【商品概要】
商品はXiaomiグループのゲーミングスマホブランドBlack Sharkの2ndモデルです。2020年3月に3rdモデルでスナドラ865搭載のBlack Shark 3が販売開始されているのでいわゆる型落ちモデルではありますが、スナドラ855搭載で3万円台前半は安すぎ。
スペックをざっくり紹介すると、今回購入したモデルはSoCがSnapdragon 855で、メモリ6GB、ストレージ128GB。ゲーム用にチューンされており、液体冷却システムを搭載しているのが特徴的です。詳しいスペックはケータイWatchあたりを参照ください。発売当時は49,800円でしたが、1年経って32,894円(Aliexpress)まで値下がりしています。安っ。
【ディスプレイ Alt Mode】
今回、Black Shark 2をチョイスした最大の理由はDisplayPort Alternate Mode(Display Alt Mode、以下DAM)を搭載している点。Type Cポートに別売りのHDMI変換ケーブルを繋げると、テレビなどにスマホの画面を出力できます。
純正HDMI出力変換ケーブル
DAMはスナドラ855や865 などに搭載されている機能で、Type CケーブルをHDMIケーブルとして切り替えて使用するモードです。HuaweiのP40やSonyのXperia 1など各社のフラッグシップクラスに搭載されている機能です。ただ、スナドラ855を搭載していれば必ずDAMが使えるというわけではなく、一部のスナドラ855機種では変換ケーブルをつなげてもHDMI出力できないので要注意。
Micro USBポートの時代はMHL変換アダプタを使うことでミドルレンジのスマホでもHDMI出力ができていましたが、今どきは10万円クラスのスマホでないとHDMI出力ができないのです。3万円代前半でDAMが付いてるBlack Shark 2様々。
【Widevine非対応問題】
ということで、Black Shark 2をポチろうかなと思ったところ、思わぬ落とし穴発見。どうやらBlack Shark 2はWidevine F1に対応していない模様。Widevineは著作権コンテンツ管理技術のひとつで、F1〜F3までのランクがあります。
例えば、一般的なスマホでAmazonプライムビデオを視聴すると画質がSD(480P)に制限されますが、Widevine F1に対応していればHD(1080P)で視聴できるようになります。Widevineについて詳しくはこちらのサイトへ。
で、Black Shark 2はこのWidevine F1に対応していないとのこと。HDMI出力できてもSD画質ではがっかり。ちなみに、現在使用しているXiaomiのRedme K30はWidevine F3なので、アマプラはSD画質でしか再生できません。デジタル著作権コンテンツ管理はいろいろややこしいわ。
Redme K30(無印)はL3
【Black Shark 2 Pro】
いろいろ調べていくと、Black Shark 2 ProはWidevineのL1に対応している模様。しかし、お値段5万円です。悩ましい。もう少しがんばれば3が買える。
と思ってBlack Shark 3を調べてみると、3はWidevine L1に対応していないとかいろいろややこしすぎ。ということで、とりあえず、Black Shark 2は購入見送りです。