リンクジャパンのeRemoteでえらい目にあったので、気分も新たにスマートリモコンを再物色。Xiaomiのスマートリモートコントローラー「Mi Smart Home Universal Remote Controller」(以下Mi Remote)が使えるという
記事を目にしたのでこちらにチャレンジです。
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商品概要】
商品はスマートリモートコントローラーと呼ばれる家電制御装置です。赤外線受発信機を搭載し、テレビやエアコンなどの家電をスマホから操作できます。リモコンはプリセットでエアコンやテレビなど有名どころというかかなりマイナーな製品まで登録されています。Wi-Fi経由で操作するため、外出先から自宅の家電を操ることもできます。なお、現時点(H30年1月)ではAmazon AlexaやGoogleホームには対応していません。
購入はAliexpressで、日本への送料込みで2,204円です。この手の製品としては日本メーカーからiRemoconというものが発売されていますがそちらの商品は2万円オーバー(プラス毎月の利用料)ですから、そいつと比べるとXiaomiのは超安いです。これなら各部屋に設置できますね。
同梱品はUSBケーブルのみ
【設定方法】
商品は、本体のほかにUSBケーブルが同梱されています。取り付けは簡単です。電源につなげて、スマホにMi Homeというアプリをいれます。ユーザー登録した上でアプリを起動するとMi Remoteを認識するので、その後自宅ルーターのWi-Fiパスワードを登録すれば使えるようになるはずなんですが、、、
認識させるにはちょっとクセがあるので設定方法を詳しく紹介しておきます。まずは、プレイストアからMi Home をインストール。
すると、サーバーの設定画面に移ります。ここが1つ目のポイントで、サーバーは「Mainland China」を選択しないとダメです。他の地域ではMi Remoteを認識しません。
ところが、Mainland Chinaを選択すると、ユーザー登録が電話番号(Phone Number)でしかできません。。。
ということで、いったん、「The U.S.」で登録します。ログインしたらProfile のSettings から 「Mainland China」に地域を変更します。
すると、Emailアドレスでログインできるようになり、Mainland Chinaのサーバーが使えるようになりました。
ついでに言語を「English」に変更しておきましょう。
ここまでできたら、あとは簡単です。トップ画面からデバイスの追加を選択します。自動で認識を始めるので、Wi-Fiのパスワードを入力すると設定完了です。認識しない場合はUSB端子横のリセットボタンを長押ししてリセットしてみてください。
なお、サーバーの設定を「Mainland China」以外の国にするとMiリモコンが正しく認識されず下の写真のような画面が出ます。
【家電の登録】
リモコン操作する家電の登録もアプリから行います。とりあえず、エアコンを使えるようにしてみましょう。ここでは、すでにアプリ内に登録されているプリセットからの登録方法を紹介します。なお、言語を英語に設定したはずですが、ところどころ中国語で表示されます。
Mi Homeの設置場所(Bed Room)を選択したら、Mi Remoteを選択します。真ん中の「添加遥控器」を選択。ちなみに、「添加」は追加、「遥控器」はリモコンです。
機器一覧が表示されるので、空調をタップします。
メーカー一覧が出てくるので、松下 Panasonicを選びます。
松下(パナソニック)製エアコンのリモコンコードは31種類登録されています。表示されているボタンをタップするとリモコンが反応したり、しなかったりするので、適切なコードを選択して完了です。今回は1/31を選択しています。
エアコンの操作画面は下の写真のような感じになります。表示が中国語でわかりにくいですね。動作には問題ありません。
【学習機能】
続いて、リビングにあるパナソニック製テレビのリモコン登録です。プリセットのリモコンでは"赤""青"キーとか"番組表"のボタンがないので、リモコンコードを学習させて登録してみることにしました。まずは、Mi Remoteの機器登録画面から「複製遥控器」→「電視」を選択します。
すると、テレビリモコンの画面が表示されます。「播放源」は入力ソース、「菜単」はメニュー、「頻道」はチャンネルのようです。
登録するアイコンをタップすると学習モードに入ります。例えば、電源ボタンをタップすると、下のような画面が表示されるので、テレビのリモコンをMi Remoteに向けて 、電源ボタンを押します。これで学習完了。簡単ですね。
登録が完了したらアイコンのフチが濃くなります。「数字」をタップすると数字ボタンが表示されるので、同様に数字キーを登録していきます。「返回」で元の画面に戻ります。右上の完成キーをタップするとリモコンの作成が完了します。
画面上にないボタンは、「其他按鍵」で登録できます。「番組表」ボタンを追加してみました。
これで一応完了ですが、このままでは中国語で電視と表示されるので、リモコンの名前も変えておきましょう。右上のメニューから「修改設備名称」をタップすれば表示名が変更できます。 「編集遥控器」はリモコンの再編集、「控除遥控器」を選択するとせっかく登録したリモコンが削除されるので注意してください。「添加〜」はスマホホーム画面に登録したリモコンのショートカットを作成します。
表示が変更されます
というような感じで、プリセットにはない家電をいろいろ登録、操作できます。登録されている家電はかなりの数ありますが、日本独自のブルーレイレコーダーなど登録されていない機器もあります。
【タイマー機能】
アプリでは、Xiaomiの各種スマート家電と合わせたタイマーコントロール機能も使えます。例えば、朝7時にエアコンと照明のスイッチを入れる命令をセットしてみます。
Automation → "+" → でシーンを追加できます。いろんな条件(if)が指定できますが今回は「Timer」で「毎日朝7時」に時間を設定します。命令(Then)は、①スマート電球と②エアコンとをオン(开)にしてみます。
朝7時のタスクを設定する
電球とエアコンをオンに
時間以外にも、別売りのMiセンサーを利用して温度や湿度、PM2.5の値などの条件を指定できます。日の出・日の入も指定できますが、中国の主要都市しかデータが登録できないのは残念です。
【総合評価☆☆☆☆☆】
この価格でここまでできるとは恐るべしですね。アプリの表示が中国語の簡体字なところが難儀しますが、値段も考慮して星5つつけておきましょう。赤外線の飛びもいいですし、エアコンがスマホで操作できるのはうれしいです。
入浴中にお風呂からエアコンの電源入れておけば、出たときには寝室がポカポカにみたいな感じで使えてうれしい。屋外からでも操作できるので、帰宅前にエアコンと照明の電源オンなんて使い方もオッケーです。あとはリモコンボタンの追加やボタン名変更など画面のカスタマイズが自由にできるようになればですね。
BroadlinkのRM mini 3のレビューではMi Remoteとの比較もしています。