【レビュー】キーボード付きエアマウスMX3を買ってみた


EVPAD Tabletのついでに買ったMX3エアマウスについてもレビューしときます。Android TV利用時にあると便利なキーボード付きのエアマウスです。Aliexpressでの購入で送料込みで1,621円なり。


商品概要
USBポートにレシーバーを差し込んで使う2.4GHz無線タイプのエアマウスです。写真のとおり、表面が一般的なリモコンキーで、裏面がQWERTY(クワーティ)配列のキーボードになっています。無線式なので障害物があっても操作できます。電源は単四電池が2本(別売)です。



Mi BOXにセット
試しにMi BOXで使ってみましょう。USBポートにレシーバーを差し込むだけでマウスとして認識されます。特に設定は必要ありません。リモコン本体はモーションセンサーを内蔵しているので上下左右に動かすとマウスのポインタも連動して動きます。

Mi BOXのようなAndroid TVはカーソル(上下左右)キー主体の操作となるため、スマホ用のアプリなどを入れるとリモコンで操作できない場面があります。一般的なマウスでも操作できますが、リモコンとマウスの2つを駆使しないといけないので面倒くさいです。

ところが、エアマウス付きのリモコンならスマホ用アプリも簡単に操作できます。MX3では、裏面にキーボードもついているので文字入力もでき、1台3役(マウス+リモコン+キーボード)の機能を果たしてくれます。



主な操作キー
リモコン側には、上下左右、決定キーをはじめ、ボリューム、テンキー、ホーム、戻るなど主要なキーは装備されています。画面上にマウスポインターが見つからない場合は、ポインターキー(ボリュームキー横)を押すことでポインターが出てきます。同ボタンでポインターを消すこともできます。メディア用の再生、早送り、スキップキーもあるので、アマゾンプライムビデオ視聴時など10秒送り機能なども使えます。リモコンにはマイクもついているので、虫めがねマークの検索キーを押すと音声検索ができます。マイクはリモコン右上にあります。


赤、緑、黄、青の4色のボタンは赤外線の学習機能が割り当てでき、テレビ電源など他のリモコンのコードを登録できます。「TV」ボタンを長押しするとLEDが点滅し学習モードに入ります。学習させるリモコンの赤外線コードをセンサーに向けて送り、学習させるボタンを押すと登録完了です。


裏面のキーボードはアルファベットキーのほか、スペース、エンター、バックスペースなど必要最低限のキーのみですが、Android TVで文字入力する場面は検索が主なので特に困ることはないと思います。キーはクリック感もあって入力はしやすいです。

残念なのは数字キーがないとこですね。ALTキーを押すと青色の文字が入力できます。ファンクションキー「Fn」やタブ「Tab」キーがないのも気になります。



UBOX4に接続
続いては、UBOX付属の赤外線リモコンがショボくて使い勝手悪いので、MX3を繋げてみました。使い方は簡単。USBレシーバーをUBOXのUSBポートに挿し込むだけ。


接続するとハードウェアキーボードに「MemsArt MA144 RF Controller」が認識されます。キーレイアウトは英語(米国)English(US)です。



総合評価☆☆☆☆★
Android TVの操作がこれ1台でできるのでかなり便利です。値段も安いので満足。エアマウス+リモコン表面は文句無しの5点ですが、裏面のキーボードが少し物足りないのでマイナス1点。総合評価は4点です。UBOXやEVPADに付属の赤外線リモコンは使い勝手悪いので、この手のTV BOXを使うなら合わせて買うことをオススメします。似たような商品を何種類か試してみました(レビューはこちら)が、MX3が一番使い勝手よいと思います。

【レビュー】クロムキャスト用有線LANアダプターを買ってみた


EVPAD購入に伴い、リビングのテレビでもChromecastを使いたいということで、昔買ったクロムキャスト(第1世代)を引っ張り出して取り付けて見たのですが、TV番組をキャストしてもうまく再生されません。Mi Boxのほうは問題なくキャストできているので、おそらく原因は第1世代の無線LANが2.4Gにしか対応していないためのようです。

