お風呂用の防水タブレットを探していたところHUAWEI(ファーウェイ)からMediaPad M3 Lite WP(メディアパッド M3 ライト WP)が発売されたので買ってしまいました。ということでレビューです。ちなみにSONYのXperia Tablet Zからの乗り換え。現在、SONYからタブレット端末は発売されておらず、防水では希少な製品です。8インチタブレットMediaPad M3も所有しているのでそちらとの比較も。
【製品概要】
10.1インチフルHDタブレットです。Liteという製品名からわかるとおり8.4インチのM3よりCPUや液晶解像度などのスペックは落ちますが、WEBブラウジングや動画視聴など一般的な用途では特に不便さは感じません。CPUがKirin659 オクタコア A53, (4x2.36GHz 4x1.7GHz)で、3GBのメモリ搭載、ストレージは32GB、OSはAndroid7.0のヌガー版です。
同梱物(充電器、アンテナ、スタンド)
付属のスタンドは安っぽいです
製品は海外通販サイトでは取り扱いなかったので日本向けの専用モデルのようです。WP(ウォータープルーフ)という型番からわかるとおり防水仕様で、フルセグ地デジチューナーも搭載してこの値段(2018年1月ヨドバシ購入で40,820円※ポイント10%)。お得感満載です。なお、現在のところWI-FIモデルしか発売されておらず、LTEモデルはありません。これはちょっと残念。
SDカードは256GBまで対応
ちなみに、同じMediaPad M3 Lite 10でも、防水機能のないノーマルモデルもあります。こちらはお値段が30,330円と1万円ほどお安いですが、防水機能、地デジチューナー機能が付かないほか、CPUがQualcomm MSM8940 オクタコア, (4xA53@1.4GHz 4xA53@1.1GHz)になっているなど、WPに比べると基本スペックも落ちます。とはいえ、厚みは7.1mmでWPより0.7mm薄いですし、LTEモデル(34,870円)があるなど利点もあります。防水不要なら選択肢に入るかも。
【操作ボタン】
操作ボタンは今時のタブレットぽく必要最低限です。右上にボリューム上下と電源キー。画面中央下に指紋認証キーを兼ねたナビゲーションボタンがあります。8.4インチ版M3と同じですが、横長側にナビゲーションボタンがあるのでちょっと戸惑いますね。
ナビゲーションキー設定画面
ナビゲーションボタンは、タップで戻る、フリックで全アプリ表示、長押しでホームなど機能が割り当てられているので便利です。設定で△(戻る)○(ホーム)□(全アプリ表示)の仮想ナビゲーションバーを画面下に表示することもできます。
【防水性能とテレビ機能】
防塵防水性能はiPhone7と同じのIP67等級(IP6防塵+IP7防水)で、水深1mに30分浸けても大丈夫です。等級的には、間違って水没しても大丈夫ですぐらいな感じで、IPX8等級のデジカメみたいな感じで水中で使うとかはアウト。
防塵はIP6等級なので、砂浜とかホコリの多い屋外でも問題なく使えます。とはいえ、USBとイヤホンはキャップレスで端子が剥き出しですが、防水加工されているのでこのままで問題ないようです。
防塵はIP6等級なので、砂浜とかホコリの多い屋外でも問題なく使えます。とはいえ、USBとイヤホンはキャップレスで端子が剥き出しですが、防水加工されているのでこのままで問題ないようです。
USB端子はキャップなし
お風呂での読書、動画視聴用途で購入しましたが、スペック的にはまったく問題ないです。10インチ画面はkindleで雑誌読むのも快適です。8.4インチのM3では若干読みづらかったA4サイズの雑誌もズーム無しで読めます。コミックは2ページ見開きでも大丈夫です。
なお、Amazon kindleをインストールしたところ新書読むとき日本語がうまく表示されませんでした。日本語フォントを入れたら解決したので、場合によってはひと手間必要かも。グーグルで"kindle""日本語フォント"で検索すれば解決法はすぐ見つかりました。
A4サイズの雑誌(月刊サイゾー)も楽々読める
※スクリーンキャプチャ
※スクリーンキャプチャ
コミックなら見開きでも余裕
お風呂でのテレビ視聴は、我が家の環境では付属のアンテナさえ挿しておけば問題なくできます。防水1mなので少々お湯がかかろうが湯船にポットン落とそうが大丈夫、なはず。他機種よりスピーカーの性能が良いので音も聴きとりやすいです。
【USB Type-Cに対応】
