【レビュー】最強スマートウォッチKAIHAIを買ってみた

 

XiaomiMi Watchが春節で配送遅延の影響受けて、結局キャンセルすることになりました。てことで、新たに4G LTE搭載のAPPLIPP MAXを購入したわけですが、いかんせんサイズ感あり過ぎなので、健康管理機能に重点を置いた普段使いのスマートウォッチも併せて物色。KAIHAIというメーカーの製品をポチッてみました。

商品概要

商品はKAIHAIという中国のスマートウォッチメーカーのもの。いろいろ探してみたところ、こちらのメーカーの製品が健康管理のためのいろんな機能を全部載せしてるぽい。

商品は、テキサス・インスツルメンツ(TI)製のPPG(光学式心拍センサー)、ECG(心拍センサー)を搭載し、体温血圧血中酸素濃度HRV(心拍変動)などを測定できます。お値段は5,030円(Aliexpress)と、2〜3千円台が中心のこの手のスマートウォッチとしてはちょい高めですが、いろいろ測定できて便利そう。

ちなみに、ECG(心電図)センサーは、心腔の拡張と収縮を制御する電気信号によって生成される生体電位を測定します。PPG(フォトプレチスモグラフィー)センサー は、光ベースのテクノロジーを使用して心臓のポンプ作用によって制御される血流の速度を感知します。電気と光、2つのセンサーを組み合わせることで血圧などを測定できるようです。

ハードスペック的には、重量25グラムで、100mAhのバッテリーを搭載。IP67防水対応などスマートウォッチとしての基本的な機能は抑えています。

機能紹介

簡単に機能を紹介しておきます。このスマートウォッチを身に着けておくことで、スマホアプリに24時間、体温血圧心拍数血中酸素濃度データを測定・記録できます。いろいろ探しましたが、体温血圧の両方が計測できるスマートウォッチは珍しいです。

血中酸素濃度は、新型コロナでも話題になりましたが、血液中の酸素濃度値です。常時身につけられる時計タイプなので、睡眠中の数値を測定でき、呼吸停止で酸素濃度が低下する睡眠時無呼吸症候群の診断にも使えます。アプリでは計10種類の病気の兆候も測定できるようです。

また、HRV(心拍変動)は、心拍間のミリ秒単位の一定の変動のことで、ストレス測定などに用いられるようです。最近のパルスオキシメーターはこのHRVを測定できるものが増えていますね。

開封してみた

ということで、商品届いたので開封です。同梱品は、本体と説明書のみ。充電器等は付属しません。シンプルですね。

ボタン類は、本体画面下部にタッチセンサーがひとつだけ。右側面にあるのはECG測定用の電極です。

背面には光学系のセンサーと電極✕2があります。ゴムバンドを引っこ抜くと充電用のUSBオス端子が出てきます。

画面下のセンサーをタッチすると時間が表示されます。アプリから画面デザインの変更ができます。2種類しかありませんが。

センサーをタッチするとモードが切り替わります。天気歩数距離消費カロリー運動モード心拍数測定血圧測定パルスオキシメーターBPM計測体温計メッセージ電源ーと測定項目が多く多機能です。メニューによっては、センサー長押しで設定変更等の画面に進むことができます。

アプリ設定

時計単体でも機能しますが、スマホアプリと連携させることで、各種データを記録できるほか、ECG(心電図)の測定ができます。

Google プレイストアから専用アプリMeCareをインストールします。

ユーザー登録して、スマホとBluetoothでペアリングしたら準備完了です。なお、インストール後アプリをアップデートするとSmartHealthというアプリがインストールされるナゾ。。。

1日の歩数、歩行距離、消費カロリーが表示されます。歩数は30分単位で確認できます。

ウォッチで測定した各種データがスマホアプリに反映されます。各項目をタップすると10分単位の測定結果が表示されます。ECGテストはスマホアプリから測定します。血圧の数値はあまり正確ではないような。調べてみたら最初にキャリブレーションが必要なようです。はじめに医療用の血圧計で測定した数値をアプリの血圧校正画面に入力すると正しい数値が表示されるようになります。

睡眠測定では、深い眠りや浅い眠りなど、眠りの質を測ることができます。HRV(心拍変動 ) は心拍の変化を表す尺度です。正常値は20以上。CVRRは自律神経機能の異常を調べる検査です。特に、糖尿病患者様に多くみられる自律神経機能障害の程度を検査するために多く用いられます。年齢にもよりますが概ね2-3以上の数値なら正常です。

血中酸素は、新型コロナでも注目されている数値です。正常値は96-9995より下だと要注意です。呼吸数は1分間の呼吸回数で、安静時の正常値が12〜20です。温度は体温ですね。

アプリからは、ECG(心電図)を測定することができます。ECG測定は、本体右側面の電極に右手を添えて測定します。測定結果は異状なし。

アプリの翻訳が変ですが、写真のとおり10種類の病気を測定できます。自動では測定できないので、週1程度で定期的に測定するのがよさそう。

総合評価☆☆☆☆☆

これ1台でかなり広範囲な測定ができるのはうれしいですね。はじめのキャリブレーションだけきちんとしておけば、専用の計測機器と比較して数値も比較的似たものが出ているので精度的にも問題ないようです。電池の持ちもよく、アプリの日本語がヘンなことを除けば、特に不満が見つかりません。家族に高齢者がいるなら着けてもらうと安心ですね。文句無しで星5つ。



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