【レビュー】エアコン室外機にミストクーラーを付けてみた

エアコンの電気代節約のために、窓ガラスの遮熱対策がひと通り完了しました。続いては、ベランダにあるエアコン室外機にミストクーラーを設置してみたのでご紹介です。

直射日光対策

我が家のエアコンは室外機が建物西側のベランダに設置してあるため、日中から日没まで直射日光が照り付けている状態です。室外機は45度を超えると冷房効率がガクッと落ちるみたいなので、あまりよい環境ではない。

赤外線カメラのFLIRで日中の状態を確認してみました。晴天下、天板の一番熱い箇所で50度近いです。制御基盤とかコンプレッサーとかが入ってるあたりで熱がこもっているようですね。

前面は41〜42度ぐらい。背面熱交換器の遮熱対策しとけば冷房効率よくなるらしいですが、これまでは特に何もしていませんでした。

シャワーで水をかけてやると一気に36度まで下がりました。打ち水効果というやつですかね。電気代節約のためにも何か対策したほうがよさそう。

遮熱マット

ということで、室外機に対策施すことに。市販の室外機カバーは値段高いので、ダイソーでいろいろ調達です。アルミジョイントマット(45 x 45cm)を2枚。窓ガラスに貼ったシートよりウレタンに厚みがあります。これを室外機の上に置いて太陽光を遮ります。

断熱効果のあるマットを直貼りすると排熱によくないので、間にスチールネット(200円)を挟んで固定して。

さらに転がってた板ゴムを下に敷き、隙間に風が通るようにします。これなら直射日光による室外機本体の温度上昇を防ぎつつ、室外機からの熱も排出できるはず。

風が強いので、梱包ロープで飛ばないよう固定して完了です。ついでに、直射日光が当たらないよう衝立を室外機の前に置きました。これでだいぶマシになったはず。

ミストクーラー

さらに、室外機裏にミストをあてて温度を下げることに。タカギ ミストクーラー G701で2,118円なり。

エアコンの室外機は内部のファンを回すことで、後ろから入ってきた空気で金属製のフィンを冷却しています。熱くなった空気は前面から排出されます。なので、節電対策としては室外機の後ろ側の温度を下げるのが効果的です。

ミストクーラーを室外機後ろの手すりに固定します。ミスト噴霧口が3個あるので、フィンの上部2箇所と中央に満遍なくミストがかかるよう取り付けました。

見えにくいですが、ミストが噴出されることでフィン周辺の空気が気化熱で冷却されて冷房効率がよくなるはず。公共施設とかに設置されている専用のミスト発生機と異なり粒が大きく水っぽいですが、手をかざすとヒンヤリするのでそれなりの効果はあるみたいです。

このままだと、24時間、水を流しっぱなしになるのでタイマーで制御することに。ミストなので水道代は知れてると思いますが、Aliexpressでスマホで遠隔操作できるスマート水栓を見つけたので注文してみました。詳しいレビューはこちら。

効果測定

ミストシャワーと遮熱シートの設置による効果はどれほどのものか。例年この時期、日中は27度設定でエアコン動かしていましたが、29度設定でも肌寒いぐらい。30度設定でも問題ないぐらいの快適さなので、電力消費は減っているような気はします。

ということで、FLIR使って実効果を測定。まずは遮熱シートの効果から。測定した日は曇り空でしたが、室外機本体表面の温度は38度です。

シートの下側を測ってみると31度台と約6〜7度下がっています。遮熱シートはかなり効果ありですね。

続いてミストシャワーです。稼働していないとき室外機後ろのフィンの温度は35度程度。直射日光が当たらないので表面よりは低いです。

ここにミストシャワーを当ててやると一番温度の高いとこでも32度いかないぐらい。4度ぐらい下がってますね。ここの温度が低いほどエアコンの冷却効果は高くなるので、メリットは十分ありそうです。

総合評価☆☆☆☆☆

実際の節電効果はエアコン電気代の請求書みないとわかりませんが、温度測った感じではかなり効果あるようです。導入費用もスマート水栓込みで5〜6千円程度とお手頃なのでやる価値はあるでしょう。



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