【レビュー】TP-LINK の WI-FI ルーター Archer C9 を買ってみた

自宅のWI-FI環境改善計画の一環として、TP-LINKのWI-FIルーター「Archer C9」を買ってみたのでレポします。

RC造の通信環境改善
まずは、現在の我が家の状況から。自宅は鉄筋コンクリート造マンションの2フロア、いわゆるメゾネットと呼ばれる構造です。ここにソフトバンク光を契約して同社のルーター経由でWI-FIでネット接続しているわけです。賃貸&古い建物のため、有線LANケーブルを引くのが困難なわけで、さらにはコンクリートは電波を通しにくいため、2階に置いてあるルーターの電波が1階では掴めないのです。

これまでは、バッファローの中継器を階段踊り場に置くことで2.4GHzであればつながるようになったのですが、速度の速い5GHzもつながるようにしたいよなということで、Amazonのタイムセールで安売りしていたTP-LINKのArcher C9を購入。窓経由で1階にLANケーブル垂らしてこのルーターをアクセスポイントとして使うことを想定していました。
有線LANポートは4つついてます

商品概要
Archer C9の細かな仕様はメーカーHPで確認してもらうとして、第一印象はデカいなという感じ。寸法は22x17cmで、ソフトバンクのルーターよりかなり大きいです。倍ぐらいある感じ。

とりあえずArcher C9の電源入れて、電波の飛びを見てみることに。おー、2GHzどころか、場所にもよりますが5GHzまでルーター単体で1階まで電波が届きます。ソフトバンクのルーターだと2GHzですら掴めませんでしたから、電波の飛びはArcher C9のほうがかなりいいようです。デカい図体しているだけのことある。

とりあえず繋げてみた
これだけ電波飛ぶならソフトバンクのルーターと丸ごと取り換えよっかなとも思ったのですが、よくよく考えてみたらソフトバンクのルーターには電話回線つないでるので、まるまる交換するのはアウト。

じゃあ、LANケーブル経由でアクセスポイントとして使おうかなと思って設定を覗いてみたもののどうもアクセスポイントとして使う方法がわからない。。。うーん、これは困った。とりあえずつなげてみますか。

ソフトバンクのルーターからのLANケーブルをArcher C9のINTERNET回線に接続。あら不思議、つないだだけで認識されてインターネットにつながりました。この状態ではソフトバンクルーター側のIPアドレスが192.168.3.1に対して、Archer C9に繋げた回線は192.168.0.xxxとなっています。ソフトバンクルーターの下位にさらにArcher C9のネットワークが展開してあるような状態になります。

アクセスポイント設定
ということでいちおう問題解決。このまま2階にArcher C9を置いといてもいいのですが、どの部屋も5GHzが届くようにしたかったので、当初の予定どおり、ELECOMのすきま用LANケーブルを使って窓経由で1階にArcher C9を設置。これでどこでも5GHz回線が繋がるようになってめでたしめでたしです。


この時点で、ネット接続などは問題なくできるのですが、ソフトバンクルーターに有線で繋げている2階のテレビ&レコーダーと、Archer C9に繋げている1階のレコーダーが別々のネットワークに繋がっていることになり不便です。せっかくなのでArcher C9のアクセスポイント化もしておきましょう。

設定方法は、TP-LINKのホームページ上、TP-Linkルーターをどのようにすればアクセスポイントモード(ブリッジモード)に設定できますか?」に写真付きで詳しく載っていました。ソフトバンクルーターからのLANケーブルを、Archer C9のLANポートに繋げた上で、Archer C9の管理画面の設定を変えることでアクセスポイント化ができます。

Ethernet回線に付け替える

Archer C9管理画面の設定
Archer C9の管理画面へは、ブラウザからhttp://192.168.0.1に繋げIDとパスワード(初期設定はどちらも「admin」)を入力すると入れます。変更点は2箇所。詳細設定→ネットワークから、①DHCPサーバーを無効にし②LANのIPアドレスを入力します。IPアドレスはソフトバンクルーターが192.168.3.1なので、192.168.3.101など他の機器で使われていない任意の値を入力してください。設定変更できたら保存してArcher C9を再起動で完了です。

DHCPを無効に

アドレスを変更

すべての機器が同一ネットワーク内に

これですべてのネットワーク機器が192.168.3.xxxに表示されるようになりました。Fingというアプリを使えばネットワーク環境が確認できます。「Arcadian Technology」って何かと思ったら、インドのソフト開発会社でLGの液晶テレビのアプリみたいでした。

ついでにメディアサーバー化
このArcher C9にはUSB3.0ポートがついているので、ついでにハードディスクをつなげてメディアサーバー化にもチャレンジ。設定は簡単。USBポートにHDDをつなげて、ブラウザから管理画面(192.168.0.1※初期設定)にアクセスしてオンにすれば完了です。簡単。プリンタをつなげてネットワークプリンタとして使うこともできます。

総合評価☆☆☆☆☆
ということで、総合評価は文句なしの星5つ。こいつの電波はかなり強力。1台でソフトバンクルーター+バッファロー中継器並みの電波力です。鉄筋コンクリート造マンションにお住まいでWI-FIのつながりが悪くて悩んでいるかたにはオススメの1台です。

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