【レビュー】SONY Vegas Pro 14 (ソースネクスト全部パック)を買ってみた


GoProなどで撮りためた4K動画をそろそろ整理しなければと思って動画編集ソフトを探していたところ、SONYのVegas Pro 14ソースネクストで大安売りしていたので買ってみました。このVegas Pro 14ってのはSONYの動画編集ソフトで、定価7万円ぐらいするプロ専用ソフトらしいです。現在はソースネクストが販売しているようで、たまに85%引きとかわけのわからんセールをしています。この手のセールは定期的にやってるみたいなので定価で買うと大損ですね。

ということで、今回購入したのは「SONY全部パック」で、動画と音楽の編集ソフト、素材、解説などなどがセットになったものです。素材集はちょっと古臭くて解像度も小さいので正直あんまり使い道はなさそうですが、解説ビデオはわかりやすいです。

ちなみに当方、動画編集に関してはほぼ素人につき、初心者目線での動画編集チャレンジになります。主な用途は、GoProやミラーレス、4Kハンディカムで撮影した4K、mp4のブツ切りムービーを、繋げ合わせて、場合によっては必要な個所だけ1920x1080サイズにトリミング(クロッピング)して、それらを1本の動画にまとめるといった感じです。

全部パックにはMovie Studio 13もバンドル

VegasとMovie Studioの違い
さて、大安売りの勢いにのって全部パックを買ったものの、このパックには、なぜか2種類の動画編集ソフトが入ってる。1つはプロ用の「Vegas Pro 14」、もう1つがどちらかといえばアマチュア向けの「Movie Studio 13」です。

で、この2つ、どう違うのよということですが、ざっくり2つを使ってみた感じでは、Vegasの長所としては、処理が速い。Media Studioでは動画読み込みにけっこう時間がかかりますが、Vegasではファイルを開くと同時に動画の内容が確認できます。全体的にサクサク動く。

また、動画を出力(レンダリング)するときの出力形式についても、Vegasでは、業務用のビデオカメラや一眼ムービーで使われるXAVC IntraProResなど圧縮率の低いファイルも生成できます。Movie Studioでは対応していませんが、まあ、家庭用のビデオカメラであればこの機能は必要ないかと。あとはビデオFXという効果の種類に差があるといったあたり。この点についてはあとで触れます。

では、Movie Studioは必要ないかというとそういうわけでもなく、GoProや家庭用ハンディカム程度の画質であれば十分に対応できますし、codecの関係で生成されるファイルを小さくできるといったメリットも。また出力時にファイルサイズの大きさが確認できるなど、使いやすい面もあるので、一長一短といった感じです。

両者の違いをわかりやすく例えると、VegasがRaw 現像で管理する写真ソフトなら、Movie StudioがJpegオンリーといった感じ。画質はVegasのほうがきれいですが、その分、ファイルサイズも大きくなり扱いが面倒みたいな。動画なんで1つのファイルが数十ギガとかも当たり前になります。

Vegas Pro 14を使ってみよう
とりあえず、今回は、Vegas Proを選択。というのも、Vegas Pro 14にはビデオFXにスマートアップスケールなる機能が搭載されており、要は4Kテレビに搭載されているようなアップスケール機能が使えるっつーことで、クロップした動画が多少はキレイになるんじゃね?と思った次第です。

さっそく編集してみましょう。解説ムービーをみればある程度の編集方法がわかりますし、ソースネクストのHPから708ページのPDFマニュアルもダウンロードできるのがうれしい。


カット編集程度であれば使い方は簡単。複数の動画を読み込んで、画面下のビデオトラックに並べて、不要なところをカットして、あとはレンダリングすればオッケーです。簡単ですね。初心者にもわかりやすくて、全体的によくできたソフトだと思います。

4K動画のトリミングに挑戦
さあ、ここからは4K動画のトリミングに挑戦です。写真だとトリミングとか切り抜きって呼びますが、動画編集ではクロッピングと呼ぶそうです。まずは、普通のクロッピングから。やり方は簡単。ビデオトラック上のパン・クロップボタンを押すと、クロッピング画面が出てくるので、フルHDサイズで切り抜きたいのであれば、1920x1080にサイズ指定して、あとはその枠を移動させて元画像に合わせればよし。これでプレビュー画面にクロッピングした画像が表示されます。これを使えばGoProの4K動画から1920x1080のフルHD動画を簡単に切り抜くことができます。

スマートズーム機能
せっかくなので、スマートズーム機能を使ったクロッピングにも挑戦してみましょう。4K動画の一部分を切り抜いてアップスケールします。通常のクロッピングでは切り抜いた画像のサイズは小さくなりますが、スマートズーム機能を使えば切り抜いた画像を4Kサイズにアップスケールできます。

やり方は簡単、ビデオFXのスマートズームを動画にドラッグ&ドロップして、カットアウトの三角印をクリック、上下で倍率を調整し、ポイントを動かしてズームする位置を調整するだけです。簡単ですね。

スマートアップスケール機能
ついでにスマートアップスケール機能についても。これはフルHD(1920x1080)の動画を4Kサイズに拡大するときなどに使います。フルHD動画を4Kモニタで視聴するときなど、アップスケールしておけば解像感がマシマシできれいに表示されます。

これも簡単。フルHD動画を取り込んで、タイムラインに乗っけたあとに、ビデオFXのスマートアップスケールを選択して、タイムラインにドラッグ&ドロップするだけ。

総合評価】☆☆☆☆☆
音楽系のソフトはまったく使ってませんが、とりあえず動画編集のVegas Pro 14だけでもかなり気に入っております。全部パックを買いましたが、VegasPro単品でも問題ないでしょう。

【レビュー】ケルヒャーの乾湿両用掃除機 MV3 プレミアム を買ってみた


大掃除の季節です。前から目を付けていたケルヒャーの掃除機を買ってみました。何種類か出ているみたいですが、今回セレクトしたのは KARCHER MV3 プレミアム です。乾湿両用のバキュームクリーナーで、ハイパワーな業務用掃除機ですが、お値段11,000円(ヨドバシ価格、1100ポイント還元)とお手頃な値段もうれしい。

乾湿両用なんでこんな使い方もOK

商品の特徴
まずはMV3の特徴から。見てのとおり、業務用感満載の大きな出で立ち。黄色いカラーがケルヒャーぽいですね。掃除機としてはまあ、どこにでもあるような感じです。音は大きめ。家庭で使うにはちょいうるさいですね。

同梱物について、ホース、パイプ2本、ヘッドはT字型と先細の隙間ノズルの2種類とシンプル。T字ヘッドは絨毯ようのプラスチックヘッドとゴムとが交換できます。あと、大き目の紙パックとスポンジフィルターなどがついていますね。使ってはいませんが、乾湿両用なので水気のあるものでも吸い取れるみたいです。ヘッド、パイプは本体に収納できるようになっています。電源ケーブルも巻いて本体に引っ掛けておけます。このあたり意外と便利です。

