DOOGEEより1080P高解像サーマルセンサーを搭載した新型スマホがリリースされました。その名もDOOGEE V20 Proです。販売価格はAliexpressのプレミアセールで約5.3万円です。それでは詳しく見ていきましょう。
【商品概要】
Aliexpressで6月中旬から発売開始されたDOOGEE V20 ProはDOOGEEのフラッグシップモデルスマホです。64MP画素メインカメラをはじめ、サーマルカメラなどを搭載します。SoCはMedia Tek Demensity 700で、RAM 12GB(+拡張8GB)、ストレージ256GB(UFS 2.2)など。ディスプレイは6.43インチAMOLEDパネル、OSはAndroid 12となっています。タフネススマホのため重量は296グラムでタフネススマホとしては軽量な部類にはいります。
LTEは5G&4Gに対応。対応バンドは、5Gがn1,3,5,7,8,20,28,38,40,41,77,78,79で、4GがBand 1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,18,19,20,25,26,28A,28B,34,38,39,40,41,66となっています。5Gはn77,79に対応しているので日本のキャリアでも問題なく使えます(ミリ波には非対応)。4G LTEでも、ソフトバンク(Band 8)はもちろん、中華スマホでは珍しくドコモ(Band 19)、au(Band 18,26)のプラチナバンドにも対応しています。
防水規格等はIP68、IP69K、MIL-STD-810Hをクリア、最深1.5mの水中でも30分使用可能ということです。バッテリーは、6000mAhで、33W高速充電に対応します。
【カメラ性能】
メインカメラのセンサーは、SAMSUNGのISOCELL GW3です。ミドルレンジ向けの1/1.97インチ64MPセンサー(6400万画素、9,280×6,944ピクセル)で、4 in 1ピクセルビニングで、通常撮影時は4つの画素を1つにまとめることで1600万画素での撮影となります。これにより受光面積が確保でき、暗所にも強いのが特徴です。タフネススマホ(Rugged Phone)のメインカメラとしてはハイクラスの性能になっています。
そのほか、24MPナイトビジョン(ナイトショット)赤外線カメラと、8MP超広角カメラとを搭載。フロントカメラ(インカメラ)は同じくSAMSUNGの16MPセンサーを使っています。
【サーマルカメラ】
サーマルカメラは、InfiRay製の1440 x 1080高解像センサーを搭載し、最長1000m先の物体を-15〜150℃の温度範囲感知できる優れものです。ちなみに、以前紹介したIIIF150 Raptor搭載のサーマルセンサーは256 x 192(500m)でしたので、V20 Proのサーマルはワンランク上のものです。
USB Cポート外付けのサーマルカメラが3万円以上するので、スマートフォンに搭載されているのはお得感がありますね。サーマルカメラ目当てにこのスマホを買っても良いかと。
【他社製品と比較】
ほぼ同時期にOUKITELのサブブランドIIIF150からもサーマルカメラ搭載スマホRaptorが発売されているので比較してみましょう。価格はDOOGEE V20 Proが1万円ほど高いです。スペック的にはV20 ProのほうがSoC(Dimensity 800)、サーマルカメラ(1080P、1000m)、重量(296g)、ディスプレイ(AMOLED、700nit)などの面でリードしています。Raptorはナメインカメラ(108MP)、ナイトビジョンカメラ(64MP)などで優位です。高性能なサーマルカメラや携帯性を求めるならV20 Pro、ナイトビジョンカメラも含めた総合力ならRaptorですかね。
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