外ブランドですが、日本の水道に取り付ける際も規格上で特に問題はなし。オール金属の贅沢なたたずまいは、古くて狭いユニットバスにラグジュアリー感を演出してくれます。なにより赤青を調整する必要がなくなったのがうれしい。交換は簡単なのでぜひチャレンジを。
 

【レビュー】mot z 用 incipio バッテリーパックを買ってみた

incipioバッテリーパック
moto z 用 incipio のバッテリーパックが入手できたので使い勝手を。無線充電のQiに対応していないバージョンで、ヨドバシで9,410円。取り付けは簡単。Moto Zの背面にマグネットでペタりと張り付けるだけです。
バッテリーの容量は2,220mAで、本体の2,600mAと合わせると4,800mAに。重量は79gで、moto z本体(134g)に装着するとかなりズシりとした感じ。使いはじめるれば重さには慣れるので、現在は常時装着した状態です。

充電は本体経由でバッテリーパック単体での充電は不可。本体が満充電になったのちバッテリーパックへの充電がはじまります。よって、空の状態から満充電に至るまでは通常のUSB充電ではけっこうな時間がかかります。急速充電器を使ったほうが便利かも。Qi充電だとかなり時間がかかりそうな気がしますがどうなのでしょう。

バッテリーパックから本体への給電は、デフォルトでは本体電池を100%の状態に保つようにこまめに給電しますが、効率モードに変更すると80%の状態を保つようになります。

Moto Zに装着すると厚みは14mm程度になります。車載時はコストコで買ったUNIQの「ファンタスティックアーム」に装着していますが、バッテリー付けた状態でもなんとか装着できます。

バッテリーつけてもギリ装着できる

総合評価☆☆☆☆☆
moto zは、playに比べると消費電力が大きく、バッテリー容量も少ないため、ヘビーユースだと電池が1日もたないという状態でしたが、バッテリーパック装着でこの問題は解消されました。文句なしの星5つ。moto zユーザーにはオススメです。難点を挙げるとすれば、バッテリー単体で充電できればよかったなというぐらいか。

追記
2017年6月に新しいバッテリーパック「Moto Turbo PowerPack」が発売されました。新製品は、3,490mAhのバッテリーを内蔵するバッテリー内蔵ケースで、バッテリー単体でもUSB Type-Cによる急速充電ができます。完全放電状態から50%までわずか20分間です。旧モデルより容量も大きいので新製品のほうがオススメでしょう。

【レビュー】クロムキャストオーディオ(Chrome Cast Audio)を買ってみた

Googleのクロムキャストオーディオが届いたのでレビューです。スピーカーにつなげればスマホから音楽をキャストできる便利アイテムです。手元のスピーカーがブルートゥースなどの通信機能をもっていないものでも簡単にメディアプレーヤーになります。

クロムキャストオーディオの概要
仕組みは簡単です。スピーカーの3.5mmライン入力端子に接続して、自宅のWI-FIに接続すれば、スマホのGoogle Play Musicから簡単にスピーカーに音楽を流すことができます。

クロムキャストがテレビに映像と音楽を送るのに対して、こちらは音楽のみに特化しています。その分、安い。購入はクロムキャストのHPのほかに、楽天やビックカメラなどで買えます。ポイントがつくので楽天とかで買ったほうがお得。ちなみに、AmazonではFire TVと競合するので販売していないよう。

スピーカーとの接続は3.5mmのオーディオケーブル(付属)のみとなります。クロムキャスト商品紹介のページではRCAケーブルや光ケーブル対応となっていますが別途変換ケーブルが必要になります。特に光ケーブルはアナログからの変換ケーブルが必要になり、この場合、別途USB電源が必要になるので要注意です。

ブルートゥース再生との違い
ブルートゥーススピーカーがスマホからスピーカーへ直接音楽データを送るのに対して、クロムキャストではGoogle Play Musicのサーバーからネット経由でストリーミング配信した音楽を再生するので、スマホにダウンロードしたファイルでも別途通信が必要になります。

スマホから直接データを送るわけではないので、クロムキャストがWI-FI経由でネット回線につながっていないと使えません。また、ネット接続が従量制の場合は、再生の都度、通信料金が発生するので要注意。このあたりがブルートゥース再生とは異なります。