ブロア機能
ただ吸うだけのシンプルな掃除機ですが、この掃除機の最大の特徴はブロア機能がついている点です。排気口側にホースを取り付けると、普段は吸うところを逆転させて吐き出します。エアダスターみたいな感じですね。庭の枯葉なんかをブワーって吹き飛ばしてくれます。これがけっこう便利。

オプションのカークリーニングキット

消耗品・オプション
海外メーカーの掃除機は消耗品がお高いイメージですが、ケルヒャーはけっこう良心的です。紙パック5枚セットで定価1,814円。容量が大きいので結構もちそうです。そのほか、オプションでカーインテリアクリーニングキットや、電動工具を使ったときに出るクズを吸うホースキット、暖炉の灰を吸い込むためのアッシュフィルターなんかもあっておもしろいです。延長パイプも売ってるので、買い足せば天井とか高いところの掃除もできそう。

評価】☆☆☆☆☆
掃除機としての基本機能は押さえながらも、安価で購入できるのは良し。ブロア機能が気に入ったので、文句なしで星5つ。

【レビュー】Moto Z と一緒に買っとくと便利なもん を買ってみた

Moto Z関係の記事のアクセスが多いみたいですね。このスマホ、出来がいいだけあって人気なのかな?購入から2か月経過しての追加情報を載せておきます。参考になれば。

液晶保護フィルム
写真はMoto Z Play用の強化ガラスフィルム

液晶保護フィルムは、ShineZone Motorola Moto Z 専用強化ガラスフィルム ってのを買いました。現在は販売していないみたいです。液晶画面、背面、カメラレンズ部の保護フィルム3点セットが入っていてよかったですね。

注意点としては、貼り付けするときホコリがついてると浮きが出る点。しかり清掃して貼り付けましょう。Play版は販売しているようですが、Z用は商品ページなくなっちゃいましたね。もう1セット欲しいんで再入荷しないのかな。。。


USB急速充電器

付属の急速充電器がUKタイプのコンセントだったので、Type C用の急速充電器を購入。Anker PowerPort+ 1 USB-C Quick Charge 3.0で2,099円です。これで急速充電が可能になります。1時間で7~8割充電される感じ。1台は持っておきたいですね。


オーディオケーブルアダプター



Moto Zはオーディオ端子がついてないので、イヤホン使うときはブルートゥースヘッドフォンか、変換アダプターが必要になります。VRヘッドセット用にアナログ変換アダプターが必要だったので購入しました。これもAmazonで購入。USB type C → オーディオ 変換ケーブルです。アナログヘッドフォンつけてみましたが、問題なく音出ます。


【マイクロSDカード】

マイクロSDカードもついでに購入。Transcendの128GBです。内部ストレージ化しようとすると速度が足りませんと表示されるので、外部ストレージとして使っていますが、クラス10より速いのってあるのか???ま、外部ストレージでも特に問題はありません。


【まとめ】
購入時に必要なのはこんな感じかな。Moto Z関係のアイテムは、国内版が発売されて間もないのでまだ数が少ないですね。海外版を購入した人は充電器が取り急ぎ必要になるでしょうが、ほかはそんなに急がないかな。購入した4点、商品としては特に問題なし。星5つです。

【レビュー】Huawei MediaPad M3を買ってみた


Huawei(ファーウェイ)の8.4インチタブレット「メディアパッド3」を買ってみました。中国の独身の日セール(11月11日)で買ったものがようやく到着したので、さっそくレビュー。

購入の動機は、格安SIM導入に合わせてIIJのSIMカード3枚入手したので1枚をタブレット用に割り当て。XperiaタブレットZからの買い替えになります。当初はiPad mini、iPad proあたりを検討しておりましたが、Moto Z(スマホ)購入で、中華タブもありかなということでMediaPad3に決定。

購入したのはLTEモデルでIIJのSIMカードが挿せるやつ。CPUはKirin950のオクタコアで、4GB RAM搭載、ストレージは32GBです。ディスプレイは8.4インチ(2,560x1,600)のIPSパネルで、5,100mAhのバッテリー搭載。Aliexpressにて送料込みで43,916円。

主な用途は、自宅でのWeb閲覧、Amazonキンドルでの電子書籍閲覧、クルマの中での動画視聴などです。

kindleと比較するとこんな感じ

開封してみた
さっそく開封。同梱品はハードタイプの液晶保護フィルムとUSB充電器のみ。必要最低限といった感じです。ちなみにUSBはmicroUSBです。バッテリー容量が大きいんで充電にけっこう時間がかかります。Type Cで急速充電対応とかだとよかったんですが。

本体は、軽量薄型のXperia Z Tabletと比べるとやや重みがあるかなといった感じ。Xperiaの液晶画面が樹脂?なのに対し、M3は硬質ガラスなあたりが影響しているのか。長時間片手で持ってると疲れますが、まあ許容範囲かな。

サイズは、片手にすっぽりおさまる横幅で使い勝手はよさそうです。電子ブックリーダーのkindleと比較してみると、サイズ的には横幅はkindleより気持ち大きく、縦は5cmほど長い。kindleを縦長にした感じですが、とはいえ、フチの小さいMediaPad M3の液晶はkindleの液晶2枚分ぐらいあります。

液晶サイズはkindle2つぶんぐらい

スイッチ類は横に音量上下と電源ボタン。上部中央にインカメラ、ホームボタンは指紋認証機能付き。本体下部に充電用のマイクロUSB端子、上部にイヤホンジャックがついています。背面は左上にアウトカメラが1つ。SIMとSDカード共用のスロットが下部にあり、スピーカーは上下に配置されています。

起動してみた
さっそく起動してみましょう。初回起動時は言語が中国語になっているので、システム設定から日本語に変更。WI-FIに繋げるとシステムアップデートがはじまります。購入時のAndroidのバージョンは6.0で、7.0(ヌガー)はまだの模様です(後日7.0にアップデートされました)。

SIMスロットにSDカードとIIJのSIMカード(nano SIM)をセットして挿入。中華版ですが日本国内のメジャーどころの設定はプリセットされているので難しい設定は不要。設定→モバイルネットワーク→アクセスポイント名でIIJを選択するだけ。これで画面左上にNTT DOCOMOと表示され4G LTEに繋がります。

メジャーどころの通信事業者は細かい設定不要

アプリ関係は
プリインストールアプリは、Huawei関係のものが数種類入っていて、これらについては削除不可ですが、その他余計なアプリはほとんど入っていません。とりあえずHuawei関係のアプリを無効・停止、規定に設定を外した上で、Google関係のアプリをひと通り入れます。この時点でメモリは4GB中2.1GBぐらい占有しています。中華アプリを外すのがちょいウザいですが、そこさえ乗り越えればあとは国産タブレットみたいに余計なアプリがそんなに入っていないのはいいですね。

中国版と国際版の違い
今回購入したのは中国国内で販売されている中国モデルです。購入時、Googleプレイストアはインストールされていましたが、入ってない場合はプレイストアのapkファイルを別途ダウンロードしてインストールする必要があります。

