【レビュー】PanasonicのワイヤレスドアモニターVL-SDM310を買ってみた

事務所の呼び出し用インターホンを探していました。自分で取り付けできて、簡単かつ便利なのん。候補に挙がったのがパナソニック製品。なんでも留守中訪問者があったらメール転送ができるということで、宅急便がきたときなんか便利そう。ということでワイヤレスドアモニターVL-SDM310-Wを買ってみた。

取り付け方法は
仕組みは簡単。玄関ドアの上部にカメラをはめ込む。手元のモニターに無線で画像が転送される。ゆえに難しい工事は不要です。付属の六角レンチでカメラ部分のパーツをドアのサイズに合わせるだけなので、3分程度で簡単に取り付けできました。モニターはコンセントに挿すだけ。とりあえずはこれで使えるようになります。

ん?チャイムは?
おー、意外と簡単に取り付けできたね。ん?ん?ん?チャイムは、、、あっ、ねーや。そうです。このワイヤレスドアモニターは、名前のとおりドアモニター。マンション備え付けのチャイムが鳴ったら玄関の様子を確認する機器なのでした。ゆえにチャイムは別途必要だったのです。

パナソニックのドアモニター
ここで少し整理しておきましょう。パナソニックからはドアホンとして各種製品が出ています。ざっくりわけると、有線で工事が必要なタイプと、簡単工事のワイヤレスタイプ。

有線タイプは、上は6万円から、下は1万円を切るものまで各種ありますが、別途配線工事が必要になります。よって詳しくはここでは省略。

工事のいらない無線タイプは2種類。ワイヤレスドアホンと、このワイヤレスドアモニターです。

ワイヤレス2機種の違いは
2機種の違いは、チャイムのあるなし。そして取り付け場所。ドアホンは呼び鈴がついていますが、壁面への固定が必要。とはいっても、ネジで固定か、両面テープで貼り付けるだけなので有線タイプよりは楽ちん。一方、ドアモニターはドア上部に固定するだけで済むが、チャイムはなしとなります。

ドアモニターはさらに、3系統ありまして、録画機能のあるなし、加えてスマホ連携とチャイムリンク機能がついた最上位機種になります。最上位機種といっても価格は17,000円程度なので有線タイプと比べると安い。

スマホ連携のできるVL-SDM310
前置きが長くなりましたが、今回スマホ連携機能に釣られて購入した、いや購入してしまったSDM310。このままでは呼び鈴として使えない。ということで、別途、呼び鈴を購入する必要が。近所のホームセンターでオーム電機のワイヤレスチャイムOCH-210を買ってきた。

ワイヤレスチャイムを取り付け、一応設置完了。これで、チャイムが鳴るドアモニターで玄関の様子を確認応対という流れができるようになったわけですが、ここからが楽しくなるところ。

チャイムリンク機能
SDM310にはチャイムリンク機能なるものが搭載されています。簡単に説明すると、チャイムの音を認識してモニター画面が自動表示&録画開始されるというもの。チャイムリンクで登録できるのはパナソニック製品でなくても大丈夫。「ピンポーン」「ピンポンピンポン」の2種類の音なら登録できるようです。メロディ音とかは登録できないので要注意。

チャイム音の認識はモニター側で行います。OCH-210の受信機をモニター近くに置き、機器の指示通り登録を行います。ちょっと個性的なOCH-210のチャイム音でしたが無事登録完了です。これで、チャイムが鳴る自動でモニター表示と進化しました。

スマホ連携機能
SDM310で、若干不便なのが、モニターをコンセントに接続するため、コンセントのあるところでしか応答できないという点。そこで、SDM310をWI-FIルーターに接続し、スマホにアプリを入れておけば、WI-FI経由でiPhoneなどでも来客応答ができるようになります。これでトイレに籠ってるときなんかでもOK。ただし、あくまでWI-FIルーターの中でしか機能しないので、外出先などでは対応できません。

メールでお知らせ機能の設定
SDM310のキモ、メールでお知らせ機能について。これはなんとも便利な機能です。チャイムリンクで来客があった場合、メールで携帯なりパソコンなりで画像を転送してくれる機能です。

チャイムが鳴る自動でモニター表示メールで画像を転送となります。これにより、外出中でも来客が来たことがわかります。

設定は少しメールの知識が必要です。まずはメールサーバーの登録が必要。登録したメールサーバーからメールが送信されます。ここではyahooメールでの登録方法を例に説明。登録すべき情報は5種類。①送信元メールアドレスSMTPサーバーポート番号セキュリティの種類SMTP認証です。

①はyahooメールのアドレスxxx@yahoo.co.jpですね。②③④は、「設定・その他」→「POP/ IMAPアクセスとメール転送」→「ブラウザーアクセスとPOP/IMAPアクセス」の「設定情報」で確認できます。②はsmtp.mail.yahoo.co.jp、③は465、④はSSLとなります。⑤はyahooのIDとパスワードです。

これでサーバーの設定完了。注意するのは、これはあくまで送信元のメール設定だということ。設定したメールアドレスからお知らせメールが発信されるということで、受信メールは別途設定が必要になります。通知先メールアドレスで携帯のメアドなりPCのメアドなりを登録すれば完了です。

メールでお知らせ機能の使い勝手は?
長くなりましたが、これで設定完了。来客があれば、留守でも携帯メールにお知らせ画像が届くようになりました。ただし、チャイムを鳴らしてから録画開始までに若干のタイムラグがあるので、ピンポンダッシュの犯人とかは撮影できません。画像もそんなに鮮明ではないので、「あっ、クロネコさん来たのね」ぐらいの感じ。それでも十分役に立ちます。

なお、この機能はあくまでチャイムが鳴った場合のみ。不審者が玄関回りをうろついているなんて場合は機能しません。が、SDM310+OCH210の組み合わせでさらなるセキュリティ対策機能を追加できることを発見です。長くなったので、詳しくはOCH210編を買ってみたで紹介します。

総合評価(☆☆☆☆★)
ということで、VL-SDM310の評価を。取り付けは簡単。機能も文句なしです。有線機種に比べると若干反応が遅いかなという感じ。持ち家などで工事可であるなら有線タイプのほうがいいかもしれません。あと、詳しくはOCH210編で書きますが、不満というほどでもないですが、赤外線センサーやドアセンサーなど拡張機能(有線タイプには有)があれば便利だったなあ残念という感じ。全体的には満足しています。

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