また、CDから取り込んだり、ダウンロードした音楽ファイルは、パソコンからPlay Musicのサーバーに一旦アップロードしないといけないのは少し面倒かも。スマホからのアップロードはできないようですから、アップロードする際はパソコンは必須になります。

設定は簡単
JBLのUSBスピーカーPEBBLEに接続してみましょう。付属の3.5mmオーディオケーブルをPEBBLEのライン入力端子に接続。電源はコンセントもしくはUSBから取れます。

つなげるとこんな感じ

あとはスマホから設定するだけ。Google Homeアプリからデバイスにクロムキャストオーディオを選択し、WI-FI接続などを設定していきます。設定はスマホのものが反映されるので5分ぐらいでできます。

総合評価☆☆☆☆★
手元のスピーカーで手軽にスマホの音楽再生できるので便利です。再生の都度、ネットのサーバーからストリーミングするのが微妙なのと、光ケーブル直挿しできないので星1つマイナス。

【レビュー】TP-LINK の WI-FI ルーター Archer C9 を買ってみた

自宅のWI-FI環境改善計画の一環として、TP-LINKのWI-FIルーター「Archer C9」を買ってみたのでレポします。

RC造の通信環境改善
まずは、現在の我が家の状況から。自宅は鉄筋コンクリート造マンションの2フロア、いわゆるメゾネットと呼ばれる構造です。ここにソフトバンク光を契約して同社のルーター経由でWI-FIでネット接続しているわけです。賃貸&古い建物のため、有線LANケーブルを引くのが困難なわけで、さらにはコンクリートは電波を通しにくいため、2階に置いてあるルーターの電波が1階では掴めないのです。

これまでは、バッファローの中継器を階段踊り場に置くことで2.4GHzであればつながるようになったのですが、速度の速い5GHzもつながるようにしたいよなということで、Amazonのタイムセールで安売りしていたTP-LINKのArcher C9を購入。窓経由で1階にLANケーブル垂らしてこのルーターをアクセスポイントとして使うことを想定していました。
有線LANポートは4つついてます

商品概要
Archer C9の細かな仕様はメーカーHPで確認してもらうとして、第一印象はデカいなという感じ。寸法は22x17cmで、ソフトバンクのルーターよりかなり大きいです。倍ぐらいある感じ。

とりあえずArcher C9の電源入れて、電波の飛びを見てみることに。おー、2GHzどころか、場所にもよりますが5GHzまでルーター単体で1階まで電波が届きます。ソフトバンクのルーターだと2GHzですら掴めませんでしたから、電波の飛びはArcher C9のほうがかなりいいようです。デカい図体しているだけのことある。

とりあえず繋げてみた
これだけ電波飛ぶならソフトバンクのルーターと丸ごと取り換えよっかなとも思ったのですが、よくよく考えてみたらソフトバンクのルーターには電話回線つないでるので、まるまる交換するのはアウト。

じゃあ、LANケーブル経由でアクセスポイントとして使おうかなと思って設定を覗いてみたもののどうもアクセスポイントとして使う方法がわからない。。。うーん、これは困った。とりあえずつなげてみますか。

ソフトバンクのルーターからのLANケーブルをArcher C9のINTERNET回線に接続。あら不思議、つないだだけで認識されてインターネットにつながりました。この状態ではソフトバンクルーター側のIPアドレスが192.168.3.1に対して、Archer C9に繋げた回線は192.168.0.xxxとなっています。ソフトバンクルーターの下位にさらにArcher C9のネットワークが展開してあるような状態になります。

アクセスポイント設定
ということでいちおう問題解決。このまま2階にArcher C9を置いといてもいいのですが、どの部屋も5GHzが届くようにしたかったので、当初の予定どおり、ELECOMのすきま用LANケーブルを使って窓経由で1階にArcher C9を設置。これでどこでも5GHz回線が繋がるようになってめでたしめでたしです。


この時点で、ネット接続などは問題なくできるのですが、ソフトバンクルーターに有線で繋げている2階のテレビ&レコーダーと、Archer C9に繋げている1階のレコーダーが別々のネットワークに繋がっていることになり不便です。せっかくなのでArcher C9のアクセスポイント化もしておきましょう。

設定方法は、TP-LINKのホームページ上、TP-Linkルーターをどのようにすればアクセスポイントモード(ブリッジモード)に設定できますか?」に写真付きで詳しく載っていました。ソフトバンクルーターからのLANケーブルを、Archer C9のLANポートに繋げた上で、Archer C9の管理画面の設定を変えることでアクセスポイント化ができます。