また、中国版はカレンダーなどシステム関係のアプリが中国語のものになっています。中国語アプリが優先され、Google HomeなどGoogle関係のアプリは自動で起動しない(例えば、OKグーグルと呼びかけても反応しない)ので注意してください。インターナショナル版や日本で正規品が手に入るのであればそちらを購入しておくほうがよいと思います。

Google Homeの代わりにこんな画面が

使い勝手は
まずは性能面から。CPUの処理能力的には問題なし。Moto ZのSnapdragon820と比べると若干もたつきを感じますが、ブラウジングもストレスなくサクサク動きます。普通に使うぶんには特に問題はなさそうです。ゲームなどあまり重たいアプリは使うことないので性能的にどれぐらい優れているかは不明。YouTubeの4K動画あたりは問題なく再生できています。

操作については、ホームボタンの使い方が慣れるまではちょい戸惑いますが、慣れてしまえばかなり便利。初期設定では、1回タッチで戻るボタン、スライドでアプリ切り替え、長押しでホーム画面に戻るみたいな感じになっています。設定変更で仮想ナビゲーションバーを画面下部に表示することができます。あと、サイドの音量、電源ボタンは本体から飛び出た感じになっているので誤操作しやすいのが残念な点か。

ナビゲーションキーの設定画面


電子書籍は
画面サイズは8.4インチです。Amazon kindleを入れて何種類か読んでみましたが、コミックなら左右見開きでも問題なし、週刊現代や週刊文春のようなサイズの週刊誌なら1ページ表示で拡大なしでぎり読めるかなといった感じです。電子書籍読むのであれば、持ち運び安さも考えるとこのサイズがベストかなという感じではあります。

コミックなら見開きでも大丈夫

週刊現代はギリ読めるかな

動画視聴は
動画視聴については、Amazonプライム・ビデオを使っています。サイズ的には問題なし。車載してみるには大きいかなと思うぐらいです。特に問題はなさそう。ただし、ソニーのレコーダーは対応していないみたいで、おでかけ転送できないのは要注意です。(→※サードパーティ製アプリで解決しました

意外だったのがスピーカー。背面にHARMANのロゴが刻印されていますが、タブレットなのに、なかなか音質は素晴らしいです。これは拾いもんです。動画視聴にはいい感じ。

テレビ番組をみるにはちょうどいいタテヨコ比

ちなみに車載時は、コストコで買ったUNIQのファンタスティック アームという商品を使用しています。横向き状態での取付が可能で、スマホの装着もできるので使い勝手はいいです。吸盤2個でかさばりますが、アームはアルミ合金製のしっかりしたつくりなので走行中でも振動少なくていいです。


おでかけ転送できない
ソニーのHDDレコーダー(EW500 & EW1100)を使っているのでおでかけ転送できれば録画した番組を持ち出せて便利かなとTV SideView と有料のプレーヤープラグインを入れてみましたが、どこでも視聴やワイヤレスおでかけ転送などの機能は使えませんでした。「転送できません。しばらくしてからもう一度お試しください。」「視聴できません。しばらくしてからもう一度お試しください。」とメッセージが出ます。M3は対応していないみたいです。※解決策が見つかりました。



総合評価】☆☆☆☆★
約1か月の使用ですが、いまのところ特に不満に感じることはありません。UK版のスマホMoto Zと比較すると、中華版なのでアプリ関係の整理が面倒だったかなといったところ。一足先に中華版を入手しましたが、すでに国内正規品の取り扱いがはじまっており、値段もほとんど変わらないのでそちらを買うのが吉でしょう。

全体的によくまとまったデキ具合で、ハイスペックタブレットとしては特に不満もないですが、これといった尖った部分もないし、値段の割にはちょっと退屈な感じもするので、評価としては星4つぐらいかな。10インチ版のLite 10 WPも買ったのでそっちのレビューも参考にしてください。

Huawei MediaPad関連記事一覧
【レビュー】防水タブレット Huawei MediaPad M3 Lite 10 WPを買ってみた

不具合情報
不具合というほどのものでもありませんが、あれこれいじっていたときにChromeのタブ切り替えができなくなりましたが、どうやら画面サイズを”小”にするとこの症状が発生します。Chromeのタブ切り替えボタンを押しても、反応せず、切り替えや新規追加ができなくなります。現時点での解決策としては、表示モードを”中”以上にするしかありません。ご注意を。

【レビュー】座れるひつじのショーンを買ってみた


座れるひつじのショーンを買ってみました。その名のとおり、背中に座れます。耐荷重70kg。4本の足は1cmほどの太さの鉄骨(ステンレス?)にウレタン+布巻いています。成人男子は腰掛ける程度なら大丈夫ですがガッツリ座るのはキケンな感じ。子供や女性なら足浮かせても大丈夫です。

座面はクッション入っているので座り心地はいい。白い部分は羊毛ぽいフサフサの素材になっています。クオリティはグッドで、再現性高いです。

我が家では玄関においてます。靴履くときに便利。フットレストにしてもよし、横に倒して枕にするのもよし。クリスマスプレゼント、出産祝いによろこばれそうです。

【レビュー】VR用にPENTAX ステレオアダプターを買ってみた

Moto ZとVRグラスでVR視聴環境が整いました。自分でもVR用の画像を撮影してみたいということで、PENTAX ステレオアダプター(Dセット)を買ってみたのでさっそくレビュー。
VR用画像の撮影法
その前に、VR用画像の撮影法についてまとめておきます。VR用の画像には大きくわけて2種類あります。今話題の全周360タイプと、普通の3Dステレオタイプです。

全周360タイプは、リコーTHETAやGoProを複数台使ったケージでの撮影などいろいろタなタイプがありますが、THETAのような安価なタイプは画質が粗い、高価なものも値段の割に画質がイマイチのようです。Youtubeあたりでは8KのVR動画も出ていますが、コスト的に無理なので今回はパス。

一方、3Dステレオタイプは、1方向でしか見れませんが、対応したレンズを使えば安価にシステムが組め、4K収録のできるデジカメならそれなりにきれいな動画が見れるのではないかということで今回はこちらに挑戦です。

3Dステレオ撮影
3D撮影にもいろんなタイプがありますが、スマホVRでは、ステレオ撮影(サイドバイサイド、平行法)という手法で撮影する必要があります。簡単に言えばひとつの画面の左右に動画が並び、左は左眼用、右は右眼用となります。

いろいろ調べて候補に挙がったのが次の2つ。

マイクロフォーサーズ用 12.5mm F12 単焦点 3D対応レンズ G H-FT012

こちらは、デジカメに装着するだけで簡単に3Dステレオ撮影ができるマイクロフォーサーズ用のレンズです。結論から言えばこのレンズはVRに不向き。というのも「交差法」という方法で撮影されるため、生成される画像は左側が右眼用、右側が左眼用と反対になるので、撮影後、VR用に動画編集が必要になります。

