コストコ岡山は赤磐市に2026年オープン?

「コストコ岡山は赤磐市で決まり」

今、岡山では、こんな情報がまことしやかに流れています。噂が正しいなら、今年中にもコストコ岡山赤磐倉庫店が正式発表され、2025年度着工、2026年度オープンとなりますが、真偽はいかに。レビューの王子さまでは、コストコ岡山のウワサの真相を追いかけてみました。

コストコ進出のウワサ

コストコ岡山出店のウワサの発端は、岡山市の東隣に位置する赤磐市山陽IC最寄りに計画されている道の駅あかいわ(仮称)について、隣接する敷地に大型商業施設の進出が計画されているとの情報が公表されたことです。

これに合わせて、赤磐市長がかなり積極的にコストコ誘致に向けて動いているという話がでてきました。地元では、商業施設はコストコに決定したとの情報も流れているようで、すでに住民説明会も開催されているなど、かなり信憑性の高い話として情報が広まっています。

結論から先に書くと、現時点では商業施設がコストコか否かは明らかになっていませんが、赤磐市に大型商業施設が進出することは確実で、それがコストコの可能性はかなり高いようです。ウワサ通りなら、早ければ今年中にもコストコ赤磐市との間で立地協定が結ばれ、2025年度に建設工事がスタート、2026年度オープンが見込まれます。それでは詳しく見ていきましょう。

赤磐市

赤磐市は、岡山市の東隣に位置する人口4.3万人の小さな街です。平成の大合併で旧山陽町赤坂町熊山町吉井町の4町が合併して誕生しました。

市南部の東西を山陽自動車道が横断しており、市街地から5分程度の場所に山陽インターチェンジが位置します。鉄道駅はありませんが、自動車での交通の便は良い場所です。

複合商業施設整備

昨年、8月8日に発表された、国土交通省の道の駅に関するプレスリリースを見ると、非常に興味深い記述が見つかります。

隣接エリアにおけるホテルや商業施設(複合型)の開業などの民間投資に合わせて、道の駅整備に係る概略設計やPPP/PFI導入可能性検討等を行う」と記されています。商業施設の文字が気になりますね。

計画概要には用地も含めた具体的な内容が記載されています。詳しく見ていきましょう。

道の駅を核とした新たな賑わい・交流拠点の整備を進めているが、隣接するエリアにおいて民間投資の機運が先行して高まっており」とあります。民間投資が行われるので、それに合わせて道の駅を作りたいということです。

資料には、令和7年度(2025年)から民間事業者による商業施設(複合型)並びにホテルの整備が行われると記されています。これに合わせて、国の補助金で農産物直売所道の駅を整備する計画です。

場所は、山陽インターから西に車で5分ほどの県道27号線沿いの場所です。現在は広大な田んぼが広がります。ここに、コストコかどうかは不明ですが大型商業施設の整備を計画していることは確かです。すでに国の予算がついていることから、かなり具体的に進んでいる話です。

道の駅のイメージ図も赤磐市から公表されています。

昨年9月に基本計画を策定する業者(ランドブレイン)が決定され、今年3月末までに、施設の概略を定める基本設計が完了する予定です。2024年度からは具体的な施設の設計である実施設計に着手する見込みです。

建設予定地

赤磐市新拠点整備の計画地をグーグルマップでみるとこんな感じの場所です。道路を挟んで北半分が道の駅など公共施設用地で、南半分が民間開発予定地です。

道の駅と並行して開発が計画されている商業施設とホテル計画予定地の敷地面積は合わせて約10万平方メートルです。

商業施設の面積は約5.5万平方メートルです。これだけ大規模な土地に計画される商業施設となると、思い浮かぶのは、ショッピングモール、大型ホームセンターなどですかね、

ホテル整備

ホテルについてはインターチェンジ近くで、駅からは離れているという立地から、旅籠屋(はたごや)やAZホテルのようなロードサイド型の宿泊施設が想定されます。

赤磐市議会では「温浴施設を計画している」との答弁もありました。敷地面積の広さを考えると、総社市にあるサンロード吉備路や、ホテル併設型のスーパー銭湯のような施設も考えられますね。

道の駅といえば、積水ハウスが外資系ホテルのマリオットグループと共同で展開している「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」も浮かびます。岡山県では津山蒜山などに、ロードサイド型ホテルを展開しています。