Ethernet回線に付け替える

Archer C9管理画面の設定
Archer C9の管理画面へは、ブラウザからhttp://192.168.0.1に繋げIDとパスワード(初期設定はどちらも「admin」)を入力すると入れます。変更点は2箇所。詳細設定→ネットワークから、①DHCPサーバーを無効にし②LANのIPアドレスを入力します。IPアドレスはソフトバンクルーターが192.168.3.1なので、192.168.3.101など他の機器で使われていない任意の値を入力してください。設定変更できたら保存してArcher C9を再起動で完了です。

DHCPを無効に

アドレスを変更

すべての機器が同一ネットワーク内に

これですべてのネットワーク機器が192.168.3.xxxに表示されるようになりました。Fingというアプリを使えばネットワーク環境が確認できます。「Arcadian Technology」って何かと思ったら、インドのソフト開発会社でLGの液晶テレビのアプリみたいでした。

ついでにメディアサーバー化
このArcher C9にはUSB3.0ポートがついているので、ついでにハードディスクをつなげてメディアサーバー化にもチャレンジ。設定は簡単。USBポートにHDDをつなげて、ブラウザから管理画面(192.168.0.1※初期設定)にアクセスしてオンにすれば完了です。簡単。プリンタをつなげてネットワークプリンタとして使うこともできます。

総合評価☆☆☆☆☆
ということで、総合評価は文句なしの星5つ。こいつの電波はかなり強力。1台でソフトバンクルーター+バッファロー中継器並みの電波力です。鉄筋コンクリート造マンションにお住まいでWI-FIのつながりが悪くて悩んでいるかたにはオススメの1台です。

【レビュー】無印良品の豆から挽けるコーヒーメーカー MJ‐CM1

買う気満々も在庫なし
無印良品の豆から挽けるコーヒーメーカー「MJ-CM1」です。テレビ東京の「ガイアの夜明け」で取り上げられていたので興味深々です。自動のわりに値段もお手頃で便利そうなので事務所に置こうかなと物欲上昇。さっそく無印良品に行ってみたけど、テレビの影響か在庫なし。。。

ということで、とりあえず商品の概要だけ。その名のとおり、豆を入れれば自動でコーヒーができるコーヒーメーカーです。豆を挽くグラインダーやお湯の注ぎ方にこだわりがあって、プロ顔負けのコーヒーが入れられるというのが売り文句です。

ちなみに、現在、我が家ではデロンギの全自動エスプレッソマシーン マグニフィカ Sを使っている(レビューはこちら)のですが、これが超便利。スイッチ1つで豆挽きから、豆殻処理までやってくれる。手入れもラクチンで重宝しているわけですが、5万円オーバーと買い足すにはちょっと高い。


ドリップコーヒーの罠
ということで、デロンギに比べると値段もお手頃なので、こりゃ買いだと思ったのです。お店でパンフレットをもらって読み込んでみる。ん?そういえばドリップコーヒーだから紙のフィルターをセットしてってのが必要になるわな。自動のコーヒーメーカーではありますが、淹れる都度、フィルターセットとコーヒー殻の処分が必要というあたりをどう捉えるか。

さらに、全自動コーヒーメーカーをググってみると、パナソニッククイジナートの全自動コーヒーメーカーがAmazon16,000円ぐらいで売ってる。これらと比べると無印のは32,000円とほぼ倍の値段だ。どんどん購買意欲が下がっていく。。。


マグニフィカSと比較
ついでに、手元のマグニフィカSと比較しておきましょう。マグニフィカSの場合、全自動で、豆と水さえセットしておけばオッケー。飲むときはカップをセットしてボタン1つでオッケー。1杯ごと淹れれて、フィルターのセットも不要です。

抽出された後の豆殻は本体内の箱に溜まっていくし、定期的に内部洗浄もするので、1週間ほど掃除なしで使えてかなり便利です。それに比べるとMJ-CM1は淹れる都度、フィルター交換して、コーヒー殻を捨ててって、けっこう面倒くさいでしょう。

あと、マグニフィカSがエスプレッソ方式なのに対して、MJ-CM1はドリップ式になるのが大きな違い。ググってみるとドリップ式のほうが味自体はおいしいようですが、セブンのセルフコーヒーもそうだけどドリップ式って淹れるのに時間かかるんですよね。