加えて、構造上、F値が暗く、左右のレンズが近接しているため立体効果も得られにくいという弱点があるようです。

PENTAX ステレオアダプターDセット

ということで、採用したのはペンタックスから発売されているステレオ写真撮影用のアダプターです。もともとはステレオ写真撮影用につくられたもののようで、10年以上前に発売された製品です。付属のビューワーで撮影した写真を見れば3D画像が見れるというものです。

このアダプターなら平行法で撮影されるので、左の画像は左に、右の画像は右にそのまま表示され、VRグラスでも使えそうです。

アダプターは、52mm径のねじ込み式で装着するようになっており、フィルターなどと同じようにレンズの先に装着して使います。35mm換算の焦点距離50mmで撮影すると3D効果が出るようになっています。ちょっと望遠よりな点が弱点か。

装着してみた
ニコンの50mmレンズ(フィルター径52mm)が手元にあったのでそいつを使用。ニコン→Eマウントレンズアダプター経由でα7II Rに装着して、静止画ならびに4K動画の撮影をしてみました。

ニコン50mmレンズに装着

LCD画面には左右2種類の画像が表示されます。あとは撮影した画像や動画ファイルをMoto Zに移してVRグラスで視聴すれば3Dになっているはず。

できあがったステレオ画像

まずは写真から。普通にgoogleフォトで全画面表示してVRグラスで見れば3Dになります。動画もスマホに写してVLCなどの再生ソフトで視聴すればオッケーです。3Dになっていますね。手前のものが浮き出て見えます。

スマホの画面を虫めがねで見るような形になるので、液晶のドットは見えますが元の画像が精細なので360VRほど粗が目立つこともありません。

撮影時の注意点としては、まず、撮影対象を中央に置くこと。VRグラスの性質上、画面の端は見えづらいです。ポートレートなら顔なりバストなりを画面の中央に置くと立体感得やすいです。次に、絞りについては、絞ったほうが立体感を出しやすいです。

4Kハンディカムに装着
ついでに、手元にあったハンディカムで使えるかも試してみました。4Kハンディカムのフィルター径は55mmなので、55→52mmステップダウンリングを介して装着です。ズームを操作して35mm換算50mmあたりでステレオ画像になります。ハンディカムでも問題なくステレオ撮影できました。

ハンディカムにも装着できます

ちなみに、3Dテレビが出始めたころには3D動画撮影用のハンディカムも販売されていたようで、ビクターのTD-1やパナソニックのVW-CLT2などはステレオ撮影(サイドバイサイド3D)ができるようです。これらはズームでも3D対応するようで使い勝手がよさそう。オークションで入手するのもいいかも。
ビクターTD-1はステレオ動画撮影に対応

3DサイドバイサイドDVD
そのほか、VRグラスで視聴できる素材がないかなと探していたところ、Amazonで3Dサイドバイサイド撮影したDVDを発見しました。アダルト動画ですがステレオ撮影した動画がそのまま収録されているので、動画をスマホに移して再生すればVRグラスで堪能できます。2013年の作品ですが、サイドバイサイドで収録されている貴重な作品です。

評価☆☆☆☆☆
ということで、商品評価は星5つ。手ごろな価格で3D撮影が楽しめる点は評価していいでしょう。特に、最近はミラーレスなどでも手軽に4K撮影ができるようになったことも加味すると、なかなか楽しいギミックの商品です。VR環境がある人はためしてみると面白いかも。

【レビュー】LGの49インチ4K液晶テレビを買ってみた


AmazonでLGの49インチ4K液晶テレビ49UH6100が安売りしてたので買ってみました。寝室用に40インチ程度のやつを探していたのですが、49インチ、しかも4Kで10万円以下ってことで飛びついてしまった次第です。


製品仕様
タイトルどおり、49インチの4K液晶テレビです。液晶はIPSパネルで、純粋な4Kではなく廉価タイプのRGBWと呼ばれる疑似4Kです。HDR(ハイダイナミックレンジ)対応で、対応のブルーレイレコーダーを用意すればUltra-HDブルーレイの再生も可能です。HDMI端子が3つというのは残念ですが、いずれも4K(60fps)に対応しているのはよし。USB端子が1つだけなのはちょっと不便。HDDつなげたり、Fire TV用の電源取ったりと2~3つは欲しいとこ。

Amazonで購入
商品はAmazonで購入。セール価格で99,800円也。注文した翌日に到着です。Amazonの場合は、玄関までの配達となるので、設置、取り付けは自分で行う必要ありです。当然、空き箱も自分で処分する必要ありです。箱もさることながら、発泡スチロールがけっこうかさばります。

商品は佐川急便が配達。なんと、佐川女子が一人で持ってきました。設置が大変かなと思いましたが、TV本体は意外と軽いので簡単にできました。SONYのレコーダーに繋いでさっそく視聴開始です。

パナAX800Fと比較
さて、LGさんの激安4Kテレビですが、2年前に買ったPanasonicのAX800F(58インチ)と比較してみましょう。視聴環境としては、普段はSONYのレコーダーのチューナーをHDMI経由で視聴しているので、テレビ本体のチューナーはあまり使ってません。あとは、AmazonのFire TVを繋いでAmazonTVやHulu、Youtubeを見たりといった感じ。


ワイプ部分を拡大すると粗い

まず、肝心の画質について。これは正直期待はずれ。地デジ視聴では、レコーダーからの1080p画像の4Kへのアップスケールがうまく機能していないのか、かなりブロックノイズが目立ちます。ソフト処理がうまくいっていないのか、パナソニックと比べると素人目でもその差は歴然です。パナの場合は、レコーダーで録画した圧縮率の高い動画でもかなりきれいに表示されます。(※画質調整でだいぶマシになりました。HDMI入力の初期設定値がかなり悪さしてる模様。ただ全体的に色みがおかしいので調整が大変かも)

ネット動画の視聴については、Amazon Videoの4K動画あたりは4K的な解像感が出たきれいな映像が表示されます(といってもパナのほうが精細感は高いです)が、YouTubeの4K動画ではビットレートの低い動画でノイズが目立ちます。

映像ソースがそれなりのものであれば、まあきれいに映るかなといった感じ。液晶自体は(値段の割に)優秀ですが、映像処理のソフト関係が日本メーカーのテレビと比べると弱い印象です。レコーダー自体にアップスケール機能がついたものであればきれいに映るかな?

