【レビュー】5K録画対応暗視スコープNV016を買ってみた

ここのところの円安で購買意欲が衰えていますが、Aliexpressの夏セールで安価な赤外線ナイトビジョン機能搭載の望遠暗視スコープNV016を見つけたのでポチってみました。双眼鏡スタイルの望遠暗視スコープで、フルカラー暗視撮影とモノクロナイトビジョン撮影に対応、最大5K動画と52MP静止画を撮影できるなかなかのスペックです。YouTubeでのレビューがあまり無いようなので、性能など詳しくレビューしていきます。当チャンネルではおなじみのナイトビジョン撮影機能を使っての赤外線透け透け撮影にもチャレンジしてみたので最後までご視聴ください。

望遠暗視スコープNV016

望遠暗視スコープNV016

商品概要

商品はAliexpressで見つけたNV016という型番のナイトビジョンスコープです。双眼鏡スタイルの望遠暗視スコープで、カメラレンズと赤外線投光器を備えています。ナイトビジョン撮影に対応しているのが特長で、35mm換算250mm相当の光学望遠レンズで最大300m先の物体を撮影できます。

価格は通常9,390円のものが、サマーセールで8,271円に値下げされており、さらに各種クーポン利用で6,626円で購入できました。商品は6月24日に注文、翌25日に出荷され、7月1日に到着しました。

ちなみに、日本のAmazonでも同じ商品の取り扱いがあるようで、1.5万円前後で入手できます。興味のある人はどうぞ。

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商品詳細

商品は双眼鏡タイプの暗視スコープですが、撮影に使うカメラは単眼で、向かって右側に配置されています。レンズは単焦点で、画角が10°ということで35mm換算で250mm程度。市販のビデオカメラでいうところの10倍ぐらいのズーム倍率です。フォーカスはマニュアルで、レンズのF値は1.0と明るいですね。

さらに、10倍までのデジタルズーム機能を搭載しているので、画質は劣化しますが最大で2500mm相当まで拡大して撮影できます。

カメラレンズの隣には、8W 850nmタイプの7段階可変式赤外線LEDライトが搭載されており、最長300-500mの範囲にナイトビジョン撮影用の赤外線を照射できます。

モニターは横長の4インチ(480x854)IPS型TFT液晶です。5段階で輝度調整できます。

搭載しているカメラセンサーは不明ですが、ドラレコやアクションカメラ用に流通しているSONY製センサーと思われます。5200万画素ということで、1/1.7インチセンサーのSONY STARVIS 2 IMX678ですかね。

撮影は最大で、静止画5200万画素、動画5K 20fpsに対応します。カラーとナイトビジョンで切替可能です。夜間撮影については、低照度カラー撮影と赤外線撮影に対応します。

そのほか、バッテリー容量は3,000mAhです。充電はUSB Type Cポートからで、外部バッテリーも使えます。記録はMicro SD(TF)カードで、WiFiリモート撮影にも対応します。本体サイズは20×15×7cmです。

開封してみた

それでは届いた商品を詳しく見ていきましょう。

同梱品は布製のケース、Type Cケーブル、ストラップ、カードリーダーなど。説明書は英語と中国語です。

本体はプラスチック製で、質感はチープです。一般的な双眼鏡のような重厚感はありません。

500mlペットボトル2本ぶんぐらいのサイズ感です。

重量は492グラム。ゴツい見た目の割に中身スカスカで軽いです。

向かって右側がカメラレンズ、左側が赤外線LEDライトです。中央上にマイクホールが、下部にターゲットポインターと呼ばれる赤色レーザー光の照射口があります。

カメラレンズです。手動絞りでレンズ筒を回すとピント調整できます。フィルターネジはなし。

記録はマイクロSDカード(TFカード)で512GBまで対応します。充電&データ転送用のUSB Cポートがあります。パソコンに繋げると外部ストレージとして利用できるほか、USBカメラとして認識させることも可能です。Type Cポート左の穴は充電のインジケーター、中央にあるのはリセットホールです。