USBはType Cで急速充電にも対応しているのがうれしいですね。実測では、0%の状態から1時間で33%、2時間で66%まで充電されます。3時間で95%に、3時間20分で100%になりました。
本機のUSB端子は逆方向充電にも対応しているので、スマホなど繋げてモバイルバッテリー代わりに他機種に給電することもできます。内臓バッテリーは6,660mAhで12.8時間(メーカー公称値)の動画視聴が可能です。電池の持ちはかなりよいです。映画1本見たぐらいならまったく問題ないレベル。余裕で半分以上の残量です。
本機のUSB端子は逆方向充電にも対応しているので、スマホなど繋げてモバイルバッテリー代わりに他機種に給電することもできます。内臓バッテリーは6,660mAhで12.8時間(メーカー公称値)の動画視聴が可能です。電池の持ちはかなりよいです。映画1本見たぐらいならまったく問題ないレベル。余裕で半分以上の残量です。
充電はUSB Type Cで急速充電対応
【地デジチューナー搭載】
このモデルは地デジチューナーを搭載しているのでタブレット単体でテレビ(フルセグ&ワンセグ)視聴ができます。ただし、基本的には視聴の際は付属のアンテナをイヤホンジャックに差す必要ありです。※イヤホンジャックを挿して音声が出なくなる個体は不良品のようです。正常な製品は下記写真の状態でも音声が出るみたいです。うちのは不良品ですね。
我が家は岡山市内中心部の比較的電波状態の良い場所なので、付属アンテナ無しでもテレ朝系を除く6チャンネルがワンセグで視聴できます。付属のアンテナを挿し込むとテレ朝系も映るほか、テレ朝系以外の6チャンネルはフルセグ視聴できます。
ただし、住居はマンションの7階で中継局側に大きな建物がない室内でも比較的受信環境の良い場所です。低層階や中継局側に建物があるケースなど場所によってはアンテナ無しでは視聴できない可能性大です。フルセグについては、別売りのアダプターを使って部屋のアンテナ端子に接続するなど対策しないと安定した状態での視聴は難しいでしょう。
上の写真は別売りのアンテナプラグ経由でイヤホン端子からマンションのアンテナ端子に接続したものです。このままでは音声がイヤホン出力に切り替わりスピーカーから音が出ないため、音声強制切替アプリでイヤホン端子にアンテナを挿した状態でも音が出るようにする必要があります。「レッサー音声切替」というアプリで問題なくスピーカー出力できるようになりました。
テレビの視聴はインストール済の専用アプリでかんたんにできます。フルセグ、ワンセグはカーナビのテレビと同じように電波状況で自動で切り替わります。画面サイズが10インチなのでワンセグはかなり画が粗くなります。
なお、視聴予約はできますが録画には対応しません。録画ができるようになれば自宅で録画して屋外に持ち出しできて便利なのですが。。。
イヤホン端子に付属のアンテナを
我が家は岡山市内中心部の比較的電波状態の良い場所なので、付属アンテナ無しでもテレ朝系を除く6チャンネルがワンセグで視聴できます。付属のアンテナを挿し込むとテレ朝系も映るほか、テレ朝系以外の6チャンネルはフルセグ視聴できます。
ただし、住居はマンションの7階で中継局側に大きな建物がない室内でも比較的受信環境の良い場所です。低層階や中継局側に建物があるケースなど場所によってはアンテナ無しでは視聴できない可能性大です。フルセグについては、別売りのアダプターを使って部屋のアンテナ端子に接続するなど対策しないと安定した状態での視聴は難しいでしょう。
変換プラグで室外アンテナに接続
上の写真は別売りのアンテナプラグ経由でイヤホン端子からマンションのアンテナ端子に接続したものです。このままでは音声がイヤホン出力に切り替わりスピーカーから音が出ないため、音声強制切替アプリでイヤホン端子にアンテナを挿した状態でも音が出るようにする必要があります。「レッサー音声切替」というアプリで問題なくスピーカー出力できるようになりました。
テレビの視聴はインストール済の専用アプリでかんたんにできます。フルセグ、ワンセグはカーナビのテレビと同じように電波状況で自動で切り替わります。画面サイズが10インチなのでワンセグはかなり画が粗くなります。
10インチにワンセグは厳しい
なお、視聴予約はできますが録画には対応しません。録画ができるようになれば自宅で録画して屋外に持ち出しできて便利なのですが。。。
テレビアプリ設定画面
【Xperia Tablet Zと比較】