ということで、せっかちで、手入れがめんどくさくて、かつ、基本、牛乳入れてカフェラテで飲んでるので味にそんなこだわりがない自分にとってはマグニフィカSがベストな選択肢という結論。

マツコの知らない世界
2月7日(2018)の「マツコの知らない世界」でコーヒーメーカーを取り上げてたので、その情報も付け足しときます。

興味を惹きつけたのはHARIOの「V60 オートプアオーバー SMART 7」です。お湯の温度、量、スピードを機械が自動調整して、最適なコーヒーをいれてくれます。プログラム設定でプロバリスタの技を再現してくれます。価格は54,000円(税込)となかなかビックリなお値段です。Amazonの実売価格だと37,680円なので、まあ許せるかな。

HARIOのスマート7

これもおもしろかったです。ドウシシャの「クワトロチョイス」はミキサー機能がついています。氷を入れてガリガリやるとコーヒーフラッペやスムージーがつくれます。デザインも洒落てますね。18,860円とお値段的にも納得です。


もうひとつ。パナソニックの「NC-A56」。こちらは豆から挽いてくれるタイプで、金属製のミルを自動で洗浄してくれる機能がついているのが特徴です。熱湯でミルを洗浄するので、コーヒーかすが付かず、いつでもおいしいコーヒーが飲めます。税込価格25,000円。デザインがちょっとイモ臭いかな。

パナソニックのNC-A56

番組では、ネスカフェのドルチェグストも紹介していました。デザインがステキで、カプセルを変えるといろんな種類の飲み物が飲めるのは興味津々でしたが、カプセルが1つ50円、カフェラテだとコーヒー+ミルクの2カプセル使うので1杯飲むのに100円もかかるとか、ちょっとコスト的に。。。

総合評価☆☆☆★★
ということで、長くなりましたが、無印コーヒーメーカーの評価です。店頭で商品見た感じでは、デザインもいいし、豆から挽いたこだわりのコーヒーが自宅で飲めるというコンセプトはアリだと思います。味の違いは正直、わからない。ドリップ式のコーヒーが好きな人にはありな商品だと思います。

とは言え、他社の同等製品比で倍の値段を出す価値があるか。価格差を埋めるだけの味の違いを感じさせる力がMJ-CM1にあるのかが購入するか否かの分かれ目になります。

私的には、便利さをとるならマグニフィカSだし、コスパをとるならパナソニッククイジナートだよなあという感じ。在庫切れの間に熟考した結果、今回は購入見送り。我が家の用途なら、もう少しお金を足してマグニフィカ Sを買い足したほうがいいだろうという考えに至りました。

余談ですが、コーヒーの中のカフェインは体内のビタミンを破壊するので、飲みすぎるとニキビができやすくなるらしい。そして、エスプレッソよりドリップコーヒーのほうがカフェインの量が多くなるらしいっす。

 

【レビュー】XiaomiのAndroid TV セットボックス 「MI BOX」を買ってみた


Xiaomi(シャオミ)のAndroid TVセットボックスMi Box 3 を買ったのでレポします。Mi Boxは、Amazon Fire TV BOXのXiaomi(Google)版みたいな感じです。テレビのHDMI端子につなぐことで、YouTubeやhuluなどのネット動画を視聴できます。

購入の動機としては、先日買ったLGの4K液晶テレビなんですが、テレビのアプリにNETFLIXは入ってるのにhuluが入っていないときた。ちなみにパナソニックにはhuluは入ってるけどNETFLIXが入っていないという、なんともメーカー都合のユーザーには不愉快な仕様なわけです。

で、今まではLGテレビにFire TV BOXを繋げてhuluを視聴していたわけですが、この際だからパナTVにもセットボックスを繋げてみよう、どうせならAndroid TVだよねということで、Xiaomi の4K対応セットボックスMI  BOX を使ってみることにしました。

【Mi Box 3を注文】
注文はAliexpressで。送料込みで8,112円(※Amazonでも売ってるみたいですが、13,000円程度でちょい高め)。シンガポールからのEMS発送で、香港経由で約2週間で到着です。Fire TV BOXが11,980円なんで、こっちのほうがちょい安い。


