Tuya / Smart Life対応のスマートロックを見つけたので、購入してみました。玄関ドアに設置することでリモートでドアの開閉ができる便利な商品でございます。以前使っていたQrio Lockからの買い替えになるので、今回購入したGIMDOW、Qrio、SwitchBotの3製品を比較しながらレビューしていきましょう。
【商品概要】
商品はAliexpressで購入したGIMDOWというブランドのスマートロック。スマートロック本体とテンキーのついたモデルで12,090円なり。日本のAmazonでも販売しており、そちらのほうが安価(10,980円)に入手できるみたい(※ただ、商品説明にはTuya対応とは記載されていないので、Tuyaアプリで使えるかは不明)。
【開封してみた】
同梱品は、本体のほか、テンキー、取付用の両面テープや金具、位置調整用のスペーサーなど。
電源は単三電池4本。高価なCR123電池を使うQrio Lockよりはこっちの方がいいですね。ちなみに、電池残量はアプリ上に表示されます。
本体裏面はこんな感じ。鍵の形状に合わせてゴム製のスペーサーで調整できます。内鍵のツマミを挟んで機械的に回転させる仕組みです。
【取り付け】
自宅の鍵の位置に合わせて設置します。我が家の玄関キーは厚みがあるので1.2cmのゴム板を間に挟んで調整しました。
あとから気づきましたが、厚みがある場合は付属の金具で調整できたみたいです。わざわざゴム板つける必要なかった…。
取り付けは、付属のあて紙を鍵の位置と合わせて、ベース金具を両面テープでペタリ。鍵ノブが薄い場合は付属のスペーサーを挟みます。
六角レンチで本体をベース金具に固定、フタをすると完了です。簡単ですね。
あとはスイッチオンして、Smart Lifeアプリでデバイスを認識させるだけ。アプリ上にA1 PRO MAXが追加されます。
これでSmart Lifeアプリから鍵の開け閉めができるようになりました。アプリ下部の鍵マークをスライドさせると1-2秒で動作します。
初期設定のままでは、Smart Lifeアプリ起動して、A1 PRO MAX呼び出してと面倒なので、シーン登録からワンクリック実行で「玄関」を登録しておきます。
これでホーム画面に玄関ボタンが表示されるのでクリックすればオッケー。Alexaに「玄関実行」と命令して音声操作で開けることもできます。
メンバーを追加登録すれば、家族のスマホからロック解除することもできます。
スマホのアプリ立ち上げが面倒なら、別売りのリモコンキーを使えばワンタッチでロック解除できます。
時間指定でゲストメンバーに解錠権限を付与することもできます。宅配業者に指定時間だけ出入りできるよう権限を与えることもできますね。
そのほか、設定画面からはオートロックやボイスコントロールも選択できます。
【キーパッド設置】
続けて、反対側のドアにキーパッドを設置します。両面テープで貼り付けるだけ。
アクセサリーマネジメントからキーパッドを追加、6ケタのパスワードを設定すれば完了です(4ケタは設定できません)。スマホ操作なしで、出かけるときはパネルをタッチしてロックキーを押すだけ。帰宅時はパスワード+解錠キーを押せば解錠できます。タッチ+6桁の数字+解錠キーを押すのでやや面倒かも。せめて暗号4桁ならという気もしないでもない。
無制限パスワードのほかに、ワンタイムパスワードや期間パスワードの設定もできます。ワンタイムパスワードなら宅配業者に指定の時間だけ解錠できるパスワードを伝えて玄関に荷物を届けてもらうこともできます。
【ゲートウェイ連携】
GIMDOWスマートロックはBluetoothでデータのやり取りを行うので、そのままではBluetoothの電波が届かない場所からスマートロックの操作はできません。別売のBluetoothゲートウェイと連携させることで、WiFi経由でネットに繋がり、外出先からでも鍵を操作できるようになります。急な来客の時、リモート解錠して先に家の中に入ってもらうとかもできます。ゲートウェイはTuya対応のBluetooth対応のものなら何でもオッケー。
【Tuya連携】
GIMDOWスマートロックの一番のメリットはTuya / Smart Lifeアプリと連携することでTuya対応の各種デバイスと連携できる点でしょう。スマートロックを解錠したときに玄関の電気をつけたり、エアコンのスイッチを入れたりといったプログラムを設定することも簡単にできます。
【3製品の比較】
それでは、以前使っていたQrio LockやSwitch Botと比較しながら使い勝手を見ていきましょう。構造はほぼ同じで、基本的な使い勝手はQrio Lockと同じですね。機能面では大差ない上に、安価かつ拡張性が高いのがGIMDOWスマートロックのメリットでしょう。
値段はQrio Lockが単品で2万円弱で、テンキーパッドやハブ、リモコンキーを揃えると5万円オーバーは高すぎ。電池も高価なCR123なのでランニングコストも高いかな。Qrio Lockはオプションがリモコンキーぐらいしかなく、他のデバイスとの連携もできないのであまりメリット感じませんね。Qrio LockはCR123電池を2本使うことで、バッテリー切れになっても予備バッテリーに切り替わり電池切れになりにくいなど国産ならではの安心感はありますね。
※追記 Qurio Lockですが、2023年10月31日でサービスが終了し、それに伴い「Qrio Smart Lock(Q-SL1)」は使えなくなるそうです(INTERNET Watch記事リンク)。これは酷い。終売から5年経っているとはいえ住宅設備ですよ。こんなメーカーの商品は買わないほうがいいです。
次いで、Switch Botスマートロックは単体で約9千円(※23年2月から1.2万円に値上げ)。指紋認証付きのテンキーパッドセットで1.4万円。ハブが4千円。ただし、リモコンキーのオプションは用意されていないようです。
SwitchBotは使ったことないので操作性等は不明ですが、ハブ連携することでカメラや電源、照明など他のSwitch Botデバイスと連携できます。ただし、連携はSwitchBotデバイスのみなので、Tuyaデバイスほど種類・拡張性はないです。
GIMDOWスマートロックは本体価格が7,480円で、キーパッドとゲートウェイのセットが1.3万円と他の2製品と比べるとお安いのがメリットですね。ただし、スマートキーは今のところAmazonでは販売なし。GIMDOWの良い点は、Tuya規格に対応しているので多種多様なデバイスと連携できるとこですね。今のところオプション類は日本国内であまり販売されていないのが難点かな。そのほか、マイナス点としては、アプリが英語で日本語表記に対応していないとか。
【総合評価☆☆☆☆☆】
ということで、GIMDOWスマートロックの総合評価は文句なしの星5つ。手頃な価格の上にTuyaデバイスと連携できるのはうれしいです。スマートロック購入を考えているなら、お値段的にもGIMDOWかSwitch Botの二択になるでしょう。Qrio Lockはオプションも含めて値段高い上に他の機器との連携ができないのであまりメリットを感じません。すでにSwitch Botを使っているとか指紋認証が欲しいならSwitch Botスマートロックでもよいかもといった感じです。
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