HEADWOLFから新しい8インチタブレットFPAD 3が登場しました。フルHDパネル&4G LTE搭載で、約1.7万円という魅力的な価格帯です。先日、日本国内でも発売開始されたALLDOCUBEの8インチタブレットiPlay 50 miniなどと比較しながら詳しく紹介していきます。
なお、商品はすでに日本のAmazonで販売開始されています。8月11日お届け予定で、価格は25,999円ですが、9,000円の割引クーポン使えて1.7万円です。スペック的にSoCがUnisoc T616でメモリ4GBってとこに目をつぶれば本命といってよいでしょう。
※8月7日追記 SNS情報によると、先着組が確認したところ、ストレージがUFS2.2ではなく、安価で低速なeMMCだったとの情報が出回っています。購入を検討中の人は少し待ったほうが良いかもです。
【実機レビュー】Android 8 inchタブ本命 iPlay 50 mini到着
【スペック】
主なスペックは写真のような感じです。廉価版8インチタブでは珍しいフルHD対応の8.4inch 1980×1200(270ppi)IPSパネルを搭載。Widevine L1対応でアマプラなどフルHD画質で視聴できます。重量317グラム、LTEやGPS搭載など、廉価版8インチタブレットの不満点をほぼほぼ解消しています。
気になるのは、SoCがUnisoc T616と今どきのスマホと比べると、やや非力な点。RAMも4GB(+仮想メモリ4GB)と物足りませんが、ストレージは128GBで小型軽量タブレットとしては十分な容量です。ストレージのUFS2.2は、UFS2.1より書き込み速度が大幅にアップしています。
Unisoc T616はベンチマークスコアでSnapdragon 678と同等ということで、ひと昔前のSnapdragon 820程度の性能はあるみたいです。ただ、Snapdragon 820と比べるとGPU性能は低めなのでゲームとかは厳しいかな。まあ、一般的な用途であれば問題ないでしょう。
価格は、Aliexpressで本体+USBケーブルのモデルが$20の割引込みで、1.5万円 / $110(※8月1日現在)です。
日本のAmazon公式ストアでも、すでに販売開始されています。こちらは25,999円で、9,000円の割引クーポンを使って1.7万円です。8月11日お届け予定。注文したので到着次第レビューします。
【スペック】
詳細スペックを見ていきましょう。Androidのバージョンは13。RAMは4GBですが拡張でストレージの一部をRAM(+4GB)として使えます。ストレージは128GB(UFS2.2)で、外部メディアとしてMicro SD(最大2TB)が使えます。
画面の輝度は360ニット。iPad miniなど今どきのタブレットが500 nitあるので、やや暗いかなという印象。室内で使うぶんには問題ないですが、晴れた日に屋外で使うのは厳しいですかね。
LTE通信については、Band 1/2/3/4/5/7/8/19/20/28/41をサポート。一般的な中華スマホ同様に、プラチナバンドをサポートするソフトバンクSIMと相性がよいです。ドコモ系もプラチナバンド19をサポートしています。au系はプラチナバンド(18/26)が使えないので、地下街や建物の中などでは繋がりにくくなります。楽天モバイルも使えますが、こちらはそもそもプラチナバンドがない上、auローミングでもプラチナバンドが非対応です。
※8月17日追記 楽天モバイルSIM入れてみたところ、Band18で繋がります。公式スペックでは非対応となっていますが、Band18使えるみたいです。
カメラは、メインが1300万画素で、セルフィーが500万画素です。
センサー類は、加速度センサーとGPSセンサーのみ。GLONASSには対応していないようです。ちょっとさみしいですね。
スピーカーはステレオです。指紋認証などセンサー類は搭載されていません。顔認証には対応しているようです。
外部端子は3.5mmオーディオジャックが付いてます。
バッテリー容量は5,500mAhと十分です。充電速度は10W(5V 2A)で急速充電には非対応。値段が値段なので全体的にコストカットしている感は否めません。
【iPlay 50 mini】
価格帯からみて、おそらく、この2機種が比較対象機種になると思われます。同時期に発売開始されたALLDOCUBEのiPlay 50 mini(Unisoc T606)と、まもなく発売開始のiPlay 50 mini Pro(Helio G99)です。比較してみましょう。
まずは、iPlay 50 miniから。SoCがワンランク下のUnisoc T606であることに加えて、ストレージが64GB、バッテリー容量4,000mAhといったあたりが物足りないですかね。スピーカーも今ひとつです。
一方で、重量が292グラムと軽量な点は大きなメリットです。とにかく軽いタブレットを望む人にはおすすめです。価格も、Fpad 3より気持ち安いかな。ただし、日本のAmazonでは現在売切中です。
Fpad 3は、SoCなど基本性能が上回っている点に加え、LTEがDocomoのプラチナバンド(Band 19)に対応している点は高評価です。ディスプレイ性能など詳しく比較していないですが、カタログスペックだけみるとFpad3のほうがいいかなあという印象ですね。
【iPlay 50 mini Pro】
Helio G99を載せたiPlay 50 mini Proも見ていきましょう。こちらは、まもなくAliexpressで販売開始予定です。SoCがHelio G99でRAM8GB、ストレージ256GBです。18W高速充電にも対応し、スペック的には文句なしですが、唯一の弱点がWidevineがL3でAmazonプライムビデオなど1080P表示に対応していない点です。
10インチモデルのiPlay 50 ProもWidevine L1には対応していないので、おそらく将来的にも対応しないのかな。2.6万円という価格の割にスピーカーがモノラルで、指紋認証など非搭載というあたりもマイナスポイントです。この辺りを許容できるなら、iPlay 50 mini Proはよい選択肢だと思います。
【Legion Y700 2023】
Androidの高性能8 inchタブレットといえば、Snapdragon 8+Gen1を搭載したLenovo LEGION Y700(2023)が候補に上がりますが、こちらはお値段高めであることに加えて、重量が347グラムとやや重いですね。300グラム超えると電子書籍読むときなど長時間片手で持つのは厳しいです。そのほか、LTEやGPS非搭載といったあたりも気になりますね。とはいえ、スペック求められるゲームをするなら、現状これ1択でしょう。
【比較表】
4機種のスペックを表にまとめてみました。タップすると拡大表示されます。【まとめ】
しばらく魅力的な機種が出てこなかった8インチタブレット市場ですが、各社から安価でスペックもそこそこな製品が出てきたのは、8インチタブレットファンとしては、うれしいですね。いずれのタブレットも一長一短あって、決定打に欠けるので、用途や予算に合わせてチョイスするのがおすすめでしょう。Xiaomiなどメジャーどころからも低価格高性能な8インチタブ出ないかなあ。FPad 3到着次第レビューしますので、も少しお待ち下さい。
【実機レビュー】Android 8 inchタブ本命 iPlay 50 mini到着
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