【新製品】スナドラ855搭載のLenovo Z5 Pro GTを発表


先日、ノッチレスのスマホZ5 Proを発表したばかりのLenovoから、最新SoCのSnapDragon 855を搭載した「Z5 Pro GT」が発表されました。合わせてSnapDragon 710搭載の「Z5s」の情報も公表されたので、詳しく紹介していきます。

スナドラ855搭載Z5 Pro GT
今回発表された「Lenovo Z5 Pro GT」は、Snapdragon 855を搭載するZ5シリーズのハイエンドモデルになります。メモリは6GBから最大12GB、内部ストレージも128GB〜512GBを搭載するということで、果たしてそんなに必要かという感じもしないでもありませんが、とにかくフラッグシップモデルを冠するだけの最上スペックを誇ります。

ディスプレイは6.39インチのSAMSON製AMOLEDで、Z5 Pro同様にフロントカメラがスライド式になっており、ノッチレスのフルディスプレイとなっています。指紋認証は第5世代のディスプレイ内蔵タイプで、インカメラを使った顔認証にも対応しています。


アウトカメラは、デュアル仕様で24MPと16MPのセンサーを搭載。24MPのメインカメラは、ソニーのIMX576センサー、16MPカメラはIMX519を採用しています。インカメラは、16MPと8MPで、8MPは測距用の赤外線カメラです。

難点としては、LTEがドコモのプラチナバンド19に対応していないところ、マイクロSDカードスロットなし、バッテリー3,350mAhといったあたりでしょうか。


価格については、中国国内で1月15日から予約を開始するようですが、一部店舗ではすでに予約受付を開始しています。4つのモデルが用意されていますが、メモリ12GBの最上位モデルでも73,000円程度とかなりリーズナブルな価格設定となっています。

6GBRAM / 128GB:2,698元(約43,000円)
6GBRAM / 256GB:2,998元(約48,000円)
8GBRAM / 256GB:3,398元(約56,000円)
12GBRAM / 512GB:4.398元(約73,000円)


トリプルカメラのZ5s
一方、Z5sは、Z5シリーズのミドルレンジモデルで、SnapDragon 710を搭載、メモリは4GB / 6GBで、ストレージが64GB / 128GBです。バッテリー容量は3,500mAh。


ディスプレイは指紋認証内蔵の6.3インチで、ジャパンディスプレイのLTPS(低温ポリシリコン)IPS液晶を採用。水滴型ノッチで16MPのインカメラを搭載します。アウト側のカメラは、16MP+8MP+5MPのトリプル構成で、内訳は、メイン16MPのf1.8 AIカメラ、2倍ズームのf2.4 8MPカメラ、深度センサーの5MPカメラとなっています。

こちらも、LTEのプラチナバンド(19)には対応していませんが、価格は、RAM4GB / 64GBモデルが1,398元(約2.3万円)、RAM6GB / 64GBモデルが1,598元(約2.7万円)、RAM6GB / 128GBモデルが1,898元(約3.1万円)とかなり魅力的な設定となっています。

【新製品】Moto Z4はSnapdragon 855を搭載


モトローラの次期フラッグシップモデル「Moto Z4」の情報です。次期モデルには最新のSnapdragon 855が搭載されるようです。MotoシリーズはZ3で終了かと思っていただけにこれはうれしいニュースです。Moto Modsも引き続き開発していただきたい。


Moto Z4はコードネーム「Odin」で開発中で、OSがAndroid 9.0 Pie、RAM / ROMは32GB / 4GBとのことですが、開発初期段階なのでこのあたりは変更の可能性ありです。さすがにRAM32GBはちょっと少ないですね。同じLenovoのZ5 Proが6GB & 64GBなので最低でもそれぐらいは搭載してほしい。ちなみに、ディスプレイ内指紋認証を搭載とのこと。


Snapdragon 855はKryo coresに基づいて設計され、HuaweiのKirin 980やAppleのA12 Bionicと同じ7nmプロセスを用いて作れらます。8コアですが、一般的な4+4のbig.LITTLE構成ではなく、Kirin 980同様に2+2+4の構成になっています。 

Kirin 980の2+2+4の構成はそれぞれ高負荷、中負荷、低負荷に対応しており、3段階に分けることによって、音楽、カメラ、ゲーム等それぞれのシーンに最適化された動作をすることができルため、パフォーマンス効率とバッテリー消費のバランスが上手くとれるという特徴があります。Snapdragon 855も同様な仕組みになるものだと思われます。

