【レビューの王子さま】You Tube登録者2000人でどんだけ儲かる?(収益化から半年報告)

6月末からレビューの王子さま ブログ記事の動画化をスタートしました。約半年経過した12月27日に無事、チャンネル登録者数2,000人に到達しました。視聴いただいたみなさま、ありがとうございます。ということで、今回は、動画配信開始6ヶ月目の成績をまとめてみました。1再生あたりの単価についても、このチャンネルでの実例を元に詳しく解説していきます。You Tube収益化を目指している人の参考になればうれしいです。

広告収益

はじめに、You Tubeの広告収益について、直近半年のコストコ岡山動画を例に少し詳しく説明していきます。1再生あたりどれぐらいの広告収入が入ってくるのかを具体的に見ていきましょう。

You Tubeスタジオのアナリティクスで、各動画の収益タブをクリックすると、1再生あたり、どれだけの収益が入ってくるかが表示されます。コストコ岡山動画の場合は、写真のとおり視聴回数1000回あたり700円台後半の支払いを受けています。1再生約0.8円です。なお、You Tube規約の関係で、推定収益は公表できないルールになっているので、金額はおおよそのものです。

この1再生あたりの単価については、平均が0.4円から0.6円と言われているので、コストコ岡山動画は平均よりは少し上回っていますね。

注意点として、ここで表示されるインプレッション単価はあくまで、広告主がYou TubeGoogle)に支払う広告料です。この額をYou Tubeと動画作成主(レビューの王子さま)で折半するので、表示される金額の50%が実際に受け取れる額です。ということで、コストコ岡山動画の場合は、1再生あたりの収益はおよそ0.4円になります(あくまで推定額です)。

再生単価

もう少し詳しく説明していきます。1再生あたりの広告単価は、①広告料と②広告数に左右されます。

①広告料は、企業などスポンサーが支払う広告1本の値段です。You Tubeで管理している年齢や性別、地域など視聴層によって広告料が上下するので、高い広告と安い広告があります。

一般的には、視聴年齢層が高いほうが広告単価も上昇する傾向にあります。当チャンネルの視聴年齢層は、45歳以上で9割を占めるので、広告単価が平均よりも高くなっているのかもしれませんね。

8インチタブレットのレビューなど、ガジェット系動画も広告単価が高く、1再生1円を超えるものもあります。広告単価は季節によっても変動します。企業の広告出稿数が多い時期は単価が高くなるようです。

②広告数は、動画再生中に流れる広告の本数です。レビューの王子さまの動画は大半が8分を超えます。8分を越える動画は、ミッドロール広告ポストロール広告と呼ばれる動画再生の途中や最後に再生される広告が入るので、動画1本あたりの広告数が多くなります。ミッドロール広告が入れば、動画の冒頭+中盤で計2本のCMが流れるので、そのぶん広告料が増えます。

ミッドロール広告の入るコストコ岡山動画の収益は0.4円でしたが、ミッドロール広告が入らない動画ではどうなるのでしょうか。再生時間4分台の動画についても調べてみました。

こちらは1再生あたりの収益が0.2円でした。手元に入ってくるのは0.1円です。再生前に表示される1本分の広告料しか入らないので、8分以上の動画と比べると収入は低くなります。

損益分岐点は

このような形で入ってくる収入ですが、6ヶ月間におけるレビューの王子さまの広告収入を純粋な再生回数で割った金額は1再生あたり、およそ0.25円でした。再生されても広告の付かない動画もあるので、平均するとこのような数字になります。

損益分岐点についても見ておきましょう。動画作成に費やす経費や時間などを逆算すると、1本あたり最低でも5000円の収益は欲しいなというのが正直なところです。となると、0.25円という広告単価から逆算すると、2万再生が必要になってきます。レビューの王子さまが過去半年で投稿した約50本の動画で2万再生を超えるのは、わずか6本です。動画制作に要した人件費を考えるとほぼ赤字ですね。