本体上部には操作ボタンが6個配置されています。

底面には三脚用のネジ穴(1/4")と電池のフタが左右に配置されています。

単三×2個のケースですが、1500mAhのリチウム電池が2個収納されています。

予備のバッテリーもAliexpressで簡単に手に入りそうです。2個で675円でした。

ディスプレイは4インチ(480x854)のIPSパネルです。そこそこ大きくて、パッと見た感じでは画質も悪くないです。

操作方法

操作方法を簡単に説明しておきます。POWERボタンを7-8秒長押しで電源オンです。MODEボタンで動画と写真の切り替えができます。SHOTで撮影です。

IRプラスを押すと赤外線ライトがオンになり、ナイトビジョンモードに切り替わります。赤外線ライトの強さはIRプラスIRマイナスで7段階に変更できます。0でカラーモードにもどります。

IRプラス・IRマイナスボタンの長押しでデジタルズームイン・アウトを操作できます。そのほか、POWERボタン単推しでターゲットポインターの赤色レーザーをオン・オフできます。

各種設定は、MENUキーから変更できます。操作は上下キーで、SHOTキーが決定、MENUキーが戻るです。初期設定では英語表記ですが、日本語も選択できます。詳しい設定についてはブログにマニュアルの画像を載せておくので、そちらで確認ください。






WiFi接続

この暗視スコープは、スマホにRoadcamというアプリをインストールすることでWiFiに接続して遠隔でカメラ画像をライブ表示することができます。

WiFi機能をオンにして、アクセスポイントに接続することで遠隔視聴機能が使えます。アプリ自体はドライブレコーダー用のもので、録画開始・停止の操作はできますが、デジタルズームや設定変更などには対応しません。遠隔でカメラ画像を見たり、ピント合わせに使えて便利です。

日中撮影

それでは実際に撮影してみます。撮影場所は岡山城です。スマホカメラの2倍ズーム(50mm相当)で撮るとこんな感じです。

まずは写真撮影から。カメラの光学レンズは単焦点で、画角(FOV)が10度ということで、35mm換算で250mm相当の画角が得られます。

静止画は最大5200万画素(9600×5400)の画像を撮影できます。連写機能をオンにすると連続して3枚の写真を撮影できます。

液晶を覗くとこんな感じです。何パターンか撮影してみましたが、全体的に操作性がイマイチですね。

特に気になるのが、ボタンの配置です。シャッターボタンが左側にあるので、左手でピント調整しながらシャッター押すという作業が困難です。右側にあればピント操作しながらシャッター押せてよかったかな。

デジタル5倍ズームです。画質は想像していたより良好です。ノイズはそれなりに目立ちますが、センサーの解像度が高いので5倍あたりまでなら許容範囲かな。

最大10倍のデジタルズームを利用すると2500mm相当のズーム撮影ができます。さすがに10倍だとノイズが目立ちますが、想像していたよりはきれいですね。デジタルズームしても生成される画像は5200万画素です。

倍率は0.1倍単位で変更できますが、短押しするとナイトビジョンモードに切り替わるので微調整が難しいですね。オマケに反応がもっさりなので10倍まで上げるのに時間がかかります。1倍単位でズームできればよかったのに。

手ぶれ補正は効かないので、遠くの被写体を撮るなら三脚は必須です。ただ、三脚用のネジ穴が本体前端にあるので、そのまま雲台に取り付けるとシャッターボタン押すときに本体が揺れます。長めのプレートを取り付けて、シャッターボタンの下あたりに雲台を設置するのがよさそうです。

撮影はオートのため、明暗差のある場所では露出を合わせにくいです。いちおう露出補正はできますがプラス・マイナス2EVの範囲なので、環境によっては白飛びや黒つぶれが防げないです。

液晶モニターは大きくて見やすいです。日中でも問題なく視認できます。ただ、高精細というわけではないので、ピントの微調整は厳しいかな。全体的な印象として、操作性と反応が悪いので写真撮影用途には微妙ですね。