操作性は
操作性については、ちょっともたつき感があるなあです。とりあえず、テレビ本体の番組表はイラっとするぐらい表示が遅い。番組表ボタンを押すと30秒ぐらい経ってから表示される感じ。映像ソースの切り替えも、もたーっとしてます。テレビのチャンネル切り替えもパナや東芝と比べると遅い。。。

ホームボタンから呼び出せる内蔵アプリには、Amazon VideoやNetflixが搭載されています(なぜかHuluは搭載されていない)が、モタつきと操作感の悪さがあるので、Fire TVを繋げたほうがサクサク動きます。全体的にもっさりといった感じ。ま、このあたりはパナのアプリもそんなサクサク動くわけではないし、Fire TV繋げれば解決するので大丈夫かな。(→Fire TV繋げました。サクサク動いて快適です)

なお、初期設定では、HDMI接続機器の電源オンしてもテレビ側の電源が連動しないような設定になっているので、設定を変える必要ありです(設定→詳細設定→機器設定→SIMPLINK→オン)。設定を変えればレコーダーの電源オンでテレビの電源もオンになりますが、なぜかオフは効かない。Fire TVは電源オフでテレビもオフになるのですが。。。

LGテレビの長所
気になるとこばかり書いてきましたが、いいところもあります。音はパナよりいいかな。好みもあるかと思いますが、クリアでいい音質です。私はこっちのほうが好きかも。狭い部屋で聴いているのでいいだけかもしれませんが。。。

PCとの相性はいいような気がします。パナではPCの外部モニタとして接続してもどうも色がうまい具合に調整できませんでしたが、LGのほうはそんなに手間取ることがなかった感じ。テレビとしてみると映像ソフト関係がいまいちですが、モニターと割り切ればそんなに気にはなりません。あと、HDMIの外部入力端子が3つとも4Kに対応しているのはいいですね。

ライブズーム機能
個人的に気に入ってるのがライブズーム機能。リモコンボタンを押すと画面の一部分が拡大されて表示されます。最大倍率は映像ソースによって異なりますが、動画の場合は500%まで拡大できます。

ライブズームで200%表示に

400%ズームでもきれい

上の写真はAmazonビデオの4K動画を200%と400%に拡大したもの。サブウインドウが元のサイズです(サブウインドウ表示はリモコン操作で消せます)。4K動画を拡大しているのでズームしてもキレイに表示されますね。

このライブズームは、TV番組、HDMI入力、ディスク内保存画像などで使えます。テレビ本体のアプリを使ってYoutubeを視聴した場合はライブズーム機能は使えませんが、FireTVなどHDMI経由なら使えるので問題なし。

ちなみに、ライブズーム中は赤ボタンで画面キャプチャができます。テレビ番組は不可ですがレコーダー経由なら問題なくキャプチャできるので意外と便利です。日本メーカーのテレビは著作権がらみか映像の二次利用対策が厳しいですが、LGは緩め?

そして、やはり価格面のメリットは大きいですね。パナは58インチとはいえ20万円超えでしたから、それを考えると、10万円以下でこのサイズ、4K、HDR対応、録画機能付きというのは他の欠点を補いうる長所かも。

4Kからの買い足しだと画質の粗が気になるかもしれませんが、フルHDからの買い替えなら4Kの高精細感ははっきりと実感できるかな。

アプリ
アプリ関係は、Amazonプライムビデオ、Netflix、YouTube、DAZNなど主だったところはありますが、huluが入ってないのが不便ですね。パナソニックに比べると海外ゲームがたくさん入っていますが、まあ、あまりメリットは感じません。別途、Fire TVなりセットトップボックスを買ったほうが幸せになれるでしょう。

マジックリモコン
付属のリモコンは正直ちゃっちいです。赤外線の飛びが悪いのか反応も鈍い。基本的な機能はこのリモコンで使えますが、細かい設定しようと思ったら別売りのマジックリモコンが必要になります。

付属リモコンは必要最小限

ちなみに別売りのマジックリモコンはけっこう高い。リモコン1つで5000円オーバー。これは買わんわなと思っていたら、AndroidのアプリにLG TV Plusなるものを発見。このアプリを入れればWI-FI経由でマジックリモコンと同じような機能がまるまる使えます(マジックサウンドの設定はできません)。アプリは無料です。

総合評価】☆☆☆☆★
ということで、総合評価は、、、難しいですね。2年前のパナと比べても全体的にパナの勝ち。あとは予算とどのように折り合わせるか。予算があるならパナなど国内メーカーのほうがいいでしょうが、なんといっても5万円近い価格差ですからねえ。個人的には操作感のもたつきが気になるところ。手元にレコーダーがあるならLGも選択肢に入れていいでしょう。お値段考慮して星4つかな。

【レビュー】3D VR HMD ヘッドマウントディスプレイに MOTO Z をつけてみた

Moto Zのディスプレイは一般的な1080pより解像度の高いQuad HD (2560 x 1440)です。ということで、せっかくなんで今流行のヘッドマウントディスプレイ(HMD)をつけて、この高精細ディスプレイを満喫してみよう。


今回購入したのは、Amazonで評判の良さそうなVOXというメーカーのイヤホン付きHMD、VOX BE 3DVRです。3,500円なんで、まあ安いかな。

スペック
細かな仕様は商品ページで確認いただくとして、気になるところを何点か。対応スマホは4~6.2インチで、16.5 x 8.3cmまでのサイズが装着できます。最大の特徴はイヤホン付きなとこ。従来品だとイヤホン別売りでしたが、こちらはイヤホンというかヘッドホンがついています。

あと、視度調整については、近視度数-8.0、遠視度数+4.0まで対応しているので、近眼、老眼でもオッケー。

VRヘッドセットとは
勢いで買ってみたものの、VRヘッドセットが何なのかよく理解できていなかったので、自分なりのまとめ。

まずは、360°カメラとセットのVRという装置。今はやりのプレステVRなんかがこれ。全周に画像が配置されていて、スマホのセンサーと連動して画像が表示される。海に潜ってサメに襲われたり、お化け屋敷に入ったりというやつ。

ゾウの群れが迫ってくる3D VRムービー

これについては、もともとのアプリがフルHD用に作成されているのか、高精細な液晶でみてもさして違いはない。実際、幾つかのアプリやムービーを試してみたが、ドットが目立ってイマイチな感じではあるのです。

例えば、8Kの高精細カメラで全周撮影していたとしても、視野の前半分が4Kで、実際の視界に入る部分はそのうちの数十%ですから、さらに解像度が低下します。ので、画質は粗いと。まあ、当たり前といえば当たり前か。仮に32Kとかのカメラがあったとしても、そのムービーの再生にスマホの能力が追いつかないわな。任天堂のバーチャル3Dから随分と進化はしたが、まだ途上といった感じなわけです。

もう一つは、3D視聴用途としてのVRヘッドセット利用。ちょい前に流行った3Dテレビ的な使い方になります。3Dテレビの場合は、4Kテレビの画面に表示された画像を、電子シャッターで左右に振り分けて表示していましたが、スマホVRの場合、右眼用と左眼用の画像が2つスマホの画面上に並んで配置され、立体的に表示されます。ステレオカメラと同じ原理。これについては、スマホの液晶が高解像なほうが画像はきれいに表示されるわけです。

サイドバイサイドの3Dムービー

解像度は、プレステVRがヨコ方向で片眼1080pですが、Moto Zの場合2560pの半分なんで1280pとさらに高画質になります。ちなみに普通のフルHD液晶は1920pの半分なんで960pです。