MI BOX 3のスペックは、Android TV 6.0で、クアッドコアプロセッサー(Cortex-A53 2.0GHz)に2Gのメモリと8Gのストレージ。4K60pのHDMI出力に対応しており、ストレージ用にUSB端子がひとつ。同梱品は、音声認識リモコンとACアダプターで、スペック的にはFire TV BOXとほぼ同じです。注意点としては、Fire TV BOXにはあるマイクロSDカードスロットがなし。USBポートはあるのでUSBメモリやHDDを接続することができます。

Amazon Fire TVとほぼ同じ構成

なお、USB端子を2つ搭載した上位機種版のMi Box Proも発売されています。こちらはCPUがCortex-A72(2コア)+A53(4コア)を搭載するなどMi Box 3よりさらにスペックアップしています。

Mi Box Pro

使われているCPUを見たところ、スペック的には、Mi Box Pro > Mi Box 3 > Fire TV 3rd > Fire TV 2nd > Fire TV 1st > Fire TV Stick 2nd > Fire TV 1stてな感じです。スペックが上の機種のほうが反応速度が早く快適に使えます。我が家のFire TV Stick(1st)はテレビアプリとの比較ではサクサク動いてますが、Mi Boxを使い始めるとかなりもたつきを感じてしまいます。

パナテレビに接続
接続は簡単です。テレビのHDMI端子に繋げて起動するだけ。最初のメニューで言語に日本語を選んで、あとは日本語のチュートリアルに従えば、WI-FI接続なども簡単に設定できます。Androidスマホの設定を受け継いでくれるので、所要時間は5分から10分ぐらい。

今回購入したのはグローバル版なのでGoogle関係のアプリもはじめから導入されています。中国版はGoogleの代わりに中国バージョンのアプリが入っているので間違わないように購入時確認してください。

使い勝手は
付属のリモコンはブルートゥース無線式で、電源、上下左右、決定、戻る、ホーム、音声認識とボリューム上下ボタンがついています。Fire TVのリモコンと比較すると前後スキップボタンがないとこが大きな違い。早送り・早戻しは上→左右長押しでできるので、ちょっと送りたいときとかは不便かも。


両者の大きな違いはインストールできるアプリの種類。Fire TV BOXがAmazonアプリ寄りなのに対して、MI BOX はGoogle寄りになっている点。要するに、Fire TV BOXではGoogle Play Video / Musicは使えないし、MI BOX ではAmazonプライムビデオは見れないということです。露骨なまでの囲い込みです。

ちなみに、インストールできるアプリですが、Android TV専用のものが必要で、スマホのアプリは基本的にインストールできません。スマホ用のapkファイルをダウンロードしてインストールという抜け道もあるようですが、アプリによってはまったく動作しないのでご注意を。

外部端子はHDMI、USB、オーディオ出力

MI BOX の長所
長所としては、この価格で4K 60fpsに対応しているところでしょう。プライムビデオやYouTubeの4K動画など4Kテレビのモニターにキレイに出力されます。4KハンディカムもSDカードリーダーをUSBポートに挿し込めば4K画質で綺麗に出力されます。

Fire TV BOXとの比較では、長所として、ハードウェアの基本スペックが高いのでサクサク動くとこでしょうか。最近のテレビもアプリが使えるものが増えていますが、ハードのスペックが弱いのか動作がもたつきイライラします。Mi Boxならそんなことはありません。操作感としてはFire TV BOX以上です。動画ファイルも軽快に再生できますね。

別売りのコントローラー

もひとつ、Fire TV BOXとの比較でいえば、リモコンから音量調整ができるとこがいい。Fire TV BOXの場合、音量調整はテレビのリモコンでしないといけなかったのですが、こちらはリモコンひとつでできるのです。あとは、Fire TVでは使えないGoogle Play MusicなどGoogle系アプリが使えるとかかな。まあ、Amazonのプライムミュージック使ってる人にはどうでもいいことですが。。。


MI BOX の短所
短所は、やはりAmazonのPrimeビデオが見れないとこ。個人的にはこれが最大の欠点です。調べてみると、海外のサイトにPrimeビデオアプリをapk(プログラムのファイル)からインストールするためのパッチファイル(Prime Video Launcher)みたいなものがあるようですが、Amazonからの圧力で現在は公開中止になっているようです。どうしてもMI BOXでプライムビデオを見たければスマホの画面をミラーリングすればいいんですけどね。

※17年12月にAndroid TV用のアプリ(ベータ版?)がGoogleアプリのHPに登場しているので、近々Android TVでも使えるようになるみたいです。