何れにせよ、MotorolaのMoto ZシリーズはMoto Modsで拡張ができるのが大きな魅力です。そこに最高スペックのSnapdragon 855が搭載されることはうれしいニュースです。

【新製品】HUAWEI MediaPad M6 を予想してみる


Huaweiのハイスペックタブレットの次期モデル「MediaPad M6」についていろいろ予想してみます。正式発表は例年通りのスケジュールなら来年2月25日からバルセロナで開催されるCES 2019になると思います。 正式発表までいろいろな情報を追加していきたいと思います。
※最新情報はこちら→【新製品】Huawei の8インチタブレット MediaPad M6

MediaPad M6
ノーマルモデルのM6については、8.4インチと10.8インチのモデルが発売される予定。去年のM5の流れからSoC(システムオンチップ)など基本性能のアップ程度に収まりそうです。現行モデルのM5と同じ進化ならSoCはP20に搭載されているKirin 970(2.4GHz(クアッドコア)+1.8GHz(クアッドコア)オクタコア)が採用されます。RAM 4GBで、ストレージが32GB、64GB、128GB。ストレージは64GBが最低になっても良さそうですが、どうでしょう。


大きな変化は期待できませんが、iPadのように低価格モデルでもスタイラスペン(M-Pen)が対応してくれるとうれしいですね。なお、現行モデルのM5は国内販売開始日が5月18日でした。


ペン対応のMediaPad M5 Lite登場
と、記事を書いた翌々日にペン対応のMediaPad M5 Liteが発表されました。ということで、次期モデルがスタイラスペンに対応するのは確実でしょう。



折りたたみスマホ
先日、サムソンの折りたたみスマホが発表されましたが、Huaweiも同様の商品を開発中のようです。すでに製品版が出来上がっているとの情報もあり、来年前半にも登場するかもしれません。





【新製品】光学15倍6,000万画素カメラ搭載の化物スマホ登場「ハッブルフォン」


じゃーん。何だこれは、新しいPCかと思いきや、実はスマホです。3面のディスプレイ(フルHD×2,4K×1)と光学15倍ズームレンズ(F2.8-5.6)を搭載した6,000万画素カメラなどなど詰め込んだ渾身の一撃。Turing Space Industriesという香港の企業が販売するものです。予定価格は約30万円(2,749ドル)で、2020年の6月までに米国で発売開始の予定です。


ぱっと見、ガラケーのようにも、ハンディカムのようにも見えますが、よく見ると全面ディスプレイです。超未来型デザインで、その名も「Hubble Phone(ハッブルフォン)」という呼び名です。名前の由来はあのハッブル宇宙望遠鏡です。


アッパーデッキ(フルHD 5.44 inch + 5.41 inch)とメインデッキ(4K 11.81 inch)にそれぞれSnapdragon 855と8GBメモリ、256GBストレージ、デュアルSIMスロット(各1スロットはマイクロSDカードと排他使用)を、もちろんバッテリーも2,800mAh(アッパー)と3,300mAh(メイン)が搭載されています。2台のスマホが合体したような感じをイメージしてもらうとわかりやすい。


ディスプレイは、アッパーデッキが5.44インチと5.41インチのフルHD液晶を表裏に、メインデッキは側は、ちょっと長めの11.81インチ4K液晶をカメラレンズのバレル(筒)で折り返すような形で貼り付け、両面ディスプレイに仕上げています。はい、ということで実質4画面スマホということになりますね。


ちなみに、ディスプレイにはAMOLED液晶が採用され、HDR10にも対応します。


動画撮影をメインとしたカメラは、規格外の6,000万画素に対応し、光学ズームもスマートフォンとしては最高倍率の15倍です。さらに写真撮影用のデュアルレンズカメラもf1.5の大口径レンズにデュアルピクセルPDAF搭載とかなりの高性能。アッパーデッキに2セット、メインデッキに1セットが配されています。


動画と写真でカメラを使い分けるという発想が、もはや純粋なカメラを完全に超えています。この超未来型端末Hubble Phoneの開発には、電子機器メーカー最大手のFoxconnが全面的に協力しています。

