コストコのない岡山県民が、他県民に自慢できる格安ディスカウントスーパー、それがラ・ムーです。とにかく安い。衝撃の198円弁当をはじめ、100円たこ焼き、3斤サイズで298円のビッグアルプスブレッドなどなど、驚き価格の数々です。岡山にコストコが無いのはラ・ムーがあるからだと本気で思っている人もいるぐらいです。そんな、イカれたディスカウントスーパー「ラ・ムー」の中身を詳しく紹介していきます。レビューの王子さまは、予言します。近い将来、ラ・ムーが日本を支配する日が来ます。
【ラ・ムーとは】
まだラ・ムーを知らない人のために、簡単にラ・ムーについて紹介しておきましょう。ラ・ムーは、岡山県倉敷市に本社を置く大黒天物産が運営する総合ディスカウントスーパーです。
ラ・ムーのほかにも、「ディオ」、都市型コンビニタイプの「ら・む〜マート」などを展開しています。ラ・ムーとディオは、どちらもディスカウントスーパーですが、同じ敷地にいろんな店舗が併存しているお店はラ・ムー、単独店舗の場合はディオとなっています。
売上高は2200億円を超え、岡山県本社の会社では、ベネッセホールディングスに次ぐ2番目の売上高を誇る企業です。
カテゴリーとしては、食品製造小売業に分類されます。自社で企画開発した商品を、グループ内に保有する生産者や工場を使って製造し、余計な流通コストを排除することで、驚きの低価格を実現しているのが特徴です。ユニクロやニトリの食品スーパー版と捉えればわかりやすいです。
同社が開発・販売するプライベートブランドのD-PRICE商品は、他社を圧倒する安さです。岡山県を中心に、西日本各地に出店しており、現在は中部地方にも攻勢をかけています。今後は関東地方への出店も視野に入れているようです。
【エントランス】
それでは、さっそくお店の中へ入ってみます。今回訪れたのは、岡山駅から車で北東に10分ほど走ったところにある岡山中央店です。敷地内には、ユニクロやGU、ダイソーもあって、お買い物するには便利です。
こちらがエントランスです。商品を箱積みすることで、倉庫が不要になり、陳列の手間も省けることから人件費が削減でき、コストカットに繋がるようです。
【生鮮食品コーナー】
それでは、店内を見ていきましょう。生鮮食品→鮮魚→精肉→乳製品と外周から攻めていきます。
まずは、生鮮食品コーナーからです。ラ・ムーの売り場は、品数を絞り込んで販売しているのが特徴ですね。訪れたのは9月19日、平日の火曜日で、果物の端境期なのか、いつもより種類が少ないかな。
バナナはフィリピン産が一房(4本)で138円、カンボジア産は149円です。通常価格です。なお、これから紹介する価格はすべて税込です。
リンゴも箱積みです。少し傷がありますが、そのぶんお安くなっています。
輸入ぶどうはワンパック200円台です。種無しで皮ごと食べられるトンプソンという品種です。甘くておいしい。
白菜4分の1カットが138円。このあたりは街なかのスーパーとそんなに変わらないような。
カット野菜は、540グラムで198円です。ラーメンや焼きそば作るときに便利です。
群馬県産の千切りキャベツ徳用は、300グラムで128円とお得です。サラダや広島風お好み焼き作るときには欠かせません。
ネギ好きには、うれしいカットねぎ徳用、200グラムの大容量で180円です。ラ・ムーの生鮮食品は、大容量タイプが特にお安いイメージです。
北海道産玉ねぎ4個入りで168円です。中国産なら、さらにお安くなります。
価格高騰している玉子は、Lサイズ10個入りで298円です。
【鮮魚コーナー】
ラ・ムーの鮮魚コーナーは、安売りスーパーの割に品質よくて、評判も上々です。特に地もののお魚がおすすめです。岡山県産せいごが2尾で321円。
岡山名物のヒラという魚です。煮つけにして食べます。以前、さんまのホンマでっかTVで出口先生が絶賛していました。岡山以外ではあまり食べないらしいです。小骨があるので骨切りした状態で店頭に並んでいます。
ボラのように、一般的なスーパーでは扱いのないような珍しい魚も売ってます。どうやって食べるんですかね。
自社で魚を捌いているので、鯛やブリのアラなんかも扱いがあります。お鍋の季節はよく利用しています。
この日の目玉商品は、刺身用の福岡県産活け〆天然はまちです。片身で598円はかなりお得です。買っちゃいました。
惣菜コーナーのお寿司は味がイマイチですが、鮮魚コーナーのお寿司はネタも新鮮でおいしいです。
お子さんに人気のサーモンもおいしいですよ。
お気に入りは、うなぎ丼で398円です。この日は、メガ598円を購入。普段利用しているら・む〜マートは、鮮魚の扱いがないので、テンション上がりますね。
【精肉コーナー】
続いて精肉コーナーです。ラ・ムーといえば、輸入肉を中心にお肉が安いイメージです。
ジャンボハンバーグは775グラムで375円、グラム48円です。ところで、このまま焼く人いるんですかね?