ついでに、単純にスマホの画像を目の前に表示するだけのヘッドセットというパターンもありますが、これについては対応機器とか特にないようなのでスルー。

MOTO Zに装着
前置きが長くなりましたが、さっそくMoto Zに装着してみましょう。取り付けは簡単。前のカバーをパカっと外してMoto Zを差し込むだけ。で、イヤホンジャックを差し込めば完了なのですが。。。

VRゴーグルにMoto Zを装着

っと、そういえばMoto Zにはイヤホン端子がなかった。。。別途、USBタイプCを音声ケーブルに変換するアダプターが必要でした。アダプターを収納するだけのスペースはあるのでUSB Cタイプでも問題なく装着できます。

頭に装着したら、前と横のダイヤルで視度を調整するだけ。視力0.1で老眼の私でも問題なく設定できたのでほとんどの人は問題ないと思います。

使用感は
いくつかアプリを試してみましたが、いい感じですね。ローラーコースターやホラー系の3D VR系ゲームも問題なく遊べます。コースター系は画面酔いが激しく、気持ち悪くなりましたが。。。

難点をあげれば、ヘッドセットの重量がちょい重いか。前側に重心がかかるので疲れる感じです。後ろにウエイトがついてバランスが取れればマシになるのかも。長時間装着するのは疲れます。

オススメアプリはgoogleカードボードです。これ入れとけば、スマホ内の画像や動画がゴーグル付けた状態で見れるようになります。ストリートビューも楽しいですね。

最近では、YouTubeの動画もVRに対応しているものが出てきていて、対応動画はVRマークをクリックすると2分割の画面になって動画が再生されます。

いろいろ見た中ではこれが一番VRを実感できる

上の動画は、VR 3Dの上野VRデート編なるムービーです。パイロット版のショートムービーですが、いろいろ見た中では一番VRのおもしろさを実感できる動画でした。おすすめ。

トラックボールのついたBTキーボードが便利

なお、ゴーグル装着時はスマホの操作ができないので、別途Bluetooth対応のキーボードなりリモコンがあるとゴーグル装着したまま操作できて便利です。

【レビュー】海外携帯に格安SIMを入れてみた

ということで、Moto Z とCAT S60 が手元に届いたので、せっかくなので格安SIMが使えるかも検証してみましょう。どちらのスマホもSIMスロットを2つ搭載で今、話題のデュアルSIM対応ですが(※Moto ZはデュアルSIM非対応です、デュアルSIM対応はMoto Z Playのみ)、手持ちのスマホがauのmicroSIMなもんで両機に対応してないっつーことで、今回はとりあえずMVNOの1枚差しから。

日本で使えるか
CAT S60 と Moto Z はどちらもSIMフリー版です。ただ、SIMカードを用意して挿入すればそのまま使えるかというとそうでもなく、いくつかのハードルがあり。ざっくりまとめると、au系、ソフトバンク系のSIMカードはダメポイ。使えるのはドコモ系の回線のみみたいです。

機種対応の壁
まず調べる必要があるのは、携帯が日本のキャリアに対応しているかです。対応していれば第一関門突破となります。製品の対応状況はcloveのcompatibility checkなどで確認できます。

CAT S60の互換リスト、auとYahooモバイルは3G通信が非対応

例えば、CAT S60(上の表)では、ドコモ、ソフトバンクでは3G,4G LTEともに対応していますが、au、ヤフーモバイルでは4G LTEは対応しているものの、3Gが互換性なしになります。3Gがダメということは通話がアウトということになるのかな。

Moto Zの互換リスト、こちらはauも対応している

一方、Moto Zでは、ドコモ、ソフトバンク、auの3キャリアで3G、4G LTEに対応していますが、ヤフーモバイルは4Gのみとなっています。

このように、端末によって対応・非対応があるので、自分の使おうと思っている機種が、どの通信会社なら使えるのかを調べるのが第一関門になります。

通信会社規制の壁】
機種が対応していれば、そこのSIMカードを差せば使えるかといえばそう簡単ではありません。通信会社によっては、海外製端末が使えないように規制をかけている場合があります。

ドコモ回線
とりあえず、海外携帯使うならドコモが確実みたいです。ドコモはSIMフリー携帯でもオッケーのようです。ついでに、ドコモ系の回線を使っている格安携帯(MVNO)もオッケーということになります。

au回線
au回線については、機種が対応していれば使えるようですが、3G回線(CDMA2000)が対応していない機種が多いです。なお、実際に使えるかは確認していないのでおそらく使えるだろうって感じです。auで使えるかは近いうちに確認します。

手元にauのXperia Zがあるので、SIMカードをXperia ZのMicroSIMからnanoSIMに交換すれば装着できるかなと思い、近くのauショップに行ったところ、MicroSIMからnanoSIMへの交換はできない。持ち込み交換という形なら手数料3,000円で可と言われました。ネットでは交換できたという報告あったのですが。。。持ち込み交換なら技適取ってない海外携帯はハジかれるよなあ。。。

ソフトバンク回線
続いて、ソフトバンクですが、スマホ自体はソフトバンクの通信規格に対応しているものの、同社では「IMEI制限」なる独自の規制(ソフトバンクで販売している携帯以外は使わせない)をかけているようで、単純にソフトバンクのSIMを差し込んだだけでは使えません。

さらに、ソフトバンク回線で持ち込みのSIMフリー携帯使うには、事前の機種登録が必要で、しかも技適を通ってないと登録を断られるらしいんで、海外から個人輸入した携帯はアウトになります。

WiMAX回線
au系のWiMAX回線ですが、ソフトバンク同様、IMEI制限がかかっているようです。WiMAXのSIMは、WiMAXの機器でしか使えないようです(たぶん)。

WiMAXのお試しコース(TRY WiMAX)でナノSIMを取り寄せて入れてみましたが、CAT S60、Moto Zのどちらも使えませんでした。au(KDDI)の電波は掴んでいるみたいですが4Gマークがすぐ消えます。

Yahooモバイル
ヤフーモバイルについては、両機種とも対応していません。たの機種で使えるかどうかは不明です。

MVNO格安SIM
前置きが長くなりましたが、上記の理由でドコモ系のMVNOと契約することに決定。結論から先に書くと、今回はビックカメラの「IIJmio高速モバイル/Dサービスを選択することになりました。いわゆるビックSIMですね。

MVNO選択にあたっては、MVNO関係の記事が載った雑誌数冊を買ってみました。重視したのは以下の点。なお、今回は新規でのスマホのデータ通信用回線が主な目的なので、通話料やMNPあたりについては考慮していません。ポイントとしては、①追加SIMデータ繰り越し通信速度-といったあたり。

①追加SIM
このオプションがあると、1契約で複数枚のSIMカードが持てます。3台契約すればスマホ、タブレット、ノートパソコンにそれぞれSIMカードを割り当てることができます。私が契約したのはビックSIMのファミリーシェアプランですが、10Gのデータ通信を3枚のSIMカードでシェアできます。

ビックSIM(IIJmio)の場合、最大で10枚までSIMカードを発行できます。発行手数料は1枚につき2,000円(現在キャンペーン中で1枚1,000円)ですが、初回申し込み時は追加で2枚(計3枚)まで無料で発行してもらえます。