クロムキャストウルトラ

有線LANに対応したクロムキャストウルトラを買おうかとも思いましたが、価格が9,720円ということで、これならMi Boxがもう1台買えるよなと迷っていたところ、有線LANアダプターなるものが発売されているのを発見しました。Google純正品は3,297円とお高かったので、サードパーティ製「UGreen 有線LANアダプタ」なるものを購入してみました。Amazonで1,488円なり。

Google純正有線LANアダプタ

取り付けは簡単。クロムキャストの電源とコンセントの間にはさむだけ。あとはLANケーブルを差し込めばオッケーです。難しい設定なしで再起動するだけで有線LANに切り替わります。LANは100MbpsでギガLANには対応していませんが、それでも2.4Gよりははるかに安定するはずです。


試してみたところ、アダプターなしの状態ではカクカクで使い物にならなかったタブレットのミラーリングが快適に、フルHDの動画をキャストしてもスムーズに再生されます。これで、EVPADのテレビ番組がリビングでも見れるようになりました。

総合評価☆☆☆☆☆
ということで、評価は文句なしの星5つ。第1世代クロムキャストをお持ちの方にはオススメできる商品です。なお、クロムキャスト以外に、Fire TVやGoogle Homeなどにも対応しているようです。無線LANが5Gに対応している機器でどれほど効果があるかは不明ですが、接続が安定していないようであれば検討の価値ありだと思います。


【レビュー】万能チューナー入りタブレット「EVPAD TABLET i7」を買ってみた


EVPADとUBOXの各製品を検討した結果、お得感から今回はEVPADタブレットを選択です。概要は検討編を参照ください。通常価格25,732円がアニバーサリーセールで21,706円(送料込み)で購入できました。商品は、Aliexpressで3月30日に注文。香港からの発送で、フェデックス便で5日後の4月4日に到着です。早いですね。
※EVPADの販売状況など最新情報はこちらで更新しています。


さっそく開封。同梱品は、本体のほか、ケース、ACアダプター、マイクロUSBケーブル、USB OTGケーブル(micro USB↔USB メス)、ヘッドホン、マニュアル(英文)となっています。



タブレット機能
まずは、タブレットとしての機能を見てみましょう。サイズは、240 ✕170mmでHUAWEIのMediapad M3 Lite 10 wpとほぼ同じですが、厚みが9.5mmで、7.1mmのMediaPadと比べると若干増します。重量はM3 Lite 10の504gに対して513gと気持ち重め。そんなに違いはないのですが、厚みのせいか、バッテリーの配置で重量が偏っているせいか、手にするとずっしりとした感じです。

M3 Lite(右)と比べると厚みはある

液晶は、10.1インチでM3 Liteと比べると、電子書籍で雑誌を読んだときなど細かい文字で若干シャープさに欠けるかなという感じではありますが、発色もよく2万円の商品には見えません。ボタン類は、右側に電源とボリューム(上下)、3.5mmのイヤホン端子が、上部に充電用のマイクロUSB端子が、さらに裏面上部のカバーを外すとマイクロSDカードとSIM(×2)のスロットがあります。


カメラはアウトが500万画素、インが200万画素。今どきのスマホのカメラと比べるとイン、アウトともにやや望遠寄りで自撮りには不向きな感じではあります。M3 Liteと比較するとセンサーも良くないのか、暗い場所ではノイズが目立ちます。

カバーを外すとSD(右)とSIMスロットが

SIMスロットは通常サイズなので、ナノSIMはアダプターが必要になります。IIJ Mioのドコモ版SIMですが、4G LTE通信が問題なく使えます。


メモリは2GB搭載でひと通りアプリを入れた段階で1.1GBを使用、ストレージは32GB中1.35GBしか使ってないのでけっこう余裕があります。antutuベンチマークのスコアは45,181で、M3 Liteの85,000と比べると劣りますが、ブラウジングやYouTube視聴など一般的な用途であれば特に問題ないです。