You Tubeで食べていくことを考えたときに、経費等も含めて月25万円が必要と仮定すると、ミッドロール広告の入る動画なら100万再生が、入らない動画なら250万再生が目安になります。

ちなみに、You Tube動画のうち、1000再生を超えるものは全体の10%、10万再生を超えるものは1%、100万再生にいたっては僅か0.1%です。YouTubeだけで生活していくのは、なかなかハードルが高いですね。

ネタギレ

直近3ヶ月の状況も報告しておきましょう。チャンネル登録者数2000人までの道のりです。当初は、ブログ記事のストックを動画化することでコンスタントに投稿を続けていましたが、3ヶ月を過ぎたあたりで、ついに記事のストックが無くなりました…。俗に言うネタギレです。10月3日の投稿を最後に、投稿がほぼ止まりました。

動画更新が滞ると、それに合わせて視聴数も激減していきます。稼ぎ頭だった岡山ネタも、時間の経過とともに視聴数が減少していき、ピーク時1日あたり5000人を超えていた総視聴数は1000人を割り込む事態に陥ります。ピンチです。

【収益激減】

アクセスが減れば、動画投稿の意欲も削がれます。アナリティクスの数字も見なくなり、負の連鎖に陥ります。

初月の9月(10月末振込)には3万円を超えていた収益も10月、11月は1万円台に落ち込みます。更新をサボった影響は大きいですね。

投稿再開

ということで、少し気合を入れ直して、11月末から投稿を再開です。SVBONYのCマウントカメラSC001の購入をきっかけに、赤外線写真ネタをいくつか投稿してみました。

サブ機として使っているIIIF150 Raptorにも赤外線撮影機能があるので、赤外線写真に焦点を絞った動画をいくつかアップです。

これが正解でした。アップした動画のうち1本がバズります。36日で10万再生を獲得です。

コンスタントにYou Tubeのおすすめ動画に表示されるようで、長期的に再生数を稼げるコンテンツになりそうです。こういう動画が1本あると精神的に落ち着きますね。

ファジアーノ新スタジアム動画など、投稿している動画のほとんどは、初動で大きく伸びても、その後再生回数は収束して、1日30回程度に下がっていきます。コンスタントに伸びる動画を作るのはなかなか難しいですね。

平均視聴時間

これを機に、課題もいくつか見つかりました。アップロードしている動画は、平均視聴時間が低いようです。特に、はじめの1分間で3分の2の視聴者が離脱しています。1分を超えればある程度維持できているので、導入部分の構成が悪いんですかね。なんとかせねば…。

1月2日に公開したコストコ動画の新バージョンでは、イントロダクションを短めに、イラストを入れて、変化を付けてみました。若干改善したようです。やはり導入部分のクオリティを上げていかないとダメですね。

まとめ

ということで、まとめです。収益については、ミッドロール広告の付く8分超え投稿なら1再生あたり2.5円、付かない8分未満なら0.1円が実測値です。数字は視聴者層や内容にも左右されますが、このあたりが目安となるのではないでしょうか。8分動画なら、100万再生で25万円程度の収入なので、1日あたり4万再生あればクリアできる計算です。仕事としてやっていくには、なかなかハードルが高いようです。

この3ヶ月の状況報告から、やはり、継続的に動画投稿を続けていくのはなかなかしんどいですね。ネタギレで一時期意欲を失いかけましたが、赤外線動画がバズったことでなんとかやる気を維持できました。

動画のアナリティクスを分析して、視聴維持率を上げていくためには、定期的に内容を見直していったほうがよいこともわかりました。レビューの王子さまは導入部の離脱率が高いことが課題のようです。アクセス数の多かった動画については、構成を作り直して置き換えたほうがよいかもしれませんね。このあたりがこれからの課題です。みなさんもおすすめのアイデアがありましたらコメントいただけるとうれしいです。


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