こちらの米国産牛タンはグラム753円と少しお高めですが、厚みもあっておいしいです。この日は無かったですが、ブロックで買うのがおすすめです。
写真の豪州産アンガス牛ロースかたまりは、596グラムで1274円です。グラム213円。カレーなんかにも使えます。
よく買うのが、ブラジル産豚トロネックです。コリコリしてておいしい。グラム158円です。
米国産豚ロース厚切りカットは、473グラムで505円。グラム106円です。円安でもこのお値段はがんばってますね。
ブラジル産若鶏もも肉(解凍品)メガは、1063グラムで722円。グラム67円は安い。
国産も、鹿児島県産桜島どりがキロ950円とお手頃価格です。
最近ハマっているのがさくらスモークチキンです。自社製造のD-PRICE商品で、204グラム入りで214円です。値段はコンビニと同程度ですが、中身が2倍です。
こちらのベーコンは、D-PRICE商品ですが、米久製造です。195グラムで278円とお得です。米久のベーコンは、大手スーパーだと400円以上しますね。
5時頃になると、一部商品が値引きされます。さっき見ていた牛たんにも3割引シールが貼られています。
【加工食品】
加工食品コーナーへ移動します。人気の納豆コーナーです。D-PRICEの国産納豆は45グラム✕3個で82円です。
大人気商品の3パック47円納豆、たれ、とっちゃいました小粒納豆は売り切れです。ラ・ムーの人気商品は、夕方には売り切れているものもあります。お昼すぎぐらいに行くのがおすすめです。
讃岐うどん1袋18円、焼きそばも同じ値段です。安い…。
細うどんは、さらに3割引になっています。
お豆腐は1丁38円。D-PRICEが安すぎるんです。
【乳製品コーナー】
乳製品もお安いです。牛乳はいつでもこの価格です。
この日は近所のらむ〜マートでは取り扱いのない北海道根釧牛乳を買ってみました。
ラ・ムー名物のラブエールは、10本入りで98円です。
こちらも人気商品です。D-PRICEのメガチーズケーキで798円なり。形が崩れているからか、3割引になっています。田口食品オランジェの製造です。
【冷凍食品コーナー】
冷凍食品も見ておきましょう。純氷は、1キロサイズが89円です。
3キロサイズは、238円でさらにお得です。
D-PRICEの冷凍うどんは5個入りで179円です。
冷凍パスタなんかもお得です。
450g入り炒飯が213円です。やはりD-PRICE系はコスパよくて、狙い目ですね。
ガリガリくんに。
あずきバーです。
ラ・ムー名物ゴールデンハンマーのアイスは1本29円です。カフェインとタウリンを配合しています。
【飲料コーナー】
飲料コーナーでは、ペットボトルの飲物が安くておすすめです。長良川水系天然水のミネラルウォーターは、2リットルで56円と激安です。
当然に、ウーロン茶など各種お茶も安いです。
愛用している強炭酸水は1.5リットルで105円です。炭酸強めで好きです。
コカ・コーラ2リットルが178円。ナショナルブランドの商品も他店より安いです。
D-PRICEブランドの缶コーヒーはいずれも30円です。
各種栄養飲料です。安すぎて効果を疑いますが、タウリンなど有効成分はしっかり入っています。
赤まむし…。42円か。これはさすがに飲むのに勇気がいるな。
ラ・ムー名物のエナジードリンクゴールデンハンマーは、アルギニン500mg配合でこのお値段です。
アルコール類は、そんなに安くないイメージですね。
【その他】
そのほかの商品も、さくっと見ておきましょう。エストニア産の細長シート状ポテチ「バルスナック」は、サワークリームオニオン味を食べたことありますが、ちょっと味が薄いかな。
D-PRICEのお好み焼きソースはオタフクの半額です。オリバーソース製です。
レンチンごはんは、200グラム✕3パックで213円。1パックあたり71円です。
カルビーのポテトチップスが安いですね。
日用品は品揃えがイマイチです。あまり利用しません。
業務用のソースなんかも扱っています。
D-PRICEのカップヌードルです。エースコックが作っているので普通においしいです。イカ焼きそばだけは、大きな容器の割に中身スカスカなので買わないほうがいいです。
【まとめ】
ということで、まとめです。ラ・ムーの商品は、とにかく安いです。特に、プライベートブランドのD-PRICEがおすすめです。一般的なスーパーの3〜5割引ぐらいの価格設定です。かといって、品質が著しく低いということはありません。
まあ、商品によっては、イマイチなものもありますが、全体的にお値段以上のクオリティです。特に、お肉やお魚なんかは、よそのスーパーで買うのがアホらしくなるぐらいの出来栄えです。
似たような業態に業務スーパーがありますが、両者を比べると、業務スーパーは、生鮮食品が今ひとつな印象ですね。やはり、そのあたりが、ラ・ムーの強みと言ってよいでしょう。
一方で、ナショナルブランドは、商品によってはあまり安くないものも置いてあるので、そのあたり、見極めが必要になります。酒類もそんなに安くないイメージですかね。
人気商品は夕方には売り切れていることもあるので、早めの買い物がオススメですが、夕方から、肉や魚が値引きになるのでそれ狙いで遅めに行くのもアリです。
今回は、わたしのお気に入りを中心に紹介していきましたが、みなさんのおすすめ商品ありましたら、コメントいただけるとうれしいです。チャンネル登録いただくと、ラ・ムーの最新情報をお届けします。
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