今回、私は通話SIM1枚とデータSIM2枚の計3枚のSIMカードを発行してもらいました。10ギガファミリーシェアプランで月2,560円、音声SIM1枚で700円、データSIM2枚は無料で月使用料は3,260円です。

通話SIMの場合は1枚につき月700円の別途料金がかかります。3人家族なら通話SIM3枚発行で、月4,660円で10Gのデータを共有使用しつつ、3人分の電話番号が持てるということになります。

ちなみに、mineo、Nifmo,DTI、楽天モバイル、So-netあたりは追加SIMの発行に対応していません。また、追加SIMの最大発行枚数は会社によって異なります。

IIJmioは初回契約時、追加SIM2枚を無料で取得できる

②データ繰り越し
データ繰り越しはその名のとおり、余ったデータを翌月以降に繰り越せるかです。ビックSIM(IIJmio)はデータ繰り越しに対応しています。ほとんどのMVNOが対応しているみたいですが、ダメなのはYahooモバイルとSo-netあたり。

③通信速度
通信速度については、正直どこが速いのかは不明です。雑誌によって測定結果が異なり、どれが正しいのかわからない。テスト結果で早いと出ても、測定アプリのときだけ早い結果が出るような細工がしてある会社もあるようなんで、テスト結果を真に受けるのも危険。

ついでに、今回候補から消えた会社と理由は以下のとおり。

ソフトバンク→海外携帯が使えないよう規制をかけている。
au→海外携帯が対応していない。 CAT S60が非対応。
ヤフーモバイル→海外携帯が対応していない。
WiMAX→他社携帯が使えないよう規制をかけている。
mineo→追加SIM発行しない。
楽天モバイル→追加SIM発行しない。
DMM→エロビデオ感が。。。

ビックカメラで契約
ということで、即日発行のできるビックカメラに決定。さっそく店舗で契約してきました。

契約にあたっては事務手数料が必要になります。Amazonあたりで契約パック「IIJmio SIM 音声通話パック」を買って契約すると3,000円の事務手数料が432円でできるなるなんて情報もありますが。。。

実際のとこ、ビックカメラ店頭で手続きすれば契約パックは1円で入手でき、しかもビックポイントが1ポイントつくので実質無料なんでこっちのほうが得でしょう。

契約は、身分証明書(免許証)とクレジットカード持参で15~20分ほどで完了します。完了後30分程度でSIMカードができあがりました。簡単ですね。


スマホに装着
SIMカードが入手できたので、装着してみましょう。まずは、Moto Zから。音声SIMをSIMスロットに装着。特に設定しなくてもアンテナマークが点灯。モバイルデータの情報欄にもNTT DOCOMOと表示されます。APN設定も必要ありません。問題なく使えます。

次、CAT S60。こちらにはデータSIMを入れてみました。S60では、モバイルネットワーク設定の優先ネットワークタイプが初期設定で2Gになっていたので、これを2G/3G/LTEに変更すればオッケー。こちらも問題なく使えます。

SIMを差すとNTT DOCOMOの表示が現れる

どちらもSIM差し込むだけで、自分でAPN設定とかする必要なく使えました。簡単ですね。なお、技適マークのついていない海外携帯を日本国内で使うのは電波法違反になるのでご注意ください。

【MONOQLOのオマケSIM】
現在発売中の「MONOQLO 2016年12月号」にIIJmioの無料SIMスターターパックがついてます。これなら500MBまで無料で使えるので、海外スマホが使えるか試すにはいいかも。1冊買って、SIM申し込みしてみました。

ネットで登録後、2~3日でSIMカードが到着。IIJmioのプリペイドパックです。特に設定しなくてもSIMを挿し、開通手続きするだけで使用可になります。プリペイドの500MB SIMなんで、500MB超えた場合は追加で容量を購入するか、月額プランに以降すれば継続して使えます。

【レビュー】Moto Z用オプション JBL Soundboost Speaker を買ってみた


ついでに、moto modsの評価も。


購入動機
なぜこのスピーカーを買ったかというと、車の中で動画見るとき、車載のナビにブルートゥースで音声を飛ばすと映像と音声にズレが生じ、遅延するのが気になってたから。いろいろ調べてみたものの解決法はなさそう。

あと、あとアプリによっては著作権保護の関係で音声を外部出力することができないものもあるのが困りもの。ということで、このスピーカー付ければ、車のスピーカー通さなくても大丈夫かなと思った次第です。

商品概要
ということで、商品概要から。Moto Z用オプション、moto modsのひとつです。購入価格は66.66英ポンド(約8,500円、税別)。メーカーのJBLはスピーカーで有名なHarman社の関連会社です。

スピーカーは2x3wで計6w、スタンド付きで立てられる。スピーカー内に1000mAhのバッテリーもついているのが良し。このバッテリーのおかげで10時間の使用ができる。スピーカーには穴が開いてて、Moto Zに装着した状態でもカメラは使えます。


使用方法
装着は簡単。Moto Z の裏面にマグネットでペタっとくっつけるだけ。装着するとMoto Zの画面にスピーカー側のバッテリーの残量が表示されます。Moto Z接続時は本体からスピーカーに充電されますが、スピーカーからスマホ本体への充電はできないので、モバイルバッテリー的な機能は使えません。なお、スピーカー単体でもマイクロUSB端子から充電することができます。

スピーカーをつなげると、スマホに自動で認識され、スマホ内蔵のスピーカーはオフになり、サウンドブースト側に切り替えられます。動画再生してみると、ブルートゥースみたいな遅延も起こらず大音量で再生されます。


使用感は
音量的にはデスクまわりならこれで十分。キッチンでの作業中や、風呂場(防水機能なし)などで重宝してます。クロムキャストなどと比べると接続の手間もないので楽チンですね。

音量は最大にするとかなりの大音量になります。車に搭載してみても音量は十分。走行音に消されることもありません。高速走行中などロードノイズの大きい場面でも聞き取れる十分な音量です。これで解決。

なお、スピーカーを装着するとずいぶん厚みが出るので、今まで使ってたスマホホルダーには装着できません。

装着すると厚みがけっこうあります

総合評価】☆☆☆☆☆
車内で音楽聞くには十分な音量です。ブルートゥースの音遅延問題が解決して満足。星は文句なしの5つです。

 

【レビュー】Moto Z用オプション HASSELBLAD TRUE ZOOM を買ってみた


Hasselblad True Zoom
モトローラから発売されているスマホ Moto Z には、各種オプションが用意されていますが、中でも注目はハッセルブラッドのカメラユニット True Zoom (トゥルーズーム)です。Moto Zの後ろにマグネットでピタっと張り付けるだけで10倍光学ズーム搭載のデジタルカメラとして使えるんです。

今回はMoto Z本体と合わせて、UKサイトで注文。183.33英ポンド(約2万3千円、別途輸入時に消費税、手数料必要)なんで、国内正規ルート(ビックカメラ)で買う(3万1千円)よりちょい安いです。

