フケとの闘い
私の症状はこんな感じ。はじまったのは10代から。中学生のときにはすでに症状が出てました。主な症状は、大量のフケが出る。頭を掻くと大きなフケがポロポロ落ちる。床一面フケだらけになります。日常生活でもフケがパラパラ落ちて、服の肩口が白くなり不潔感満載でした。
不潔な生活を送っているわけではありません。こまめにシャンプーしても、風呂からあがるとすぐに頭がかゆくなります。で、掻くとフケが出る。さっきシャンプーしたばかりなんですけど、なんでこんなにフケが出るのか。
季節性なのか、症状が酷い時期と落ち着く時期があります。感覚としては、冬場空気が乾燥した時期が特に酷い。やはり乾燥が原因じゃね?ということで保湿を心がける。風呂上りにもドライヤーを使わず、頭を濡らしておく。各種シャンプー、保湿オイルなどなど対策してみるも症状はまったく改善しないのでした。
脂性フケのイメージとしてはこんな感じ
乾性フケと脂性フケ
そもそもフケって何なんだ。いろいろ調べてみたところ、「フケ」とひとくくりにされていますが、大きくわけて2種類あることが判明します。ひとつは乾性フケで、想像しているとおりのもの。空気の乾燥やアトピーが原因で起こる。細かなフケができるのが特徴です。
そして、もうひとつ。脂性フケと呼ばれるもの。このフケは皮膚が剥がれたような塊のフケがでるのが特徴。頭皮を掻いたときにペロッっとめくれるやつです。姿形はコーンフレークみたいな感じ。男子でフケで悩んでいる人のほとんどがこのタイプなのです。
脂漏性皮膚炎の原因
脂性フケですが、正式名称は「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」といいます。原因は、頭皮に大量の真菌(カビ)が発生すること。この真菌によって頭皮が剥がれ、フケになるのです。わかりやすく言えば、頭皮の水虫です。水虫になると足の指の間の皮がめくれますが、仕組みとしてはこれと同じです。
では、なぜ真菌が頭皮に大量発生するのか。このあたりは、梅雨の時期にカビが繁殖する状況を想像してもらえばわかりやすいです。要は、湿気+栄養が真菌の発生を助長するのです。水虫の場合は、風呂上りに指の間を濡れたままにして放置することで水虫菌が繁殖しやすくなりますね。脂漏性皮膚炎も同じで、頭皮が濡れたままの状態で放置しておくと真菌が繁殖するのです。
そして、真菌のエサになるのが頭皮の脂分です。脂っこい食生活を送っている人が脂漏性皮膚炎になりやすいのは、真菌のエサになる皮脂を大量に供給してくれるからなのです。冬場に症状が悪化していたのも、乾燥が原因ではなく、頭皮が唯一、真菌が繁殖しやすい環境だったからなんです。
脂漏性皮膚炎の予防法
もうおわかりですね。フケ防止の乾燥対策に良かれと思ってやってた保湿やオイルはすべて間違い。せっせと真菌繁殖のお手伝いをしていたのです。。。
では、脂性フケを防ぐにはどうすればいいのでしょうか。答えは簡単。水虫やカビ対策と同じです。
(1)風呂あがりに頭皮をしっかり乾かす
風呂あがりにはドライヤーで頭皮をしっかり乾かします。湿気は大敵です。まずはここから。髪を乾かすのではなく頭皮をしっかり乾かします。頭皮の汗もよくない症状の軽い人はこれだけでだいぶマシになるはずです。
(2)食生活の改善
脂分の多い食事を控えるなど頭皮が脂っこくならないようにすることが大切。こまめにシャンプーして清潔な頭皮を保つよう心がけることも大事です。
(3)皮膚科の受診
上記で改善しないようなら皮膚科の受診をオススメします。頭に繁殖した真菌を殺す薬を処方してくれます。水虫の薬みたいなもんですね。ただし、いくら薬を使ったところで、頭皮環境が改善されなければ再発→治療の繰り返しになりますのでご注意を。
コラージュフルフルの効果
前置きがかなり長くなりましたが、ようやくコラージュフルフルの話。このシャンプーには、フケの原因である真菌が増殖するのを防ぐ作用のある成分が入っています。ゆえに薬用(医薬部外品)。症状によって合う合わないはあると思いますが、効果があれば使ったその日からフケやかゆみが収まり、実感できます。
10代からいろいろとフケ用シャンプーを試してきましたが、効果を実感できたのはこいつだけです。ただし、1本3,000円程度とお値段そこそこします。おためし用もあるのでまずはそれで効果があるかを確認してから買うことをオススメします。
わたしの場合、症状がひどくない時期は週1程度で、そのほかの日は普通のシャンプーを使ってます。薬なんであまり頻繁に使用しないほうがいいかもなという考えもあります。耐性菌とか出たら怖いですしね。
総合評価(☆☆☆☆☆)
文句なしの星5つ。フケで悩んでいる方は一度試してみてください。それほど良い商品です。
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