M3 Lite 10との比較では、特に大きな違いは感じませんが、液晶パネルの電力消費が多いのかバッテリーの減りが早いかなという気はします。まあ、テレビを1時間見て10%程度のバッテリー消費で、映画1本ぐらいなら余裕で見れるので特に困ることはありません。Wi-Fiは5Gに対応しているので、動画視聴も余裕。スペック的には普段使いして問題のないレベルです。

最初の設定
EVPAD i7はアンドロイドタブレットなので、基本的な使い方は一般的なタブレットやスマホと同じです。グーグルストアも入っているので、そこからアンドロイドアプリをインストールして使えます。ここではインストールしておくと便利なアプリをいくつか紹介しておきます。

Googleホーム
クロムキャストなど持っている方は、大画面テレビにキャストするためにGoogleホームをインストールしておく必要があります。私の場合は、アンドロイドボックスのMi Box 3がクロムキャストに対応しているのでインストールしています。これで、タブレットの画面をそのままテレビに表示できます。画面は気持ちボヤッとしますが、解像感はあるので58インチのテレビに映してもさほど気にはなりません。



System Bar Hyde
画面下部に表示されるホームボタンなどアンドロイドのシステムバーを隠すためのアプリです。キャスト時システムバーがテレビ画面に表示されないようすることができます。ただし、このアプリでシステムバーを隠した状態にすると文字入力時仮想キーボードが表示されない不具合があります。文字入力時は機能をオフにする必要があります。


DU Recorder
画面をビデオキャプチャするアプリです。このアプリを使えばTV番組が録画できます。デフォルトでは透かしが入りますが、設定でオフにできます。



テレビ視聴アプリ
アプリはGoogleプレイストアのほかに、EVPADオリジナルのアプリが専用ストアからインストールできます。テレビ視聴アプリはこのEVPADアップストアからインストールします。購入時は視聴アプリはインストールされていないので、EVPAD App Storeから「易電視」(簡単テレビ)と「易影院」(簡単シネマ)の2つのアプリをインストールします。日本チャンネル専用アプリもありますが、サーバーが更新されていないのか映らないチャンネルがあるので、「易電視」での視聴をオススメします。Appストアでは、bilibiliなど中華系動画アプリもインストールできるようになっています。

EVPAD App Store


易電視(Easy TV)
「易電視」はテレビ視聴アプリで、中国、台湾、日本、韓国、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムなど合計653チャンネル(2018年5月2日現在)が視聴できます。欧米の番組については、英BBCや米FOX、CNNなど台湾国内のCATVで放送されているものが配信されているようです(※2018.5月に北米チャンネルが増強されたようです)。海外のサーバーを経由する都合上、実際の放送より5分程度遅れて配信されます。

国(地域)ごとのの配信チャンネル数は次のとおりです。
「香港(1ch-34ch)」
「中国(195-242)」
「台湾(300-466)」
「マレーシア(500-539)」
「日本(600-646)」
「韓国(700-734)」
「インドネシア(1676-1689)」
「北米(1765-1872)」
「タイ(1000-1025)」
「ベトナム(1100-1125)」
「アラブ(1757-1764)」
「スペイン(1662-1675)」
「ブラジル(1690-1704)」
「アダルト(1300-1325, 1613-1647)」


中国のCCTV

日本のテレビ局については東京キー局と関西ローカル、WOWOWや一部のBS・CS局など全47チャンネルが選局できます。



地方では見られない東京や大阪ローカルの番組・ニュースがほぼオンタイムに視聴できるのはうれしいです。日本の番組はすべてHD画質できれいに表示されます。テレビにキャストしても問題ないレベル。サーバーも安定しているようです。

TOKYO MXも視聴できます


易影院(E Movie)
「易影院」では、オンデマンドでビデオが視聴できます。映画、テレビ、スポーツなどジャンルごとに分類されています。日本の映画やビデオも配信されています。



日本のTV番組・映画については、メジャーな作品は中国語の吹き替え版になっています。「リーガル・ハイ」や「ガリレオ」は中国語吹き替え版でした。中国語吹き替え版のドラマはサーバーが混んでいるのか時間帯によってはスムーズに再生されませんでした。