Moto Zに釣られてしまったのもオプションでハッセルのカメラが取り付けられるという点も大きいです。ま、値段が値段(2万円ちょい)なんで過度な期待は禁物ですが、どんなもんかレビューします。

なお、Moto Z本体のレビューはこちら。


同梱物
同梱物は、カメラ本体とケース、説明書です。ケースはレザー製(たぶん)で、Moto Zを装着した状態でも収納可能ですが、パンパンになる上、素材がすべりにくいので取り出しがたいへん。というかカメラ本体のみを収納しても取り出しにくい。。。

付属のケースは出し入れがしにくいです

Moto Zに装着
さっそく装着してみましょう。当たり前ですが本体サイズはMoto Zと同じ。カメラユニットはマグネットでMOTO Z本体にペタっとくっつける。けっこうな吸着力なんで普通に使っている限りは外れることはないでしょう。

Moto Z本体はかなりの薄さですが、こいつを装着するとそれなりに厚みはでます。測ってみると装着時の厚みは3.5cm。それでも胸ポケットにも入る厚さです。

で、これを常時携帯できるかが問題。サイズ(厚み)的には許容できますが、カメラユニットだけで145gあるんで、本体(136g)と合わせると280gで、常時携帯するにはちょい重い感じです。さらに、レンズ筒部分はしっかりした金属製なんでけっこうな重み。これならコンデジを別で持ったほうがいいかもなという気も。。。

考え方を変えて、カメラにスマホがついているよと考えれば許容できるか。しかし、こいつ何カメラ持ち歩いてるんだという視線はたまに感じます。通話してるときなんか、カメラで通話してるよ状態です。

っと、装着するも認識しない。どうやら本体アップデートの必要があるようです。本体アプリのアップデート完了後は正常に起動しました。

カメラ裏面は本体とのインターフェイスが

カメラの機能
カメラユニットには、裏面照射型CMOSセンサー(1/2.3型、12メガ)と光学10倍ズームのレンズ(f3.5-6.5)、キセノンフラッシュ、シャッターボタンが装備されています。電源オンもしくはカメラアプリ起動でレンズが繰り出します。

撮影はMoto Zのカメラアプリです(他のカメラアプリでも撮影可)。電源オンでアプリ起動、もしくはアプリ起動でカメラ側の電源がオンになります。本体にはシャッターボタンのとこにズームレバーがついていて、左右に動かすとレンズがニョキニョキ動きます。

レンズは自動開閉キャップがついているので、電源オフ時は収納、保護されます。10倍ズームをこの厚みの抑えたのはいいですね。

アプリは、カメラ、動画、パノラマ、マニュアルの4通りの撮影が可能。動画はフルHDでの撮影ができ、静止画はカラー(JPG)、モノクロ(JPG)、カラー(RAW+JPG)の三通りの設定があります。

撮影モードは、自動、スポーツ、夜景など6通りで正直物足りない感じです。マニュアルモードでは、焦点距離、ホワイトバランス、タイマー、ISO(100-3200)、露出補正などの設定ができるのはいい。F値やシャッタースピードも変更できればよかったんですが。。。

と思ったら、いつの間にかアップデートでシャッタースピードは変更できるようになってました。これでシャッター優先撮影は可能です。なお、このカメラはレンズに絞り羽根がついていないし、廉価版コンデジみたいなNDフィルターも搭載されていないので、そもそも絞りの変更ができないみたいです。

Moto Zに装着

性能はひと昔前のコンデジ
起動は2~3秒程度。ざっくり触ってみた感じではひと昔前のコンデジって感じですね。AFがもたつく、連写がとろい、シャッタースピード、露出値の指定ができないなど。機能的にはMoto Zのカメラに劣る部分もあります。あとシャッター音が消せないのも難です。

このあたりはモトローラの用意したアプリの問題ともいえます。実際のところは、別のアプリを導入すればシャッター音も消せますし、もたもたした動作などの不満も結構解消されます。光学ズームは別アプリでも問題なく使えます。

難点を挙げるなら、カメラを構えたときに親指がちょうどアプリ切り替えアイコンの位置にきて、触れるとカメラの電源が落ちてしまうとこ。持ち方に工夫が必要になります。

あと、ストラップホールがあればよかったかな。首から下げるとかっこいいでしょ。それから、自立できるか、三脚穴があってもいいんじゃないといったあたりが不満です。

10倍ズームでレンズの繰り出しはこんな感じ
画質はどうだ
1,200万画素ってことは、本体のカメラ(1,300万画素)より画素数で劣る。しかも、レンズのF値は本体f1.8に対して、TRUE ZOOMは広角側でf3.5と暗くなってるので、んならスマホ本体のカメラで撮ったほうがキレイじゃね?

と思ったものの、そう簡単な話ではないようです。JPG撮って出しでも明らかにTRUE ZOOMで撮影した画像のほうがきれい。ノイズの乗り具合とか解像感とかで違いが出てます。レンズの性能とかが影響しているのかな。

TRUE ZOOMのここがいい
長所としては、まず、スマホの5.5インチ大画面が使えるのがいい。タッチでフォーカスポイントも合わせられますしラクチンです。マクロもかなり近づけます(5cm)。シャッターラグもないですね。スマホのスタンバイ状態から2~3秒でシャッター押せるのは便利。ズームスピードが早いのも好感度が高いです。無線で接続するレンズカメラみたいなモサモサ感もないですし。

私はあんまり使いませんが、JPG+RAWで記録して、RAW現像できるのも普通のスマホにはない長所かな。現像アプリはハッセルのHPでユーザー登録すれば無料でダウンロードできます。ただし、RAWデータはJPGみたいにgoogleフォトでアップロードできないので、PCにUSB接続で転送するか、SDカードに保存してPCに移すような感じで、ちょい面倒か。ま、データが1枚20MBとかになるんで仕方ないですね。

あと、なんだかんだいって手ぶれ補正付き(動画は電子式)の光学10倍ズームは便利です。フルHDですが動画も撮影できますし。ただ、望遠を活かすなら三脚ネジはあってほしかった。。。

JPG+RAW撮影モードあり

総合評価】☆☆☆☆★
画質を追い求める人には不向きかもですが、ま、私のようなただのブランド好きにはハッセルのロゴが入ってるだけで所有欲を満たしてくれます。値段も安いんで、Moto Z持ちなら追加で買っても後悔はしないでしょう。カメラ操作のアプリがイマイチなんで星ひとつマイナスです。

それにしても、moto modsのコンセプトはおもしろいですね。将来的には、単焦点の高画質モデルとか発売してくれたら飛びつくんだけどな~。1インチセンサーで35mmとか24mmとかいろんなラインナップがあったらおもしろい。

最近の中華メーカーは、このMoto Zのほかにも、ライカとコラボしたデュアルレンズ搭載のHuawei P9とかおもしろスマホがいろいろ登場しています。日本のメーカーもがんばってこんなの出してほしいなあ。