Xperia Tablet Zと比較してみましょう。重量はXperiaの489gに対して、MediaPadは464gと気持ち軽め。サイズもほぼおなじです。ただ、厚みがXperiaの6.9mmに対して、7.8mmと若干かさばるためか、手にしたときMediaPadのほうがなんとなく大きく感じてしまいます。
ま、2013年発売のXperiaと比べればサクサク感も桁違いで、OSもAndroid7.0になっていますから、買い換えて損はないでしょう。強いて難点を挙げるとすればSONYのレコーダーからお出かけ転送ができなくなったぐらい。→お出かけ転送も問題なく使えました。
【MediaPad M3と比較】
8.4インチタブレットのM3との比較もしておきます。M3はハイスペックモデルだけあってやはりサクサク動作しますし、解像度が高い(2,560 x 1,600)ので液晶もきれいです。M3は本体背面がアルミ合金製の高級感ある作りであるのに対して、WPは樹脂製で安っぽくはあります。
M3のCPUはフラッグシップのKirin 950 オクタコア (4 x A72@2.3GHz + 4 x A53@1.8GHz)を搭載しており、WPのKirin 659よりかなりハイスペック。メモリもWPの3GBに対し4GB搭載されているので余裕あります。ストレージが64GB(プレミアモデル)あるのもいいですね。
サクサク感はやはりM3のほうが上です。ブラウジングしているときもストレスは感じません。M3に慣れるとWPは許容範囲ではありますが若干もたつきを感じてしまいます。価格はM3のLTEプレミアモデルが42,000円でWPとほぼ同じ。CPUパワーの必要なゲームするならM3のほうがオススメです。
WPの良い点としては、なんといっても防水仕様なのでお風呂でも安心して使えるとこ。USB Type-Cに対応している点も外せません(M3はmicro USB)。チューナーついてるのもいいですね。
【総合評価☆☆☆☆☆】
ということで、総合評価は文句なしの星5つ。コスパ高くて、私の使用用途では欠点らしい欠点が見つかりません。Xperia Tablet難民にとっては待望の防水タブレットです。強いて残念ポイントを挙げるとすれば、LTEモデルがない、地デジ録画不可といったあたりかな。
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サイズはほぼ同じ
MediaPadは1mmほど厚みが増す
ま、2013年発売のXperiaと比べればサクサク感も桁違いで、OSもAndroid7.0になっていますから、買い換えて損はないでしょう。
【MediaPad M3と比較】
8.4インチタブレットのM3との比較もしておきます。M3はハイスペックモデルだけあってやはりサクサク動作しますし、解像度が高い(2,560 x 1,600)ので液晶もきれいです。M3は本体背面がアルミ合金製の高級感ある作りであるのに対して、WPは樹脂製で安っぽくはあります。
M3のCPUはフラッグシップのKirin 950 オクタコア (4 x A72@2.3GHz + 4 x A53@1.8GHz)を搭載しており、WPのKirin 659よりかなりハイスペック。メモリもWPの3GBに対し4GB搭載されているので余裕あります。ストレージが64GB(プレミアモデル)あるのもいいですね。
サクサク感はやはりM3のほうが上です。ブラウジングしているときもストレスは感じません。M3に慣れるとWPは許容範囲ではありますが若干もたつきを感じてしまいます。価格はM3のLTEプレミアモデルが42,000円でWPとほぼ同じ。CPUパワーの必要なゲームするならM3のほうがオススメです。
WPの良い点としては、なんといっても防水仕様なのでお風呂でも安心して使えるとこ。USB Type-Cに対応している点も外せません(M3はmicro USB)。チューナーついてるのもいいですね。
【総合評価☆☆☆☆☆】
ということで、総合評価は文句なしの星5つ。コスパ高くて、私の使用用途では欠点らしい欠点が見つかりません。Xperia Tablet難民にとっては待望の防水タブレットです。強いて残念ポイントを挙げるとすれば、LTEモデルがない、地デジ録画不可といったあたりかな。
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どっちにするの?迷っていましたが「M5待ちなさい」だということがわかりスッキリしました。
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