動画撮影

続いてムービー撮影です。動画は最大5Kですが、フレームレートは20fpsに制限されます。4K、フルHDは30fpsで撮影可能です。

今どきのスマホと比べるとAI補正のような機能は無いので、ややのっぺりとした画質です。レンズの性能も高くはないので、5Kや4Kで撮影してもそんなに画質の向上は実感できないです。フルHDでも十分かなといった印象です。

ナイトビジョンをオンにすると日中でも赤外線撮影ができます。赤外線撮影は白黒モードとカラーモードが選択できます。別途IRフィルターを装着すれば赤外線透け透け撮影も楽しめそうですね。

スマホで遠隔操作すると、このような画面が表示されます。録画のみ操作可能です。


ざっくり触ってみた感想としては、静止画、動画ともわざわざこれで撮ろうかなとは思わないかな。高倍率で撮影できるのは良いですが、いかんせん操作性が悪いです。スマホカメラと比べると画質もイマイチです。

夜間撮影

夜間撮影も試してみました。高感度センサーを生かしたフルカラーモードと、赤外線LEDを照射してのナイトビジョン撮影モードが利用できます。ということで、夜に改めて撮影してみました。旭川の河原で撮影です。この日は曇り空で月も隠れていたので、街灯の明かりがポツポツある程度。時刻は午後8時で、スマホカメラだとそれなりに明るく見えますが、肉眼では河原はほぼ真っ暗です。


NV016のフルカラーモードは、SONY製センサーの効果で夜間でも昼間のようにカラーで撮影できます。画質がやや粗くなるとはいえ、こんな暗闇でもカラー撮影できるのは驚きですね。

ナイトビジョン(赤外線撮影)モードでは、モノクロ画像になりますが赤外線補助光があるため、フルカラーモードと比べるとノイズの少ないきれいな画質です。

搭載の8W赤外線LEDはかなり強力で、100m離れた対岸の建物でも余裕で光が届きます。撮影した時は気づきませんでしたが、ボート小屋に止まっていた青鷺が写っています。

デジタルズームもきれいに拡大されます。昼間は10倍ではノイズが目立ちましたが、夜間だとそれほど気になりません。100mほど離れたところで夜釣りをしている人がいましたがしっかり写っています。

もう一つ。駐車場に止まっている車も撮影してみました。スマホカメラで撮影するとこのように真っ暗ですが。

NV016のフルカラーモードで撮影すると、車内の様子がはっきりわかるほどきれいに映っています。

夜間撮影は昼間ほど映像の粗が目立ちにくい上に、搭載する赤外線LEDが強力なので、なかなか使えそうです。

総合評価☆☆☆☆☆

ということでまとめです。NV016をざっくり触ってみての評価です。

マイナスポイントから挙げていくと、本体サイズがやや大きいかな。もう少しコンパクトにできると悪目立ちしなくて使い勝手がよくなるのですが。電池ケースとか見ると筐体を使いまわしているぽいので、半分ぐらいのサイズになりそうではあります。

また、光軸が微妙にズレていて、ズーム撮影時にピントリングを回すと画面がズレるような症状が出ているのも気になります。そのほか、WiFi接続しているとデジタルズームに切り替わらずナイトビジョンがオンになるとか。操作性の悪さも含めて、全体的に作りが雑な感じは否めません。

要望としては、単焦点で広角での撮影ができないので、光学ズームが可変式だと使い勝手がよいかな。光学手ぶ式れ補正が付けば言うことなしですが、せめて電子式手ブレ補正があればなあです。

いろいろと不満点はありますが、1万円未満のお値段でこの性能ならコスパはかなり良いと思います。マニュアルフォーカスなので、動いている被写体を撮影するには難ありですが、強力な赤外線LEDと組み合わせた暗視カメラとしての性能は高く、夜間に定点撮影するような用途であればかなり役に立つと思います。ということで、総合評価は満足の星5つです。

今回は素のままでの撮影でしたが、次回動画では、IRフィルターを装着しての赤外線透け透け撮影や、2倍テレコンを装着した超望遠撮影にもチャレンジしてみます。動画アップ時に通知がいくのでチャンネル登録いただけるとうれしいです。

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