【新製品】驚きの価格、Lenovoのベゼルレススマホ「Z5 PRO」


Moto Zのバッテリーがかなり調子悪くなってきて、そろそろ新しいスマホに買い換えるかといろいろ物色中です。そんな中、おもしろい商品を見つけたので紹介です。Moto Zと同じLenovo製の「Z5 PRO」です。

すでに発売されているようですが、魅力はなんと言ってもその価格。デュアルSIM対応で、本体スペックはミッドレンジ相当となっており、プロセッサはSnapdragon 710でRAMは6GB、内蔵ストレージは64GB/128GBを搭載。バッテリー容量は3350mAhで、OSはAndroid 8.0 Oreoとなっています。これで、お値段1,998元ということは日本円で約3.3万円。安い。ただ、現在は販売開始直後で品切れのためかAliexpressでの価格は4万円前後(※128GBは4.6万円)で推移しています。


本体サイズは155.12×75.04×9.3mm。スライドでフロントカメラが出てくるようになっており、6.39インチの有機ELディスプレイ(サムソン製)からノッチもフロントカメラも取り去ることで、ディスプレイ対本体の面積比で95%を達成しています。これは全画面ディスプレイを搭載した端末の中でもトップクラスの数値です。また、今どきのスマホに搭載されている最新のディスプレイ指紋認証機能やフェイスIDも利用できます。



スライド機構の本体下側には1,600万画素(f/2.2、サムソン製)+800万画素(IR顔認証、OMNI VISION製)のデュアルフロントカメラを搭載。リアカメラは1,600万画素(f/1.8 SONY IMX576)+2,400万画素(f/1.8 SONY IMX519)で、AI(人工知能)を利用した暗所での撮影支援機能も利用できます。難点をあげるとすればSDカード非対応なところでしょうか。


ちなみに、ノッチ切りかけのあるノーマルタイプのZ5は23,000円(Aliexpress)とさらにおトクです。ただし、こちらのカメラセンサーはOMNI VISION製です。買い替えでは、Mate 20 Xが候補に入っていましたが、その価格に躊躇していたところ。お値段を考えるとZ 5 PROはかなり魅力的ですね。YONGNUOのマイクロフォーサーズセンサー搭載EFマウントスマホも気になりますが、いや、中華のスマホは楽しい。


スナドラ8150搭載のZ5sも発売(※11月29日追記)
「Z5s」というモデルも近日中に発売になるようです。こちらはSoCに最新のSnapDragon 8150を搭載、リアカメラは3つになっています。6.3インチの水滴型ノッチ付きディスプレイに、3,210mAhバッテリーと微妙にスペックが変更になっています。

【新製品】キヤノンEFレンズが装着できる変態スマホ「YONGNUO YN450」


なんとも面白いというか変態なスマホが発表されました。中国のYONGNUOというカメラ用品メーカーが発表した、キヤノンEFレンズが装着できるAndroidスマホ「YN450(仮称)」です。

YONGNUOはカメラ用のスピードライトやAFレンズなどを販売している中国ではけっこうメジャーなブランドです。私も同社のスピードライトを愛用していますが、スマホに進出とは。しかも、この変態仕様です。

このスマホ、パナソニック製の1,600万画素マイクロフォーサーズ(MFT)センサーを搭載しています。なら、素直にマイクロフォーサーズレンズをつけれるようにすればいいものを、MFTのレンズじゃなくて、キヤノンEFレンズってだけで意味不明です。


OSはAndroid 7.1で、SoCはQualcomm 8コアプロセッサ、メモリ3GBでストレージは32GB。4G回線をサポートし、ディスプレイは5インチと大型。GPSも入っています。8MPのインカメラもついてます。ただし、詳細は未定で、通話ができるかまでは現時点では不明です。

よくよく見てみると、マウント部がボコっと2〜3センチ出ていますね。スマホとして使うにはちょっとな感じではあります。Android OS載せたカメラって感じでしょうか。素直にMFTレンズ付けてくれればもう少しコンパクトになったような気もしますが…。


そうは言っても、マイクロフォーサーズカメラにキヤノンEFマウントアダプターが付いたと考えればかなりおもしろそうな製品ではあります。ミラーレス並みにパシパシ撮れるなら購入してみる価値はあるかも。興味津々で続報が待たれます。中華スマホはこういった大ギャンブル製品が出てくるのがいいですね。