コストコ出店の可能性

果たしてコストコを出店の可能性はどれぐらいあるのでしょうか。このあたりを詳しく見ていきましょう。新拠点の商業施設敷地面積5.5万平方メートルについて、出店の可能性が考えられる施設としては、①コストコ②ホームセンター③アウトレットモール④大型スーパーーなどをあげることができます。

アウトレットモールについては、すでに倉敷三井アウトレットパークがあることに加えて、正規店から一定の距離が離れていないと出店できないというルールがあるので、岡山市中心部から15km未満という立地の特性上難しいでしょう。

また、ラ・ムーハローズのような大型スーパーについては、マルナカなど既存店保護の立場から積極的に誘致はしない考えを赤磐市が表明しているのでこちらの可能性もかなり低いです。

ということで、消去法でコストコホームセンターが残ります。計画では、商業施設(複合型)と明記されているので、コストコホームセンターが共同で出店する可能性が高いと思います。

地元赤磐市では

コストコ出店に関する有力な情報として、次の衆院選に出馬予定の元赤磐市議が自身のYou Tube配信の中で、赤磐市コストコ誘致の動きがあることを明言している動画を見つけました。

さらに、地元経済誌の報道でも、昨年10月に「コストコ出店構想浮上」と見出しに掲げ、赤磐市長コストコ本社にトップセールスで訪れたことを報じています。コストコは有力な候補の1つであることは間違いないようです。

SNSでは、兵庫県たつの市のコストコ出店が白紙になったという情報もあり、岡山姫路間の出店は赤磐市に絞られたと見ることもできます。

ちなみに、コストコカインズと共同出店した栃木県壬生町の場合、カインズの敷地面積が2.5万平方メートルで、コストコの敷地面積が3.3万平方メートルです。足せば赤磐市の商業施設面積の5.5万平方メートルに近い数字になりますね。

カインズは南区のカバヤゴルフ場跡地に2023年に新店舗をオープンしましたが、それに続けての開業となるのでしょうか。

懸念材料

懸念材料としては、共産党系の議員がコストコ反対運動を繰り広げている点でしょうか。しかし、地元では雇用創出や税収増、桃やぶどうなど地域農産物への売上貢献などコストコ出店の恩恵に期待する声が大きいようです。反対はあくまで少数派で、この手の妨害運動はどこでも起きているので、それほど影響を与えることはないでしょう。

アクセス

アクセスについて見ていきましょう。計画地は山陽自動車道山陽ICが近く、国道2号線に繋がる平島方面からは県道37号線が、岡山市中心部からは県道27号線が、それぞれ片側2車線で通っているので条件は十分に満たしています。建設中の岡山美作道路もあるので、県北からのアクセスもよいです。

この手の大型商業施設出店で反対意見として挙がるのは「渋滞」です。現状、コストコが予定地にオープンすれば、特に新下市交差点のあたりは激しい渋滞が見込まれます。

これについては、山陽インターチェンジから高速道路沿いにバイパス道を整備することである程度緩和できるでしょう。

ただし、県道27号線については下市以北は片側一車線で慢性的に渋滞が発生している箇所なので、津山方面からのアクセスはかなりの渋滞が予想されます。下市地域の南北を結ぶバイパス整備は必要になるでしょう。ただ、渋滞についてはコストコ以外の商業施設でも発生するので、これを理由にコストコ出店に反対するなら、そもそも商業施設出店自体ができませんね。

正式発表はいつ?

それでは、正式発表はいつ頃になるでしょうか。2024年11月にオープン予定の福岡県コストコ小郡倉庫店では、2022年3月末に小郡市との立地協定が結ばれています。他の自治体でも概ね開業の2年前に立地協定を締結しているので、道の駅オープンに合わせた2026年度開業から逆算して、2024年度中の発表ではないでしょうか。

まとめ

ということで、まとめです。国土交通省赤磐市が公表している情報から、赤磐市の新拠点地域に大型商業施設ができることは確定しています。あとは、出店するのがコストコかそのほかかです。地元情報では、市長が誘致に動いていることは確実で、住民説明会など行われているとの情報もあるのでコストコ出店の可能性はかなり高いと思います。コストコ出店が実現するなら、早ければ今年中に赤磐市コストコとの間で立地協定が結ばれ、2年後の2026にオープンです。あくまで私の予想です。ご覧の皆さんも、耳よりな情報ありましたらコメント欄にお寄せください。レビューの王子さまでは、コストコ岡山の地元最新情報を随時更新していきます。チャンネル登録と「いいね」いただけるとうれしいです。

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