待望のAndroid TVアプリ

そして、Android TVはスマホと比べると対応のアプリが少ないのもストレス溜まるとこ。せっかく4K出力対応なのに対応アプリがYouTubeやNETFLIXぐらいしかないんですよね。私は持っていませんが、nasneの再生アプリはあるので、nasne使いは重宝するかも。

Fire TVとの比較でも、やはり対応アプリの少なさは気になります。DMM.comなんかはFire TVアプリはあるけど、Android TV用はないです。このあたりは、apkファイルからAndroid(スマホ)用のアプリのインストール方法を覚えればだいぶ解消されます。

ハードの面では、有線LANポートがないのと、USB端子が1つだけというのは厳しいですね。LANポート付きのUSBハブがあると便利です。USB端子にはマウスや外部ストレージなど接続できます。無線LANは5Gに対応しているので、無線接続でも特に困ることはないです。

LANポート付きUSBハブがあると便利

使えるアプリ
ということで、我が家での用途は、Hulu、Abema TV、YouTubeの視聴がメイン。あと、4K出力に対応しているので4Kカメラで撮影した動画をVLCという動画再生アプリで見たりしてます。そのほか、アプリではNHKでも放送しているTEDや海外のニュースサイトがおもしろいです。KODIというメディアプレーヤーも使いこなせるようになると遊べます。

アプリは、Mi Box上のGoogleプレイストアから簡単に追加できます。hulu、Netflix、dTV、dアニメストア、AbemaTVなど一通り揃っています。中華製Android端末では正常に視聴できないアプリもあるようですが、試してみたところ、Mi Boxではhulu、dTV、Netflix、DAZNは正常に視聴できています。独自OSを採用しているパナソニックやLGテレビと比べるとアプリの種類が多いのはいいですね。

そのほか、プレイストアには表示されないアプリでも、ブラウザやスマホのGoogleプレイ(Webページ)からインストールできるものがあります。DAZNやChromeブラウザなどはMi Box上のプレイストアには表示されませんが、Webからのインストールができます。Chromeブラウザはインストールできるもののなぜかショートカットが表示されません。

ということで、ブラウザはPUFFIN TVというものを使っています。Android TV専用だけあって使いやすいです。アプリのないDMMのビデオ配信はこのブラウザ上で見ています。

Mi Boxに対応しているか確認できる

Amazonプライムも対応?
AmazonプライムビデオやTVerは、18年1月末の時点では対応していませんが、ベータ版(テスト版)がアップされているので、近々Mi Boxでも使えるようになりそうです。ソニーのテレビはAndroid TVを採用していますが、プライムビデオが既に使えるようです。プライムビデオが使えるようになれば不満はほぼなくなりますね。

同じく18年1月末に、NTT docomoからHUAWEI製のAndroid TVボックスが発売されているので、近い将来アプリは増えるのではないでしょうか。

18年1月の時点では使えない

Chromecast Ultraとの比較
ついでに、GoogleのChromecast Ultraとも比較しておきましょう。Chromecastで使えるキャスト機能はMI BOXにも搭載されているので、基本的には同じ使い方ができます。スマホにGoogleホームをインストールしておけば、Mi Boxをキャスト先に選んで画面をミラーリングしたり、YouTubeの画面を飛ばしたりできます。


スマホから操作するChromecastに比べると、リモコンが付いているし拡張性も高いので、MI BOXのほうが使い勝手はいいと思います。旧Chromecast しか使ったことはありませんが、値段もクロムキャストウルトラのほうが高いですし、Mi Box 3よりメリットがあるような感じはしないですね。セットボックスを買うなら、Mi Box 3(もしくはPro)か、Fire TVかの選択になるでしょう。

【総合評価☆☆☆☆☆】
総合評価としては、将来的なアプリ充実に期待して星4つといった感じでしょう。Amazonプライムビデオが使えるようになれば星5つかな。ま、実際のところはFire TV BOX持ってるなら、それで事足りるような気もしますが、Chromecastの機能も使えるのは便利。新しいもの好きなら買ってもいいかもです。

→Amazonのプライムビデオランチャー導入で、Mi Boxでもプライムビデオが見れるようになり、apkpureからapkファイルダウンロードでTVerなどのアプリも使えるようになったので、星1つ足して、星5つに変更しました。いや便利です。