テレコン+外部赤外線ライトでどこまで撮れる?超遠距離暗視撮影のテストです。SONYハンディカムFDR-AX55にオリンパスの1.7倍テレコンTCON-17を装着。さらに高輝度VCSELタイプのIRトーチ外部ライトを装着して、神戸メリケンパークで遠距離暗視撮影機能を検証してみました。
35㎜換算800㎜相当20倍ズームのハンディカムに1.7倍テレコンを装着、1,360㎜相当の光学ズームで200m以上の超遠距離望遠撮影の画質を検証します。動画後半では、高輝度タイプの最新赤外線ライトVCSEL IRトーチを装着しての超遠距離赤外線ナイトショットをテストしてみます。
真っ暗闇の公園で、実際の撮影シーンを想定してのテスト撮影にもチャレンジしてみます。ハンディカムのナイトショットにテレコンと赤外線ライトを装着することでどのような映像が撮れるのか。最後までお楽しみください。
【今回使用した機材(Amazonリンク)】
オリンパス 1.7倍テレコンバージョンレンズ TCON-17X(※中古)
Panasonic 1.7倍テレコンバージョンレンズ DMW-LT55(※中古)
VCSEL高輝度赤外線トーチ Alonefire TK504(IR850 / IR940)
【テレコン比較】
まずはテレコンの画像を比較してみましょう。メリケンパークから国道二号線看板までの距離は350mです。
SONYハンディカム FDR-AX55で撮影したテレ端(35mm換算800mm相当)の動画から抜き出したものです。①テレコンなしです。
②Olympus TCON-17(1.7倍)です。
③SONY VCL-DEH17V(1.7倍)です。オークションで2000-3000円と安価に入手できます。ただ、古いレンズのためかTCON-17と比べるとかなり画質が劣ります。これならデジタルズームのほうがマシかな。
もうワンパターン。海を挟んで対岸にある商業施設アトアの屋上にカメラを向けてみました。直線距離で315mです。
やはりVCL-DEH17Vの画質はイマイチですね。全体的にぼやっとしています。
素人目でもわかるほどTCON-17の画質はかなり良いです。ハンディカムにテレコン付けるならTCON-17がオススメです。なお、TCON-17(TCON-17X)は販売終了品ですが、Amazonで中古商品が入手できるようです。代替品として性能的には同じ(OEMモデル?)のPanasonic DMW-LT55もあるようです。
【超遠距離暗視撮影】
ということで、TCON-17を使ってテスト撮影を続けます。対岸からメリケンパークを撮影してみましょう。距離は250m程度です。
ます
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ます
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日も暮れたのでここからは超望遠暗視撮影を試してみます。
ノーマルモードで望遠端までズームするとこんな感じです。街灯やイルミネーションである程度明るいですが、暗い場所はほとんど写りません。
ナイトショットモードに切り替えます。銅像の前のベンチに人がいるのが見えてきました。
赤外線光を当てることで、暗い部分も判別できるようになりました。小さなライトですが、250mの距離でも赤外線光が届いているのがわかります。
もう少し距離を離してみましょう。公園の南側にあるホテルにカメラを向けてみます。
客室までは400mです。かなり離れていますが赤外線は届くでしょうか。
ノーマルモードです。客室内は照明で明るく写っています。
ナイトショットに切り替えるとこんな感じ。客室内は露出オーバーですが、ベランダのあたりは見えるようになりました。
赤外線を照射します。それなりに光量は落ちているので大きな効果は得られませんが、この距離でも届いているのがわかります。
日にちを変えて大阪・梅田で撮影したものです。うめきた広場からスカイビル横のホテルにカメラを向けてみました。
直線距離で330mです。
赤外線LEDオフだとこんな感じですが。
赤外線LEDをオンにすると室内の様子がわかります。300m程度の距離であればハンディカムの撮影に必要な程度の赤外線が届くようです。
【東遊園地】
もう少し赤外線ライトの性能を見るため、場所を移動してみました。
東遊園地南のこどもの本の森神戸前の広場です。街灯がほとんどないので真っ暗です。
暗がりにちょうど人影が見えたのでカメラを向けます。赤外線ライトがあたっている箇所が明るく映っています。
ズームするとこんな感じ。VCSELライトなら80mくらいの距離はかなり明るく照らすことができます。
こちらはうめきた公園です。歩道橋の上からベンチのカップルにカメラを向けてみました。距離は100mです。
ノーマルモードだとこんな感じです。街灯があるのでなんとか人影は見えます。
赤外線LEDライトを照射します。100mの距離ならかなり明るく写ります。
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