リーガル・ハイは中国語吹き替え

新作ドラマや映画は、日本語の音声に中国語の字幕が入っているものが多いです。「アンナチュラル」、「銀魂(実写版映画)」は日本語音声に中国語字幕でした。日本語音声の作品はサーバーが混んでいないのか再生はスムーズです。添付画像はストリーミング動画をキャプチャしたものですが、画質も良好です。




成人向けビデオ
EVPADアプリではアダルト動画も視聴できます。成人向けチャンネルやビデオの視聴はパスワードで制限されています。TV番組は易電視からジャンル「午夜影院」(真夜中のシネマ)を選択し、パスワード「6868」を入力すると視聴できます。そのほか、いくつかのチャンネルでパスワードを求められることがありますが「6868」で大丈夫です。


成人向けのパスワードは6868

ビデオオンデマンド(VOD)は細かくジャンル分けされています。基本無修正で男同士とかのけっこうドギツイ動画もあります。VODのアダルト動画はインデックスの写真と中身が違っていることが多く、また、サーバーが混んでいるのかスムーズに再生されません。ちょっと期待はずれですね。




追加情報
2018年5月のアップデートで、「日韓経典(JK Classics)」というアプリが追加されました。「ガリレオ」や「リーガルハイ」のようなちょい昔のドラマが見れるようになりました。「易影院」では中国語吹き替えでしたが、こちらはオリジナルの日本語音声です。ただ、あいかわらずサーバーが混んでる感じですね。




追加情報②
2019モデルの「EVPAD 3」発売に合わせて、一部アプリが新しくなっています。基本的な構成は変わりませんが、過去1週間ぶんの番組をプレイバック視聴できる「E Playback」が新たに利用できるようになっています。詳細はこちらの記事をご覧ください。


総合評価☆☆☆☆★
ひと通り使ってみての総合評価は星4つぐらいかな。東京・大阪の番組を見るという当初の目的は無事達成できました。価格も安価で、Androidタブレットとしても使えるのはうれしい。コスパはかなり高いと思います。VODは、Amazonプライムではアップされないような新しめの映画・番組が見れるのがいいですね。

セットトップボックス版と迷いましたが、私の場合はMi BOXを持っている上、キャストすればほぼ同じ使いかたができるので、リビング、寝室の両方で使えるタブレットでよかったと思います。テレビ1台で、タブレットも持っているならセットトップボックスのほうがキャストするより画質もきれいですし、使い勝手は良いと思います。視聴については、日本語のチャンネルについてはどの局もスムーズに再生されるので安心しました。海外のチャンネルについては視聴できなかったり、不安定なものもあります。

弱点としては、UBOXの1,000チャンネル約750チャンネルと比べるとチャンネル数が653と少ないとこ。特にアメリカやイギリスなど欧米系のテレビ局が少ない印象です。(→2018.5月に北米チャンネルが増強されたようです)。あとVODは日本映画でも中国語吹き替えのものが多いのが期待はずれでした。UBOXは使ったことないので比較できませんが、VODの配信数も多そうですし、英語チャンネル中心にいろいろ視聴したいならUBOXを選択したほうが良いと思います。

あと、タイムシフト視聴やタイマー録画、ダウンロード視聴の機能とかもあれば便利だったかなという感じではあります。まあ、値段も安かったので買って良かったとは思っています。UBOXのメモリ2GB版が出たらセットトップボックスも買ってみたいですね。

※2019年、EVPADの新モデル「Tablet i8」が発売されました。


購入方法(Amazonへのリンク)
購入については以前はAliexpressなど海外サイトでの購入が一般的でしたが、現在は日本国内に代理店があるため、Amazonで購入するのが保証・返品などの点で安心です。ただし、商品の性質上、出品停止になることが多い(特にUBOXが)ので、最新の商品リンクを別ページにまとめておきます。UBOX & EVBOX商品リンクのまとめはコチラです。

・エアマウス
※付属のリモコンは赤外線でショボいので、同時購入をオススメ