今回購入したのは、Amazonで評判の良さそうなVOXというメーカーのイヤホン付きHMD、VOX BE 3DVRです。3,500円なんで、まあ安いかな。
【スペック】
細かな仕様は商品ページで確認いただくとして、気になるところを何点か。対応スマホは4~6.2インチで、16.5 x 8.3cmまでのサイズが装着できます。最大の特徴はイヤホン付きなとこ。従来品だとイヤホン別売りでしたが、こちらはイヤホンというかヘッドホンがついています。
あと、視度調整については、近視度数-8.0、遠視度数+4.0まで対応しているので、近眼、老眼でもオッケー。
【VRヘッドセットとは】
勢いで買ってみたものの、VRヘッドセットが何なのかよく理解できていなかったので、自分なりのまとめ。
まずは、360°カメラとセットのVRという装置。今はやりのプレステVRなんかがこれ。全周に画像が配置されていて、スマホのセンサーと連動して画像が表示される。海に潜ってサメに襲われたり、お化け屋敷に入ったりというやつ。
ゾウの群れが迫ってくる3D VRムービー
これについては、もともとのアプリがフルHD用に作成されているのか、高精細な液晶でみてもさして違いはない。実際、幾つかのアプリやムービーを試してみたが、ドットが目立ってイマイチな感じではあるのです。
例えば、8Kの高精細カメラで全周撮影していたとしても、視野の前半分が4Kで、実際の視界に入る部分はそのうちの数十%ですから、さらに解像度が低下します。ので、画質は粗いと。まあ、当たり前といえば当たり前か。仮に32Kとかのカメラがあったとしても、そのムービーの再生にスマホの能力が追いつかないわな。任天堂のバーチャル3Dから随分と進化はしたが、まだ途上といった感じなわけです。
もう一つは、3D視聴用途としてのVRヘッドセット利用。ちょい前に流行った3Dテレビ的な使い方になります。3Dテレビの場合は、4Kテレビの画面に表示された画像を、電子シャッターで左右に振り分けて表示していましたが、スマホVRの場合、右眼用と左眼用の画像が2つスマホの画面上に並んで配置され、立体的に表示されます。ステレオカメラと同じ原理。これについては、スマホの液晶が高解像なほうが画像はきれいに表示されるわけです。
サイドバイサイドの3Dムービー
解像度は、プレステVRがヨコ方向で片眼1080pですが、Moto Zの場合2560pの半分なんで1280pとさらに高画質になります。ちなみに普通のフルHD液晶は1920pの半分なんで960pです。
ついでに、単純にスマホの画像を目の前に表示するだけのヘッドセットというパターンもありますが、これについては対応機器とか特にないようなのでスルー。
【MOTO Zに装着】
前置きが長くなりましたが、さっそくMoto Zに装着してみましょう。取り付けは簡単。前のカバーをパカっと外してMoto Zを差し込むだけ。で、イヤホンジャックを差し込めば完了なのですが。。。
VRゴーグルにMoto Zを装着
っと、そういえばMoto Zにはイヤホン端子がなかった。。。別途、USBタイプCを音声ケーブルに変換するアダプターが必要でした。アダプターを収納するだけのスペースはあるのでUSB Cタイプでも問題なく装着できます。
頭に装着したら、前と横のダイヤルで視度を調整するだけ。視力0.1で老眼の私でも問題なく設定できたのでほとんどの人は問題ないと思います。
【使用感は】
いくつかアプリを試してみましたが、いい感じですね。ローラーコースターやホラー系の3D VR系ゲームも問題なく遊べます。コースター系は画面酔いが激しく、気持ち悪くなりましたが。。。
難点をあげれば、ヘッドセットの重量がちょい重いか。前側に重心がかかるので疲れる感じです。後ろにウエイトがついてバランスが取れればマシになるのかも。長時間装着するのは疲れます。
オススメアプリはgoogleカードボードです。これ入れとけば、スマホ内の画像や動画がゴーグル付けた状態で見れるようになります。ストリートビューも楽しいですね。
最近では、YouTubeの動画もVRに対応しているものが出てきていて、対応動画はVRマークをクリックすると2分割の画面になって動画が再生されます。
いろいろ見た中ではこれが一番VRを実感できる
上の動画は、VR 3Dの上野VRデート編なるムービーです。パイロット版のショートムービーですが、いろいろ見た中では一番VRのおもしろさを実感できる動画でした。おすすめ。
トラックボールのついたBTキーボードが便利
なお、ゴーグル装着時はスマホの操作ができないので、別途Bluetooth対応のキーボードなりリモコンがあるとゴーグル装着したまま操作できて便利です。
0 件のコメント:
コメントを投稿